【岐阜】身体がバグる森へ。「養老天命反転地」から始まる体感リセット旅

【岐阜】身体がバグる森へ。養老天命反転地から始まる体感リセット旅

岐阜県養老町にある「養老公園」は、総面積約78万6,000平米を誇る、豊かな自然を生かした観光スポットです。
園内には、体験型アート作品で知られる「養老天命反転地」や、日本の滝百選にも選ばれている「養老の滝」など多彩な見どころが点在しています。

なかでも、「養老天命反転地」は約18,000平米の広大な敷地に、人工的な地平線が随所に配置されており、人間の平衡感覚や遠近感を揺さぶる仕掛けが満載。園内を歩きながら普段は意識しない身体感覚と向き合い、五感を刺激する不思議な体験が楽しめます。

本記事では、「養老天命反転地」の見どころをはじめ、アクセスや料金、服装のポイントをお伝えします。
あわせて、敷地内で味わえるグルメや「養老の滝」など周辺の立ち寄りスポットもご紹介するので、夏のお出かけや旅行の計画に、ぜひ役立ててください。

 

 

 

養老天命反転地とは?

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「養老天命反転地」は、「養老公園」内にある体験型アートパークで、アーティスト・荒川修作氏と詩人マドリン・ギンズ氏の構想により1995年に開園しました。

「バランスを崩して私たちを幼児の状態に戻したら何が起こるのだろうか」
「永遠に生きるとはどのようなものなのか。せめてその色や形を想像できる世界をつくれないだろうか」

そんな問いから生まれたこの場所は、身体感覚そのものを揺さぶることで、人間のあり方を見つめ直すことを試みたアート・建築プロジェクトです。

園内のメインパビリオン「極限で似るものの家」と「楕円形のフィールド」には、作品をより深く味わうための「使用法」が用意されています。これは施設の利用マニュアルではなく、荒川・ギンズ両氏による作品への提案書のようなもの。使用法を手がかりにしながら、自分自身の感性を働かせて鑑賞してみてください。

 

 

足を踏み入れた瞬間非日常の世界へと誘う「エントランス」

養老天命反転地 記念館

園内に足を踏み入れた先にあるのは、鮮やかな色彩が印象的な「養老天命反転地記念館」。
外壁には24色ものカラーが使われており、不規則に差し込む自然光と重なって、時間や天候によって異なる表情を見せてくれます。

 

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もともとオフィスとして設計された建物で、エントランスへと続く外壁には「オフィス」の文字が。

 

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外壁は左右で色が異なり、それぞれの文字が凸凹に配置されているのも特徴です。
「反転」をテーマにした荒川・ギンズ両氏のこだわりが感じられます。 

 

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内部には、天井と床に上下対称の低い壁が張り巡らされており、まるで迷路のよう。傾斜がついているため、歩いていると平衡感覚が乱れてきます。

壁は載るのも触るのもOKなので、思い思いのポーズや場所で、フォトジェニックな一枚を撮影しましょう。撮影の際は、足元に十分注意してください。

 

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ここで撮影した画像を180度反転させると、天井から吊り下がったような不思議な写真になりますよ。

 

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また館内には、荒川・ギンズ両氏が手がけたデッサンやCG作品も展示されています。建築やアート好きは必見です。

 

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記念館を出ると、目の前には大小さまざまな岩を積み上げた「昆虫山脈」がそびえ立っています。

 

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頂上には水を汲み上げるポンプと水瓶が設置されており、それを目指して岩場を登る人々の姿が昆虫のように見えることから、この名前が付けられたのだとか。

 

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続いて現れる「不死門」は、荒川・ギンズ両氏が掲げたテーマのひとつである「永遠に生きる」という思想につながる作品です。

門といっても一般的な出入口のように明確な境界はなく、竹が立ち並ぶ空間のどこからでも自由に出入りできる造りになっています。

 

【岐阜】身体がバグる森へ。養老天命反転地から始まる体感リセット旅
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足元の銅板には「養老天命反転地」の文字が刻まれ、周囲にはヘビやウサギ、ネコなどのオブジェが点在。
眺めていると、荒川・ギンズ両氏が生み出した独特の世界観に引き込まれていきます。

 

 

不思議な旅へと誘うメインパビリオン「極限で似るものの家」

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次に現れるのが、メインパビリオン「極限で似るものの家」。
岐阜県の形をした屋根が特徴で、建物の周りには岐阜と隣接する地域の地図が描かれています。

 

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中は迷路のようになっていて、どこからでも出入りできる構造です。

 

