
「大阪・関西万博」の開催などで、旅行先としてますます注目を集める関西エリア。その関西における国内線の主要玄関口である伊丹空港(大阪国際空港)で、スーツケースなどの荷物を大阪市内や京都市内の宿泊施設に即日配送するサービスが、2025年1月からスタートしています。
大きな荷物を気にすることなく、空港から身軽に観光やビジネスへと繰り出せる注目の新サービスです。
空港から“手ぶらでお出かけ”をかなえる! 荷物の即日配送サービス

大阪府と兵庫県にまたがる伊丹空港は、全国各地から多くの路線が乗り入れ、関西の観光・ビジネスにおける空の玄関口になっています。大阪駅・梅田エリアまでバスで約30分と、大阪の中心部や主な観光スポット、京都方面へもアクセスがよいのも特徴です。

京都を中心にタクシーやハイヤー、観光バス事業などを展開するエムケイ株式会社では、新サービス「大阪国際空港 MK Luggage Counter」を1月より開始。
伊丹空港内に設けられたMKカウンターに、スーツケースなどの大型荷物を預けると、大阪市内と京都市内の宿泊施設に届けておいてくれるサービスです。午前中に預ければ、当日19:00までにホテルに届けてくれるので、身軽に出かけられます。コインロッカーを探す手間もなく、行動範囲・時間の自由度が高まり、より充実した旅を楽しめそうです。
また、国内外から大勢の旅行客が訪れる大阪や京都では近年、観光地の過度な混雑によるオーバーツーリズム(観光公害)が問題となっています。あらかじめ大きな荷物を預け、身軽な状態でバスや電車などの公共交通機関に乗車できるこの配送サービスは、こうした課題解決の一手としても期待されています。
ホテルから空港への配送、一時預かりも実施

空港から宿泊施設への配送以外にもさまざまなサービスが用意されています。そのひとつが、提携するホテルから伊丹空港への荷物配送サービス。ホテルのチェックアウト時に荷物を預けるだけで、伊丹空港のMKカウンターまで届けておいてもらえます。
また、カウンターでの荷物の一時預かりも実施。最長20日間預けられるので、関西滞在中に使用予定のない荷物をまとめておき、次の旅先に向かうまで空港内で保管しておいてもらうという使い方もできそうです。
慣れない土地で大きなスーツケースを持って移動を重ねていると、どっと疲れがたまるもの。最低限の手荷物だけを持って、スマートに観光・ビジネスに出かけられる配送サービスを上手に活用してみてはいかがでしょうか?
大阪国際空港 MK Luggage Counter
- 場所
- 伊丹空港 北ターミナルビル(JAL側)1階 長距離バス待合室内
- 営業時間
- 7:00〜20:30(年中無休)
- 料金
- 【配送】京都市内の宿泊施設 3,500円、大阪市内の宿泊施設 3,000円 ※キャッシュレス決済のみ
【一時預かり】1,000円/日(最長20日間) - サービス対象外の荷物
- ・縦、横、高さの合計の長さが2メートル以上のもの
・高価品、貴重品
・精密機器(パソコン・デジカメ・タブレット・携帯電話など)
・危険物
・壊れやすいもの
・動物
・腐敗しやすいもの、においが強いもの
・飲料水やペットボトルなど液体が容器に入っているもの
・その他係員が取扱上支障があると判断したもの
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