2016年の熊本地震から4年半が経過し、復興の進んだ阿蘇エリア。さらなるアクセス改善のニュースが届けられました。 熊本市街地と阿蘇エリアとをつなぐ陸の大動脈・国道57号線。同線の「北側復旧ルート」と「現道部」が2020年10月3日に開通。例えば北側復旧ルートを利用した場合、熊本~大分間での迂回の際これまでの所要時間約43分(ミルクロード利用時)から、所要時間約10分と、約33分もの大幅短縮が実現。阿蘇地域へ向かうアクセスルートが回復したことで、阿蘇への旅もぐっと身近に感じられそうです。
世界最大級のカルデラと、雄大な外輪山を擁する阿蘇エリアは、良質な水のふるさと。ミネラルウォーターの産地としても知られる阿蘇には、その水の美しさを実感できる場所が多数あり。澄み切った水は飲むだけでなく、眺めてもまた良し!癒し効果抜群の、阿蘇の名水スポットをご紹介します。
名水が生まれる場所
白川水源
環境省が定める名水百選にも選ばれ、南阿蘇を代表する水源が「白川水源」です。小さな湖のようになった水源では、温泉のようにコポコポと水が湧き出る様子と透き通った美しい清流を見ることができます。水源付近は森に囲まれて、水源奥には白川吉見神社もあり、厳かな雰囲気が漂っています。水筒を持参して名水を汲んで、その味わいを確かめてみてはいかが?
トンネルの中を歩くという新体験!
高森湧水トンネル公園
昭和48年から始まった旧国鉄高森線と高千穂線を結ぶトンネル工事では大量の水が湧き出てしまい、昭和50年に工事が中断しました。ここはそのトンネルの名残を公園とした施設で、約1kmのトンネル内の歩道を歩くことができます。トンネル奥には、岩盤から流れる滝のような水源が。ひんやりとしたトンネルの中で、流れる水が反響する音やこだまする話し声が楽しめる、ちょっと不思議なスポットです。
阿蘇と聞けば、広々とした草原や、大きく広がる青空を思い浮かべる人も多いはず。自然のスケールの大きさが感じられる阿蘇で遊ぶなら、やはりダイナミックなものがオススメ!もちろん、子供から楽しめるアクティビティや、雨の日の遊びもOKなスポットも、ちゃんとあるので安心です。さあ、阿蘇に行ったら、何して遊ぶ?
楽しく遊んで元気&健康に!
阿蘇ファームランド
大自然に囲まれた絶好のロケーション、広大な敷地を擁する「阿蘇ファームランド」は、“楽しく健康!”を掲げる健康増進パーク。約70種類もの運動装置で遊べる「元気の森」をはじめとした、頭脳と身体フル回転のアトラクション、動物との触れ合いやハンドクラフトなどの豊富な体験スポット、マイナスイオンたっぷりの温熱空間「ドーム還元浴」などでの癒しなど、天候を問わずに楽しめる施設が充実。阿蘇の大きな空の下、思い切り笑って動いて遊び、心身ともに元気になれるスポットです。
阿蘇の自然を遊び場に!
阿蘇ネイチャーランド
阿蘇の大自然をフィールドに、思いっきりアクティビティを楽しんでみませんか?「阿蘇ネイチャーランド」は、熱気球やパラグライダーといったスカイスポーツから、アドベンチャートラックやヨガ、サイクリングなどまで、阿蘇を遊び尽くせるプログラムが多数揃ったアウトドアショップ。子供から大人まで、また初心者から上級者まで対応OK。参加には電話での予約が必要となりますので、まずはぜひお問い合わせを。
草原に悠々と牛馬が放牧されている阿蘇では、動物を身近な存在に感じられます。さまざまな動物たちとの触れ合いをテーマにした施設も多数あり。笑顔はじける、動物たちとの素敵な出会いを阿蘇で楽しんでみませんか。
ここは動物の王国。世界の動物たちと触れ合う
阿蘇カドリー・ドミニオン
動物と触れ合うならば、「阿蘇カドリー・ドミニオン」へ。「こぐま広場」や「ミニブタレース」、「わんわん広場」など園内は8つのエリアに分かれ、いろいろな動物に触れ合うことができます。TVでおなじみのチンパンジー・パンくんの娘プリンちゃんが出演するショーも楽しめます。広々とした園内には展望スペースも。阿蘇の大自然の中で、生き生きと動き回る動物の姿に魅了されてみてはいかが?
