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恋する神社 vol.1 関東編 COMA's profilePICK UP! 縁結び絵馬 参拝マナー 気をつけよう!神社のきまり

scene.4 後世にも伝えたい「ふとした瞬間、気兼ねなく」 川越氷川神社

川越氷川神社
(かわごえひかわじんじゃ)

創建は1460年前に遡る古墳時代で大宮氷川神社より分祀。「お氷川様」と親しまれる。江戸時代には徳川の重臣が川越城主となり、総鎮守として尊崇された。素盞嗚尊(すさのおのみこと)・奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)の夫婦神とその6代孫の大己貴命(おおなむちのみこと)、奇稲田姫命の両親である手摩乳命(てなづちのみこと)・脚摩乳命(あしなづちのみこと)の5柱が祭神。

ご利益

:

縁結び、安産祈願、家庭円満

所在地

:

350-0052
埼玉県川越市宮下町2-11-3


交通アクセス
JR、東武東上線「川越駅」、西武新宿線「本川越駅」下車
東武バス1番乗り場 喜多町下車5分
東武バス7番乗り場 宮下町下車5分
TEL:049-224-0589
川越氷川神社を詳しく見る >

お参り宿 日付検索

電柱のないあけた空の先に鎮守の森があります。

恋の始まりを祈る、進行中の恋の成就を願う、恋人との絆を深める。神社は日々の些事や仕事に追われる日常から抜け出し、自分を自分らしく保ち、恋のモードにできる新しいスポットです。
都心から電車で30分と少し、蔵造りの街として知られる小江戸・川越にある、恋愛成就で名高い川越總鎮守氷川神社へ。電柱のない蔵作りの通りを抜けて小道を行くと、そこに鎮守の森が現れます。自然味あふれ、穏やかな歴史を感じる境内。目をつむると着物姿の女性たちの歩く姿が浮かんでくるようです。

氷川神社にまつわるエトセトラ

 大きな木造の鳥居が出迎えてくれる川越氷川神社は、1460年前の創建とか。
素盞鳴尊(すさのをのみこと)と奇稲田姫命(くしいなだひめ)の夫婦神、大己貴命(おほなむち)をまつり、古くからあつく崇敬され、親しまれてきた“お氷川さま”。
江戸時代には徳川家の重臣が治めることとなった川越藩の総鎮守として尊崇され、現在にいたります。ご祭神の関係から最近では恋愛成就の神社としても注目を集め、平日でも女性の姿が多く見られます。
ちなみに有名な、江戸の祭りを今に伝える川越祭りの発祥はここ。神輿や山車が町内を練り歩く姿に多くの観光客が集まります。

昔々神話の世界に、縁結びの起源はありました。

その昔、素盞鳴尊が出雲の地に降り立つと、脚摩乳命(あしなずちのみこと)と手摩乳命(てなづちのみこと)の夫妻が泣いていました。訳を聞くと八岐大蛇(やまたのおろち)という恐ろしい大蛇に自分たちの娘を差し出さねばならず、8人いた娘も一人きりになってしまったとのこと。
そこで素盞鳴尊は大蛇を退治するため、最後の娘・奇稲田姫命を櫛に変え自分の頭に隠し、大量の酒だるを用意しました。案の定、現れるなり酒を飲み酔い潰れてしまった八岐大蛇。すかさず素盞鳴尊は大蛇の首をはね、みごと退治します。その後ふたりはめでたく結ばれ、夫婦の神さまになったのです。ちなみに脚摩乳命と手摩乳命の名は足や手をなで子どもを思いやる心をあらわしたご神名だそう。これらのエピソードにより、“お氷川さま”は、昔から縁結びや家庭円満のご利益があるといわれています。

鎮守の森の借景に心はずませ

川越氷川神社の境内には、小さな山あり川あり泉あり……さらにご神木の「夫婦欅(けやき)」や、犬の横顔をした「戊岩」などもあり、と。まるで自然が凝縮された箱庭のよう。佇むと自然に体も心もほぐれていきます。また氷川神社の社紋でもある雲菱はとってもキュート。お守りにも縫いこまれているのでチェックしてみてください。

ぜ〜んぶ欲しい、縁結びに効くかわいいお守り

“氷川さま”では昔から、境内の白い小石を持ち帰ってお守りにすると良縁に恵まれるという言い伝えが。毎日巫女さんが丁寧に奉製しお祓いされた縁結び玉は、とっても可愛く確かなお守りです。
毎朝8時から限定20体、ちょっとだけ早起きして参拝してみてください。そのほかにも赤い糸で衣服に縫い付ける「縫いつけ守り」や寄り添う「縁結び守り」。

携帯ストラップになる「さくらさく守り」に「であいこい守り」、そして「縁結び絵馬」など。
どれもこれもかわいくて全部欲しくなってしまいます。ちなみに授与の際は巫女さんがちゃんとお祓いもしてくれて、細かいところにも心遣いを感じます。
ちなみに絵馬を奉納する通称“絵馬トンネル”は必見のスポット!

