富士見高原から甲斐駒ケ岳を望むとその左側中腹に、山肌が土砂崩れしたような部分が見えます。その部分が、日向山の雁ヶ原(がんがはら)。雁ヶ原には、風化した花崗岩の砂が広がりそこに岩塔が点在し、独特な景観を作っています。
矢立石と呼ばれる登山口から山頂までは、だいたい1時間半くらいの行程。途中には10/1〜10/9までどこまで歩いたか分かるように看板が出ているので、それを見ながら歩くとあとどれくらいか分かるでしょう。最初から半分すぎまでは、少しきつい上り坂もありますが、最後は比較的なだらかです。日向山は、1,660mというかなり低い山ですが、(ペンションがある富士見高原は1,300m程度なので)写真で見る景色はその低さを感じさせず、かなり雄大な印象を受けます。
山頂から西方向に少し歩くと富士山も見えます。
さて、こんなに素晴らしい日向山なので、いろんな方におすすめしたいところですが、難点は矢立石の駐車場の狭さ。車10台分くらいしかなく、あとは路肩に路駐。しかも行く途中の道は大変狭く、最後は未舗装でかなりの悪路。車が大切な方や、運転に自信がない方は、後悔するかもしれません。出来るだけ小さな車でどこにでも置ける自信がないとびっくりするかもしれません。
DATA
国道20号線、「道の駅 白州」横の道を日向山方向へ。矢立石登山口から徒歩約1時間半ほど。
駐車場は数台分しかありませんので、朝は早めのお出かけをおすすめします。
足もとははお世辞にも良くないので、必ず歩きやすい靴を用意してください。ヒールなどでは行く事が出来ませんので気をつけましょう。
入笠牧場
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入笠山山頂から見た八ヶ岳
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四季を通しておすすめの場所ですが、秋は、空が高くなり、空気も澄んでいるので、入笠山からの眺めも一段と魅力を増します。360度の大パノラマをご堪能ください。入笠山山頂へは、富士見パノラマリゾートのゴンドラリフトを利用して山頂駅から徒歩で約45分。または、お車で、マナスル山荘前の駐車場まで行き、そこから徒歩25分ほどで到着です。
山頂近くの駐車場までは山道を30分ほど走らなくてはなりませんので、運転に自信のない方は、富士見パノラマリゾートのゴンドラを利用された方が良いと思います。冬の雪が降ったシーズンは、富士見パノラマスキー場のゴンドラを使用してスノーシューでのハイキングも楽しめます。