前泊にもぴったり！温泉、グルメ、眺望も！「ホテル ヴィラフォンテーヌ グランド 羽田空港」
始発の電車に乗っても、便に間に合わない。朝、慌ただしく出かけるのは苦手。早朝でも余裕をもって空港に到着していたい…。そういった人も多いのではないでしょうか。そんなときに、ぜひ選びたいのが2022年12月に新しくオープンした「ホテル ヴィラフォンテーヌ グランド 羽田空港」と「ホテル ヴィラフォンテーヌ プレミア 羽田空港」。空港直結なので飛行機に搭乗する方はもちろん、新しい羽田の名所をじっくりと楽しみたい方にもおすすめです。
今回は、「ホテル ヴィラフォンテーヌ グランド 羽田空港」の宿泊を通して、お部屋やサービス、グルメ、バー、温泉など、滞在の魅力をご紹介します。
目次
第3ターミナルに直結！ホテルは空港の新名所「羽田エアポートガーデン」内
2つのホテルの最大の特徴は、国際線がメインで離着陸する「第3ターミナル」に直結というロケーション。ソウルやシンガポール、シアトル、ロサンゼルスなど世界各国の飛行機が飛び交う日本の玄関口です。
ホテルに向かうには、京浜急行・東京モノレールの「羽田空港第3ターミナル」駅を降りて、2Fの到着ロビーへ。緑色に光る「羽田エアポートガーデン」のゲートを目印に進みます。「羽田エアポートガーデン」は2023年1月にグランドオープンしたばかりの新しい大型複合施設で、館内には見どころもたくさん。まずはチェックインを済ませて、観光も楽しみましょう。
ゲートをくぐり抜けまっすぐ進むと見えてくるのが、「ホテル ヴィラフォンテーヌ」のエントランス。今回は飛行機利用を翌日に控えた大人女子3人が「ホテル ヴィラフォンテーヌ グランド 羽田空港」に宿泊して、ホテルの魅力をご紹介します。
ホテル内に入り、4階へ向かうと目の前に飛び込んでくるのは広々としたロビー。約6メートルの高さを誇る天井と1,000平米超えの面積で、圧巻の開放感です。黒を基調としたシックな色調もハイグレードホテルならではの風格。ソファスペースもたくさんあるので、荷物が多い方はここで待ち合わせをするのもおすすめです。
チェックインは、ロビーの前方にズラリと並ぶ自動チェックイン機で。「ホテル ヴィラフォンテーヌ グランド 羽田空港」は客室数1,557室を完備する大型ホテル。大型ホテルとなるとチェックインやチェックアウト時に多くの人が集中して順番待ち…。そんな経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。自動チェックイン機ならばスピーディな処理で時間を短縮できるので、手続きもとってもスムーズです！
タッチパネルの案内に沿って、無事にチェックイン完了。もし操作がうまくいかないときや、わからないことがあればスタッフがすぐにサポートしてくれるので安心です。自動チェックイン機の横にはスタッフが常駐するフロントデスクも設けられています。
3人宿泊も快適！標準ベッドを3台備えたトリプルルーム
3名利用となると、ツインルームにエキストラベット（簡易ベッド）を入れて3人仕様にするケースも多いですが、こちらのお部屋は標準ベッドを3台完備。空港出発前の前泊でも、全員が標準のベッドでゆっくり休むことができます。ベッドは、数多くの高級ホテルで採用されている高品質ベッドブランド、シモンズのもの。独自の「ポケットコイルマットレス」によって睡眠中も正しい姿勢を保ってくれるので、寝心地も抜群です。
