デニムで有名な岡山県の中でも倉敷市児島地区は独自のジーンズ文化が根づいています。そんな街で20周年を迎える「ジーンズミュージアム&ヴィレッジ」が2024年4月19日にリニューアルオープンしました。モノづくりを体感できる2つの博物館と直営店、オーダージーンズサロンなどが新装。ショッピングやお茶も楽しむことができ、まるでジーンズのテーマパークのようです。
2つのミュージアムでジーンズの歴史や児島の繊維技術を体感しよう
岡山県倉敷市のメーカー「ベティスミス」が運営する「ジーンズミュージアム&ヴィレッジ」は、日本博物館協会にも登録さている、日本初のジーンズの博物館です。2003年に開館し、今では年間約5万人が訪れる児島の観光スポットになっています。
開館20年を記念し、ヴィレッジ全体を「ぜんぶまるごとジーンズの博物館」というテーマのもと、1年以上かけて改装。2024年4月19日に満を持してリニューアルオープンを迎えました。
ヴィレッジにミュージアムは2つ。「第一ジーンズミュージアム」では、アメリカ発祥のジーンズが日本に定着するまでを紹介。「第二ジーンズミュージアム」では、国産ジーンズが独自に進化した児島の繊維産業の歴史と技術について体験コーナーを交えて展示します。
「第二ジーンズミュージアム」1階のカフェでは、ジーンズにちなんだメニューが追加。店内のジーンズ文化関連ファッションブックを眺めつつ、写真映えもかわいいドリンクやスイーツを楽しむことができます。
モノづくりを身近に感じるベティスミス直営店とオーダージーンズサロン
工場直営のアウトレットとして始まった「ベティスミス」ストアは、ショッピングだけでなくモノづくりのストーリーを体感できる空間へとリニューアル。ジーンズの生産背景がわかるデニム織機やパネルの展示があり、生産時の端布で作ったアイテムなども展示販売されまています。デニム雑貨に好きなリベット(鋲)を打ってカスタムできるコーナーも必見です。
ストアの入り口付近ではサステナブルな「Eco Betty Project」の紹介と、デニム回収ボックスを設置。着なくなったデニムは破砕後にTシャツやハンガーへ生まれ変わります。
2003年、ベティスミスが始めたオーダージーンズは、今も支持が高い「ベティスミス」独自のサービスです。縫製スタッフの寮だった建物を改装し、工房兼「オーダージーンズサロン」が新しくなりました。採寸して生地、ステッチ、ボタン、洗い加工などのオプションによって、世界に1本のマイジーンズを完成させます。
「ジーンズミュージアム&ヴィレッジ」ジーンズの出荷場でもあるアーケード広場には、土日限定でお得なアウトレットアイテムが並びます。連休にはマーケットを開催することも。ジーンズの街・児島の魅力を体感しに、立ち寄ってはいかがでしょうか?
ジーンズミュージアム&ヴィレッジ
- 住所
- 岡山県倉敷市児島下の町5-2-70
- 営業時間
- 3~11月:9:00~18:00、12~2月:9:30~17:00
- 定休日
- 年末年始
- 料金
- 入場無料
- アクセス
- 【車】山陽自動車道「水島」ICから約18分
【電車】JR「児島」駅からタクシーで約6分 - 詳細
- 「ベティスミス」公式サイト