沖縄の玄関口として多くの人が訪れる那覇市。おすすめの場所はたくさんありますが、まずは 初級編として、沖縄に来たら一度は行ってほしい、誰もが楽しめる、那覇の定番人気スポットを紹介します。
13:30
趣のある古民家で伝統の木灰そばをいただく御殿山（うどぅんやま）
コシのある麺は弾力が歯に心地よくスープも風味豊か。
昼時は多くの地元客や観光客でにぎわっています。
築140～150年の歴史的にも貴重な赤瓦屋根の古民家。
植木の緑や草花が美しい庭のテーブル席もあります。
ガジュマルの木を燃やした木灰から作った灰汁を使い、手間ひまかけて昔ながらの手打ちそばを作る首里の名店。豚とカツオをベースに作ったスープと、コシの強い天然灰汁手打ち麺の素朴な味わいが評判で、訪れる人が後を絶たない人気の店です。「沖縄の伝統の味を味わってほしい」と話す店主の知念ひろしさん。できれば昼過ぎの客の少ない時間帯に訪れて、のんびり過ごしてください。
御殿山（うどぅんやま）
TEL.098-885-5498
住所：沖縄県那覇市首里石嶺町1-121-2
時間：11:30～16:00
休：月曜日
料金：沖縄すば（中）570円
アクセス：沖縄自動車道・那覇ICより車で約9分
15:00
琉球王朝文化の薫り漂う古都・首里を散歩那覇の世界遺産
日本と中国、琉球の建築様式を取り入れた木造建築物。
国王外出時に安全祈願をした園比屋武御嶽石門。
1501年頃に第二尚氏王統の陵墓として造営された玉陵。
冊封使の接待にも利用された王家別邸の庭園・識名園。
約450年にわたり琉球王朝の政治や経済、文化の中心だった首里城をはじめ、グスクや関連施設が「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として、2000年に世界文化遺産に登録されました。首里城周辺には、園比屋武御嶽石門（そのひゃんうたきいしもん）や玉陵（たまうどぅん）、識名園（しきなえん）などの世界遺産もあり、古都首里の風情を肌で感じながらの散策もおすすめです。
首里城公園
TEL.098-886-2020（首里城公園管理センター）住所：沖縄県那覇市首里金城町1-2
開館時間：8:30～18:00（4～6月、10～11月は19:00まで、7～9月は20:00まで）休：7月の第一水曜日とその翌日
料金：大人820円、高校生620円、小・中学生310円、6歳未満無料 アクセス：沖縄自動車道・那覇ICより車で約8分
玉陵（たまうどぅん）
TEL：098-885-2861（玉陵管理事務所）
識名園（しきなえん）
TEL：098-855-5936
18:30
創業60年の名店で、ゆったりおとな飲み小料理 小桜
地元の常連客や観光客でいつもにぎわっています。
竜宮通り社交街入口、赤瓦の古民家がいい雰囲気です。
アイゴの稚魚を塩辛にし豆腐にのせたすくがらす豆腐。
首里の酒造所をはじめ県内各地の泡盛が豊富にそろう。
国際通りから少し入った竜宮通りに今も残る、風情ある木造2階建ての建物で、60年近く変わらず地元の人や観光客にも愛されている飲み屋さん。ニンニク風味のそーめんチャンプルーなど、定番の沖縄料理も店主が小桜流にひと工夫しているので、ここならではのおいしさを堪能できるはず。泡盛の種類も豊富で、ゆっくり時間を楽しむ、おとな飲みしたい名店です。
小料理 小桜
TEL.098-866-3695
住所：沖縄県那覇市牧志3-12-21
時間：18:00～23:00（LO.22:30）
休：水・日曜日
料金：すくがらす豆腐550円、するるーの南蛮漬け550円、みそぴー550円
アクセス：ゆいレール牧志駅より徒歩約4分
9:00
熱気あふれる庶民の台所で那覇を体感那覇市第一牧志公設市場
アグー豚や石垣牛などのブランド牛、加工品も豊富。
