プリンスグランドリゾート軽井沢では、西武グループの一員として、グループ共通の理念である「グループビジョン」に基づき、国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」を意識し、その目標達成のためのサステナビリティアクション(ESG)を強化しております。
軽井沢プリンスホテルでは、国際的に求められるSDGsの取り組みを実践する施設を認定する「Sakura Quality An ESG Practice(通称:サクラクオリティングリーン)」の「3御衣黄ザクラ」を取得いたしました。
■「サクラクオリティグリーン」とは
SDGsの視点に特化した品質認証制度で、環境・地域社会への配慮、持続可能な企業統治に関する基準により構成され、SDGsの17のゴールに基づいた172項目によって5段階のレベルで評価されるものです。
食の安全の確保と食品事故の防止
お客さまに安心してお食事いただけるよう、食材や厨房の品質・衛生管理、従業員に対する教育を徹底し、食の安全の確保と食品事故の防止に全力で取り組んでおります。
【過去事例】自伐型林業の活動
軽井沢プリンスホテルスキー場は、自然環境の保全および自然体験教育の提供を目的に、2021年よりNPO法人 自伐型林業推進協会と協力し、敷地内の遊休森林にて「多間伐施業」による森林整備を行っております。また軽井沢町は、社会的課題の解決と持続可能な地域づくりに向けて、「SDGs日本モデル」宣言に賛同しSDGs活動を推進しています。
軽井沢プリンスホテルスキー場では2021年夏より約16haの遊休地の間伐作業を開始し、災害に強く害獣が少ない、美しく
豊かな森の創出を目指します。
ホテル開発時伐採した森・木材の活用
プリンスグランドリゾート軽井沢では、ホテル開発時に整地した森を活かした環境型アクティビティ:ノルディックウォーキングやトレイルランニング、敷地内の倒木や伐採した樹木、コテージ解体などで出た廃材を使い、ザ・プリンス ヴィラ軽井沢のテラス等への再利用やホテル館内アートオブジェ、ウッドチップ、こども向け工作教室、アロマブレンド体験の材料として有効利用しています。
環境に優しい設備の導入・推進
プリンスグランドリゾート軽井沢では、中長期的な地球環境保護の観点から CO2 排出量・電力消費を抑えた設備の導入に積極的に取り組んでおります。
〇木くずなどの製材副産物を圧縮した固形燃料「ペレット」を使ったペレットストーブの導入(2014年7月)
ザ・プリンス ヴィラ軽井沢客室(リビングルーム)
〇電気自動車、電気カートの導入
軽井沢プリンスホテル/軽井沢 72 ゴルフ/プリンス バケーション クラブ ヴィラ軽井沢浅間/軽井沢 浅間ゴルフコース
〇シーズン通算約 1,800kWh の電力消費量を削減する、ナイター照明の LED 投光器への更新
1機あたり 2kWh の電力消費量を削減する降雪機のコンプレッサー更新
軽井沢プリンスホテルスキー場
自然エネルギーの活用
プリンスグランドリゾート軽井沢では、2016年8月に「プリンスエナジーエコファーム軽井沢水力発電所」が本格始動しました。
年間で約731tのCO2の削減を見込んでおり、杉の木約52,214本の植林効果があげられる計算となります。
プラスチックごみの削減
プリンスグランドリゾート軽井沢の各ホテルでは、2022年4月に施行された「プラスチック資源環境促進法」に基づき、2023年12月より環境配慮素材の客室アメニティ(一部ホテルでは歯ブラシのみ)の提供へ変更しています。
客室に設置しているアメニティをお使いいただくほか、何度も使えるオリジナルアメニティセットを旅の「おとも」として購入いただくことで、環境に配慮したエシカルなホテルステイを実現できます。
地産地消メニュー