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内部の茶色に塗られた天井部分には、1階部分を反転させたような世界が広がっています。

 

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ソファやシンク、コンロ、バスタブなどの日用品が上下対称に配置されており、まるで日常の断片を万華鏡で覗いているかのような光景です。

このパビリオンは、次に登場する「楕円形のフィールド」ともリンクしているので、「使用法」の項目を参照しながらじっくりと体感してみましょう。

 

極限で似るものの家の使用法

・何度か家を出たり入ったりし、その都度違った入り口を通ること。
・中に入ってバランスを失うような気がしたら、自分の名前を呼んでみること。他の人の名前でもよい。
・自分と家とのはっきりした類似(点)を見つけるようにすること。もし出来なければ、この家が自分の一卵性双生児と思って歩くこと。
・今この家に住んでいるつもりで、または隣に住んでいるようなつもりで動き回ること。
・思いがけないことが起こったら、そこで立ち止まり、20秒ほどかけて(もっと考え尽くすために)より良い姿勢をとること。
・知性の降り立つ場:あらゆる出来事を識別すること
・イメージの降り立つ場:近くの降り立つ場とのすき間を充たすところ
・建築の降り立つ場:ディメンションや位置を記録する(心に留める)こと
・どんな角度から眺める時も、複数の地平線を使って見るようにすること。
・一組の家具を、他の家具との比較の対象として使うこと。
・遠く離れている家同士に、同じ要素を見つけること。最初は明らかな相似を見つけ出し、だんだん異なる相似も見つけ出すようにすること。

※「使用法」は入園時に配布されるパンフレットにも記載されています。
※使用法は英文を訳しているため、資料によって表現が異なることがあります。

 

 

9つのパビリオンが点在する「楕円形のフィールド」

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養老天命反転地の中心部に広がる「楕円形のフィールド」には、「極限で似るものの家」を分割した9つのパビリオンが点在しています。

フィールド内には、対をなす丘とくぼみが配置されているほか、大小さまざまな5つの日本列島や、世界中の都市の地図も描かれており、国境や時空を超える擬似体験が可能です。

9つのパビリオンにもそれぞれ「使用法」が用意されていますが、「極限で似るものの家」と同様に、作品の説明や決められた順路はありません。使用法を手がかりにしながら、自分自身の感性に従って自由に巡ってみましょう。

 

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楕円形のフィールド内には148本もの曲がりくねった回遊路が張り巡らされており、そのすべてに名前が付けられています。

 

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「死なない為の道」「どんな道」「消えない道」など、思わず足を止めて読みたくなるような名前ばかり。それぞれの意味を考えながら、散策するのも良いですね。

 

楕円形のフィールドの使用法

・バランスを失うことを恐れるより、むしろ(感覚として知られる、降り立つ場を作り直す好ましい作業のつもりで)それを楽しむこと。
・「楕円形のフィールド」を歩く時には、「極限で似るものの家」の光景をできるだけ思い出すこと。そしてその逆も試すこと。
・空を、すり鉢形の地面に引き下ろすようにしてみること。
・5つの日本列島のそれぞれを、自分がどこにいるか位置付けるために使うこと。
・日本と呼ばれる列島との、見えたり見えなかったりするつながりで、自分がどこにいるのか常に問うこと。
・進む速さに変化をつけること。
・フィールドを歩く時に、取らなければならない極端な姿勢を、近くの形と遠くの形の両方に関連づけること。
・不意にバランスを失った時、世界をもう一度組み立てるのにどうしても必要な降り立つ場の数、種類、位置を確かめること。
・しばしば振り向いて後ろを見ること。
・一度に焦点を合わせて見る場所(知覚の降り立つ場)は、なるべく少なくすること。
・実際に通っている所と同じくらい目につき、興味を引かれる所、あるいは降り立つ場があれば、すぐ、もうひとつの類似の活動ゾーンとして出来るかぎり見極めること。

 

楕円形のフィールドを一望できる、急斜面の上に立つのが「精緻の棟」。
スキーのジャンプ台を思わせるような大胆な傾斜が特徴で、フィールド内でもひときわ目を引く存在です。

 

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支柱部分には、三日月のような細長い小窓が設けられています。その先に何が見えるのかは、実際に訪れてからのお楽しみ。
現地でハシゴをのぼって、窓の先に広がる景色を堪能してみてください。

 

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また、こちらはフォトスポットとしても人気です。
急な傾斜を利用して姿勢を整えると、まるで重力に逆らって立っているかのような不思議な写真を撮影できます。