馬の上から、雄大な阿蘇の自然を堪能
エルパティオ牧場
阿蘇山をバックに、ダイナミックな景色を馬の上から眺める乗馬体験は、阿蘇ならではの格別なひととき。見渡す限りの大草原が広がる「エルパティオ牧場」では、スタッフの指導のもと、初心者や子どもも簡単に乗馬体験ができます。牧場内にはアメリカのダイナーをイメージしたレストランや宿泊施設もあり。乗馬とともにゆったりとした時間を楽しみましょう。
豊かな自然と美味しい水、豊富な農産物に恵まれた阿蘇は、当然名物グルメも豊富!何を食べるか目移りしそうな名店の数々も健在ですよ!おなかの中から阿蘇をたっぷり堪能しましょう。
阿蘇あか牛を開放的な空間でいただく
Minaaso マルデン
熊本地震での営業休止から約4年。地元で愛されてきた洋食店が、キッチンカー営業を経て待望の移転再オープンを果たしました。「Minaaso マルデン」では、アウトドア感ただようスキレット料理をいただけます。特に人気なのは、地元阿蘇の「あか牛」がゴロリと入ったカレーに、希少部位「ランイチ」のステーキを乗せた贅沢な一品「あか牛ランイチ ステーキカレー」。広々としたウッドデッキも備え、阿蘇の自然と溶け込むような豊かな時間が味わえるお店です。
昔ながらの農家の趣の中で田楽料理を
高森田楽の里
山中にある「高森田楽の里」は、茅葺きの古い家屋を移築した建物の中で、かつての農家さながらの雰囲気を味わえます。高森地方の郷土料理であるイモやヤマメなどの田楽を焼いて、味噌を塗っていただきます。いろりを囲んで炎がはぜるパチパチという音が聞こえる中、焼けるまでの時間も楽しみの一つ。古き良き阿蘇の伝統料理を食べるなら、ぜひとも訪れたいお店です。
東西約18km・南北約25kmにもわたる世界最大級のカルデラ地帯を中心にした阿蘇エリア。一口に「阿蘇」といってもその範囲は広大で、エリアによって様々な表情を見せるのが魅力です。宿泊施設もバラエティ豊か。高級感漂うお宿や、ファミリーに嬉しいリゾートホテルも有。さらには、阿蘇内牧温泉や阿蘇俵山温泉などの温泉もあり、湯浴みも楽しめます。もちろん、アットホームで温かみのあるペンションや民宿も多数。旅の目的や気分によって、さまざまなタイプのお宿が選べます。
- ※GoToトラベルキャンペーンの利用にはクーポンの獲得が必要となります。詳しくはこちらをご覧ください。
まだまだある!
阿蘇の気になるトピックス
噴火警戒レベルの緩和に伴い、9月1日から阿蘇中岳第1火口の火口見学が約1年5カ月ぶりに再開。噴煙を上げて活動を続ける巨大な活火山のの火口を、間近で見学することができます。迫力満点で、阿蘇ならではの体験と評判です。なお、ガス濃度や天候の状況により見学できない場合もあるので、最新の規制情報(外部サイト)をチェックの上おでかけを。
一味違った阿蘇を体感できると話題なのが、毎週土曜日に実施されているアクティビティ「南阿蘇 夜の山散歩」。普段は関係者しか入れない広大牧野が特別開放され、夜の大草原をお散歩体験できます。歩きやすいコースなので、お子様も安心。トレッキングのプロも同行し、山頂では満天の星空の下でのレクチャーも。詳しくは公式Facebook(外部サイト)をチェック。
- ※掲載情報は2020年10月9日(金)時点の情報です。
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