『紀伊山地の霊場と参詣道』は、和歌山、三重、奈良の三県にまたがる3つの霊場(吉野・大峯/熊野三山/高野山)とそれらを繋ぐ参詣道で、2004年7月に世界遺産に登録されました。
紀伊山地の森林に覆われた山々は、古くから神仏の宿る場所として人々の信仰を集めていました。
そこに開かれた霊場は修験道・神仏習合・真言密教と異なる思想の文化を保ちながら、それらを繋ぐ道による交流で相互に発展し日本の精神文化の形成に大きく寄与しています。
自然と人々の信仰心によって生まれた『文化的景観』が評価される、世界でも珍しい文化資産です。
熊野古道には立ち寄りたい個性的なお店が多く点在します。自然の恵みで採れた地元の山菜や川魚など山里の素朴な味わいを楽しむ。とても贅沢なひと時です。
最初のおすすめは「田舎ごはんとカフェ朴」。動物性の材料は使わないマクロビオティックランチとスイーツ&穀物コーヒーはとっても体にやさしく、ココロから元気になれる 女性におすすめの料理です。
明るい笑顔で私たちを迎えてくれたのは、オーナー中峯さん。自分の夢である古民家と畑を再生し開業。旅人に熊野古道の自然、ありのままを感じてほしいと話すとおり、店の前にある菜園でとれた野菜なども取り入れながらあたたかくもてなしてくれました。
築100年以上の古民家を再生した、田舎ごはんとカフェの店。アンティーク家具のインテリアでココロ癒される空間です。マクロビオティックを基本とする料理、天然酵母パンの他、おみやげ品も楽しめます。定休日:水・木曜日 営業時間11〜18時
田舎ごはんとカフェ 朴 -BOCU-
住所/和歌山県田辺市中辺路町近露203
電話/0739-65-0694
大斎原の国道側鳥居のすぐ前にあるカフェボヌール。郵便局を改築した店内はまるでアートギャラリー。モーニング・ランチ・カフェの他、かわいい小物などもグッズも楽しめます。
カフェ ボヌール
住所/本宮町本宮436-1
電話/0735-42-1833
定休日/火、水
野中の一本杉がある継桜王子の横に立つ昔ながらの茅葺屋根の茶屋。古代米を使用した「半ごろしだんご」は絶品。名前の由来を妖艶な茶屋の看板おばあさんにも聞いてみるのも楽しみのひとつです。
とがの木茶屋
住所/和歌山県田辺市中辺路町野中393
電話/0739-65-0127
スペインのサンチャゴに3年いたオーナーが「熊野にないもの」をコンセプトに開業。 宿泊施設も運営されています。ケーキセットやランチをいただきながら四季折々の日本の原風景が楽しめるカフェです。
霧の郷たかはら
住所/和歌山県田辺市中辺路町高原826番地
電話/0739-64-1900