株式会社ぐるなびが運営する飲食店情報サイト「楽天ぐるなび」では、全国約42万店の飲食店から発信される一次情報と、2,850万人以上の会員データを分析し、さらに会員アンケートやメディア関係者の審査を加え、その年を象徴する食を選定する「今年の一皿®」を毎年発表しています。
2025年は、社会の関心や新たな価値観の広がりを映し出した「お米グルメ」が「今年の一皿®」に選ばれました。
「お米グルメ」の選定理由とその背景
猛暑による不作や価格高騰を受け、米の安定供給への関心が高まった2025年。日本人の主食である米が食料安全保障の観点からも改めて注目され、その存在感が強まったことが「お米グルメ」の大きな選定理由となりました。
また、玄米・雑穀米などの健康米市場が拡大し、備蓄米をおいしく食べる調理法や、気候変動に対応した高温耐性米が話題となるなど、米の価値観が多様化。米粉を用いたスイーツやパン、長粒米を活用した料理など、外食シーンにおいても米の新たな活用法が広がりました。こうした動きが、「今年の一皿®」として相応しいと評価されました。
準大賞とノミネートされた食は?
準大賞「抹茶」
世界的な健康志向と日本食ブームの追い風を受け、2025年は「Matcha」が国内外で大きな注目を集めました。日本産緑茶の輸出額は過去最高を更新し、抹茶の品質価値が再評価されています。
その一方で、急激な需要増により、原料となる「てん茶」の不足が顕在化。抹茶文化を次世代につなぐため、生産体制の強化や持続可能性の議論が本格化する年となりました。
ノミネート「ご当地うどん」
物価高騰のなか、手頃で満足度の高い地域の味として幅広い支持を集めた「ご当地うどん」もノミネート。これまで地方で親しまれてきた多様なスタイルが都市部にも進出し、メディア露出も増加。市場が全国的に拡大した点が選定理由となっています。
ノミネート「麻辣湯」
野菜やたんぱく質をバランスよくとれる点や、辛さ・具材を自由にカスタマイズできることなどから、若年層を中心に人気が続く「麻辣湯(マーラータン)」。専門店の全国的な増加に加えて家庭向け商品も充実し、市場が拡大。新たな食の定番として浸透しました。
地域性や社会背景が反映された多様な食の中から、日本人の原点ともいえる米が主役に選ばれた2025年。各地の風土と結びつきながら進化する「お米グルメ」をはじめ、世界的な広がりを見せる「抹茶」、地域文化を映し出す「ご当地うどん」、そして若い世代を中心にブームとなった「麻辣湯」など、ノミネートされた食のすべてが、日本の食文化の豊かさと多様性を物語っています。
旅行先や外食の場で、これらの味わいに触れながら、地域ならではの個性や食の背景を楽しむことで、日本の食文化が持つ奥行きと広がりをより深く感じられそうです。
「今年の一皿Ⓡ」
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