景福宮、昌徳宮などの古い歴史を持つ史跡や、北村韓屋村、仁寺洞、南大門市場などの伝統文化が感じられる場所があちこちに点在しています。
またショッピング施設やエンターテインメント施設のある明洞、狎鴎亭、コエックスモールなどは毎年多くの観光客が集まる名所となっています。
街の中心を流れる漢江はソウルならではの風景を作り出し、市民たちの憩いの場となっています。
■国名:大韓民国ソウル特別市
■面積:5780km2(東京都の約1/3)
■人口:約977.6万 (2017年)
■言語:韓国語
■気候:基本的に日本と同じように春夏秋冬の四季がはっきりしています。冬はかなり冷え込み、寒暖差も大きくなりがちなので、服装には気を付けたいところです。
■時差:日本とソウルとの時差はありません
■通貨:10KRW=約1円
韓国で地下鉄は主要観光地を巡る際に便利な交通手段です。ソウル首都圏(京畿道、仁川広域市)をはじめ、釜山、大邱、光州、大田で運行しています。現在、首都圏の地下鉄は1号線から9号線、新盆唐線、京春線、京義・中央線、エバーライン、牛耳新設軽電鉄線などの路線が運行されており、各地下鉄は利用者の便宜を図り、路線別に色がついています。
韓国では英語が通じるタクシー運転手が増えており、外国人観光客はタクシーをより便利に利用できるようになりました。韓国のタクシーは、日本と同じようにタクシー乗り場や道端でタクシーを拾って乗ることができ、電話やタクシー配車アプリでタクシーを呼ぶこともできます。但し、電話でコールタクシーを呼んだ場合は料金が若干高くなります。タクシーの初乗り運賃は地域によって少しずつ違い、距離と時間によって計算されます。ソウルを走るほとんどのタクシーはクレジットカードや交通カード(Tmoneyカード)で料金を支払うことができます。その一方で地方の小さな都市では現金でのみ支払い可能な場合もあるため、ソウル以外の地域でタクシーを利用する場合は現金を準備しておくと良いでしょう
バスにはソウル市内を長距離運行する幹線バス(ブルー)をはじめ、地下鉄と連結または近距離内を運行する支線バス(グリーン)、ソウルと首都圏を連結する高速の広域バス(レッド)、ソウル市内の主要エリアの中を循環する都心循環バス(イエロー)、午後11時30分〜翌日朝6時まで運行する深夜バスがあります。
バスの料金は現金または交通カードで支払います。交通カードを利用すると、市内で別のバスに乗り換える時に乗り換え料金(割引)が適用されます。割引を受けるためにはバスの降り口にある端末機に交通カードをタッチして下車し、その後30分以内に乗り換える必要があります(夜9時から翌日朝7時までは1時間以内に乗り換えれば乗り換え料金適用)。現金で支払った場合は割引を受けることができないので交通カードを利用することをおすすめします。
ちょっと変わったストリートフードがいっぱいで、見るものすべてが新鮮で楽しい明洞(ミョンドン)!
