- 五一わいん（林農園株式会社）
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取材当日、たまたま屋外でアイスワイン用のぶどうの圧搾真っ最中。しぼりたての果汁を少しいただくことができました。ぶどうジュースとは違うシロップのような甘み。これがどのようなワインに変化するのか―。
圧搾を待つ凍ったぶどうの実。凍った実を圧搾することで、不要な水分が氷として残り、糖度の高いエキスのみが採取されます。このエキスから造られるのがアイスワイン。食前酒または食後に飲まれることが多い甘めのワインです。
ショップの入口には木樽でつくられた看板が。ショップ内では常時10～15種類のワイン試飲が可能。レギュラーワイン、季節限定ワイン、一升瓶ワイン、貴腐ワインなども販売中（在庫状況によります）。
見学自由な五一わいんのぶどう畑。広大な敷地には多種のぶどうの樹が植えられています。入口にはぶどうの樹のマップ、各種ぶどうの詳しい説明が記されている看板があり、見学者に優しい仕様。
ぶどう畑の奥に佇む、長野県で一番古いとされるメルローの古樹。昭和27年に植えられたとされ、今もなお現役。
- 長野のワイナリーで老舗中の老舗といえばここ、五一わいん。大正8年からワイン用ぶどうの栽培をはじめ、試行錯誤を繰り返しながら、今や地元の飲食店の殆どに五一わいんが常備されているほどの屈強ワイナリーに。国際ワインコンクールでは数々の権威ある賞を受賞するなど、実力も然り。
農業体験やぶどう畑の見学を行っており、6月はぶどうの枝の誘引体験、9～10月はぶどうの収穫体験が楽しめます。自由に見学できるぶどう畑には、日本で一番古いとされるメルローの古木が！
五一わいんといえば「貴腐ワイン」、とすぐ頭に思い浮かぶならワイン通！貴腐ワインとは、育成中のぶどうに灰カビ菌といわれるカビが自然発生し、そのカビ付ぶどうから醸造されるワインのこと。グラスで揺れるワインは黄金色、独特な芳香とはちみつのような濃厚な甘味が特徴。このワインを造るにはハイリスクが伴うため、日本で醸造できるのは五一わいんのみと言われるほど。一度その味わいを知ると、きっと忘れられない一本になること間違いなし！ - ワイナリーからの「豆知識」 最高のワインにも、いまいちに感じてしまったワインにも、必ず伴侶のようにピタリとはまる料理があります。色んな料理に合わせてみて、好相性の伴侶を見つけてください。そうすれば味わいが1＋1＝3や4になることも！
- ビギナーへおすすめの1本 五一わいんで主力として栽培しているメルローから醸した「塩尻メルロ」。口に含むと、ワインの若々しさ、程よい渋み＆酸味を楽しめます。土の香りも微かに漂うので、根菜料理との相性もよし！
- 五一わいん 林農園株式会社
【住所】長野県塩尻市宗賀1298-170 【TEL】0263-52-0059
【見学】ぶどう畑見学は無料（工場内は見学不可。農作業体験は有料）
【テイスティング】常時10～15種類を無料にて試飲可能（貴腐ワインなどの高額ワインはイベント時に有料試飲あり）
- ヴィラデストガーデンファーム＆ワイナリー
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四季折々に表情を変えるガーデン。冬～春にかけての午前中の澄んだ空気と雪化粧した北アルプスの山々の景色は最高だそう！また6～8月の夕方あたりには涼やかな風が吹き、見学にはぴったりだとか。
併設のカフェレストランでは、ガーデンで育てられた野菜などを使った本格的なフレンチがいただけます。ランチで提供された牛ほほ肉と牛タンの赤ワイン煮。同ワイナリーの赤ワインにぴったり♪
素敵な風景に、更にアクセントをもたらすヤギの「ヤギ子」。ぶどう畑やガーデンの余計な草を食べてくれる大切な仲間なのだそう。人が大好きということで、興味しんしんに近づいてきてくれます。
こちらでは全ワインにスクリューキャップを採用。よく見るとキャップには「5O2」と「3O2」の2つの種類が。酸素透過の度合いが違うようで、「5O2」のほうがより酸素を透過し、ワインの熟成を促すのだとか。
レストランからはぶどう畑、ガーデン、北アルプスの山々を一望！美味しいお食事とワイン、そして最高の景色。極上のひとときをどうぞ。17時からは北アルプスに沈む夕日を眺めながらの早めのディナーもオススメ。
- ヴィラデストガーデンファーム＆ワイナリーはまるで西洋の地！北アルプスの山々を背景に丘の上に佇むこちらには、ぶどう畑、四季折々の花が咲くガーデン、併設レストランで提供される野菜を育てるキッチンガーデンが共存。その中を1頭のヤギがのんびりと草を喰む、なんとものどかで牧歌的なワイナリー。