角度によっては、マイケル・ジャクソンの代表的なパフォーマンスとして知られる「ゼロ・グラヴィティ(反重力傾斜)」を再現したような一枚が撮れますよ。

 

使用法

・距離を作っている色々な出来事の個々の測定結果を記録する(心に留める)ために、「精緻の棟」を利用すること。

 

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傾斜に沿って建てられているのは、「白昼の混乱地帯」。不規則に配置されたソファは、今にも下へ向かって滑り落ちそうです。
傾いた空間に身を置いているだけで、普段当たり前だと思っている重力やバランス感覚が少しずつ揺さぶられていきます。

 

使用法

「白昼の混乱地帯」の中では常に、人(ひと)であるより肉体であるように努めること。

 

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上下互い違いに壁が配置された「もののあわれ変容器」。
倒れかかったように見える白い壁以外は絶妙なバランスで自立しており、思わず見入ってしまいます。見る角度によって印象が変わるのも面白いポイントです。

 

使用法

以前の決定よりも、より繊細に、またはより大胆に(あるいはその両方に)なるための決定を下すためには、「もののあわれ変容器」を使うこと。

 

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「宿命の家」は、「極限で似るものの家」の断面を表現した作品です。透明なガラス板の下には、先ほど見た家の一部を思わせる景色が広がっています。
作品同士のつながりを探しながら眺めてみるのもおすすめです。

 

使用法

「宿命の家」や「降り立つ場の貯蔵所」と呼ばれている廃墟では、まるで異星人であるかのようにさまようこと。

 

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注意して歩かないと見逃してしまいそうなのが「切り閉じの間」。
緑色のゲートの先には細く暗い通路が続いており、恐る恐る進んでいくと、その先には思いがけない空間が待っています。

 

使用法

「切り閉じの間」を通る時は、夢遊病者のように両腕を前へ突き出し、両腕の高さをはっきり違えながら、ゆっくり慎重に歩くこと。

 

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壊れた船のスクリューが上下に重なったような「陥入膜の径」。独特なフォルムが目を引き、宿命の家を見守るようにたたずんでいます。

 

使用法

「陥入膜の径」を通り抜けたり、その周辺を通ったりする時は、目を閉じること。

 

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フィールド最奥にある「運動路」では、シンクやソファなどの日用品と、迷路のような低い壁が組み合わされています。
奥の壁面には日本列島の一部がレリーフで描かれているので、どれがどの都道府県をあらわしているのか想像しながら鑑賞してみてください。

 

使用法

「運動路」の中やその周辺では動作を繰り返し、そのうちの一度はゆっくり行うこと。

 

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「想像のへそ」は、「陥入膜の径」や「もののあわれ変容器」と似た色使いが特徴。形状もどこか似ているため、遠目には見間違えてしまうかもしれません。

 

使用法

「想像のへそ」の中やその近くでは、後ろ向きに歩くこと。

 

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黄色いゲートが目印の「地霊」。
一見すると小さな作品ですが、中へ足を踏み入れると外からは想像できない空間が広がっています。

 

使用法

「地霊」の中では、地図上の約束を忘れること。

 

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「人間の身体には、まだ引き出されていない可能性がある」という考えをもとに創造された「養老天命反転地」。
園内には明確な正解や決められた楽しみ方はなく、訪れる人それぞれが自分なりの視点で作品と向き合うことができます。

歩きにくい地形や不思議な建造物に戸惑いながらも、気づけば夢中になって園内を巡っているはず。
訪れるたびに新たな発見や感じ方の変化に出会えるのも、この場所ならではの魅力です。
ぜひ自身の身体と感性を使って、荒川・ギンズ両氏が描いた唯一無二の世界を体感してみてください。

 

養老天命反転地へのアクセスや料金、適した服装は?

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「養老天命反転地」へ車で向かう場合は、東海環状自動車道「養老IC」を目指します。
名神高速道路「養老JCT」から東海環状自動車道に入り、「養老IC」で下車して約10分で到着します。

公共交通機関で向かう場合は、養老鉄道「養老駅」が最寄りです。
JR東海道本線「大垣駅」から養老鉄道・養老線に乗り換え、「養老駅」で下車して徒歩約10分で到着します。 

 

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チケットは当日の現地販売のみで、事前予約や前売り券の販売はありません。
施設入口のチケット売場で入場券を購入してから入園しましょう。

 

【岐阜】身体がバグる森へ。養老天命反転地から始まる体感リセット旅

園内には起伏のある地形や足元が不安定なエリアが多いため、荷物はできるだけ少なくしておくのがおすすめです。

チケット売場の横にはコインロッカー(100円※返却なし)が設置されているので、大きな荷物はこちらに預けましょう。
ロッカーに入りきらない荷物は、ミュージアムショップで預かってもらうことも可能です。

