
「本州一寒い場所」と言われる岩手県盛岡市薮川(やぶかわ)の自然体験パーク「まほら岩手」で、ウィンターシーズン恒例のイベント「氷の世界」を2025年2月24日まで開催中。
パーク内にはまるで魔法の国に迷い込んだような氷の洞窟や氷の城が造られ、凍てつく寒さが生み出す神秘的なひとときを満喫できます。
全長約20メートルの「氷の洞窟」や「氷の城」で寒さを楽しもう!

盛岡の市街地から車で約45分、標高約700メートルの薮川地区は「本州一寒い場所」と言われる地域。過去の観測をさかのぼると、戦前には気温が氷点下30度台に達したという記録も残っている、まさに極寒の地です。
「まほら岩手 氷の世界」は、そんな厳しい寒さを観光客に楽しく体感してもらおうと実施されている地域おこしイベントで、今年で5回目を数えます。

今シーズンは、会場の「アイスタウン」内に造られる氷建造物の規模が2倍にパワーアップし、なかでもイベントのシンボル「氷の洞窟」は、全長約20メートル、横幅約10メートル、高さ約5メートルの巨大空間に仕上げられました。
24時間の散水作業を約1カ月間続けることで完成した洞窟内部には、まるでファンタジー世界のような美しく不思議な世界が広がります。

洞窟の中には雪と氷でできたウェディングケーキやカップルシートなどのフォトスポットが設けられ、写真映え間違いなし! 夜はライトアップされ、昼間とは一味違ったロマンチックな雰囲気を堪能できます。


高さ約9メートルの「氷の城」は、展望台が付いた2階建ての大きな氷の建物。氷の階段から屋上に上ることで、会場全体を一望できます。チャペルをモチーフに造られたという城内には「氷のBar」が併設されていて、珍しい氷のグラスでドリンクを味わうことも。

アイスタウンにはこのほかにも「氷の壁」「氷の森」「アイスハウス」「氷のトンネル」「氷のタワー」など、見どころがいっぱいです。
およそ40万球のイルミネーションも実施

今シーズンは「煌き」をテーマとし、約40万球のLEDが会場内を鮮やかに彩ります。日中だけではなく、きらびやかな明かりの中に浮かび上がる夜のアイスタウンも幻想的です。
遊具などもライトアップされているので、子どもたちも安心して夜まで思いきり遊べそう。
冬花火や高校生レストランなどの限定企画も

期間中の1月18日(終了)と2月22日は、18:00から会場内で花火が打ち上げられます。イルミネーションに飾られたアイスタウンの頭上、真冬の澄んだ夜空に広がる大輪の花火は、まさに非日常感にあふれた特別な光景。


また、1月25〜26日(終了)と2月1〜2日の11:00〜14:00には、地元の盛岡誠桜(もりおかせいおう)高校の調理パティシエ専科に通う生徒たちによる「誠桜レストラン」がアイスタウン内に開店。
若き料理人たちが腕によりをかけて作る地産地消メニューの数々がビュッフェスタイルで提供されるほか、かまくらの中でもランチを楽しめるようにワンプレートのメニューも用意されます。

「本州一寒い」地域に広がる氷の世界は、厳寒の気温とは裏腹に温かい思い出がたくさん作れそう。寒さを楽しむ唯一無二のイベントに、家族やパートナーなど大切な人と盛岡を訪れてみてはいかがでしょうか。もちろん、万全の防寒対策をお忘れなく。
まほら岩手 氷の世界2025
- 開催期間
- 2024年12月21日〜2025年2月24日
※営業時間、休業日は特設サイトを参照 - 料金
- 大人 1,200円、小学生 700円、3歳〜未就学児 500円、3歳未満 無料
- 住所
- 岩手県盛岡市薮川外山436-1
- アクセス
- 【車】JR「盛岡」駅から車で約45分
【バス】JR「盛岡」駅から直通シャトルバス「マホライナー」で約50分(土日祝のみ運行・要予約)、または「蛇塚」バス停から無料送迎あり