ショッピングやファッションの中心地として、20代から30代を中心に、韓国の若い世代や外国人観光客に絶大な人気を誇る街です。
明洞はソウル地下鉄4号線の明洞駅から乙支路(ウルジロ)、ロッテ百貨店本店に至るおよそ1キロメートル範囲のエリアで、大型百貨店や免税店、各種ブランドの店舗などが密集しています。それだけにショッピングを楽しむにはうってつけの場所です。
ショッピング以外にも、ここ明洞にはちょっと他では見ないようなストリートフードが食べられる屋台やおいしいと評判のレストランもたくさんあり、グルメを楽しみたい方にもおすすめの街です。
「丸一日、ソウルで思い切り遊びたいならここがおすすめ!それは、ロッテワールド! ロッテワールドは1年365日、さまざまなイベントやステージが行われる大都会・ソウルの真ん中にあるテーマパークです。 ロッテワールドの一番の売りは室内スペース・ロッテワールドアドベンチャーと、野外スペース・ロッテワールドマジックアイランドの二つのエリアがあること。全天候型スペース・アドベンチャーにはメリーゴーランド、スペインの海賊船、フルームライドなどのアトラクションが、屋外のマジックアイランドにはジャイロドロップ、ジャイロスピンといったスリル満点のアトラクションがあります。 また、近くには地上555m・123階建てのロッテワールドタワーにあるソウルスカイや、ショッピングモール・ロッテワールドモールなどもあり、テーマパークだけでなく、観光、ショッピングなども同時にお楽しみいただけます。
ソウルのランドマークといえばここ、南山(ナムサン)ソウルタワー。
一年を通じて訪れる人が絶えないソウルを代表する観光スポットで、ソウルの美しい夜景を眺めたい方にはおすすめのスポットです。
特にチョン・ジヒョン、キム・スヒョン主演ドラマ『星から来たあなた』(SBS・2013〜2014年)や、チョン・ジヒョン、イ・ミノ主演ドラマ『青い海の伝説』(SBS・2016〜2017年)のロケ地として知られ、韓流ファンの聖地となっています。
南山ソウルタワーには展望台をはじめ、おしゃれなカフェやレストランがあり、友達やカップルで美しい夜景を眺めながら、コーヒーでひと息、まったりとソウルの夜をエンジョイしたい方にピッタリの場所です。
朝鮮王朝最大の法宮(正宮)として建立された景福宮(キョンボックン)。
景福宮という名称は「新しい王朝が多くの福を享受し繁栄をもたらす」という意味から命名されたもので、朝鮮時代の王宮の中でもっとも早い時期に建てられた王宮です。
景福宮はその広大な敷地や整然と建ち並んだ建物の配置が特徴的で、現存する王宮の中で唯一、宮中へ入る四大門が残っている王宮です。
景福宮の敷地内に足を踏み入れると、居住のために使われた建物、政(まつりごと)に使われた建物など、それぞれ用途が異なる数多くの建物が整然と立ち並んでおり、訪れる人々の興味をそそります。
また、タイミングが合えば、景福宮の守門将交代儀式などまざまな行事が観覧でき、一年を通じて行われる景福宮の夜間開放の日には、ライトアップされた美しい景福宮の夜景も満喫できます。
韓国伝統家屋が立ち並ぶソウルを代表する韓屋村・北村(プクチョン)韓屋村。 韓国ならではの趣や暮らしぶりが実感できるのがここ、北村韓屋村です。朝鮮時代の高官や王族が暮らしていた北村では韓屋の美しさに触れることができ、路地の隅々にいたるまで、見て回る楽しさがいっぱい詰まった場所です。 北村まで足を伸ばしたら、ぜひおすすめなのが「北村八景」。北村八景は北村の魅力がもっとも凝縮した八か所を選んだもので、八つそれぞれに違った風景の魅力があります。北村八景の素晴らしい韓屋をバックに一枚、記念撮影するのもお忘れなく。
仁寺洞は「韓国伝統文化の通り」と称されるように他の場所では味わえない魅力あふれる街です。
仁寺洞の街を南北に延びる石畳の通りから枝分かれするように細かい路地がたくさんあり、路地には小さな韓屋の佇まいのお店が軒を連ね、さまざまな韓国のおいしい料理を提供する食堂・レストラン、茶房、伝統工芸品店などがあります。
仁寺洞はこのように他のエリアにはない見どころがたくさんある街ですが、中でも注目はサムジキル(Ssamzi Gil)。
サムジキルの建物は、建物の中心に広場を設け、その広場を囲むように建てられた特徴ある建物で、地下1階から地上4階まで一つの長い通路でつながった形のいわば、立体的なショッピングモールとなっています。
