天然温泉も楽しめるラグジュアリーホテルで記念日を「ヴィラフォンテーヌ プレミア 羽田空港」
誕生日、結婚記念日…。大切な人と過ごす、大切な1日は特別な空間で過ごしたいですよね。羽田空港第3ターミナルに直結する大型複合施設「羽田エアポートガーデン」の中に2022年12月に新しく誕生した、「ヴィラフォンテーヌ プレミア 羽田空港」もそんなシーンにふさわしいホテルです。
美意識が紡ぎ出す優雅な空間、和のひと手間を感じる洗練された料理、大浴場には天然温泉、晴れた日には富士山まで見渡せる眺望も…！充実したサービスと、上質なおもてなしを備えたラグジュアリーホテルで過ごす、非日常のひとときをご紹介します。
目次
日本の空の玄関口に誕生！ 世界のVIPももてなす、ラグジュアリーホテル
「ヴィラフォンテーヌ プレミア 羽田空港」があるのは、日本の空の玄関口、羽田空港第3ターミナル直結の「羽田エアポートガーデン」の中。都会を中心に展開するホテル「ヴィラフォンテーヌ」の最高峰ブランドとして、2022年12月にオープンしました。海外からのゲストも多く、オープン間もないですが、早くも国内外からお客さまが訪れています。
客室のすべてが多摩川に面していることも、ホテルの特徴。そのため、どの部屋に泊まってもリバービュー。煌めく水面が美しく、目の前に遮る建物がないので開放感たっぷり！眼下には2022年開通の「多摩川スカイブリッジ」が見られ、天気が良い日は富士山も眺めることができます。
空港直結なので交通公共機関でのアクセスもストレスはありませんが、今回は車でホテルへ向かいました。車で訪れる場合は、「車寄せエントランス」で専属のドアマンがお出迎えしてくれます。さっそく、高級ホテルならではのおもてなしを体験。
「羽田エアポートガーデン」には、約440台の駐車場が完備されていて、「ヴィラフォンテーヌ プレミア 羽田空港」に宿泊する場合は、1部屋につき1台限り、駐車場が無料で利用できます（要事前予約）。
到着後はベルスタッフが、荷物の運搬をすかさずサポートしてくれました。そんな心地よく、ていねいな対応からも、ホテルのクオリティを実感。これから始まるホテルステイへの期待も高まります。
穏やかで洗練された空気感と、おもてなしの心に包まれながらチェックイン
スタッフの案内に導かれ4階へ上がると、そこにはラグジュアリーホテルらしい優雅で静粛な空間が広がっていました。シックな色合いでまとめられたインテリアと、壁一面の窓から差し込むやわらかい光が穏やかで洗練された空気感を演出。そして、窓の向こうに目を向けると水面をキラキラと輝かせる多摩川が。思いがけないその雄大な光景に、目を奪われました。
フロントへ向かうと、スタッフの方が笑顔で迎えてくれました。まずは、こちらでチェックインの手続きをおこないます。穏やかな口調と、ゲスト目線に立った、きめこまやかな配慮。ここでも、「おもてなしの精神」が伝わってきます。
「ホテル ヴィラフォンテーヌ プレミア 羽田空港」とつながる建物内には、「ホテル ヴィラフォンテーヌ グランド 羽田空港」も2022年12月に同時オープンしています。
もう1つのホテル、「グランド」は1,557室を備えた大型ホテル。都内観光やビジネス利用にも最適で、さまざまなニーズに応えます。対して今回宿泊する「プレミア」はワンランク上のおもてなしと、上質な空間がこだわり。全160室を備えたラグジュアリーホテルです。タイプの異なる2つのホテルが存在していますが、ロビーは大きな扉で完全に仕切られていて、別空間になっています。
テーマは「TOKYO」。和の心と、上質な美意識が詰まったゲストルーム
チェックインを済ませたあとは、ゲストルームへ向かいます。今回の宿泊に選んだのは「エグゼクティブキング」。53平米のゆったりとした広さで、高級ベッドの代名詞、シモンズ社製特注のキングサイズ（200cm×203cm）のベッドと、くつろぎのスペースを備えたお部屋です。大きな窓から入る光も心地よく、優雅な空間に気持ちも高まります。
もちろん、窓の外には雄大な多摩川を見渡す景色が広がっています。特に陽が沈む時の情景は神秘的な美しさ。時間によって刻々と表情を変える眺めも楽しみのひとつです。
そして、部屋に入ってまず目を奪われるのが、東京の夜景が大胆に描かれたベッド際のアートな壁紙。黒の背景に浮き上がる東京タワー、高層ビル群……。華やかでありながら、モダンで大人の雰囲気。