 

【岐阜】身体がバグる森へ。養老天命反転地から始まる体感リセット旅

窪地や滑りやすい斜面が多いため、かかとの高い靴やストラップのないサンダルは避け、滑りにくいスニーカーなどが適しています。
服装も足元が引っかかりやすいロングスカートやワイドパンツは避けたほうが安心です。

 

養老天命反転地

住所
岐阜県養老郡養老町高林1298-2(養老公園内)
開園時間
9:00~17:00(最終入場 16:30)
休園日
火曜(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
※荒天時に臨時閉園する場合があります
料金
【入場料】大人850円、高校生550円、小中学生350円
公式サイト
養老天命反転地

 

© 1997 Reversible Destiny Foundation. Reproduced with permission of the Reversible Destiny Foundation

 

 

「楽市楽座・養老」 で地元グルメを満喫

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作品を存分に堪能したあとは、白い大型テントが目印の「楽市楽座・養老」でほっと一息。

 

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屋台の趣を感じさせるお店が立ち並び、濃尾平野を一望できる眺めの良いデッキで、岐阜県の特産品や養老の恵みを使った郷土料理などをのんびりと味わうことができます。

 

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小腹を満たすのにぴったりなのが、郷土料理処「GET(ゲット)」の「養老産しいたけウインナー」(3本550円)。

地元養老産のしいたけを練り込んだ粗挽きのウインナーは、たっぷりの肉汁からしいたけの旨みが感じられ、満足度の高い一皿です。

 

【岐阜】身体がバグる森へ。養老天命反転地から始まる体感リセット旅

ランチには、軽食メニューが豊富に揃うカフェテリア「美食飯店」もおすすめです。

なかでも人気なのが、「養老山ゆずこしょう焼きそば」(600円)。養老産のゆずを使った自家製ゆずこしょうが塩焼きそばのアクセントになっており、さっぱりとした味わいが楽しめます。

ピリッとした唐辛子の辛みと、爽やかに広がるゆずの香りが絶妙にマッチ。一度食べるとクセになるおいしさです。

 

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「養老サイダー」(350円)も外せません。
1900年に誕生し、養老の名物として親しまれてきましたが、一度2000年に製造終了した幻のサイダーです。その後、2017年に復刻され、現在は養老町内限定で販売されています。「楽市楽座・養老」内では「めん工房」で購入可能です。

養老山地の岩清水「菊水霊泉」を使った、どこか懐かしく清々しい味わいのサイダーは、お土産にしても喜ばれそうです。

 

楽市楽座・養老

住所
岐阜県養老郡養老町高林1298-2(養老公園内)
営業時間
10:00~16:00
定休日
不定休
料金
【入場料】無料
公式サイト
楽市楽座・養老

 

 

養老の滝へと向かう渓谷沿いを散策

【岐阜】身体がバグる森へ。養老天命反転地から始まる体感リセット旅

おいしいグルメを堪能したあとは、腹ごなしに「養老の滝」まで足を延ばしてみましょう。

 

【岐阜】身体がバグる森へ。養老天命反転地から始まる体感リセット旅

「養老の滝入口駐車場」(無料)から「養老の滝」へと続く園路沿いには、お土産店や飲食店が並ぶ「養老孝子坂」のほか、「養老神社」や「菊水泉」など見どころが点在しています。

滝までは徒歩片道30~40分ほど。周辺の散策もあわせて楽しんでみてください。

 

養老の滝入口駐車場

住所
岐阜県養老郡養老町養老公園1296-2
営業時間
9:00〜17:00
定休日
火曜(祝日の場合は翌平日)
駐車料金
無料
収容台数
200台

 

【岐阜】身体がバグる森へ。養老天命反転地から始まる体感リセット旅

養老の滝入口駐車場から続く「養老孝子坂」は、飲食店やお土産店が軒を連ねる散策スポット。滝へ向かう道中も飽きることなく過ごせます。

ちなみに「養老孝子坂」の名前は、2017年に公募によって選ばれたもので、養老に古くから伝わる親孝行の物語「孝子伝説」に由来しているそうです。

 

【岐阜】身体がバグる森へ。養老天命反転地から始まる体感リセット旅

道中にある「親孝行のふるさと会館」は、周辺のイベント情報や養老町の観光情報を発信しています。館内では「孝子伝説」を紹介するアニメーションも上映されています。

 