1日2回の見学が開催され、各回定員は最大15名。写真パネルでワイナリーの四季・醸造風景を紹介後、フレンチオークの大樽やセラー内などを見てまわる約20分の見学コース。季節ごとに様々なワインとグルメのイベントも開催しており、興味のある方は公式サイト、SNSをチェック。
併設のカフェレストランからの景色は最高！ガーデンファームの雄大な景色を眼下に、旬の食材を取り入れた料理とワインのマリアージュ。贅沢で優雅なひとときが楽しめるとあり、週末は多くの客が訪れます。スイーツも充実しているので、ワイナリー巡りで疲れたときの一休みにもおすすめ。 - ワイナリーからの「豆知識」 ワイン栓といえばコルクを思い浮かべると思いますが、ワインの保存にはスクリューキャップが最も適していると言われています。酸素透過を調整でき、ワインを適正に保つことができるのです。スクリューキャップにもぜひ注目を。
- ビギナーへおすすめの1本 豊かな果実味、エレガントな酸味、ほのかに樽の香り漂う「ヴィラデスト ヴィニュロンズリザーブ シャルドネ」。国産ワインコンクールでも入賞歴があり、通のワインファンにも支持の高い一本なので、ぜひ一度お試しを！
- ヴィラデストガーデンファーム＆ワイナリー
【住所】長野県東御市和6027 【TEL】0268-63-7373
【見学】無料（ 13:00、15:00と、1日2回実施）
【テイスティング】無料ティスティングはないが、カフェレストランにてグラスワインを楽しめる
- はすみふぁーむ＆ワイナリー
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シンプルかつカラフルなラベルのワインたち。それぞれのラベルの色にはある秘密が。お土産に買って帰ったワインは、飲み終わってもそのまま飾っておきたい可愛らしさ♪
店内ではワインのお試し(有料)と、ワイン＆雑貨を販売。店内にあるワインは残りわずかの品も多数！小規模ワイナリーなので本数も限られ、気になったら迷わず買うべし。
その時期オススメの赤・白ワインが300円～で試飲可能。この日はコンコードドライ(赤)を。鮮烈なレッドが印象的。甘い香りとは裏腹に、スッキリと辛口のテイスト。
ワイナリーと、ぶどう畑と、いくつかの建物と、真っ白な幹が目を引くクルミの林。ここに立っているだけで、不思議な開放感が得られるような気持ちよさ。夕景も素晴らしい。
メルローで煮込んだりんごジャム(左)と、シャルドネで煮込んだ杏ジャム(右)。砂糖の使用量をひかえ、自然の甘味をいかした大人のジャム。チーズとクラッカーに塗ってワインのお供にも◎
- 「かわいい！」と声をあげずにはいられない、三角屋根とイエローの外壁、北欧風の小さな建物のはすみふぁーむ。農作業からワイン醸造まで4～5名で行う小規模ワイナリーで、年間に瓶詰めされるワインも約1万7千本ほど。希少性高し！
見学は予約制。土日開催が基本ですが、相談によっては平日も可能。また、年間を通して枝の選定・芽かき・ぶどう収穫などの体験を行える会員制の「グロワーズクラブ」も実施。ワイン造りに携わったとあらば、出来上がったワインへの思い入れ、味わいもひとしお！会員じゃなくとも一般の参加も可能で、興味のある方は公式サイト・SNSを要チェック。
標高約750mの畑で育つぶどうは、南西の傾斜によって1日中陽が当たり、雨も少なく、一昼夜の寒暖差が激しいという最高の環境のため良質なぶどうが育つのだそう。出来上がるワインも評価が高く、多くのファンが心待ちにしているのも納得。
ショップ内に並ぶボトルのラベルにも注目を。カラフルなラベルの色には独特のこだわりがあるそうで、店内に飾られている某キャラクター達がカギ。ぜひショップの方にきいてみて！とくに男性は心揺さぶられ、ニンマリすること間違いなし！ - ワイナリーからの「豆知識」 5月になると、剪定したぶどうの枝に新緑の芽が付き始めます。この芽を間引く「芽かき」という作業があるのですが、間引いた芽は天ぷらに（塩がおすすめ）。白ワインと一緒に頂く、春の最高の味覚です！
- ビギナーへおすすめの1本 モザイクの絵柄ラベルが印象的な「シャルドネ」。柑橘系の香り、さわやかな酸味、心地よいミネラル感。フランスのシャブリに近い味わいと評される事もあるとか。魚介料理に合わせるのがおすすめ。
- はすみふぁーむ＆ワイナリー
【住所】長野県東御市祢津413 【TEL】0268-64-5550
【見学】無料（予約制 シーズン毎のイベント、会員制「グロワースクラブ」は有料）
【テイスティング】無料ティスティングはないが、ショップ内でその時期おすすめのワインを300円～で試飲可能
- ※掲載情報は2016年4月25日（月）時点の情報です。
- ※ページ内で紹介している情報は変更が生じる可能性がございます。あらかじめご了承ください。