先日、アルバムの整理をしていたら、昔のモノクロ写真が出てきました。そこには初代の広吉じいさんとイノばあさんが仲良く写っていて、なんか久しぶりに心がポカポカするような感じがしました。 私が小さい頃イノばあさんによく聞かされていた話がそこにはありました。それは広瀬館のはじまりの話しでした。 大正時代、広吉とイノは日本で出会いました。 ところが、広吉はたった一人でハワイに行ってしまいました。 来る日も来る日も恋しい広吉を思ったイノは女一人で船に乗り広吉を探す旅に出ました。 どれ位の月日が経ったのか…。 やっとの思いで広吉と出合った時はマウイで広瀬川という名で相撲をとっていました。 ハワイで楽しい二人の時が過ぎ、故郷である新潟で広瀬館という名の宿をこさえました。今でも広瀬館には、暖かい、ゆったりとした、モノクロのような時が流れています。 心暖まる、寛いだ、そして洗練された雰囲気をお楽しみ頂くために、月替わり献立で小さい宿だからこそ出来るおもてなしを、温かい料理は温かいうちになど、季節感まで感じていただけるようサービス致します。 大正時代から変わらず湧き出る自然の恵み天然温泉は硫黄泉で少し熱めですが、エメラルド色した温泉で疲労回復・腰痛・美肌には特に効能があるようです。 是非、御来館いただき日頃のお疲れを癒していただければ幸いです。 ご来館を心よりお待ち申し上げております。 |
▲五代目宿主 広川賢一 |
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▲実際に使用していた廣瀬川のまわし |