親孝行のふるさと会館

住所
岐阜県養老郡養老町養老公園1277
開館時間
10:00〜16:00
休館日
火曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始
※年末年始の営業終了、開始日は12月下旬に更新

 

【岐阜】身体がバグる森へ。養老天命反転地から始まる体感リセット旅

養老孝子坂を抜けると、「養老神社」へと続く石段の参道が見えてきます。

 

【岐阜】身体がバグる森へ。養老天命反転地から始まる体感リセット旅

石段を登った先に現れるのが、「菊水泉」です。
養老山地から湧き出る、ミネラル豊富で透明度の高い湧水で、環境省が選定する「名水百選」にも選ばれています。

女性天皇の元正天皇(680〜748年)が浴した美泉としても知られ、天皇がこの水で手や顔を洗ったところ、肌が美しくなり、痛みのある箇所を洗うと痛みが和らいだと伝えられているのだとか。

また、泉の水から菊の香りがすると評判になったことから、「菊水泉」と呼ばれるようになったと言われています。

 

【岐阜】身体がバグる森へ。養老天命反転地から始まる体感リセット旅

さらに石段を登ると「養老神社」に到着。
社伝※によると、かつては雨乞いや諸願成就を祈る天神社として信仰を集め、「菊水天神」や「養老天神」と呼ばれていたそう。不老長寿や学徳成就のご利益があるとも伝えられています。

※社伝…社に古くから伝わる由来、歴史、神話、またはその縁起を記した縁起書や記録のこと

 

【岐阜】身体がバグる森へ。養老天命反転地から始まる体感リセット旅

神社を後にして、川に架かる「紅葉橋」を渡れば、「養老の滝」まではあとわずか。
橋の周辺は、モミジの名所として知られ、初夏には鮮やかな新緑、秋には一面を彩る紅葉が見られます。

 

【岐阜】身体がバグる森へ。養老天命反転地から始まる体感リセット旅

道中には、「一丁石」と呼ばれる石碑も。
「養老の滝」まで残り約109メートル(一丁)であることを示しており、ゴールが近づいていることを教えてくれます。

 

 

天然のミストが涼しさをもたらす「養老の滝」

【岐阜】身体がバグる森へ。養老天命反転地から始まる体感リセット旅

一丁石を過ぎて「みゆき橋」に差しかかると、ついに「養老の滝」が姿を現します。
古くから多くの文人や芸術家たちに親しまれ、「日本の滝百選」に選定されている名瀑です。

また、病気の父を思う木こりが滝の水を汲んだところ、酒に変わったという「養老孝子伝説」の舞台としても知られています。

 

【岐阜】身体がバグる森へ。養老天命反転地から始まる体感リセット旅

高さ30メートル、幅は約4メートルもあり、岩角を打って流れ落ちる水は迫力満点。その雄大な姿は、訪れる人の心を強く引きつけます。

 

【岐阜】身体がバグる森へ。養老天命反転地から始まる体感リセット旅

滝壺周辺は細かな水しぶきに包まれ、真夏でもひんやりとした空気が漂います。
心地よい滝の音に耳を傾けながら、豊かな自然の中でリフレッシュできる、癒やしのスポットです。

なお、「養老の滝」から徒歩約5分の場所には「養老の滝駐車場」(有料)があります。時間に限りがある場合や、「養老の滝入口駐車場」(無料)からの徒歩移動が難しい場合でも、滝の近くまで車で向かえるのがうれしいポイント。旅の予定や体力に合わせてアクセス方法を選べます。

 

養老の滝駐車場

住所
岐阜県養老郡養老町養老公園1290-273
営業時間
9:00~17:00(営業時間延長あり)
駐車料金
【月~金】500円【土日祝】1,000円
※7月1日~9月30日、1月1日~1月5日は1,000円
収容台数
80台(大型バス不可)

 

「養老天命反転地」から少し足を伸ばすと、天下分け目の決戦を体感できる「岐阜関ヶ原古戦場記念館」や、松尾芭蕉が旅をむすんだ大垣市の「奥の細道むすびの地記念館」、世界最大級の淡水魚水族館「アクア・トトぎふ」など魅力あふれるスポットが点在しています。

アートに触れ、自然に癒やされ、歴史や文化を学ぶ――。さまざまな楽しみ方ができるのも岐阜旅の魅力です。この夏はぜひ、養老を起点に岐阜の奥深い魅力を巡る旅へ出かけてみてはいかがでしょうか。

 

今回ご紹介した観光スポット

 

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取材・文/露久保 瑞恵 撮影/河田 卓也

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