恋に恵まれる特別なとき、良縁祈願祭

毎月2回の縁起のよい末広がりの8日と、第4土曜日の“八の時刻(午前8時8分)”に合わせて「みなさまに良いご縁が授かりますように」とのことで良縁祈願祭が行われます。
最近では東北や沖縄などの遠方からも参列されるとか。朝7時50分までに集まると、拝殿にてご祈願をしていただけ、授与品として縁結び玉、絵馬、お札、「縁結守」などが授与されます。
ちなみにこちらは予約不要。人数制限もありません。「縁結び玉」だけじゃものたりないという方は、参列されてみてはいかがでしょうか。

まるで映画やドラマのワンシーン

人形(ひとがた)流しって知ってますか? どこかで観た映画やドラマのワンシーンのようですが、これは人の形をした紙を体の具合の悪い箇所にこすりつけて流すと、悪い部分が治るというおまじない。
ご祭神の素盞鳴尊が水を司る神さまであることに由来しています。まずは人形を手に取って三度息を吹きかけ、次に体、または体の悪い場所にこすりつけて厄や穢(けが)れを人形に移し、最後に「袚えたまえ 清えたまえ」と唱えて水に流します。

ずっと変わらずにある場所、伝えましょ。

森に囲まれた神社は、ヒーリング・スポットであり散歩スポット、日向ぼっこなんかもいいかもしれません。「神社って敷居が高いと思われがちなんです。どんなきっかけでも、いつでもふらりと遊びにきてください。神さまにお願いしたりお礼をしたり。初詣やお祭り、七五三のときだけでなくお散歩でもいいんです。それが次の世代にも引き継がれていくのです」と、権禰宜(ごんねぎ)の横山さん。恋愛祈願ももちろんですが、ふとした瞬間、気兼ねなく。ゆったりとした時間が流れる境丹  一信さん(左)、横山さん(右)内でぼーっとしてみてください。 水の流れや木々のざわめきに耳を傾けてください。そこではきっとすてきな時間を、すてきな自分を、見つけることができるでしょう。そしてそれを自分の子どもたちにも伝えていきたいものですね。

参拝マナー

参拝マナー
神社は、神さまが住んでいる場所。参拝にはルールやマナーがあります。少し背筋をただし、礼儀をもって接しましょう。

  • 身を清める 
    →シャワーを浴びるなどして身体の埃を洗い流し、身も心もすっきりした状態でお参りに出かけましょう。
  • 鳥居、参道での作法
    →鳥居をくぐる前に服装の乱れを整え、深いお辞儀を1回。参道では端を歩きます。※帰るときにも一礼をします。
    手水の作法
  • →御手水舎の前で軽く一礼します。
    →柄杓で左手に水をかけます。
    →柄杓で右手に水をかけます。
    →左手に水を貯め、口に含んですすぎます。水を出すときは手で隠してください。
    →柄杓で口をつけた左手に水をかけます。
    →自分の持った柄杓の柄に残った水をかけます。
    →柄杓を元の位置に戻し、軽く一礼します。
    参拝の作法
  • →お賽銭をやさしく賽銭箱に入れます。
    →深いお辞儀を2回行います。
    →拍手を2回打ちます。
    →心の中で感謝の気持ちを伝えます。
    →深いお辞儀を1回行います。
    まずは神様に日々の感謝をすることを忘れずに。お願いは、その次に。
  • お礼参り
  • 願いが叶ったら神社にお礼とご報告をします。お守りやお札をいただいている場合、祈願が成就した際に納めます。神社によってはご祈祷をしてくれるところもあります。
    ※それぞれの神社や地方、男女により、多少やり方が異なる場合があります。

  • 恋する神社 vol.1 関東編
  • 伊豆山神社
  • 箱根神社
  • 東京大神宮
  • 川越氷川神社

恋を叶える神社をじっくり堪能したのは

Goma [ 料理創作ユニット ]
「食」をテーマに、日常の楽しいこと、うれしいことをさまざまな形で表現、製造する料理創作ユニット。98年にアラキミカ(M)、遠藤順子(J)、中村亮子(R)の3人で結成、食べものだけでなくお皿やトレー、雑貨、メニューなど、食べものまわりの素敵な空間をプロデュースしています。現在では料理をはじめ、雑貨の単行本、雑誌、web上での作品発表、商品アドバイザー、商品デザイン、ものづくりワークショップの開催など、多岐に渡った活動を展開。この4月に〈atelier Goma〉で行われた大人数の展覧会『初恋展』の作品集、『初恋BOOK』(mille books刊/\800(税込)/1,000部限定シリアルナンバー入り)も発売中。

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