江戸情緒をいまに残す「宿場町」7選

宿場町とは?

徒歩や馬での移動が主だった江戸時代に整備された、中山道や東海道などの街道沿いの宿駅を中心に発達した町を「宿場町」と呼びます。

かつて多くの旅人が行き交った宿場町。今回は、今でも往時面影を色濃く残している宿場町を7つをご紹介いたします。タイムスリップをしたかのような町並みを歩き、歴史と文化に触れる非日常のひとときを過ごしてみませんか。

 


福島県南会津郡下郷町

大内宿(おおうちじゅく)

大内宿(おおうちじゅく)
大内宿(おおうちじゅく)

福島県を代表する人気観光スポットのひとつ「大内宿(おおうちじゅく)」。会津若松と日光今市を結ぶ下野街道の宿場町として整備され、今も約500mの往還に江戸の風情が残っています。昭和56年4月には、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定。

現在は、お土産屋やお食事処が軒を連ねていて、名物「ねぎそば」や「しんごろう」を目当てに訪れる人も多いのだとか。また、毎年2月には、雪灯籠の幻想的な光景が楽しめる「大内宿雪まつり」も開催。江戸時代にタイムトリップしたかのような感覚になれる、ノスタルジックな観光スポットに訪れてみませんか。

 

2022/12/14
江戸時代の景観が残る大内宿の見どころや宿泊スポットをご紹介。かつて会津西街道の宿場町として栄えた大内宿には、茅葺屋根の民家がずらり。ここならではの風景とグルメ・雑貨・絵付け体験、冬の祭りなど1度は訪れてみたい魅力が沢山!
 

 


長野県木曽郡南木曽町

妻籠宿(つまごじゅく)

妻籠宿(つまごじゅく)
妻籠宿(つまごじゅく)

長野県・木曽郡の「妻籠宿(つまごじゅく)」は、中山道六十九次のうち江戸から数えて42番目。全国で初めて古い町並みを保存した宿場町で、総面積も日本一。昭和51年に日本で初めて重要伝統的建造物保存地区に選ばれています。

町全体の景観はもちろん、南木曽町博物館や宿、お食事処・土産店などの見どころも充実。江戸時代の風情漂う町並みをそのまま残すことで、貴重な財産を後世に伝えています。

 

 

 

 


岐阜県中津川市

馬籠宿(まごめじゅく)

馬籠宿(まごめじゅく)
馬籠宿(まごめじゅく)

中山道43番目の宿場「馬籠宿(まごめじゅく)」は、石畳が敷き詰められた急勾配の坂道沿いに位置する宿場町。「木曾路はすべて山の中である」と書いた文豪・島崎藤村の生誕の地でもあり、藤村ゆかりの見どころも多くあります。

歴史を感じながら街道を散策すれば、雑貨や土産店、レトロなカフェなどの立ち寄りポイントが多数。資料館として作品の展示が行っている島崎藤村の生家跡(本陣)も必見!煎餅やおやき、五平餅などの食べ歩きグルメを味わいながら、ちょっぴり粋な街道さんぽを楽しんでみませんか。

 

 

 


長野県塩尻市

奈良井宿(ならいじゅく)

奈良井宿(ならいじゅく)
奈良井宿(ならいじゅく)

中山道のちょうど真ん中に位置する日本最長の宿場町「奈良井宿(ならいじゅく)」。「奈良井千軒」とも呼ばれ、かつては多くの旅人で栄えたと言われています。また、連続テレビ小説『おひさま』の舞台としても知られ、多くの観光客が訪れる人気スポット。

奈良井川に沿って約1kmに渡り、江戸時代の面影を色濃く残す町並みが続くさまはとてもノスタルジック。老舗旅館や千本格子の家々がそのままに、古民家カフェやレトロな雑貨店などの立ち寄りスポットも多数。毎年節分の日に開催される「アイスキャンドル祭り」では、各家で作られた手作りのアイスキャンドルが宿場通りの両側に灯され、ここでしか味わえない幻想的な世界に!

 

 

 


長野県東御市

海野宿(うんのじゅく)

海野宿(うんのじゅく)
海野宿(うんのじゅく)

中山道と北陸道を結ぶ北国街道の宿場町として栄えた「海野宿(うんのじゅく)」。江戸時代の旅籠屋作りや茅葺き屋根の建物、明治以降の堅牢な蚕室造りの建物が見事に調和した町並みが残り、「日本の道百選」「重要伝統的建造物群保存地区」にも選定されています。

見どころのひとつ「海野宿歴史民俗資料館」は、宿場町の旅籠や養殖業についての歴史的な資料を見ることができます。建物自体も江戸時代に建てられた趣のある旅籠屋造りで、内部まで見学可能です。

また、戦国武将として有名な真田氏発祥の地としても知られ、戦国ファンも多く訪れています。静かな佇まいを眺めながら歴史に思いを馳せてみませんか。

 

 

 


三重県亀山市

関宿(せきじゅく)

関宿(せきじゅく)
関宿(せきじゅく)

東海道五十三次の47番目の宿場町として栄え、東海道の宿場町の中では唯一当時の町並みを色濃く残すといわれる「関宿(せきじゅく)」。江戸時代には参勤交代や伊勢参りの人々などで賑わいました。

「重要伝統的建造物群保存地区」「日本の道百選」に選定された町並みには、SNS映えするフォトスポットもいっぱい。ノスタルジックな雰囲気を写真に収めながら散策する人も増えています。和モダンな佇まいがおしゃれなカフェやギャラリー、昔ながらのお茶屋は休憩に立ち寄りたいポイント。心がホッと落ち着くひとときが過ごせそうです。

 

 

 


福井県三方上中郡若狭町

熊川宿(くまがわじゅく)

熊川宿(くまがわじゅく)
熊川宿(くまがわじゅく)

若狭から京都を結ぶ重要な宿場として栄えた「熊川宿(くまがわじゅく)」。街道に面して多様な建物が立ち並び、昔ながらの町並みを作り上げているのが特徴です。

また、若狭湾で採れたサバなどの海産物を京都に運ぶ際に使用されたことから「鯖街道」と呼ばれ、鯖寿司をはじめとしたグルメが堪能できるお食事処も人気。ランチにおすすめです。

若狭鯖街道熊川宿資料館「宿場館」は、かつて熊川の村役場だった建物。昔の道具や歴史資料などを見ることができます。歴史的価値の高い展示にロマンを感じるはず!

 

 

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