この長い一本の通路に沿って、画廊、伝統工芸品店、伝統家具店などがあり、最上階4階まで上がると仁寺洞の通りを一望できるハヌル(空)公園にたどり着きます。
韓国では7月初旬から8月中旬までの暑さを「三伏(サムボク)の暑さ」と呼びます。 三伏とは1年の中でもっとも暑い時期のことを指し、 旧暦6月〜7月にあたるこの時期には「初伏(チョボク)」「中伏(チュンボク)」「末伏(マルボク)」と呼ばれる 日があります。このときに韓国の人々がもっともよく食べる料理がサムゲタン(参鶏湯)です。 サムゲタンは栄養が豊富でカロリーが高く、疲れた体を癒してくれます。 内臓を取り出した鶏の腹の中にもち米やなつめ、ニンニク、ショウガ、高麗人参などを詰めて長時間煮込み、 上に刻んだネギをのせて食べます。
サムゲタンやチムタク(鶏肉のピリ辛煮込み)など、夏の韓国料理に鶏料理は外せません。
チムタクは、前もって茹でて火を通しておいた鶏肉に唐辛子やキノコ、ニンジンなどの野菜を入れ、
最後にでん粉で作った細い麺を入れて煮詰めた料理です。ピリっと辛い味が特徴で、
おかずとして出てくる冷たいトンチミ(大根の水キムチ)と一緒に食べます。
もしメニューにヌルンジ(おこげ)があれば締めに頼んでみましょう。
辛いチムタクソースとカリッと香ばしいヌルンジが相性ぴったりです。
ネンミョン(冷麺)は韓国の人々が夏にもっともよく食べる麺料理ですが、 元々は北韓で冬に氷を浮かべて食べていた料理です。 そのためネンミョンといえば北韓式のピョンヤンネンミョン(平壌冷麺)と ハムフンネンミョン(咸興冷麵)がもっとも有名です。 ピョンヤンネンミョンは氷が浮いたスープに麺を入れて食べるムルレンミョン(水冷麺)で、 ハムフンネンミョンは辛くて酸っぱいコチュジャンだれを入れて作ったビビンネンミョン(混ぜ冷麺)です。
チョゲグクス(韓国式冷やし中華)とは、
鶏肉から取ったスープを冷して酢と辛子で味をつけ、
鶏のむね肉を細かく裂いて麺と一緒に食べる韓国の伝統的な料理です。
北韓の咸鏡道と平安道地域で寒い冬に珍味として食べられていたものですが、
今は夏の滋養食としてよく食べられています。
チョゲグクスは余分な油分を落とした鶏肉と新鮮な野菜や韓方薬を用いて作られるため、
淡白な味わいと独特な香りが楽しめます。
韓国の人々が好きな夏の料理といえば、メミルグクス(そば)。
メミルグクスは冷たくして食べるものと温かいものの2種類があります。
夏によく食べるメミルグクスには、冷たいキムチスープにキュウリやキムチ、
肉などを入れて食べるメミルマッククスと、冷たい醤油ベースのスープに大根おろしやネギ、
ワサビなどの薬味を入れて食べるメミルソバがあります。
メミルソバは日本の冷やしそば風の料理で、韓国では鰹節を使わずカタクチイワシから
出汁をとり、麺とつゆを一緒に器に入れて食べます。
ネンミョン(冷麺)は韓国の人々が夏にもっともよく食べる麺料理ですが、 アイスクリームとともに人気の夏のスイーツといえば、ピンス(カキ氷)! 氷の上にフルーツや餅、練乳、アイスクリーム、シロップなどがのっており、 これらを混ぜて食べます。以前は小豆をメインとしたパッピンス(小豆入りカキ氷)が 多かったのですが、最近では様々なトッピングを追加した 緑茶やコーヒー味のピンスが人気です。 夏になると韓国のほとんどのカフェやベーカリー、ファストフード店などで ピンスが販売されるため、どこでも手軽に食べられます。
韓国の観光についてのお問い合わせに日本語、英語、中国語、ロシア語、 タイ語などでお答えするサービスです。 韓国を旅行中でも、日本からでも24時間日本語でご利用いただけます。
観光警察は観光地での犯罪予防や不法行為の取り締まりだけでなく、観光苦情処理、観光案内などの様々なサービスを提供しています。 観光地で不当な待遇を受けたときなどは、青いジャケットに黒いベレー帽を被った観光警察に通報すれば迅速に対応してもらえます。
韓国の標準電圧は220V、60Hzです。 コンセントは丸い穴が2つ空いた形状をしており、 旅行用マルチアダプダがない場合はホテルのフロントで借りることもできます。 韓国内の免税店や仁川国際空港内のコンビニ、 免税店などでマルチアダプダを販売しています。
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