⑦神聖な御神木の左手に「滝尾稲荷神社あります」。
820年(弘仁11年、平安前期)弘法大師空海が滝尾神社とともに稲荷神社を創建。
五穀豊穣・家内安全・商売繁栄などの御神徳の高い神様です。
歴史のある稲荷神社でお願い事をしてみてはいかがです。
暑さの続く日々、涼風漂う日光パワースポットで歴史探訪もオススメです。
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⑧輪王寺行者堂。平安時代頃の創建とされる切妻造りの薄暗い行者堂内に、本尊の奈良時代の修験の祖・役小角(えんのおずね)が祀られています。運慶(鎌倉初期の仏師)の作ともいわれています。
昔は、車夫(人力車をひく男)や飛脚(急用を遠くへ知らせる使いの人夫)の人たちにも信仰がありました。
1500年代後半(天正年間、安土桃山)桜本坊安宗(戦国時代、下野日光山で、諸堂の新造、堂行堂の再興に尽力者)によって再興されたと伝えられています。
お堂の左裏手には、女峰山(にょほうさん)への登山道入口があります。
女峰山は、修験道の山で田心姫命(たごりひめのみこと)を祀る山です。
女峰山は、標高2,483メートルで、多くの登山愛好家に親しまれています。
嘗ては修験者、現在は登山愛好家の山。安全祈願でスタートする場所のお堂だと思います。このひっそり閑が大変好きになりました。これからも後世大切に保存していく歴史のある重要な文化財です。
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⑨史跡探勝路の石柱。今回の滝尾神社パワースポットへの散策は、ここで終了です。石柱には、史跡探勝路 神橋〜滝尾神社 の文字。
滝尾神社への往復のルートは、いくつかあります。筆者としては、今回のルートを選びました。
次回は今回の帰路を往路にしてスタートしたいと考えています。また違った雰囲気を楽しめる散策になると思います。
日光には、世界遺産二社一寺以外にも多くの歴史あるスポットが在ります。今回の滝尾神社パワースポットへの古道巡りでは、世界遺産エリア裏手の山間に多くの歴史ある史跡が存在し、その史跡の経緯に深い興味を持ちました。これから一つひとつ史跡の見識を深めたいと思います。
また今回の日光パワースポット古道のブログは、多くの方々に御覧頂きました。パワースポットへの関心の強い表れだと思います。各画像を掲載しての古道ルート案内でしたが、これから古道巡りで日光へ訪れる方も多いと思います。どうぞ歴史探訪で有意義な日光の旅になりますよう心より願っております。
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