大画面テレビの前には、ゆったり座れる2つのソファと丸テーブル。軽やかなベージュと重厚感ある黒が織り成すモダンなインテリアからも、ラグジュアリーホテルならではの上質感や気品が感じられます。
壁紙以外にも室内には個性的なデザインのインテリアが随所に。美しいシルエットのサイドテーブルのほか、スタイリッシュな雰囲気のデスクスペースにも注目です。
独特なデザインが印象的なミラーはもちろん、スタイリッシュな卓上ライト、まるでランタンのようなスピーカーも目を引きます。
バスルームは、バスタブとシャワールームが独立したレイアウト。バスタブにゆっくりと浸かりながら、くつろぎの時間の過ごすことができます。
洗面台に置かれたボックスを開けると、アメニティがズラリ。歯ブラシ、コットン・めん棒、ボディタオル、ヘアブラシ、シェーバー、マウスウオッシュなど、必要なものは一通りそろっていました。スキンケアセットはお米由来の保湿成分でお肌を整えてくれるMINUCA（ミヌカ） のもの。「あったらいいな」を叶えてくれる細やかな配慮も、一流ホテルならでは。
セパレートタイプのくつろぎウェアは、厚みのある生地でホテルの最上階にある温浴施設へ行くときにも着用できるもの。軽やかで肌触りのいいバスロープもセットされています。
ウエルカムフードは、明治31年創業の老舗「茂助（もすけ）だんご」の焼き菓子。やさしいミルク餡を包んだ「福ミルク」と、富士山をかたどった焼き菓子「富士の風」の2種が用意されていました。お部屋の冷蔵庫に用意されているウェルカムドリンクやソフトドリンクも無料でいただけます。
そのほか、いれたてのコーヒーがいただけるKEURIG（キューリグ）のコーヒーマシンも完備。お茶や紅茶のティーバッグなどもそろっています。室内にはアート性の高いアイテムも多いですが、用意されていた湯のみもまた、目を引く素敵なデザイン。こちらに緑茶をいれて、お菓子とともにいただきました。
全6タイプ、160室を完備。全ての部屋がリバービューの上質空間
「ホテル ヴィラフォンテーヌ プレミア 羽田空港」は、33平米の客室から173平米のスイートルームまで、全6タイプ、160室を備えています。それらすべての客室が、リバービュー。写真は、2m幅のキングサイズベッドを備えた、33平米の「デラックスキング」。ブルーをアクセントにした爽やかな配色で、今回宿泊する「エグゼクティブキング」とはまたひと味違った雰囲気。窓際の大きなソファや、広々とした独立型のシャワールームも特徴です。
「美人の湯」とも呼ばれる天然温泉。サウナや岩盤浴も満喫！
ホテルの最上階にある「泉（いずみ）天空の湯」も、今回のお目当てのひとつ。こちらは、羽田空港の地下からくみ上げられた天然温泉も楽しめる、広さ2,000平米超の温浴施設。内湯、露天風呂、サウナのほか、岩盤浴やマッサージ、あかすりなどさまざまな設備とサービスが用意されています。
内湯は、天然温泉、炭酸泉、水風呂、ジェットバスの4種。琥珀色をしたお湯が天然温泉で、冷え性、疲労回復はもちろん、保湿やクレンジング効果も高いことから、「美人の湯」とも呼ばれているそう。
こちらは、解放感あふれる露天風呂。晴れた日は、女湯からは富士山が、男湯からは飛行機を眺める眺望。ここが都会であることを一時忘れてしまいます。
サウナ好きの心をくすぐるのが、男女どちらのエリアにも完備された本格的な2種のサウナ。短時間で血行促進してくれる「ドライサウナ」と、低温で体を芯から温めてくれる「漢方蒸しサウナ」があります。サウナ初心者は、低温の「漢方蒸しサウナ」がおすすめ。たっぷりのスチームとやさしい香りに癒されます。
「ミラブルzero」が取り付けられた洗い場にも注目。 「ミラブル」といえば、美容感度の高い人たちからも絶大な人気を集めているシャワーヘッド型美顔器。ミストやスプラッシュなど3種の水流に切り替えることができ、超微細な気泡で毛穴の汚れもすっきり。使用後は肌の水分量もアップして、モチモチしっとり肌になれるといわれています。
※「ヴィラフォンテーヌ プレミア 羽田空港」の宿泊者は、入浴とサウナ2種が無料（岩盤浴やあかすりは別途追加料金）。客室のカードキーの提示で何度でも利用できます。施設は基本24時間営業で、浴室の清掃時間（10:00～13:00）のみ、入浴とサウナは利用できません。
カップル利用もできる、岩盤浴エリア。休憩スペースからの眺望も最高！
