
提供:テレビ静岡
熱海駅前に昭和の雰囲気漂う隠れスポットがあります。その名も「熱海第一ビル」。ここには最新の自撮りスタジオから、75年以上の歴史を持つ洋菓子の老舗まで入り、「ネコの舌」という独特な名前の人気商品がありました。

表通りでも一本裏へ入れば、そこはまるで別世界。静岡県民必見の裏スポットを巡ります。 静岡県屈指の観光地、熱海。その駅前の商業ビル「熱海第一ビル」をお散歩します。
昭和にタイムスリップしたような商業ビル
熱海駅前、賑わう商店街とは逆の方向に向かうと、地下道を通って直接行くことができる「熱海第一ビル」があります。

このビルは駅に一番近く、まるで昭和時代にタイムスリップしたかのような雰囲気が漂う穴場スポットです。
地下1階にはグルメ街があり、海の幸やラーメン、定食の店が軒を連ねます。

歩いていると、安くておいしそうな定食メニューの数々に、思わず足を止めてしまいそうになります。
1階に上がると婦人服店も。熱海マダムが「ここは隠れた穴場」と太鼓判を押してくれました。

どうですか、熱海第一ビルの雰囲気、伝わりました?
75年以上愛される洋菓子の老舗
1階には、実は熱海で75年以上愛される洋菓子の老舗「三木製菓」の支店があります。
本店は熱海市内にあり、1949年の創業以来、変わらぬ味で地元の人々や観光客に親しまれてきた名店です。
駅前にある支店は、知る人ぞ知る穴場スポットです。

サクサク止まらないおいしさ「ネコの舌」
看板商品は「ネコの舌(130g 700円)」。
ネコの舌の形をした焼き菓子で、フランス語で言うと「ラング ド シャ」、直訳すれば「猫の舌」です。

店員さんと話していたら、新幹線待ちの女性があわただしくお店を訪れました。
聞けば長年、三木製菓のファンだそう。でも、ここに支店があるのは知らなかったそうです。

時間もない中、たまたま通りかかって見つけ、急いで「ネコの舌」を購入していきました。
遠くから買いに来るファンも多い三木製菓のネコの舌。これは気になります。
一袋購入してみました。

ネコの舌が30枚ほど入っていて、ボリュームもたっぷりです。
食べ心地はサクサクッとして、バターの豊かな香りが口いっぱいに広がります。
薄くて軽い食感に「おいしい、止まらない」と思わず手が伸びてしまいます。
創業以来変わらぬ味のバタークッキー
「ネコの舌」の他にも、三木製菓では創業以来変わらぬ味の「バタークッキー(1枚 150円)」も人気です。

こちらもバターの豊かな風味で、どこか懐かしい味わいです。
熱海駅前のレトロビル「熱海第一ビル」にある隠れた名店、三木製菓。今も変わらぬ味で多くの人々に愛され続けていました。
三木製菓
- 住所
- 静岡県熱海市田原本町9-1 1階
- 営業時間
- 平日 9:30~16:00
土曜日 9:30~17:00 - 定休日
- 木曜日・日曜日・第3水曜日
- 電話番号
- 0557-82-2613
写真スタジオがあるカフェ
1階フロアを歩いていると、オシャレなカフェを見つけました。

2024年10月にオープンしたばかりのカフェ「RELFIE(リルフィ)」です。
メニューにはケーキやアイスクリームなどが並びますが、このカフェにセルフフォトスタジオが併設されているんです。
どんな仕組み?セルフフォト
どんな仕組みになっているのでしょうか?
「セルフフォト」は15分1,650円で2人まで撮り放題です。利用者の追加は1人550円でできます。

RELFIE・片山緋月 店長:
自分でコントローラーを押してシャッターを切ります
リモコンを使ってシャッターを押し、何枚でも好きなように写真を撮ることができます。
写真スタジオは2種類あります。

一つは白い壁の背景がシンプルな部屋。
もう一つは和傘で飾られた和風な部屋です。

小物で演出して映える写真を
スタジオ内には、撮影用の小物もあります。
リモコンの操作を教わって撮影スタート。

撮影した写真は1枚プリントアウトしてもらうことができ、データは全てもらえますよ。
なお、写真スタジオとカフェ、どちらか片方だけ利用するのもOKです。
レトロと新しさが交わる熱海第一ビル。まだまだ穴場級の店が見つかりそうです。みなさんも旅の途中に、探検してみてはいかがでしょうか。
RELFIE(リルフィ)
- 住所
- 静岡県熱海市田原本町9-1 熱海第一ビル 1F
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 定休日
- なし
- 電話番号
- 0557-27-9003
※この記事は、2025年4月3日・5日にテレビ静岡「テレしずWasabee」で公開された記事を転載したものです