秋保温泉は1泊5万円超といったハイクラスな旅館・ホテルから、家族連れで気軽に利用できる宿までバラエティに富んでいるのが魅力のひとつ。温泉地の中にもさまざまな施設がある。のんびりと温泉を満喫しながら、見て、触れて、味わえる仕掛けがそこここにある。音楽や工芸に関連したイベントも多く、1日居ても退屈を感じることはないだろう。
新緑の青葉、緑萌える初夏、錦繍の秋、冬の大滝凍結と四季折々の見事な眺めとなる秋保大滝。幅6メートル、落差55メートルの大滝は水量の多さが有名で、壮大な景観に圧倒されます。滝見台、及び、不動滝橋を経由し、下に降りて滝壺から見るか、それぞれ楽しみ方があります。また、圧倒的な量のマイナスイオンを浴びるのも、心地いい。
秋保大滝不動尊は、別当として滝本山西光寺が勤め、山形県山寺・立石寺の奥の院とされています。貞観年間に、慈覚大師円仁が東北巡賜の折、秋保大滝で100日間の荒行をしたのち、立石寺を開山したと伝えられています。不動明王坐像は、高さ3.3メートル、火焔を含めると5.1メートルに達し、見る者を圧倒。現不動尊を建立した知足上人は、完成後の文政11年に諸人の大願成就を祈って滝に飛び込んだという伝説が残っており、それ以来、心願成就の尊像として多くの信者からあがめられています。
隣接の公営無料駐車場は100台駐車可能、大型バス5〜6台駐車可能。
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- JR仙山線で:仙台駅から「愛子駅」下車、仙台市営バス利用で「二口」行き「秋保大滝」下車(約60分)平日土のみの運行で1日2便。 休日は1日1便。
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- JR仙台駅から:駅西口バスプール8番乗り場「秋保大滝行き」で終点下車(約90分)土日祝日のみの運行で1日2便。
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- 車で:仙台から西道路・県道62号線経由で山形方面へ、市内から約50分。
秋保大滝のすぐ近くに、「秋保大滝植物園」がある。約5ヘクタールの広い園内では、宮城県内の野山の草木を中心に約200種類・15,000本の植物を植栽展示している。約3,000本のツツジが開花する春、アヤメ、アジサイ、ハナショウブ、スイレン、ヤマユリが花咲く初夏、深紅と黄色に彩られた紅葉の季節はひときわ園内が華やぎ、日頃の疲れを忘れさせてくれる。また、ツクバネ、ツノハシバミ、ハナイカダなどの面白い様子の木の実や、赤、紫、藍、黒、様々な色合いの木の実なども目を楽しませてくれる。
炭焼き小屋や東屋もあり、四季折々の自然観察や散策の場としてもぴったり。すだれ滝も見どころの一つで、広い名取川から清流が流れ落ちる様は、まさしくすだれのよう。園内イベントも随時開催され、参加型イベントとしても楽しめそう。入園料は、大人200円、高校・大学生150円、小・中学生100円。5月4日みどりの日は入園無料。
開園期間は4月から11月、冬季は閉園。開園時間は午前9時から午後4時30分まで。無料駐車場は30台あり。
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- JR仙山線で:仙台駅から「愛子駅」下車、愛子駅前バスプール2番乗り場より、仙台市営バス利用で「二口温泉行き」乗車、「秋保大滝」下車(約60分)。
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- JR仙台駅から:駅西口バスプール8番乗り場より、宮城交通バス利用で「秋保大滝行き」で終点「秋保大滝」下車(約90分)。
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- 車で:仙台から西道路・県道62号線経由で山形方面へ、市内から約50分。
観光案内所が併設されているので、秋保の観光情報を入手するならここがオススメ。大型ディスプレイを利用した「秋保道しるべ」は観光情報を集約し、観光スポットから町の歴史まで秋保の様々な情報を紹介している。秋保電鉄の動くジオラマは子供から大人まで大人気。そのほか館内には、秋保の上ノ原遺跡から出土された県指定有形文化財の「皮袋型土器」のほか、町内で活動する工芸家たちの作品も常時展示している。
多目的ルームは、年間を通じて様々な展示会や音楽イベントを開催しており、「日曜手作り教室」(予約制)といった市民が参加できる教室も行っている。施設裏手には、散策路「もみじのこみち」や「磊々峡遊歩道」へ通じる自然歩道もあり、四季折々の移ろいを楽しむことが出来る。
4月から11月までの間は、散策に使えるレンタサイクル(無料/貸出の際保証金千円お預かり)や、足湯『寿右ェ門の湯』(無料/土日祝日のみ)を楽しむことが出来る(どちらも雨天時利用不可)。
併設されている『秋保ドリアと薪火珈琲 Cafe HACHI』は、宮城県名取
市に本店を構える「ハンバーグレストランHACHI」の姉妹店で、地元秋保の野菜を使ったドリア、プチサラダが人気。[営業時間:10時〜17時(ラストオーダーは16:30まで)]
年中無休で、入館は無料。毎日9時〜18時まで(年2回保守点検日あり)。駐車場は普通車25台に、大型バス3台。(大型バスのみ事前連絡必要)
(秋保温泉郷観光案内所 電話:022-398-2323 9:30〜18:00)URL :http://akiusato.jp
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- JR仙山線で:仙台駅から「愛子駅」下車、愛子駅前バスプール2番乗り場より、仙台市営バス利用で「秋保文化の里センター」下車(約50分)。
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- JR仙台駅から:駅西口バスプール8番乗り場より、宮城交通バス利用で「秋保温泉行き」で終点「秋保大滝」下車(約50分)。