入浴の後は、専用の岩盤浴着に着替え岩盤浴ゾーンへ（料金別途）。こちらは男女共用なので、カップルや夫婦で一緒に楽しむことができます。館内にある岩盤浴は、3種類。皮膚トラブルを防ぐ効果もあると言われている「岩塩」、遠赤外線効果で体をじんわり温める「溶岩石」、ミネラルを多く含む「ブラックゲルマニウム」。3つの岩盤浴を、自由に行き来できるので、比べてみるのがおすすめです。
岩盤浴ゾーンには広々とした休憩スペースも用意されており、そこからの眺望がとにかく圧巻！ 眼下に空港の広大な建物が広がり、その先にのびる滑走路と広い空。ホテルの中でも指折りの絶景スポットというだけあって、眺めていると時間を忘れてしまうほど。夜は滑走路の誘導灯も見ることができ、東京タワーやレインボーブリッジのライトアップも楽しめます。
温浴施設には他にも、マッサージやあかすり、多摩川や富士山を望める食事処も併設（それぞれ料金は別途）。1日中いても飽きないくらい大充実の設備がそろっています。
日本の「旬」の食材を生かした、料理に舌鼓。アニバーサリーケーキにも感動！
18時、ディナーに向かったのは4階にある「イル・リストランテ トーキョー」です。目の前に広がる多摩川をより近くから眺められるレストラン。少し早めのディナータイムにしたのは、次第に夜景へと移ろいでいく美しい情景も楽しみたいから。
眺望もさることながら、レストランの一角にオブジェのように並べられた、切子グラスにも目を奪われます。色とりどりのグラスが並ぶ様子は華やかで、繊細に施された柄と陰影、曲線美にすっかり魅了されてしまいました。
レストランが大事にしているのは、「和」のテイストや、おもてなしの心。それが随所で体現されており、日本の代表的な工芸品である、切子グラスが使われているのもそのひとつ。繊細なモチーフを施された美しいグラスが、各テーブルにセッティングされています。
コースの一皿目は、「最初のおもてなし ストゥッツィキーノ」。ケークサレ、じゃがいもとチーズのコロッケ、香り豊かなお出汁が並びます。「手と串」で食べるスタイルにしているのは、日本の焼き鳥や鮨からインスパイアされたものだそう。
前菜「炙りマグロとナッツのラビゴットソース」は、軽く火で炙ったマグロを酸味のあるソースで、さっぱりといただきます。上にのったナッツのサクサクとした食感も楽しい一品。
写真左は、かぼちゃの甘味がギュッと詰まった「バターナッツカボチャのスープ」。
パンは「冷めないように」と、下に温めた小豆が敷かれていました。吸熱性が高い「小豆」は、その熱を利用し、小豆カイロや小豆枕などにもよく使われています。その特性を生かした粋な心遣いに感動。パンもちょうどいい温かさがキープされていました。
つづいて、食材の鮮やかな色がお皿を華やかに彩る「オマール海老のグラティナータ」。グリーンの香草パン粉と銀杏を添えた一品で、ベシャメルソースには西京みそも加えているそうです。
メインのお肉料理は「黒毛和牛と根セロリのピューレ有馬山椒のソース」。ソースには、たまり醤油を加え、和のエッセンスをプラス。山椒の風味も、口いっぱいに広がります。
デザートは2種類。左は、「甘酒のパンナコッタ」。上にのった茶色いパウダーも、甘酒のクッキーをくだいたものという甘酒づくしの一品。さっぱりしつつも、甘酒のコクがしっかり感じられます。右は、「古代米のジェラート」。古代米を練り込んだジェラートと一緒にいただくのは、つぶした古代米をパリパリに焼いたお煎餅。ジェラートの甘さと、塩味のある煎餅のマリアージュを楽しみます。
楽しく、素敵なひとときをより上質なものにしたい記念日。ケーキとシャンパンで乾杯して、幸せな気持ちが一層高まりました。
※ケーキとシャンパンはコース料理には含まれません、オプションになります。ケーキは宿泊利用日の5日前までにご予約ください。
・苺×生クリームのケーキ：4号 3,520円、5号 4,620円、6号 5,500円
・季節のフルーツ×生クリームのケーキ：4号 3,740円、5号 4,840円、6号 5,720円
・シャンパン：13,200円～（銘柄により異なる）
こちらのレストランは、「日本のおもてなしと、和のひと手間」がテーマ。料理や空間を通して、「日本の方にも、海外の方にも、日本のおもてなしの心や、美徳を感じてもらいたい」と話すシェフの野尻賢司（のじり けんじ）さん。そして、「日本の『旬』の食材を生かす」ことも、シェフのこだわり。そのときどきの素材を見て、料理のスタイルや味を決めているそう。日本の調味料がさりげなく使われていたのも、印象的でした。
