
兵庫県の淡路島で、島全体を舞台にした花と緑の祭典「淡路花みどりフェア2025」が、2025年3月20日〜4月27日まで開催されています。
「チームラボ」によるアート作品の展示や、『ピーターラビット™』の世界を再現した英国庭園などが登場。「花の島」とも呼ばれる淡路島が1年で最も甘い香りに包まれる季節に、見どころがたっぷり詰まった大注目イベントです。
「花の島」淡路島を舞台に自然との共生を考える一大イベント

2000年に開催された国際園芸・造園博「ジャパンフローラ2000」(淡路花博)から四半世紀の節目を記念して開かれる「淡路花みどりフェア2025」。「大阪・関西万博」のプレイベントにも位置付けられていて、「自然と生きる、いのちをつなぐ淡路島」をテーマに、島全域でさまざまな企画が展開されています。
島内で行われているSDGsの取り組みなどを通じ、人と自然との持続的な共生について考える、学びの場としても注目されています。
期間中は島内の淡路市、洲本市、南あわじ市の3市それぞれにメイン会場が設けられ、さらに観光施設など88カ所がサテライト会場になるなど、まさに島全体が花のイベント一色に。
自然との共創をコンセプトにした「チームラボ」のアート体験

淡路市のメイン会場となる淡路島国営明石海峡公園では、アート集団「チームラボ」によるプロジェクトを開催。
アートを通じて他者と共に世界を自由に創造する楽しさを体感できる展覧会「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地」の企画がベースとなった、「チームラボ お絵かきアニマルズ&天才ケンケンパ」が展開されます。

《お絵かきアニマルズ》では、紙に描いた動物の絵が壁面の巨大な草原の上で動き出し、他の参加者が描いた動物とコミュニケーションをとる様子を観察できます。

描いた動物の絵は展開図に起こされるので、世界で一つだけのオリジナルペーパークラフトを組み立てることも。

《天才ケンケンパ》では、ケンケンパの要領で、に浮かんだ丸・三角・四角(◯・△・▢)の上に片足で着地しながら跳んでいきます。
同じ形の◯・△・▢に連続して跳び乗ることで、足元から魚や蝶、鳥が次々に生まれてゆくほか、色が同じ◯・△・▢に連続して跳び乗ると、それらの色が広がっていく様子を楽しめます。

会場内にデジタルで描き出されるたくさんの花や緑に包み込まれる体験は、「自然と生きる」没入感にあふれています。子どもから大人まで、楽しみながら自然について考えることができるイベントといえそうです。
「チームラボ お絵かきアニマルズ&天才ケンケンパ」
- 会場
- 淡路島国営明石海峡公園 ビジター棟2階
(兵庫県淡路市夢舞台8-10) - 会期
- 2025年3月20日~4月27日 ※期間中無休
- 開催時間
- 10:00~16:30(最終入場 16:00)
- 入場料
- 大人・子ども一律 500円、3歳以下 無料
※国営明石海峡公園の入園料が別途必要
『ピーターラビット™』の世界が淡路島に!

南あわじ市のメイン会場「淡路ファームパーク イングランドの丘」では、イギリス生まれの絵本シリーズ『ピーターラビット™』を再現した庭園が、園内の「イングリッシュローズガーデン」エリアに登場。
英国庭園の特徴とも言える、美しく整えられた花壇や広々とした芝生、多様な植物種、自然と調和したデザインは、まさにピーターラビット™の世界そのものです。
庭園にはフォトスポットや、物語に登場するマクレガーおじさんの畑が設けられるなど、作品の持つやさしくあたたかい雰囲気を存分に堪能できます。
ピーターラビット™ フラワーガーデン
- 会場
- 淡路ファームパーク イングランドの丘「イングリッシュローズガーデン」
(兵庫県南あわじ市八木養宜上1401) - 会期
- 2025年3月20日~9月19日
※火曜定休(GW・祝日は営業) - 営業時間
- 【平日】9:30~17:00
【土日祝】9:30~17:30(最終入場は閉園30分前) - 観覧料
- 無料
※淡路ファームパーク イングランドの丘への入園料が別途必要

うららかな季節の訪れを喜ぶように咲き誇る花々に、淡路島全体が包まれる季節が間もなくやってきます。淡路島ならではの特別な花と緑の祭典。各会場を巡りながら、穏やかな春の息吹を胸いっぱいに吸い込んでみてはいかがですか?
淡路花みどりフェア2025
- 開催期間
- 2025年3月20日~4月27日
- メイン会場
- 【1】淡路会場(淡路夢舞台・国営明石海峡公園)
【2】洲本会場(洲本市中心市街地)
【3】南あわじ会場(淡路ファームパーク イングランドの丘) - サテライト会場
- 島内の観光施設など88カ所
- 詳細
- 「淡路花みどりフェア2025」公式サイト
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