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中谷彰宏の「ホテル大人の時間」 第1回大胆なホテルの使い方

中谷彰宏

中谷彰宏

著書に、『ホテル王になろう』(オータパブリケイションズ)、『知的な男はモテる』(大和書房)など、多数。
http://www.an-web.com/
 
会社からの出張費に、自腹で少し上乗せするだけで見えてくる景色がある。
  出張先のホテルは、出張費の使えるギリギリいっぱいのところで探すので、たいてい同じになります。
  そういう時は、差額を自腹で出しても、いいホテルに泊まることです。
  差額分を3000円出すと、今までと全然違うところに泊まれます。
  いいホテルに泊まると、
  1. ごはんを食べたり、バーで飲んだりする場での出会いがある
  2. ホテルの人と友達になれる
という2つのメリットがあります。
  ホテルは、地域のコミュニティセンターです。
  ホテルの人が、その街の人脈のハブになっているのです。
  ホテルの人と友達になると、ビジネスチャンスもできます。
  必ずしもホテルで、誰と知り合いになるわけでもなく、ホテルの人と友達になれなかったとしてもいいのです。
  3000円高いところには、3000円高いところに泊まっている人たちがいます。
  そこで1泊すれば、3000円高いところを利用する人たちの立ち居振る舞い、身のこなしが知らず知らずのうちに学べます。
品川プリンスホテル
品川プリンスホテル
東京の新拠点として注目を集めている街、品川。その駅前に建つ、3,680室の客室とアクアスタジアム(水族館)や映画館などを備えた、一大エンターテインメントホテルです。
ワンランク上のビジネス出張応援プラン〜For Your Precious Time〜
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〜For Your Precious Time〜

ワンランク上の出張にエグゼクティブタワーのお部屋をご紹介。
ゆとりサイズのダブルベッド。高速インターネット回線(有料)など充実したデジタル機能を備え、より便利で快適にご宿泊いただけます。
  今、会社の出張費がどんどん削減されて、なるべく日帰りするか、安いところに泊まるようになっています。
  でも、3000円でも自腹を切っていいところに泊まるというぜいたくをすると、それに上まわるメリットがあります。
  出張の多い人は、それが日々積み重なることで、ずいぶん変わってきます。
  それほど出張のない人は、たまにしか行かないからこそ、その街が好きになるかどうかの差になります。
  3000円の差は大きいのです。
  会社の限度額より安いところを探しても、支給されるのは実費のみという決まりになっていることがあります。
  新幹線も、エコノミー料金しか出なくても、自分でグリーン券を買うことで、たまたま知り合った人からビジネスチャンスをモノにすることもあります。
  宝くじを買うようなもので、必ず元が取れるとは限りません。
  でも、自分自身への授業料と考えればいいのです。
  今までビジネスホテルに泊まっていた人は、今までより少しでもいいシティホテルや旅館に泊まってみることです。
  少なくとも移動費と最低限の宿泊費は出してもらっているのです。
  それにちょっと上乗せするだけで、ゼロで行くよりも大きなメリットがあります。
  せっかくの出張をチャンスにすることができるのです。
  そうすることで、見えてくる景色が変わるのです。
最上階39階からの夜景が楽しめる「トップ オブ シナガワ バー」。レインボーブリッジや六本木ヒルズ、新宿副都心までもが一望できます。
深夜2時まで営業しているので、ゆっくりと銘酒を楽しめ、もしかしたら出会いもあるかもしれません!?
 
バックナンバー
第1回 大胆なホテルの使い方
第2回 ホテルで異性を口説く方法
第3回 予約・キャンセルの電話を入れることで、ホテルとの信頼関係が生まれる
第4回 エグゼクティブ・フロアに泊まると、早く覚えてもらえる
第5回 ホテルのバーで、待ち合わせをして、チェックインしよう
第6回 ホテルでは、ディスカウントではなく、アップグレードのサービスを求めよう。
第7回 子供からの旅行のプレゼントで、親は元気になる。
第8回 ピークより、オフのほうが、いいお客さんになれる。
第9回 大人の事情で宿泊する時は、「ノーネーム」を活用する。
第10回 ホテルで朝ごはんを食べると、その日は、うまくいく。
第11回 ホテルのロビーに、出会いがある。
第12回  宴会場のあるホテルに泊まろう。