特別な1日の締めくくりは、ラグジュアリーなバーで乾杯
お腹も心も、満たしてくれた最高のディナー。その余韻に浸りながら、次に向かったのは同じフロアにある「バー＆ラウンジ ザ・スローン」です。昼間チェックインをしたロビーのすぐ隣に位置しますが、燦々と光りが入る昼間の光景とは打って変わって、しっとり落ち着いた雰囲気に。カウンターのほかにソファ席もあり、窓際の席から静かに煌めく夜景を眺めることができます。
目の前でつくっていただいたのは、ミントを添えた清涼感のあるモヒートと、ブルーキュラソーを使った色鮮やかなカクテル。
改めて、アニバーサリーを祝して乾杯。そして、楽しい思い出を振り返ったり、未来の話をしたり…。上質な空間とおいしいお酒と、楽しい思い出に浸りながら、特別な1日を締めくくりました。
バーには、近年海外からも注目を集めているジャパニーズウイスキーの品ぞろえも充実。ウイスキー好きの方にもおすすめです。
富士山もくっきり！朝のやさしい光に包まれた空間で優雅な朝食を
すっきり晴れた、翌朝。朝食に向かったのは、昨夜ディナーをいただいた「イル・リストランテ トーキョー」です。朝のやわらかい光に包まれた空間が、心と体にゆっくりスイッチを入れてくれます。
窓の向こうに目を向ければ、そこには大きな富士山がくっきりそびえ立っていました。キラキラと輝く水面も美しく、その清々しい情景を目の前に思わず深呼吸。
朝食は、卵料理メインの洋食と焼き魚がメインの和食のどちらかを選択できます。どちらも、メイン料理に加えて、前菜やサラダをブッフェでいただける、ハーフブッフェスタイル。
洋食の場合は、メインの卵料理の調理法も選べます。エッグベネディクト、目玉焼き、スクランブルエッグ、オムレツなどから、お好みをリクエスト。オーダー後につくってくれるので、熱々をいただけます。
和食の焼き魚は、日替わりで数種類用意。この日は、鮭の塩焼きをリクエストしました。洋食同様、前菜やサラダはブッフェスタイルでいただけます。
チェックアウトは11時。ジムで体を動かしたり、再び大浴場で温泉を楽しんだり
「朝は体を動かすことが習慣」。そんな人にもうれしいのが、宿泊者専用のジム。「ヴィラフォンテーヌ プレミア 羽田空港」の宿泊者は無料で利用できます。イタリア「テクノジム」社の高級トレーニングマシンが11種類。早朝の5:00から営業しているので、朝食前に行くこともできます。
また、朝は富士山がよりくっきり見えることが多いので、再び最上階の「泉天空の湯」に行くのもおすすめです。
※ジムの営業時間は5:00～24:00。
※「泉天空の湯」は24時間営業。10:00～13:00が浴室の清掃時間となり、大浴場とサウナは利用できないのでご注意ください。
展望デッキ、ショッピング……、チェックアウト後に楽しめる場所も豊富
チェッアウト後は、第3ターミナルの「羽田展望デッキ」へ足を運んでみました。羽田空港は各ターミナルに展望デッキがありますが、ここ第3ターミナルでは、第1・第2ターミナルでは見られない海外の航空会社の飛行機も目にすることができます。飛行機を眺めていると、海外旅行の話も自然と話題に。この日はJALやANAをはじめ、チャイナエアラインやルフトハンザ航空の飛行機が見られました。
「ヴィラフォンテーヌ プレミア 羽田空港」も入る商業施設「羽田エアポートガーデン」には、日本全国の銘産品を集めた専門店や土産店、飲食店が約80店舗。東京初出店や、羽田空港店限定のアイテムやメニューをそろえている店舗もあるので、こちらもゆっくりと散策してから駐車場へ戻りましょう。
日本の空の玄関口に位置し、海外のVIPももてなすという「ヴィラフォンテーヌ プレミア 羽田空港」。それにふさわしい最高のホスピタリティや、上質な空間を存分に体験することができました。
都内やその近郊にもラグジュアリーホテルはたくさんありますが、こちらのように天然温泉まで楽しめるホテルはわずか。ラグジュアリーで充実した時間を紡いでくれる「ヴィラフォンテーヌ プレミア 羽田空港」。大切な人との記念日に、ぜひおとずれてみませんか。
住友不動産ホテル ヴィラフォンテーヌ プレミア 羽田空港
- 住所
- 東京都大田区羽田空港2-7-1
- チェックイン
- 15:00（最終29:00）
- チェックアウト
- 11:00
- 総部屋数
- 160室
- アクセス
- 東京モノレール・京急線「羽田空港第3ターミナル」駅直結、徒歩約1分
取材・文／柿沼曜子 撮影／田辺エリ