
かつて柳川藩主が暮らした大名屋敷で、その末裔が営む料亭旅館、福岡・柳川の「柳川藩主立花邸 御花(おはな)」。日本で唯一の国指定名勝に宿泊できる宿です。2025年1月に全客室やロビーの改修を経て、リニューアルオープンしました。
大名の末裔が400年の歴史を受け継ぐ宿「柳川藩主立花邸 御花」

街全体に水路がめぐらされ、川下りの舟が行き交う水の郷・柳川。かつてこの地の藩主を務めた立花家の屋敷を、料亭旅館に生まれ変わらせたのが「柳川藩主立花邸 御花」です。
立花家第16代・立花文子氏が、受け継いできた文化財を守るために、庭園や建築物を含む7,000坪におよぶ敷地の転用を決めたのが1950(昭和25)年。2025年はこの料亭旅館の創業から75周年の節目を迎え、全20室の客室やロビーの改修し、1月にリニューアルオープンしました。

「柳川藩主立花邸 御花」の敷地全体が国指定名勝に指定されていて、庭園側の客室の眼前には、国指定の文化財である庭園や歴史的建造物が広がります。
現在も大名の末裔によって営まれ、日本唯一の国指定名勝に泊まれる料亭旅館として、唯一無二の宿泊体験がかないます。

宿泊者専用のエントランスには、大名屋敷で使われていた布石を用いた石畳や、地元産石材を用いたサインを配置。
ロビー・ラウンジは、福岡県八女市「伊藤権次郎商店」の提灯でつくられた照明や地元の伝統工芸のプロダクトが、心落ち着く深みある空間を演出します。
舟の上で朝食を楽しめる!リニューアル記念プラン

今回のリニューアルを記念した宿泊プランが6月30日まで展開中。このプランでは、他の舟が少ない朝の割堀に浮かべた舟で、朝食を楽しむ特典付き。殿様気分を満喫できます。

また、すべてのプランに、国宝1点と福岡県の約半分の重要文化財を保有する敷地内の「立花家史料館」の見学や、フリードリンクとともに日本庭園「松濤園」を楽しめる、うれしいサービスも付いています。
ぜひこの機会に、「文化財に泊まる」特別な体験を味わってみてはいかがでしょうか。
柳川藩主立花邸 御花
- 住所
- 福岡県柳川市新外町1
- アクセス
- 【電車・バス】西鉄天神大牟田線「西鉄柳川」駅よりタクシーで約10分、「佐賀空港」よりリムジンバスで約30分
【車】九州自動車道「みやま・柳川」I.C.より約25分 - 総部屋数
- 20室
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