7割以上の旅行者が「SDGsな宿を重視」。宿泊施設のSDGs施策に対する意識に変化

「SDGs(持続可能な開発目標)」の認知度向上とともに、環境問題や社会問題への関心が高まってきた昨今。SDGsに取り組むホテルや旅館も増えてきています。

そんな中、宿泊施設特化のトラベルインフルエンサー・キャスティングプラットフォーム「SOCIALPORT(ソーシャルポート)」を運営するSOCIALPORT株式会社が、SDGsに向けたホテルや旅館の取り組みがどれほど旅行者に評価されているかについてアンケート調査を実施。旅行者がホテルや旅館に求める意識の変化が浮き彫りになりました。

 

高まるSDGsへの関心。旅行でも「SDGsな宿」を重視する時代に

同調査は2021年11月15日に、SOCIALPORT社の公式Instagramのフォロワーを対象に20歳~50歳(うち9割が20~30代)の107名から得た回答をまとめています。

ホテル旅館のSDGsの取り組み アンケート

まずSDGsへの関心度について質問したところ、「強く関心がある」「関心がある」と回答した人が全体の約8割を占め、多くの人がSDGsに関心を持っていることが明らかになりました。

今回の調査対象の9割が20~30代であることを考えると、若年層からの関心も非常に高いことがうかがえます。

ホテル旅館のSDGsの取り組み アンケート調査

続いて「今後の宿泊先選びにおいて、ホテル旅館のSDGsの取り組みはどの程度重要視しますか?」については、「SDGsに取り組んでいるホテルを優先的に選ぶ」が24.3%、「取り組みの内容次第で決める」が49.5%という結果に。合わせて約7割もの人が、「今後はSDGsを意識して滞在先を検討したい」と考えていることがわかります。

一方で、「ホテル旅館のSDGsの取り組みに関する情報を目にすることはありますか?」という質問では「一度もない(20.6%)」が「よくある(17.7%)」を上回る結果に。宿泊施設のSDGsの取り組みは高く評価されているものの、具体的な施策の内容が消費者に届いていないようです。

ホテル旅館のSDGsの取り組み アンケート調査

同調査では、宿泊施設のSDGsにまつわる取り組みに対する「旅行者からの評価」についても聞いています。

「あなたが良いと思う『ホテル旅館の取り組み』は何ですか?」という質問で最も多かったのは、「地産地消・生産者との連携(71.0%)」。さらに「食品ロス削減(67.3%)」、「環境にやさしいアメニティを用意(60.7%)」と続きました。

逆に「不要だと思う『ホテル旅館の取り組み』」について質問したところ、最も多かった解答は「特にない(40.2%)」。多くの旅行者が、各宿泊施設のSDGsに関するアクションをポジティブに評価していることがわかりました。

SDGsによって、価値観や生活様式が少しずつ変容してきた今の時代。これからは宿選びでも、環境問題や社会課題に配慮しているかどうかを1つの基準にしてみてもいいかもしれません。

 

調査概要

調査日
2021年11月15日
調査対象
SOCIALPORTの公式Instagramのフォロワーで20歳~50歳の男女
 (ホテル旅館を頻繁に利用しているトラベルインフルエンサーも含む)
調査方法
Webアンケート
回答数
107名
調査実施元
SOCIALPORT株式会社
詳細
SOCIALPORT株式会社 サービスサイト

 

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