おしゃれなセレクトショップやカフェが並び、流行感度の高い人々が集う街・南船場。大阪の中心にあり、古くは職人の街であったこのエリアに、「食」を通じて賑わいを創生する、大人のための新しい溜まり場「船場裏路地」が誕生しました。
歴史的価値も高い希少な町屋を「船場裏路地」に
2021年12月13日にオープンした「船場裏路地」は、同地に残っていた希少な町屋を再生したもの。20メートルほどの石畳の細い路地を抜けると、それぞれ10坪未満と小さいながら、個性豊かな4つの飲食店が軒を連ねています。
嘉永元(1848)年に同地で創業した昆布の老舗「株式会社小倉屋山本」によるこのプロジェクトは、単なる飲食施設の創造にとどまらず、路地裏の先で生まれる新たな出会いやコミュニティにより、街の資産となることをめざしています。
個性豊かな隠れ家風の各店舗でゆっくり飲食を楽しむのはもちろん、2軒目、3軒目と施設内ではしごするのも楽しみのひとつに。上質な大人の溜まり場で生まれるつながりから、新たな価値が生み出されるかもしれません。
だし和食から会員制スナックまで、個性豊かな4店舗
「船場裏路地」に出店している飲食店は、それぞれ唯一無二の個性が光る4店舗。「だし処 船場山本」は、170年の歴史を誇る昆布の老舗「小倉屋山本」が手がける、だしにこだわった和食店です。昆布とだしを知り尽くした「小倉屋山本」だから叶う、旨みと香りの詰まった料理の数々を楽しめます。
焼き鳥と地鶏の一品料理を組み合わせたコースが主体となるのは「焼鳥サイヒ」。紀州備長炭を使って鹿児島地鶏を丁寧に燻製し、香り高く仕上げたワンランク上の焼き鳥が楽しめます。
「鮨 とよたか」では、ミシュランビブグルマンを獲得した女性鮨職人が握る江戸前鮨が楽しめます。そのままでも十分においしい新鮮なネタに、寝かせたり、お酢や昆布で締めたり、煮付けたりと江戸前流のひと手間を加え、珠玉の一貫へと仕上げています。
さらに、京都で知る人ぞ知る会員制スナックを運営する店主が、南船場を舞台につくる新たなサロンの場が会員制スナック・BARの「よすか」。会員制でありながらスナックという砕けた雰囲気で、世代を問わず幅広いゲストを迎えてくれます。
古くからの町屋を現代の感性で再構築した、大人のための新しい溜まり場「船場裏路地」。日常使いはもちろん、観光やビジネストリップで大阪を訪れる際にもぜひ足を運んでみたいスポットです。
船場裏路地
- 住所
- 大阪市中央区南船場4-10-22
- 営業時間
- 【だし処 船場山本】11:30~14:00/17:00~23:00、【焼鳥サイヒ】18:00~24:00(L.O. 23:00)、【鮨 とよたか】17:00~22:30(L.O. 22:00)
- 定休日
- 【だし処 船場山本】日曜日・祝日、【鮨 とよたか】水曜日、【他店舗】不定休
- アクセス
- 大阪メトロ「心斎橋」駅徒歩約6分、大阪メトロ「四ツ橋」駅徒歩約6分
- 詳細
- 船場裏路地