「ホテル ヴィラフォンテーヌ グランド 羽田空港」は全部で12タイプのお部屋があり、多摩川に面した客室と空港に面した客室もあります。今回宿泊した「コンフォートトリプル」は多摩川が望めるリバービュー。晴れた日は、川の向こうに富士山を望むことも。目の前に遮るものがないので空が大きく見渡せ、夕方には茜色のグラデーション、夜には点々と続くライトが煌めく「多摩川スカイブリッジ」や、対岸の工場夜景も見られます。
バスルームに置かれていたのは、ホテルオリジナルのシャンプー＆コンディショナーと、ボディソープ。どちらも高級感のある華やかな香り。ボディソープは泡立ちがよく、肌にも優しい使い心地。コンパクトなバスルームでありながら、十分な広さの洗面台と大きな鏡も備え付けられていました。
シャンプー類と歯ブラシ以外のアメニティは、ロビーがある4階のアメニティコーナーから、必要なアイテムを選ぶシステム。ボディタオルやコットン、めん棒、ヘアブラシなどの一通りの衛生アイテムがそろっています。コーヒードリップや、紅茶と緑茶のティーパックも用意されていて、自由に選ぶことができます。
そのほかにも多彩な客室バリエーションを用意
宿泊した「コンフォートトリプル」以外にも多彩な部屋タイプが充実。ソファを配したツインやダブルをはじめ、ベッドを4台設置したファミリールーム、高級ドライヤーや美顔ローラーなどを備えた女性専用シリーズの客室、たたみ仕様で靴を脱いでくつろげる和洋室タイプなどもあります。人数はもちろん、旅の目的や気分に合わせて選択できるのがうれしいですね。
※ホテルの状況によって予約可能な客室タイプが変わります。ご了承ください。
眺望抜群！ホテルの最上階には、天然温泉が楽しめる温浴施設
客室にもバスタブがありますが、チェックイン後にぜひ足を運びたいのが、天然温泉が楽しめる温浴施設「泉（いずみ）天空の湯 羽田空港」です。富士山や飛行機を眺められる露天風呂のほか、4種の内湯、ドライサウナ、漢方蒸しサウナも完備。空港の地下からくみ上げられた天然温泉は、保温・保湿性に優れた泉質で、「美人の湯」とも呼ばれているそうです。ホテル最上階の12階に位置するので、眺望も抜群！
ホテル宿泊者は、特別料金で大浴場の入浴と2種のサウナが利用可能。さらに、オプションで岩盤浴ゾーン（800円）も楽しめます。入浴は清掃時間以外ならいつでもOK。滞在中なら再入場もできます。
泉天空の湯 羽田空港
- 営業時間
- 24時間
※10:00～13:00は清掃時間のため、浴場（温泉入浴と2種のサウナ）は利用できません。 - 利用料金
- ＜宿泊者＞
大人1,600円、子ども（4歳～小学生）800円
※温泉入浴と2種のサウナ、お休み処が利用できます。
※岩盤浴ゾーンの利用は、800円の追加料金が必要です。
＜一般利用＞
大人4,800円、子ども（4歳～小学生）2,000円
※午前2:00～5:00の利用は、別途4,000円（中学生以上）の深夜料金が必要となります。
※フェイスタオル・バスタオルがつきます。
※温泉入浴と2種のサウナ、岩盤浴ゾーン、お休み処が利用できます。
チェックイン後の散策では旅の準備も抜かりなく
ホテルのロビーには、外貨両替機とATMを完備しています。また、ホテルのエントランスのすぐ横には、スタッフが常駐する「おもてなしセンター」もあります。館内や周辺の案内をしてくれることはもちろんですが、ここでは宅配便の手配や手荷物の預かりなどもしてくれるそう。「羽田エアポートガーデン」の中には、コンビニエンスストア（24時間営業）やドラッグストアもそろっているので、旅の準備にも役立ちます。
日本のモノ、食がズラリ！最高級の「宇治抹茶」を使ったスイーツも堪能
