【福島潟の四季】 ・福島潟は県都新潟市の東方に位置する湖沼です。面積は262haあり、潟と名のつく湖の中では新潟県内で最大です。五頭連峰を映す湖面と鳥や花や人が一体となって織りなす四季折々の新潟の原風景を今に残しています。
この自然は「日本の自然百選」「にいがた景勝百選」「遊歩百選」などに選ばれています。 福島潟はオオヒシクイやオニバスをはじめとして貴重な動植物が数多く生活しており、全国でも有数の自然豊かな場所です。
|
||||
【福島潟は野鳥・植物の宝庫】 ・福島潟は、193haのうち163haが「国指定鳥獣保護区」に指定されていて、春から夏にかけて、ヨシ原ではオオヨシキリやカッコウがさえずり、ヤナギの木にはゴイサギやコサギが群れをなし、マコモの茂る水ぎわではバンやカイツブリが抱卵しています。
・秋から冬になると、水辺はオオヒシクイやコハクチョウ、カモたちで賑わい、ヨシ原にはカシラダカ、アオジ、オオジュリンなどたくさんの小鳥たちが訪れます。また、オジロワシやオオタカなども冬を通してその雄姿をみせてくれます。
|
【春は菜の花】 ・福島潟の春は「菜の花」が見ごろです。春は菜の花が咲き誇り、県内外から多くの観光客が訪れます。 菜の花の見ごろは4月中旬〜5月GW頃まで。 ・毎年4月初旬には福島潟の自然ンを楽しみながら走る「福島潟菜の花&さくらマラソン」を実施しています。 |
【夏はオニバス】 ・福島潟は、葉の直径が2mを超える水生植物オニバスの日本北限の自生地です。ミズアオイ・ミクリなど全国的にも希少になっている植物をはじめ、450種類もの植物が確認されています。
・湿地の重要性が見直されている中で、福島潟は自然の宝庫として注目を浴びています。 |
||
【秋はすすきや、ヨシ原】 ・秋は、日本の原風景薫るすすきや、ヨシ原の風景がおすすめです。 また、9月下旬からオオヒシクイが飛来しはじめます。
・毎年9月23日は福島潟全体で「福島潟自然文化祭」を実施しています。 |
【冬は野鳥観察】 ・福島潟は、国の天然記念物の渡り鳥であるオオヒシクイ(雁の仲間)の日本一の越冬地で、220種以上の野鳥が確認されています。
また、わが国で最初の「1級鳥類観測ステーション」の設置された場所でもあり、「鳥獣保護区管理センター」には全国からバードウオッチャーが訪れてにぎわっています。 |
【オオヒシクイ】 ・オオヒシクイ(カモ科)は、国の天然記念物に指定されています。福島潟は日本一のオオヒシクイの越冬地であり、9月下旬から飛来しはじめ、5000羽以上のオオヒシクイが越冬し、翌年3月に故郷のカムチャツカへ2400Kmの旅をして帰ります。 |