旅の楽しみ方

無人島・猿島と軍港めぐり…東京から約1時間の横須賀で異国感じる旅

無人島・猿島に、米軍や海上自衛隊の艦船が行き交う軍港めぐり、ネイビーバーガーも満喫できる神奈川県横須賀市でおすすめの観光スポットをめぐります。

無人島・猿島に、米軍や海上自衛隊の艦船が行き交う軍港めぐり、ネイビーバーガーも満喫できる神奈川県横須賀市でおすすめの観光スポットをめぐります。

東京から1時間ほどで到着する横須賀。港には重厚感漂うアメリカ海軍や海上自衛隊の艦船の姿も。街は国際色豊かで本場のネイビーバーガーが食べられるお店も多く、アメリカンな雰囲気が印象的です。
それだけでなく豊かな自然も横須賀の魅力。猿島という無人島では草木に包まれた景観に驚かされます。多くの観光スポットも徒歩圏内で巡れるのも嬉しいポイント。目まぐるしく景色が変わり、1日に何度もプチ旅行をしているような気分を楽しめます。

ふらりと気軽に訪れやすい無人島「猿島」からスタート!

三笠公園

横須賀で過ごす1日の始まりは、まず猿島へ。京急線横須賀中央駅から徒歩約15分、吹き抜ける風に潮の香りを感じつつ、商店街を通り抜けると猿島行きの船が出発する三笠公園に到着します。

三笠公園にある旗艦三笠
猿島行きのチケット売り場

三笠公園には日露戦争で実際に活躍した旗艦・三笠が保存されています。全長122m、幅23mの凛々しい姿を眺めつつ、公園の奥に進むと猿島行きのチケット売り場が見えてきます。

猿島行きの船

猿島行きの船は1時間に1本、夏期だと1日9往復、冬季だと1日7往復出ていて、GWやお盆は臨時便も。予約は不要ですが、10時~11時台は乗船者が多いので早めにチケットを購入することがおすすめです。

まるでラピュタの世界の猿島で過ごす

猿島

船に乗ること約10分で、いよいよ無人島に上陸。遠くからでも深い緑色に覆われた姿が印象的です。

明治初期に軍の要塞だった歴史を持つ猿島

豊かな自然が生い茂る猿島ですが、実は明治初期に軍の要塞だった歴史があり、当時建設された砲台やレンガ造りの建物などは国史跡として指定されているほど。今ではその遺産に植物が融合し、ここでしか見られない唯一無二の世界を創り出しています。

別名が“史跡の島”の猿島

かつて兵舎や弾薬庫だった姿を今も感じ取れる猿島は、別名「史跡の島」とも呼ばれ、土日祝には1日2回の無人島猿島・史跡見学ツアーも実施。普段は見ることができない要塞内部も案内してもらえます。

建物の通路として建設された全長90mのトンネル

建物の通路として建設された全長90mのトンネルは、見応えある建築物。国内で生産された赤レンガを使用し、トンネルの出口が見通せないのは、敵に攻められた時に備えてのこと。ひんやりとした空気が漂い、まるでスタジオジブリの物語に登場しそうな不思議な世界に繋がりそうです。

トンネルを抜けた先は“雰囲気がラピュタの世界みたい”と話題の場所

トンネルを抜けた先が、特に最近「雰囲気がラピュタの世界みたい」と話題になっている場所。まだ日が高い午前中に訪れれば木漏れ日のシャワーが地面まで注ぎ、おとぎ話に出てきそうな絶景を五感で感じられます。

所狭しと植えられた常緑樹

猿島での軍事活動は極秘事項だったため、外部から見られないように所狭しと植えられた常緑樹は、冬でも緑の草木を楽しめる癒しの空間。透き通った空気は、思わず深呼吸したくなるほどです。

猿島の眺望抜群な広場

約1時間で主要なスポットを巡れる猿島は眺望抜群な広場も数か所あり、晴れた日には富士山や東京スカイツリー®が見られることも。

広場に設置されたテーブル

テーブルも設けられているので、ピクニックも楽しめます。開放感たっぷりな場所で食べるお弁当はいつも以上においしさが感じられるはず。

猿島では1年を通して砂浜でバーベキューが楽しめる

猿島で人気なのが、1年を通して砂浜で楽しめるバーベキュー。しかも機材は現地でレンタルできる気軽さが嬉しいところ。秋のキノコや春野菜など季節ごとに旬な食材を味わえ、夏は海水浴も。機材レンタルはインターネットで事前に予約ができます。

#無人島・猿島航路

住所
【猿島航路チケット売場】神奈川県横須賀市小川町27
営業時間
夏期(3/1~11/末日)毎日8:30~17:00、冬期(12/1~2/末日)土日祝9:30~16:00
定休日
冬期平日、悪天候時
料金
大人1,500円、小学生750円(いずれも猿島公園入園料込)
アクセス
京急線「横須賀中央駅」より徒歩約15分