旅の準備を整えたら「羽田エアポートガーデン」のショップやグルメスポットも散策！館内には、日本の玄関口らしく「日本文化」にこだわった土産店や飲食店がズラリと並び、その数、なんと約80店舗。特に羽田エアポートガーデンの入り口ゲートからホテルまでをつなぐ通路「ジャパンプロムナード」には、日本の古きよき文化と技術、和を感じられるショップが多く集まります。今回は、その中から散策のひとやすみにぴったりな「京都 茶寮翠泉（すいせん）」に立ち寄ってみました。
こちらでいただけるのは、高級抹茶の代名詞「宇治抹茶」をふんだんに使った和スイーツ。写真左は、「金箔ソフトクリーム お濃い抹茶 極」。宇治抹茶の風味をギュッと閉じ込めたソフトクリームを大きな金箔で包んだ、見た目でも舌でも楽しませてくれる贅沢な一品。右は、抹茶のソフトクリームを囲むように、抹茶のロールクッキーと焼き菓子、白玉、わらび餅、粒あん、黒糖ゼリーなど、和スイーツをふんだんに盛りこんだ「翠泉パフェ」。どちらも、抹茶のソフトクリームが濃厚！ 香り高くほろ苦い抹茶と、ほどよい甘さのミルクが爽やかにマッチした上品な味わいです。
羽田エアポートガーデン店には限定メニュー「だんごセット お煎茶or玉露ほうじ茶つき」もあります。おだんごは6種類から2本が選べるので、今回は「だんご 抹茶あん」と「だんご あん」を選択。カメラを向けたくなる、フォトジェニックな見た目も心をくすぐります。
豊富な飲食店から選択。「大江戸フードホール」で東京の食を味わう！
羽田エアポートガーデンは飲食店も大充実！和食を中心とした約20の飲食店が軒を連ね、鮨、カレー、うどん、うなぎ、お好み焼き…などバラエティ豊か。本格的なレストランはもちろんですが、軽飲食店やカフェなどもそろっています。
そんな中から、今回夕食に選んだのは1階にあるフードホール「大江戸フードホール」。こちらは、その名の通り「江戸」がテーマ。フードホール内には、溶岩板ステーキ、十割蕎麦、江戸前ラーメン、海鮮重、EDOカフェ＆デリの5種類のお店があります。
フードホールの中でもひと際目を引くのが、「溶岩板ステーキ」。溶岩板で内側からじんわり熱を通したお肉は、ふっくらやわらか！余計な脂も落ちてくれるので、さっぱりといただけます。
あっさりとしたものが食べたい気分なら、十割蕎麦の豊かな風味と香りが楽しめるお蕎麦がおすすめ。大きな海老がセットになった「十割蕎麦 大海老天せいろ」も見逃せません。 また、東京唯一の醤油醸造元「キッコーゴ醤油」を使った、「江戸前 端麗 『極』醤油拉麺」も人気の一品。醤油と甘みと香りが広がる、まろやかな味わい。具材もたっぷりです。
「大江戸フードホール」の店内には日本の四季をモチーフにしたダイナミックな壁画などがあり、和モダンの雰囲気。フードホールというと、席と席の空間が狭く、なんとなく落ち着つかない…。そんなイメージもありますが、こちらは十分ゆとりを保った設計で通路も広々。荷物が多い方もゆったりと食事がいただけます。
「ホテル ヴィラフォンテーヌ グランド 羽田空港」から羽田エアポートガーデンのショップへの移動は外に出る必要がないので、天候や気温を気にすることなく、とっても気軽に散策が楽しめます。この日は、土産店をめぐり、気になったスイーツ店で休憩、豊富なメニューから食事を味わってホテルへ戻りました。
気軽に入りやすい！夜はホテル1階のカジュアルなバーへ
夜に立ち寄ったのはホテル1階の「オールデイダイニング グランドエール」。22時まではディナーブッフェがいただけるレストランですが、23時からはバータイムに変わります。ホテルのバーというと敷居が高い印象もありますが、こちらはカジュアルな雰囲気で、肩肘張らず楽しめるのも魅力です。
