アーティスト独自の世界観で表現された『コンセプトルーム』や
こだわりの家具やアートワークで客室を飾り、
友人の部屋で寛ぐような居心地のよさを感じていただけます。
コンパクトながら、シンプルで飽きのこないデザインの室内は、
一日の疲れをいやし、訪れる方それぞれのニーズに合わせ、
ご利用いただけます。
※お部屋は全室禁煙となります。
Concept Room No.152
写真家・蜷川実花氏によるコンセプトルーム。客室全体をギャラリー空間に見立て、壁面全体に桜の写真作品を施しました。昼と夜に撮影された表情の違う満開の桜は、庭に植えられた本物の桜の木や、庭の景色を取り込むリビングエリアのミラーテレビとも関係性を強め、時間や季節の移ろいを感じさせてくれます。今後、庭にも蜷川氏の作品を展示し、全体が一つの作品として、更に繋がりを強化していく予定です。
Concept Room No.154
彫刻家・名和晃平氏によるコンセプトルーム。部屋全体を「重力」というテーマで構成しています。部屋全体を薄いグレーのトーンに統一し、素材感が際立つ空間としています。メインの壁面には、垂直に張ったキャンバスの上から絵の具を流して描いた平面作品「Direction」が展示されています。対面する壁面には、振り子式のドローイング装置によって描きだされた平面作品「Moment」、その頭上には、藤元明氏とのコラボレーションで生まれた「PixCell- Axe(Mica)」が壁に突き刺さっています。また、振付家 ダミアン・ジャレとのコラボレーションによるパフォーマンス「VESSEL」のダンサーたちを彫刻にした作品や、庭には重力・空間・生命の関係性を表現する彫刻「Ether」を配置しています。室内にあるテレビはミラーテレビとなっていて、客室に入った時に風景が反射し、庭を取り込むようなデザインになっています
Concept Room No.160
京都を拠点に活動する現代アーティスト・木村舜氏のコンセプトルーム。
木村氏は、「人」を題材に、日常生活の中で感じた事や体験を元に作品を作り続けています。
客室から屋外に至るまで展示されている人型の彫刻や、ドローイングと詩が描かれたオリジナルカーテンには、木村氏の空想の中に存在するモンスター達が描かれ、不気味さと愛くるしさにあふれた、独創的な空間になっています。
作品を見ると、日常生活の中でふと感じる「見られている」という感覚を引き起こすかもしれませんが、不気味さや不安、苦痛だけでなく、木村氏の深い空想の中に入り込んだような気分に浸れることでしょう。
Concept Room No.652
京都を拠点に活動する宿泊型のアートスペース「KYOTO ART HOSTEL kumagusuku」によるコンセプトルーム。kumagusukuのオーナーであり、アーティストでもある矢津吉隆氏が、映像作家の宮永亮氏をディレクターに迎え、リラックスした状態で作品を鑑賞してほしいという想いから「映像を見るための最高の空間」を作りました。ホルベイン工業と開発した「kumagusuku Black」を採用した漆黒空間の中でkumagusukuの世界観を表現した内装は、ホテルの中にホステルが入り込んでいるような入れ子状態をお楽しみいただけます。映像プログラムは定期的に入れ替わり、濃密でフレッシュな体験を提供してくれます。
Concept Room No.656
美術家・金氏徹平氏のコンセプトルーム。身のまわりにある日用品や道具、漫画といった素材を用い、アートと建築とが一体化した圧倒的な世界観を作り出しています。客室には、タンバリンや日用品を繋ぎ合わせた照明器具や、備品を収納するプラスチックコンテナなど、機能性も担保された「作品のようなもの」に加え、京都を拠点に活動するデザインチーム「toolbox」とのコラボレーションによるオリジナルの家具を配しました。開放的であり、使い手によって変化するレイアウトが特徴的な空間です。
Concept Room No.662
現代美術家・ヤノベケンジ氏のコンセプトルーム。ヤノベ氏は、ホテルの客室によく見られる洋服用のフックや引出しの取手を大きくしています。一見すると蛸のようなユニークな形態となったベッドの上のフックのオブジェには、ナイトランプの機能が。机の前に置かれた取手のオブジェは椅子の役割に。ビックリハウス的な面白さと、手作り的な仕上げ、機能性へのこだわりが魅力的です。飾られているドローイングを見ると、実はここは巨大な少女《サン・シスター》の部屋。ヤノベ氏の作り出した物語に迷い込んだ気分になり、思わず笑みがこぼれるでしょう。
Concept Room No.664
京都を拠点に活動する表具師・井上雅博氏とストリートアーティストのBAKIBAKI氏によるコンセプトルーム。BAKIBAKI氏の描く大胆かつ繊細なラインを、井上氏が和紙本来の持ち味を活かしながら表現した、伝統工芸とストリートアートの融合をお楽しみいただけます。長い伝統と歴史に裏打ちされた素材と職人の技術、BAKIBAKI氏による壁画の異色のコラボレーションが魅力です。
Concept Room No.666
アーティスト・宇加治志帆氏のコンセプトルーム。ウォールペインターでもある宇加治氏が客室の壁に直接ペインティングを施したアートが特徴で、2次元的な表現から生み出された3次元空間をお楽しみいただけます。家具は宇加治氏によるコーディネイトで、年代物のアンティークを採用。カーテンボックスをオレンジ色にペインティングし、夕日の様な柔らかな光を演出。美しく優しい色合いが、滞在するお客様に安らぎを感じさせてくれます。
Concept Room No.668
美術家・宮永愛子氏のコンセプトルーム。コンセプトは「reading room」。客室はできるだけ白で統一し、透明感のある作品と空間がマッチし、クリアな印象を持つ客室となっています。壁には蝋紙で作られ空気を包んだ額縁の作品や、フレスコ紙に印刷された写真と鏡文字、字ではなく気泡がちりばめられた透明の本など、「読む」をテーマとした作品が並びます。宮永氏の制作コンセプトの「バランスを保ち続けながら安定を求め、世界は変化を続けている」ということを、それぞれの作品から読み取るように向かい合える作品となっています。