北海道釧路市で2019年に開業した新感覚の体験型観光コンテンツ「阿寒湖の森ナイトウォーク KAMUY LUMINA」。初年度は国内外から累計34,000人以上の来場者を動員し、SNSなどを中心に大きな話題となりました。そして約1年半ぶりとなる2021年6月22日に、同イベントが再びオープン。阿寒摩周国立公園内阿寒湖畔の夜の森を舞台に11月14日まで毎夜開催され、幻想的な夜の森を散策しながらアイヌ文化の世界観や阿寒湖の自然美を五感で体感することができます。
大自然とデジタル技術が見事に融合!
まず見どころの1つにあげられるのは、プロジェクション・マッピングやシノグラフィーなどのデジタル技術を駆使した仕掛けや演出。フクロウやシカを始め、躍動感あふれる動物たちが森の中に映し出されます。そして阿寒湖畔の地形や景観を活かした演出、季節や天候で異なる映像の映り方など、自然とのコラボレーションも必見。リアルとデジタルの融合によって、圧倒的な世界観を楽しめるのではないでしょうか。
また「KAMUY LUMINA」に訪れた際には、AR(拡張現実)アプリ「カムイルミナ・キャラクターAR」をダウンロードしておくのがおすすめ。スマートフォン画面上に現れるカムイルミナのキャラクターたちと一緒に写真撮影をおこなえるため、家族や友人との記念写真で大活躍するかもしれません。
同イベントを満喫するうえで、特に欠かせないキーアイテムが「リズムスティック」。森の入り口で来場者に1本ずつ手渡され、これを頼りに真っ暗な夜の森を歩いていきます。アイヌの杖をモチーフに作られた「リズムスティック」は杖としての役割だけでなく、ストーリー展開と連動したインタラクティブな仕掛けも用意。あるシーンでは「リズムスティック」からナレーションや音楽が流れたり、色鮮やかに点灯したりすることも。参加者自身も登場人物の一員となって、物語の世界に飛び込んだような没入感を味わえます。
ちなみに「リズムスティック」から流れる歌や音楽には、アイヌの世界観を体感できるようなこだわりが。アイヌの伝統楽器である「ムックリ(口琴)」や「トンコリ(五絃琴)」を使って阿寒湖アイヌの人々が音や歌を奏でているので、ぜひ耳を傾けてみましょう。
初年度開催時に来場した人からは、「まるでファンタジーの世界に迷い込んだかのようなワクワク体験」「真っ暗な阿寒湖畔を杖の光のみで歩くと幻想的な雰囲気と満天の星空! ちょっと泣きそうなくらい感動」など絶賛の声が続出。
子どもはもちろん、大人も一緒に楽しめる「阿寒湖の森ナイトウォーク KAMUY LUMINA」をぜひチェックしてみては?
阿寒湖の森ナイトウォーク KAMUY LUMINA(カムイルミナ)
- 開催場所
- ボッケ遊歩道(阿寒摩周国立公園内)
入場口:阿寒観光汽船「まりもの里桟橋」前 - 料金
- 当日券:大人(中学生以上)3,000円、小人(小学生)1,500円 / 前売券:大人(中学生以上)2,800円、小人(小学生)1,400円 / 未就学児無料
- アクセス
- たんちょう釧路空港から車またはバスで60~75分 / 新千歳空港から車で約3時間30分
- 詳細
- 阿寒湖の森ナイトウォーク KAMUY LUMINA 公式サイト