私たちはそれぞれ、ハイボール、カクテル、ビールをオーダー。ショッピング、温泉、スイーツ、東京グルメ…と充実した1日に乾杯！まだまだ、おしゃべりに興じたいところですが、明日の朝出発に備えて1杯飲んでお部屋へ戻ります。
できたてガレットも味わえる！ 旬の食材たっぷり。ブッフェスタイルの朝食
朝食会場は、昨夜バーとして利用した「オールデイダイニング グランドエール」です。大型ホテルとあって、レストランフロアも広々！ 通路も広くて開放的な空間です。
エントランスから奥に進むと、和洋中のバラエティに富んだ料理やデザートがズラリと並んでいます。
ヘルシーなサラダやスープ、肉や魚、卵料理、煮込み料理、デニッシュ、デザート、フルーツ…さまざまな料理がライナップ。もちろん和の惣菜も充実。ロールパンや食パンとともに、エッグフィリングやハムマリネなどが並んだコーナーでは、自分好みの具材を選んでオリジナルサンドイッチも作れます。
そして、朝食で特に目を引くのが、目の前でシェフが調理してくれるオープンキッチン。卵とベーコンのガレット、3種のうどん、焼き魚のメニューをその場でオーダー！「出来立て」のおいしさを味わうことができます。
シェフの華麗な手さばきを楽しめるのもオープンキッチンの魅力。香ばしい香り、見た目からも伝わる生地のモチモチ感、生地に挟んだとろりとした卵……。完成に近づくごとに、食欲をそそられます。
ミニうどんも、ぜひ味わいたい一品。左から、優しい風味とゆずの爽やかな味わいが特徴の「ゆず鶏うどん」、神戸の郷土料理で、牛すじの煮込みが入った「ぼっかけうどん」、天かすをたっぷり加えた「たぬきうどん」の3種類がライナップ。熱々のうどんが、朝の目覚めにもぴったりです。
旬の食材をふんだんに使った美味しい料理で、活力をチャージ！これで、このあとの旅もアクティブに楽しめそうです。朝の便に乗るとなると朝食も慌ただしくなりがちですが、なんといってもここは空港直結！時間にも気持ちにもゆとりができ、ゆっくり味わうことができました。
オールデイダイニング グランドエール
- 営業時間
-
・BREAKFAST 6:00～10:00（L.O. 9:30）
・LUNCH 11:00～17:00（L.O. 16:30）
・DINNER 17:00～22:00（L.O. 21:30）
・NIGHT 22:00～25:00（L.O. 24:30）
※ホテル宿泊者以外も利用することが可能です。
スムーズなチェックアウトで、いざ出発へ！
温泉で心身を癒し、高級ベッドでゆっくり休み、おいしい朝食も堪能。体も気持ちも万全に整えたら、自動チェックイン機でスムーズにチェックアウト。いざ、空港の出発ロビーへ向かいます！
「ホテル ヴィラフォンテーヌ グランド 羽田空港」は第3ターミナル直結ですが、第1・2ターミナルとも無料の連絡バスも行き来しているので、どのターミナルから出発でも移動の心配はありません。「羽田エアポートガーデン」の1階には、全国各地の観光地につながる高速バス乗り場もあるので、さまざまな旅の拠点にぴったり。ゆとりある過ごし方で、羽田空港での滞在を楽しんでみませんか。
※ターミナル間の移動詳細についてはこちら（羽田空港旅客ターミナル 公式サイト）
住友不動産ホテル ヴィラフォンテーヌ グランド 羽田空港
- 住所
- 東京都大田区羽田空港2-7-1
- チェックイン
- 15:00（最終29:00）
- チェックアウト
- 11:00
- 総部屋数
- 1,557室
- アクセス
- 東京モノレール・京急線「羽田空港第3ターミナル」駅直結、徒歩約1分
取材・文／柿沼曜子 撮影／田辺エリ