沖縄・古宇利島の大自然を庭に。「YAWN YARD Kouri Island」でとことん羽を休めるくつろぎステイ

古宇利島の大自然を庭に。「YAWN YARD Kouri Island」でとことん羽を休めるくつろぎステイ

仕事や家事、育児に勉強……すべてのしがらみを忘れて南の島でゆっくりしたい……。そう、誰もが一度は思い描くはず。そんな疲れた現代人におすすめしたいのが、車でアクセスできる沖縄の離島・古宇利島の豊かな自然のなかにある「YAWN YARD Kouri Island」。大きな中庭が特徴の、ヴィラタイプのホテルです。「YAWN YARD」=「あくびの庭」という名前の通り、人目を気にせずのんびり気ままに過ごすことができます。日がな一日ターコイズブルーの海を眺めながら、心と身体を労る極上のゆったり時間を過ごしてみました。

チェックイン

橋で海を渡り、緑豊かな古宇利島へ

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名護市バスターミナルから車で約30分。屋我地(やがじ)島を通り、古宇利大橋を渡ると古宇利島にたどり着きます。古宇利島は車であれば10分ほどで1周できてしまう小さな島。島へ入れば「YAWN YARD Kouri Island」へはあっという間に到着します。

 

古宇利島の大自然を庭に。「YAWN YARD Kouri Island」でとことん羽を休めるくつろぎステイ
古宇利島の大自然を庭に。「YAWN YARD Kouri Island」でとことん羽を休めるくつろぎステイ

さっそくヴィラへ。入った途端に優しい木の香りに包まれます。大きな窓の外には、明るく優しい色合いの空と海が広がっていました。

チェックインはヴィラの中で。ウェルカムドリンクを入れてもらいながらゆったりと宿泊名簿に記名をします。

 

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ウェルカムドリンクは名護市にある金川製茶(かにがわせいちゃ)の紅茶です。金川製茶は名護で60年以上にわたりお茶を作り続けている農家で、先代の3代目が紅茶作りにチャレンジしました。品評会では3年連続で金賞を受賞するなど高い評価を得ています。訪れた英国人客も絶賛していたのだとか。コクがあり、深い香りと色を楽しめる紅茶です。

 

お茶請けは、琉球王朝時代の宮廷菓子「香餅(くんぺん)」を現代風にアレンジした「クンペンモダン」。甘さ控えめのカステラ生地に、ピーナッツあんが挟まれています。あんに和えられた柑橘が爽やかに香る上品な味わいです。

客室

海と島を一望できる絶景のヴィラ

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「YAWN YARD Kouri Island」のヴィラのほとんどは、2つの建物とテラスで構成されています。今回は定員4名のヴィラ「(sea) ツイン」を紹介しますが、最大6人までで泊まれるヴィラもあります。

 

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主室がある建物には琉球イグサで作られた畳の間が。寝転んだり、読書をしたりと思い思いに過ごすことができます。ダイニングカウンターや冷蔵庫、収納スペースがあるのもこちらの建物。ダイニングカウンターは天然のサンゴ岩でできています。

 

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冷蔵庫のなかには無料のオリオンビール、シークワーサージュース、サイダーなどが入っているほか、有料のナチュールワインなどが常備。ミニバーには無料のドリップコーヒーや紅芋チップスに加え、有料の沖縄のクラフトジンや地元のウィスキーなどが用意されています。

 

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窓を開けるとすぐ大きな庭が。プライベートプールがついており、人目を気にせずいつでも気ままに泳ぐことができます。加温プールなので、少し肌寒い日も大丈夫。

 

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プールの反対側には坪庭があり、建築と融合した小さな自然を眺められます。沖縄の古民家の作りを模した構造です。

 

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寝室と浴室はテラスを挟んで反対側にある建物です。ゆったりと腰をかけられるソファや、沖縄の赤瓦と同じ素材でつくられたローテーブルが備えてあります。

 

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畳の上にローベッドが並んだ寝室は、和室と洋室のいいところどり。和室の快適さと、ベッドの心地よさの両方を満喫することができます。

 

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お風呂は、ガラス張りのシャワーブースと、バスタブ。脱衣所には洗面台が2つあるので、友人同士で宿泊するときも気兼ねなく使うことができます。

 

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バスタブは広く、半露天になっています。ゆったりと浸かり、ぼうっと海を眺めましょう。

プールからバスタブやシャワーブースへも、お部屋を経由せずに直行することができるので、もし身体が冷えてしまってもすぐにお湯で温まることができます。

 

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シャンプー・トリートメント・ボディソープには、今帰仁(なきじん)村で有機栽培されたハイビスカスを使用した「YUMEJIN」ブランドを採用しています。女性には、同じく「YUMEJIN」のクレンジングオイルやフェイスウォッシュ、ヘアオイル、ボディクリームも用意されます。

 

(hill) ツイン

「YAWN YARD Kouri Island」は二つの敷地から構成されており、(sea)から徒歩約3分の場所に、「(hill)」があります。

 

主な造りは(sea)と変わりませんが、小高い丘の上に位置しているので、より一層開放的なオーシャンビューが広がります。古宇利大橋もより近くに見られます。

 

過ごし方

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「YAWN YARD Kouri Island」が掲げるのは「泊まれる庭」。土地に根差した、新しいくつろぎ方の提供を目指しています。最高の過ごし方の一つは、とにかくぼうっとしてみること。何かと多忙に過ごしている方こそ、ここでは心地よい風に吹かれ、美しい海を眺めながら心と身体を芯からほぐしてみましょう。

 

テラスに設置されているイスもテーブルも、この場所に合うように特別にしつらえた琉球家具。ゆったりと腰掛けるとそれだけで、古宇利島の自然との一体感を味わうことができます。

 