軽井沢プリンスホテルでは、ホテルのある地域の食材を生かした地産地消メニューを取り入れ、これまで牛乳の消費拡大をPRするキャンペーンへの参画や、フルーツを使用したスイーツの開発など、地域の活性化にもつながる取り組みを行っております。
食品廃棄物の削減
食品廃棄物を削減するため、無駄のない食材調達や料理提供を行うとともに、食品廃棄物の軽量化や資源化に対する取り組みを推進しております。
2019年5月に軽井沢プリンスホテルのブッフェレストランにおいて食品ロス削減手法に関する調査を実施いたしました。その調査結果の検証・対応を検討し、2019年12月より当社が運営しているホテルのブッフェレストランにおいて、今回の調査で一定の効果が見られたブッフェボード上へのPOP掲示およびレストラン店頭への啓発ポスターの掲出を行い、食品ロス削減に取り組んでいくことに決定いたしました。
株式会社西武ホールディングスでは、食品ロス削減のため、軽井沢プリンスホテルのブッフェレストランに2024年3月~2025年2月まで店舗入り口にAIカメラを設置し、来店されたお客さまの人数や属性を把握することで、食品ロス削減の需要予測モデルを構築し、社会課題の解決に向けて取り組んでまいります。
こども応援プロジェクト
お子さまの健やかな成長とご家族の大切な思い出作りができる様々な企画や商品プランをご用意。西武グループこども応援プロジェクトをはじめプリンスキッズクラブやスキー応援プロジェクトなど、子どもたちの未来を作るお手伝いをいたします。
【過去事例】ジェンダー平等な社会に向けた取り組み
国連が制定した記念日の「国際女性デー」には、ジェンダー平等な世界を目指し女性をエンパワーメントする呼びかけが世界中で行われています。軽井沢プリンスホテルもこの国際的な記念日に賛同し、3月8日に合わせた期間を「ミモザウイークス」として、輝く女性を応援するさまざまなイベントやキャンペーンを開催しておりました。また、ジェンダー平等な社会に向けた取り組みとして、過去は女性の支援活動を行う団体への寄付金付きプランの販売や、活動資金の寄付へと繋がるレストランでのキャンペーン等を実施し、イベントによる売上の一部は、こども食堂や女性の相談窓口などの支援活動を行っている長野県内のNPO法人へ寄付いたしました。
【過去事例】プリンスグランドリゾート軽井沢 × 社会福祉法人育護会 浅間学園 コラボアート
浅間学園ではアートを通して制作者の喜びと鑑賞者の喜びをつなげたいという想いから、利用者の創作による作品をさまざまな場所に貸し出す「カワイイコに旅をさせたい!企画」を2021年、2022年、2023年に実施。
コラボアート期間中、軽井沢プリンスホテルでは、多様性の価値と意義を考えていただく機会として個性あふれる絵画や造形など約50点の作品をお借りして展示しました。さらに、浅間学園のアーティストが制作したアートにホテルを訪れた人がコラージュを施し、一つのアート作品を完成させる共同制作イベントなども開催し、展示期間終了後、浅間学園へお届けするとともに、作品をご覧になった方からの感想やメッセージを作者にお届けし、制作者と鑑賞者の想いをつなぎました。
ユニバーサルデザインの導入
プリンスグランドリゾート軽井沢ではお客さまが快適にお過ごしいただけるよう、以下のユニバーサルデザインを導入しています。
〇多目的トイレ・授乳室(おむつ替え台)の設置
〇館内施設のピクトグラム表示
〇ユニバーサルルーム(ホテル ウエスト/イースト)
〇ノンステップバスによる送迎システム「ピックアップバス」
【過去事例】ボランティア活動の実施
地域の循環、長野県や農業の未来のために。今、私たちができることを次世代につなぐ。
軽井沢プリンスホテルでは、法人企業さま向けに「ボランティア」と「ワーケーション」を組み合わせた「ボランティアワーケーション」を展開しています。長野県の人手不足のワイナリーやいちご農園の農作業にも定期的に参加してまいりました。