
新型コロナウイルス感染症の流行により、今までとは異なる「3密」回避の旅行スタイルが注目されています。ホテル側も、「3密」回避を意識した対策や衛生管理の徹底を重視。より「安心・安全に」過ごす旅が求められています。楽天トラベルでは、メールマガジンご購読者様を対象に「家族旅行に対する意識調査」についてのアンケートを実施。夏休みの旅行に対する思いや旅行先の選び方をまとめました。
調査対象:楽天トラベルのメールマガジンご購読者様 853名(子どもあり)
調査期間:2020年6月10日~2020年6月11日
家族旅行アンケート調査結果
Q:宿泊を伴う子連れ旅行に対する意欲を教えてください。

グラフから分かる通り、約4割の人が子連れ旅行に対して意欲的という結果に。自粛期間を経て、旅行に対する意欲が上がってきているようです。

しかし、一方で予定について見てみると「決めていない」が約半数。次いで「中止する方向」という意見も多く、行きたいとは思うものの迷っているという人も多いことが分かりました。また、旅行に対する意欲がある人でも、一定数が「予定を変更する」と考えているようです。
Q:旅行の変更や中止を検討したり、まだ予定が決められていない理由は?

夏休みの子連れ旅行に慎重になっている理由として最も多かったのが「新型コロナウイルスの感染がまだ拡大するかもしれないから」。
「混雑が気になる」「宿泊先の感染症対策に不安がある」という意見も多く、新型コロナウイルス感染症に対する不安が多くを占めています。また、「夏休みが短いので時間がない」「学校や幼稚園などの予定が不明確」など、自粛期間によって生じた年度計画の変更や見通しの立たなさも大きいようです。
旅行先は「近距離」の場所を選ぶ傾向に
Q:夏休みの子連れ旅行で検討している旅行先の選び方は?

旅行に意欲がある人に旅行先の選び方について聞いたところ、「居住地からなるべく近い都道府県を選ぶ」という意見が半数を占める結果に。
「居住地と同じ都道府県を選ぶ」という意見も多く、旅行に行く場合でも6割以上の人があまり遠出は考えていないことが分かりました。
旅行の宿泊数は昨年より短くなる傾向に
Q:今年の夏休み旅行の宿泊数について教えてください。

今年の夏休み旅行を検討している人に対して考えている宿泊日数を聞いたところ、1泊から3~4泊が多いことが分かりました。
これは昨年とあまり変化がないように思いますが、昨年は1泊から3~4泊までほぼ同数だったのに対し、今年は1泊が圧倒的に多い結果に。これは、昨年の旅行と比べて短縮する傾向にあると言えます。
Q:今年の夏休みの子連れ旅行に行くタイミングは?

続いて、旅行に行くタイミングについて聞くと、8月上旬~中旬に集中していました。これは、子どもの休校の長期化により短くなった夏休みや、観光地や宿泊先がほぼ通常営業に戻る時期などが関係していると推測できます。逆に、7月前半や9月以降は少なく、やはり夏休みのタイミングが鍵を握るようです。
Q: 夏休みの子連れ旅行で「行きたい旅行先・やりたいこと」を教えてください。

日常とは違ったことが楽しめる旅行先。旅行でやりたいことを見ていくと、「有名温泉地やリゾート地の滞在」が最も多い結果に。「ビーチ・海」「キャンプ・トレッキング」「プール」という夏らしいレジャーや、「テーマパーク・遊園地」など子どもに人気のスポットも注目されています。
また、「ご当地の食めぐり」という意見も多く見られ、外出自粛を経て、外でのびのびしたいと考えている人が増えていることが分かりました。
Q:宿泊先を選ぶ基準として重視するものは?

旅行を計画する際に重要な宿泊先選び。夏休みの子連れ旅行で宿泊先を選ぶ基準として最も多かったのは「車で直接行ける」こと。
楽天トラベルでも、緊急事態宣言の解除後に「国内宿泊」や「レンタカー」の検索数及び予約件数が増加。衛生管理や消毒がしっかりしていることや、なるべく他の旅行客と接触しないなど、「3密」を避けた旅行スタイルや、新型コロナウイルス感染症対策の徹底を求める傾向にあるようです。
宿泊施設の新型コロナウイルス感染症対策を事前に確認

新型コロナウイルス感染症の流行下における調査結果を受けて、楽天トラベルでは宿泊施設ページに、新型コロナウイルス感染症への対策状況をお知らせする機能を追加しました。施設スタッフの対策や除菌・換気の対応など、気になる取り組みが一覧で確認できます。
「楽しい」だけではなく、「安心・安全」な旅が注目されている今、多くのホテル・宿が3密対策と衛生管理への工夫を凝らしています。ぜひ、旅選びの参考にしてくださいね。