湯谷温泉の歴史
湯谷温泉の源泉・鳳液泉は、霊山鳳来寺山の開祖、利修仙人によって開かれたと伝えられ1300年以上の歴史と多くの伝承を持つ名泉です。1798年(江戸期)に建立された鳳液泉碑は、古来よりこの霊泉に浴した多くの人々が、薬師如来の仏徳を受けて、心身の病や怪我を癒したことを伝えられています。湯谷温泉にたびたび浴した利修仙人は、長寿を得、神仙の術を身に着けたと云われています。湯谷温泉とこれを囲む山河の景勝には、身体・目・心を清浄且つ伸びやかにし、精神と肉体の調和をもたらす効能があると考えられていたようです。