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■豊川稲荷 本殿
豊川に来たらまずは押さえておきたい、豊川稲荷!!
日本三大稲荷の一つとして有名な豊川稲荷は室町時代に開祖され織田信長、豊臣秀吉、徳川家康ら多くの武人達から信仰を集め、江戸時代には庶民の間にも『商売繁盛』の神として広がって行きました。
また現在では、世の流行に乗って、パワースポットとしても注目を集めております。
正式名称は、【円福山 妙厳寺】(えんぷくざん みょうごんじ)と言います。『稲荷』と付くので、皆さま神社と思われる方が多く見えますが、実際は曹洞宗のお寺でございます。
ではなぜ、正式名称ではなく、通称が広く知られているのかと言うと、妙厳寺のご本尊は【千手千眼観世音菩薩】その鎮守として【豊川叱枳尼眞天】(とよかわだきにしんてん)を祀っており、豊川叱枳尼眞天が肩に稲を担いでいた為、その姿から、豊川の稲を荷う人と言う意味で豊川の稲荷さんと親しみを込めて呼ばれていたのが、現在まで残ったためと言われています。
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■では、参拝を!!
オンシラバッタニリウンソワカ
豊川稲荷は神社ではないので、手をたたく必要はありませんが、ご真言と言うものを唱えないといけないそうです。仏様は日本で生まれていないので、日本語は分かりません。ですので、いくら熱心にお参りをしたところで、日本語では思いは届きません!!
『オンシラバッタニリウンソワカ』と最低でも3回、欲を言えば21回唱えると良いそうです。
意味は『どうか私の願いを叶えて下さい』だそうです。
なぜ、最低3回も唱えなくてはならないのか?
豊川稲荷のご本尊は【千手千眼観世音菩薩】たくさんの困っている人を千の眼で探し、千の手で助けてあげているから忙しいのだそうです。
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■ひょうたんから子馬!?
徳川家康が関ヶ原の合戦に勝てたのは豊川稲荷のお陰だと言われています。
参拝が終わって一歩後ろに下がって見上げると、左の写真と同じものを見る事が出来ると思います。ヒョウタンを持った仙人が小さな馬を出している所ですが、これは豊川稲荷にお参りすると、道理上あり得ない、とんでもない事が起きるという事を表しているそうで、その最たる例が徳川家康の関ヶ原の合戦の勝利です。
家康は関ヶ原の合戦前に豊川稲荷に参拝し、どうか勝たせて下さいとお参りに行ったところ、見事関ヶ原の合戦に勝利し、後日お礼参りに来たそうです。信じる者が救われるかどうかは分かりませんが、とにかく信じて行動を起こしてみないと何も始まらない事は確かです。ぜひ、確認にいらして下さい。
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■福徳祈願!?大黒天
福徳とはお金持ちの意。
本殿を後にして次に見えてくるのは大黒天。左右の大黒天をさすりながらご真言『オンマカキャラヤソワカ』と唱えるとお金持ちになれるそうです。ここでも必ず3回唱えて下さい!!
写真では分かりづらいかもしれませんが、たくさんの人に触られた為か、つるつるです。さらに、大黒天様を削り、その削りカスを財布に入れておくと更なるご利益があるという言い伝えがある為、左の大黒天様はお腹がすり減っています。昔からたくさんの方が削る為、現在は何体目かの大黒天様だそうです。
信じる者は救われると考えるか、バチが当たると考えるかは皆さまの判断に任されそうですね。
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■霊狐塚
緑に囲まれている為真夏でも涼しさを感じます。
ここにある狐は信者の祈願の成就のお礼として奉納されたものです。現在の数は不明ですが、豊川稲荷がいかに多くの方の願いを叶えてきたかが分かりますね。
かの徳川家康はお礼として当時、朝廷にしか与える権限のなかったお坊さんの中で一番偉い禅師の称号を与えたそうです。
また、お金がある人は、もっと高価な物を送る方も見えるそうです。三重塔などは良い例ではないでしょうか?
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