\お得なクーポン配布中/ 予約対象期間:2015/7/16~2015/8/31
宿泊対象期間:2015/7/16~2015/9/30
海女さんの歴史・伝承・漁を知る
- 働き者の元祖キャリアウーマン!
海女さんが今も三重県で活躍中 - 三重県の鳥羽・志摩地方は、昔から海女さんによる漁が盛んな土地。現在、日本にいる海女さん約2000人のうち、700人以上がこの地で活躍中です。これほど海女さんが多いのは、暖流の影響を受けた好漁場があること、さらに、志摩はかつて伊勢神宮に海産物を献上する御食国(みけつくに)であった歴史が関係しています。男性版の海女さん(海士)もいるけれど、圧倒的に多いのは女性。なぜなら、海中での長い潜水には、皮下脂肪が厚く肺活量のある女性が適しているからなのです。乱獲を防ぐため、昔ながらのスタイルを守る海女の漁法は、とてもエコロジカル。そんな海女文化をユネスコ無形文化遺産に登録するための活動も行われています。パワフルで優しい海女さんに、会いに出かけてみませんか?(出展元:海の博物館 2014年調査)
- 「獲れたてだからおいしいよ~」
海女さんと盛り上がる海女小屋体験 - 海女さんたちの1回の潜水時間は、1時間半。冷えきった身体を温めひと休みするための施設が、海女さんたちの間で「かまど」と呼ばれている海女小屋。真ん中に備えた囲炉裏で暖をとりながら、持ち寄ったお菓子やお弁当をつまみ、おしゃべりをするのが、仕事の後の楽しみになっているのだそう。海女さんが活躍する海沿いにはいくつもの海女小屋があって、なかには観光用として人気を集めているところもあります。「子どもの頃からずっと海で泳いでいたの。海女になったのはその延長よ」。そんな昔話も飛び出して、なかなか楽しい!現役の海女さんが焼いてくれる海の幸をほおばりながら、海女漁の話に耳を傾けてみては?(取材先:相差かまど)
- 「ヒューヒュー」と磯笛が聞こえる
海女さんの実演は臨場感たっぷり! - 現在はウエットスーツを着用して潜っている海女さんも、昭和30年代までは、白い磯着を着て海に潜っていたのだそう。ミキモト真珠島では、そんな昔の磯着をまとった海女さんによる、作業の実演を毎日実施。歴史や仕事内容を聞きながら、目の前の海で海女さんが潜水作業する様子を見学することができます。耳を澄ませていると、海面から顔を出した海女さんたちが「ヒュー」と口笛のような呼吸をするのが聞こえるはず。これは、海中で長く息を止めた後、急に大きな呼吸をすると心臓や肺を痛めてしまうため、肺の空気を少しずつ吐き出す「磯笛」と呼ばれる海女独特の呼吸法。そのプロフェッショナルな仕事ぶりは圧巻!(取材先:ミキモト真珠島)
- 女性の願いをひとつ叶えてくれる
海女さん御用達の「石神さん」 - 海に潜る海女という仕事は、つねに危険と隣り合わせ。安全と豊漁の願いをこめて、海女さんたちが昔から祈りを捧げてきたのが、「石神さん」と呼ばれる「石神社」。神明神社内に祀られる小さな末社ですが、女性の願いを必ず一つ叶えてくれると言い伝えられています。願いが叶ってお礼参りに来る女性の姿も多く、ご利益も期待できそう!願いごとをした後は、「ドーマン・セーマン」のマークを刺繍したお守りを買って帰るのもお忘れなく。格子柄のドーマンは「出入口が分からないから悪魔を寄せつけない」、星柄のセーマンは一筆で書けることから「海に潜っても元の場所へ戻れる」という意味があります。(取材先:神明神社)
海女さんが活躍する海には、美味しいものがたくさん!
- 一年中いつ来ても、美味しい牡蠣が食べられる!
- 鳥羽市浦村は、牡蠣の養殖が盛んな場所。1年で育つ浦村牡蠣は、臭みがなくあっさり、そして旨みと風味がぎゅっと詰まった絶品!地元のオイスターバーや牡蠣料理専門店では、冬の地元産の真牡蠣、夏の岩牡蠣と、季節ぞれぞれの牡蠣が楽しめます。(取材先:あじ蔵CAROCARO)
- 海女さんが獲ってくる天然アワビに舌鼓
- 海女さんが獲って来るアワビは、5月下旬~8月中旬に漁が解禁となる伊勢志摩地方の特産品。地元では、元気な赤ちゃんが生まれるようにと、アワビを贈る風習もあります。お造りやバター焼きなど、いろいろな調理法で楽しんで。(取材先:鳥羽磯部漁協直営海鮮食堂 四季の海鮮魚々味)
- 伊勢えびの水揚げ高も全国トップクラス!
- 伊勢えびの水揚げ高で、全国トップクラスを誇る三重県。漁が解禁になる10~4月は、プリプリの伊勢エビが楽しみ。お造りにしてよし、焼いてよし、味噌汁にしてもおいしい伊勢エビは、ぜひ食べておきたい海の幸です。
- 海女さんの大好物?ところてんスイーツ
- 神明神社の参道沿いにある「古民家 海女の家 五左屋」は、築80年の古民家を改装した休憩スポット。レトロな雰囲気のカフェもあって、のんびりとひと息つくことができます。ここで食べられるのが、「ところてんスイーツ(300円)」。モチモチの食感は、まるでワラビ餅のよう。キナコを食べていただくヘルシーなスイーツです。(取材先:古民家 海女の家 五左屋)