2010年3月より創業70年の老舗旅館鯨望荘の料理長を任されました中嶋健と申します。ここ志摩は、昔より伊勢の神々が愛した伊勢えび・あわびをはじめとする地物から、遠洋物までが一堂に会るまさに海の宝庫です。私は、この志摩で生まれ育ちこの志摩の大自然が育む極上の海幸を心込めて料理する喜び、そしてお客様に「美味しいね!」「来てよかったね!」とお声を頂ける瞬間が最高の幸せです。今後も最高の素材を見極め、素材の持つ旨みを引き出すお料理の創作に日々努力していきます。ご来館当日は、おもてなしの心を、味、そして盛りつけ・演出で表現させていただきます。是非、ご賞味下さいませ。調理長中嶋の創作料理季節ことに変わる料理長オリジナル伊勢えび料理などをお楽しみ下さい。
時間が止まったような懐かしさ。ず~っと居たくなる「ほっこり」する居心地の良い空間。そこは海女小屋(あまごや)。海女さんが海からあがった体を温めながら捕れたあわびやさざえを火場で焼いて食べる。火場を囲んで大好きなおしゃべりに花が咲く。ダイニング艪庵・宴会場・お部屋で海女の火場焼き実演いたします。
ここ浜島は、古くからカツオの一本釣りも盛んでした。その船上で忙しい合間を縫って食べる漁師料理として産まれたのが「てこね寿司」。日持ちするように用意した酢飯と、釣れたカツオを手でこねて食べたことが始まりです。今では、志摩地方のお祝い事に欠かせない味。もてなしの心を伝える郷土料理の一つです。
伊勢えびの頭や殻を豪快に入れたみそ汁「長寿汁」。旨みが凝縮したみそが溶け、殻からはおいしいダシがたっぷり。その深い味わいに、舌の肥えた漁師さんの顔も思わずほころぶ絶品です。おいしさと滋養で寿命も延びる、地元の味をたっぷりお楽しみ下さい。
三重県では、全国に通用する高い商品力があり、県のイメージアップにつながる県産品とその生産または 製造に携わる事業者を「三重ブランド」として認定し、全国に情報発信していく「三重ブランド認定制度」を創設されました。 |
長い髭と腰の曲がった姿から、長寿を祝う縁起物として、古くから貴ばれてきた伊勢えび。独特の甘さとぷりぷりの食感、みその濃厚な味わいは、まさに「王者」と呼ぶにふさわしい食材です。志摩海域は黒潮運ぶ豊富な栄養が魚介を育む最高の漁場。この地の伊勢えびが日本一と称される理由はここにあります。伊勢えび漁は10月~4月
ここ志摩半島は日本一の海女どころです。しかしここ数年、海女の最大の獲物であるあわびの減少が深刻になってきています。漁に時間制限を設けたり、寸足らずは海に戻すのも慣例です。海女はとりすぎないよう、資源保護につとめています。海女が命がけでとる絶品の「あわび」をご堪能下さいませ。
あわび漁は4月~9月
伊勢湾を含む遠州灘から熊野灘にかけての海域で漁獲される体重700グラム以上の天然トラフグのことで、志摩の国漁業組合の安乗(あのり)漁港を中心に水揚げされることから「あのりふぐ」と呼ばれています。もっちりとした歯応え噛めば噛むほど旨みが滲み出る「てっさ」、ほくほくの身をじっくり味わうなら「てっちり」、ジューシー骨まで美味しい唐揚げ、最後はふぐの旨みが凝縮した雑炊で・・・身の締まったあのりふぐ独特の旨み。上質天然とらふぐ(あのりふぐ)を存分に味わいましょう♪
あのりふぐ漁は10月~2月
舌の上でとろけるほどに上品な素材を堪能!!明確な定義のもとに生産される松阪牛は「肉の芸術品」として世界から賞賛されています。その土地で味わえる、地場産和牛は、旅の楽しみ。ほおばった瞬間に広がるジューシーな肉汁、とろける脂に噛むほどに染み出るうまみ…。シンプルなステーキだからこそ、味わえる逸品です。
的矢湾はプランクトンが豊富で栄養豊かな海水です。そこで養殖されたカキは、甘味が強くまさに栄養満点です。紫外線で滅菌された海水で18時間以上浄化しているので、安全で安心してお召し上がり頂けます。
的矢がき出荷は10月~3月事前予約にて承ります。
温泉と海の幸に欠かせないのが「お酒」。海の幸によく合う地酒・地ビール・ワイン・焼酎などを取りそろえました。