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もちろん、アクティブに過ごすこともできます。緑あふれる近隣の道を散策したり、古宇利大橋の袂のビーチを訪れたり、地元のカフェで甘味を味わったりと楽しみ方は無限大です。

 

2019/06/28
沖縄県にある古宇利大橋から、車で渡れる離島・古宇利島へドライブ!絶景、おしゃれなカフェやグルメ、恋の伝説など、沖縄らしさ溢れるスポットが満載です。沖縄美ら海水族館のある本島北部を訪れた日の立ち寄りにもおすすめ。

ユサンディムン(夕食)

沖縄の食材をたっぷりつかった「クスイムン」

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沖縄の古くからの言い伝えに「クスイムン(=食べたものはやがて薬となり、体をつくる)」という言葉があります。それを体現するように、ここでは、島野菜をはじめとする県産食材・近郊の魚介をふんだんに使用した、体に優しい沖縄の家庭料理をいただけます。

夕食は「島豚とクレソンの鍋」「味噌漬け焼肉とマース煮」「島野菜のちゅら菜食(ヴィーガンメニュー)」の3つのメニューから選択。一番のおすすめは「島豚とクレソンの鍋」。沖縄のハーブ鶏と塩麹を使った和風だしで、大ぶりのクレソンやハンダマ(水前寺菜)、脂身に特長のあるあぐー豚を煮ていただきます。

 

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あぐー豚は沖縄のブランド豚で、不飽和脂肪酸やビタミン、ミネラルを豊富に含み、うまみが濃厚。さっぱりとした味わいでありながら食べ応えは抜群です。

クレソンはほうれん草かと見紛うほどに大きく、香り高いのが特長。ポリフェノールをふんだんに含むハンダマには抗酸化作用があり、身体を内側から美しくしてくれる効果が期待できそう。

 

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愛らしい「カラカラ」と呼ばれるやちむんに入った古酒は食欲を盛りたてます。食事に含まれている泡盛は、季節に応じて食事に合う銘柄がセレクトされます。

 

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付け合せは旬の野菜をたっぷりと使った発酵食品が中心。この日のメニューは、ミミガーのピーナッツバターと味噌和え、ハーブ鶏の煮込み、海ぶどうと青パパイヤのサラダ、シチューマチ(アオダイ)の南蛮漬け。ほとんどの食材が県内産です。沖縄の生命力あふれる食材にパワーをもらうと、どんどん元気が湧いてくるようです。

 

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長閑な海や広い夕暮れの空、浮かぶ島の影を眺めながらの食事は、味覚も研ぎ澄ませてくれるようです。滋味あふれる沖縄の食材を噛み締めながらじっくりと味わっていると、心と身体が自然とつながり癒やされていく感覚を覚えます。みんなで食卓を囲んでわいわいと楽しめば、明日からの元気もみなぎってきました。

 

お鍋の締めはモッツァレラチーズを使ったリゾット。マジックアワーをゆったりと楽しみながら、至福のひとときを味わうことができました。

 

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デザートは月桃のチーズケーキ。月桃の芳しく芳醇な香りが1日の終わりを優しく彩ってくれます。

 

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1日の終わりには夜空を見上げてみましょう。海に囲まれ都市からも離れている古宇利島では無数の星を眺めることができます。夏は特に観測できる星の数が多いので、天体観測にはぴったりです。

シティミティムン(朝食)

島のエネルギーをたっぷり取り込む

朝食も夕食と同様、希望する時間にヴィラまで届けてもらうことができます。朝食も地元産の食材をふんだんに使った3種のメニューから選ぶことができます。

 

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「屋我地島の塩鮭朝食」は、その名の通り屋我地島の塩を使った塩鮭がメインの朝食。ふわっと焼き上がった塩鮭は口のなかで優しく解けていくよう。添えられた沖縄の葉山椒との相性も抜群です。

おにぎりはローゼルのおにぎり、島菜のおにぎり、名護産新生姜のおにぎりの3種類。お米は「羽地(はねじ)米」と呼ばれる地域の名産米を使用しており、粒がしっかりとしていて噛むほどに甘みがにじみ出てきます。地元の老舗蔵の味噌を使った沖縄風味噌汁といただきます。

 

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洋食のセットは、ハードパンにサーモンマリネや自家製ポークランチョンミートがついていてボリューム満点。ランチョンミートは卵焼きと一緒にパンに挟んで沖縄の名物料理「ポーク玉子」にしていただくこともできます。シークワーサーや小松菜の入ったスムージーですっきりとしたお目覚めがかないます。

 

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ヴィーガン対応メニューにはぼろぼろジューシー付きです。ジューシーとは沖縄の炊き込みご飯のこと。ここではアレンジを加え、さんぴん茶で煮込んでいます。人参のしりしりや、島豆腐の厚揚げ、島野菜を使ったピクルスなど、こちらも島の栄養をまるごといただけそうなお料理がもりだくさんです。

 

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朝の爽やかな空気のなかで、じっくりといただきます。

 

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朝ご飯の後は、ゆったりと身支度を整え、チェックアウトまでまたのんびり。朝の時間帯には伊江島を往来するフェリーをすぐ目の前に見ることができます。

 

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チェックアウトの時間は午前11:00。朝風呂代わりにひと泳ぎすることも可能です。

 

古宇利島の自然に地続きの「YAWN YARD Kouri Island」。これまで経験することのなかった新たな「くつろぐ」リゾート体験をすることができます。今度の休みはぜひ、やんばるの大自然を全身で感じるリトリートの旅にでかけてみませんか?

 

住所
沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利1837
アクセス
那覇空港より車で約90分
総部屋数
8室
チェックイン
15:00(最終チェックイン21:00)
チェックアウト
11:00

撮影/川畑公平 取材・執筆/大川祥子 

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