北海道函館市に、築140年の歴史ある建物を修復した、1日1組限定の宿泊施設「Portside Inn Hakodate(ポートサイドイン ハコダテ)」がグランドオープンしました。
140年の時を超え、函館の街を見守り続ける建築がホテルに
北海道函館市の西部地区は、赤レンガの倉庫群や教会、和洋折衷の建築、石畳の路地など、開港当時の趣きを色濃く残す旧市街。数多くの歴史的建造物が残るこのエリアに立つ1885年建造の建物が、「Portside inn Hakodate」として、およそ140年の時を超えて生まれ変わりました。
明治時代に廻船問屋「遠藤吉平商店」として建てられたレンガ造りの建物は、白壁と瓦葺の寄棟屋根を持つ和洋折衷のデザイン。正面の三連アーチや、それを支える鋳鉄の柱など、当時の面影を残すディテールが印象的です。
一時はカフェとしても利用されていたこの建物にリノベーションが施され、1日1組限定の一棟貸しの宿「Portside inn Hakodate」に。レンガの壁や木造の梁など、旧来のディテールは残しつつ、古さの中に新しさを感じさせる空間へと刷新されました。
歴史とアートが交錯した、特別な空間でぜいたくな時間を
1階には薪ストーブやレコードプレイヤーを備えたリビングに加え、キッチン、ダイニングが。調理器具やコンベクションオーブン、炊飯器、ワインセラー、食器類などがそろっているので、本格的な調理も可能。函館の新鮮な魚介を買ってきて料理したり、テイクアウトグルメを温めたり、自由なスタイルで楽しめます。
2階にはベッドルームとバスルームを配置。ベッドルームにはキングサイズベッドとクイーンサイズベッドが1台ずつ備えられていて、大人4名+添い寝の子ども1名まで宿泊できます。
インテリアは、「LINE-PRODUCTS」デザインのラタンチェアや、メキシコの民芸のエキパルチェアをリデザインした「Texcoco sofa」などを置き、西欧に開かれた港町・函館を感じさせます。
それだけでなく、アートや古道具、道内の作家による陶芸なども飾られ、建物の味わいと相まって、洗練のなかにノスタルジーを感じさせる空間となりました。
140年の歴史を背負う「Portside inn Hakodate」ならではの特別な空間で、家族や気のおけない仲間と完全プライベートかつぜいたくな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
Portside Inn Hakodate (ポートサイドイン ハコダテ)
- 住所
- 北海道函館市大町9-14
- アクセス
- 「函館」駅より車で約7分
「函館空港」から車・バスで約20分 - 総部屋数
- 1室
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