あざやかな魚が並ぶ鮮魚店は見ているだけでも楽しい。
2階は食堂エリア。豊富なメニューに圧倒されます。
国際通りから市場本通りに入った先に市場があります。
戦後の闇市から発展した、アジア的熱気にあふれる沖縄最大の市場です。その周辺には、迷路のように広がる路地に何百もの店が軒を並べ、散歩してるだけで楽しい気分に。独特の雰囲気を体感するだけでもおもしろい場所です。市場内には色あざやかな魚やお肉など、沖縄ならではの食材が所狭しと並び、2階の食堂エリアでは、1階で買った食材を料理（有料）してもらうこともできます。
那覇市第一牧志公設市場
TEL.098-867-6560
住所：沖縄県那覇市松尾2-10-1
時間：8:00～20:00（各店舗により異なる）
休：第4日曜日（鮮魚部門は第2･4･５日曜日）、新旧正月、旧盆
アクセス：ゆいレール牧志駅から徒歩約10分
10:00
人気のサーターアンダギーをお土産に歩（あゆみ）
すぐ売り切れるので幻のサーターアンダギーとも。
揚げたてが一番おいしいですがおみやげにも人気です。
揚げ上がり時間を確認してから訪ねるのが確実です。
公設市場の2階、食堂エリアの片隅にあります。
サーターアンダギーは沖縄を代表する伝統的な揚げ菓子です。サーターは砂糖、アンダギーは揚げ物のことで、練った小麦粉の種を油でゆっくり揚げます。昔から祝いの席には欠かせないお菓子でした。歩のサーターアンダギーは、小麦粉と砂糖とミルクと卵黄だけでつくる、素朴ながらもクセになるやさしい味わいが人気。時には午前中で売り切れることもある、評判の味です。
歩（あゆみ）
TEL.098-863-1171
住所：沖縄県那覇市松尾2-10-1 第一牧志公設市場2階
時間：10:00～売り切れるまで
料金：サーターアンダギー（9コ入756円）
休：日曜日
アクセス：ゆいレール牧志駅から徒歩約10分
11:30
ステーキハウスの老舗で戦後の趣を感じるジャッキーステーキハウス
ジャッキー一番のおすすめテンダーロインステーキ。
アメリカのダイナーを思わせる店内は博物館のよう。
ステーキ以外にもアメリカ人好みのメニューが並ぶ。
安くて気軽に入れるステーキハウスとして愛され63年。
沖縄には、戦後米兵相手のステーキハウスが数多く誕生し、現在も多くの名店が安くて美味しいステーキを提供し続けています。ジャッキーステーキハウスは創業1953年。多くの米兵や地元の人に愛され続けてきた人気店。手間ひまかけて仕込むテンダーロインステーキは、ナイフを入れるとスッと切れる、やわらかくてジューシーな肉本来の美味しさが評判です。
ジャッキーステーキハウス
TEL.098-868-2408（予約不可）
住所：沖縄県那覇市西1-7-3
時間：11:00～01:30（LO.01:00）
休：元日、旧暦7月15日
料金：テンダーロインステーキ／L2,500円（サラダ・スープ・パンorライス付）
アクセス：ゆいレール旭橋駅より徒歩約8分
14:00
琉球王府の伝統を受け継ぐ焼物の町へ壺屋やちむん通り
今でも多くの工房がやちむんづくりに励んでいます。
石畳の通りには陶芸店やカフェなどが軒を連ねている。
県指定の有形文化財・南窯（フェーヌカマ）。
蔓草の絡まる石垣が続く風情ある「いしまち通り」。
壺屋は琉球王朝時代、沖縄県内各地にあった窯場をこの地に統合したのが始まり。330年余りの歴史ある町には、今でも石畳の小径の両側にいくつもの陶芸店が並び、蔓草の絡まる石垣が続く風情ある路地を奥へと進むと、やちむん（焼物）づくりに励む陶工達の姿を目にすることができます。また、赤瓦のカフェや沖縄そばのお店もあり、散歩の楽しみのひとつです。
壺屋やちむん通り
住所：沖縄県那覇市壺屋
アクセス：ゆいレール牧志駅より徒歩約9分