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- 車で:仙台から西道路・県道62号線経由で山形方面へ、市内から約30分。
仙台箪笥や伝統こけし、江戸独楽など伝統工芸の職人が集結した『秋保工芸の里』。9つの工房では、伝統を伝えるだけではなく暮しの中で生きていく美しさを追求した、それぞれの職人技を間近に見る事ができる。又、丁寧に作られた伝統工芸品の数々はその場で購入も可能。
見るだけではなく、実際に体験してみたい方でも十分に楽しめる。それは、子供でも気軽に参加できる体験学習が工房毎に実施されており、もちろん大人も楽しめることは間違いない。(体験内容、料金は各工房へ確認)
休日は工房毎に異なるので事前の確認が必要。午前9時から午後5時まで。無料駐車場あり。
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- JR仙台駅から:駅西口バスプール8番乗り場「秋保温泉行き」で「秋保温泉湯元」前下車(約50分)下車後徒歩15分。
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- 車で:仙台から西道路経由で山形方面へ、市内から約30分。
秋保温泉から車で3分、名取川渓谷沿いに建ち並ぶロッジ群が見えてくる。それが山と川に囲まれた自然豊かな『木の家』だ。そこには、香り豊かな珈琲や食事が楽しめる「珈琲館」、笠間・益子焼やガラス製品、輸入雑貨などを扱う「くらしのうつわ館」と、地元作家・工芸家の作品を一堂に会した展示販売ギャラリー「秋保手しごと館」がある。そして渓谷沿いには、ロッジ、温泉岩風呂、テニス・バレーコートなどアウトドアライフが満喫できる「ロッジ村」があり、秋保の自然と恵み、工芸品等が楽しめる施設である。
ロッジ村は、10タイプ、全17棟で構成されており、食器、調理用品、寝具など完備。野外炊飯、芋煮会等も楽しめる。珈琲館では、個展、イベントコンサートも随時開催中。
向かい側には、姉妹施設の天守閣自然公園がある。そこには「湯元小屋館跡自然庭園」、日帰り温泉・そば処「市太郎」、貸切専用露天風呂「鹿乙の湯」、「カフェ ロシェ」、「オートキャンプ場」などがあり、木の家と同時に楽しむことができる。
3月〜11月間は午前10時から午後4時30分までの営業。(12月〜2月間は午前10時30分から午後4時まで)。無料駐車場あり。
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- JR仙山線で:仙台駅から「愛子駅」下車、仙台市営バス利用で「秋保温泉湯元」下車(約15分)徒歩20分。タクシーで3分(1.2km)。
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- JR仙台駅から:駅西口バスプール8番乗り場「秋保温泉行き」で「秋保温泉湯元」下車(約50分)徒歩20分。タクシーで3分(1.2km)。
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- 車で:仙台から西道路経由で山形方面へ、市内から約30分。
車で国道286号線を秋保温泉に向かって走っていくと、秋保温泉にほど近い場所に黄色い建物が見えてくる。そこが、見て、触って、作れる、体験型ミュージアム『仙台万華鏡美術館』だ。展示室では、日本・アメリカのアンティーク万華鏡から現代作家の作品まで多数展示され、その中には実際に手にとって見ることができる万華鏡も展示されている。ミュージアムショップでは、予約不要で万華鏡が簡単に作れる手作り体験が人気。もちろん、お土産、プレゼントも購入可能。
企画展として様々な作家の展示会を開催しており、1月26日(土)から3月11日(月)間は、お雛様の形の万華鏡展を開催予定。 入館料は、一般・大学生は900円。小中高生・70歳以上は450円。(団体割引等あり)
施設は年中無休(冬季は臨時休業あり)で、毎日午前9時30分から午後5時まで。(最終入館は午後4時30分まで)無料駐車場は普通車46台
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- JR仙台駅から:駅西口バスプール8番乗り場「秋保温泉行き」で「松場バス停」前下車(約50分)快速バスは止まりませんのでご注意
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- 車で:仙台から西道路経由で山形方面へ、市内から約30分。
地元の人々に愛され、口コミで全国に人気が広がった秋保の隠れた名物、それがさいちの「秋保おはぎ」。お店は普通のスーパーマーケットでその惣菜売場にボリュームたっぷりの手作りおはぎが並ぶ。ひとつ約10センチの大きさで、添加物を一切加えずに作った昔ながらの素朴な味と、ほどよい甘さが人気の秘密である。
種類は、つぶあん、きなこ、ゴマ、納豆(10月〜5月上旬・3個入り315円のみ)の4種類。各2個入り210円、3個入り315円、6個入り630円、10個入り1,050円。平日5,000個、土日10,000個。確実にお買い上げいただくには、早めの来店が必要。
定休日は第2・第4水曜日。午前9時から午後7時30分まで。駐車場は店舗併設18台、第2駐車場14台の計32台とやや手狭ではあるが、誘導員がついており、回転の早い駐車場なのであまり待たずに駐車する事は可能。
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- JR仙山線で:仙台駅から「愛子駅」下車、仙台市営バス利用で「秋保温泉湯元バス停」前下車(約15分)。
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- JR仙台駅から:駅西口バスプール8番乗り場「秋保温泉行き」で「秋保温泉湯元バス停」前下車(約50分)快速バスで約30分。
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- 車で:仙台から西道路経由で山形方面へ、市内から約30分。