横須賀市内の中心地はアメリカンな世界

ドブ板通り

三笠公園から徒歩で約10分。米海軍の基地前に広がる商店街、通称「ドブ板通り」は横須賀名物のネイビーバーガーや米ドルが使えるお店があるなど、英語表記に囲まれたエリア。まるで海外にいるような気分になれ、夜になるとバーやレストランにアメリカ人が集まり、さらに異国感が感じられます。

横須賀ジャンパー

鮮やかな色彩をあしらった横須賀ジャンパーこと、スカジャンも忘れてはいけない横須賀の名物。スカジャンの顔でもある刺繍は1本1本丁寧に縫われ、模様と色の多さに驚かされます。

お昼はご当地グルメの「ネイビーバーガー」で

アメリカンダイナー HONEY BEE

日本のカレーのルーツが海軍にあることからカレー発信の地とされる横須賀で食べる「よこすか海軍カレー」に、米海軍のレシピを元に調理した本場のハンバーガー「ネイビーバーガー」など食も豊富。特にアメリカンな雰囲気を味わいたいなら、横須賀で一番歴史のあるアメリカンダイナー「HONEY BEE(ハニービー)」がおすすめです。

HONEY BEEの店内

店内はアメリカンサイズなカウンター席が並び、壁や天井にはコカ・コーラやコロナビールのネオンサインが点灯。ラジオからはアメリカン・ロックが流れるなど、ここが日本であることを忘れてしまう空間です。

チーズをトッピングしたレギュラーネイビーバーガーが一番人気

日本人だけでなくアメリカ人からも長年愛されているレシピは現在も健在。一番人気はレギュラーネイビーバーガーにチーズをトッピング(1,458円、コンボ1,976円)。227g(約2分の1ポンド)のジューシーなパテに厚切りトマトやレタスが絶妙。バンズも弾力感があり、食べ応えあるメニューです。

#HONEY BEE(ハニービー)

住所
神奈川県横須賀市本町2-1
営業時間
11:30~23:00
定休日
年中無休
アクセス
京急線「汐入駅」より徒歩約5分

横須賀ならではの体験「軍港めぐり」

汐入(しおいり)ターミナル

午後はいよいよ横須賀でしか見られないユニークなご当地クルーズ、YOKOSUKA軍港めぐりへ。ハニービーから徒歩約10分。当日に空きがあれば商業施設「ショッパーズプラザ横須賀」1階にある汐入(しおいり)ターミナルでチケットを購入できますが、土日祝は混み合うため事前にインターネットで予約した方が安心です。

YOKOSUKA軍港めぐり

船も汐入ターミナルから出発。ツアーは約45分で、平日だと1日5便、土日祝は1日5~7便です。

クルーズ船船内

クルーズ船は2階建てで、1階は冷暖房が効いた室内仕様。正面にはGPS画面が表示され、船の現在位置を確認しながら案内人の解説を間近で聞くことができます。

クルーズ船の2階

2階はオープンスペースになっていて、360度にわたって港を見渡せるのが魅力です。

迫力ある艦隊は、まるで映画の世界!

案内人によるライブ解説

普段見慣れない光景にどの船がどんな役割なのか...イマイチわからない場合も、クルーズでは案内人によるライブ解説があるので大丈夫。ユーモアも併せ持ったわかりやすい案内に、終わった後にはイージス艦の特徴も理解でき、さらにもっと知りたい!と好奇心がくすぐられるはず。

YOKOSUKA軍港めぐり

クルーズはアメリカ海軍基地と海上自衛隊司令部の間をぐるりと約45分間かけて一周するコースで、出発してすぐに様々な艦船が目の前に登場してきます。

YOKOSUKA軍港めぐり

普段は海の中で活動している潜水艦が停泊している場合もあり、珍しい光景が見られることも。

YOKOSUKA軍港めぐり

間近で艦船を眺められ、写真撮影も可能。その日によって停泊している船は変わるので、一期一会を楽しめるのがクルーズの醍醐味です。

YOKOSUKA軍港めぐり

船によっては護衛艦や輸送艦など目的が違うと外観も異なるので、1隻1隻が興味深く見えてきます。大きさも様々で、全長243mの護衛艦いずもは運動場がそのまま船になったような重厚感あるたたずまいです。

YOKOSUKA軍港めぐり

場合によっては、帰港途中の艦船を間近で見られることも。運航中の船からは、係留している艦船とはひと味違う臨場感が感じられます。

#YOKOSUKA軍港めぐり

住所
【汐入ターミナル】神奈川県横須賀市本町2-1-12
営業時間
11:00~15:00(日によって臨時便が出る場合も。HPでご確認ください)
定休日
悪天候時
料金
大人1,400円、小学生700円(所要時間約45分)
アクセス
京急線「汐入駅」より徒歩約5分

無人島で生い茂る自然のなかを歩き、アメリカンな街並みを堪能、最後は迫力満点な軍港めぐりで1日の締めくくりを。横須賀では次から次へと飛び込んでくる景色が変わり、別世界を行き来しているような楽しみ方ができます。自然と異文化が融合した横須賀を訪れてみてはいかがでしょうか。

取材・写真・文/浅井みらの

※掲載内容は公開時点のものです。ご利用時と異なることがありますのでご利用の際は公式ホームページなどでご確認ください。

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