
提供:沖縄テレビ
11月に季節外れの台風の大量発生…いつまでたっても半袖&サンダル日和な沖縄…
今年の冬はどうなるの?と思っていましたが、最近ではようやく暑さも落ち着き、いよいよ沖縄にも冬がやってきました。
とはいえ、本州と比べれば全然温暖で、12月時点では最低気温が15°を下回る日は多くありません。
冬の時期は比較的飛行機代も宿泊費もお手頃なお値段、そして、観光客も少なめでさほど混雑することなく観光を楽しめます。
寒いのが苦手な方は、沖縄で過ごすクリスマスや冬休みもオススメですよ〜!
さて、沖縄移住生活のリアルを綴る、わたしのコラム。
のびのびと子育てを楽しみたくて沖縄へ移住をしてきた訳ですが、結果『もう、ここ(沖縄)以外での子育ては考えられない。』というほど、本当に色んな意味で子育てがしやすいと感じています。
その理由はこれまでのコラムでも散々語り尽くしてきましたが、今回は、子どもが喜ぶオススメのお出かけ先や遊び場のご紹介もしつつ、沖縄での子育ての魅力をみなさんにお伝えできればと思っています。
※今回はおすすめの場所が多過ぎるので、前編後編の2回に分けてお届けします。
目次
大興奮の航空イベント【南城市ほか】

まずご紹介するのは、毎回子どもたち大興奮の自衛隊基地で開催される航空イベントです。

普段お目にかかれない数々の航空機や戦闘機を間近で見たり体験搭乗してみたり、装備品に触れてみたり、大迫力のブルーインパルスの展示飛行も見ることができます。

わたしが住んでいる南城市の自衛隊基地では夕方から夏祭りが開かれて、踊りや歌、色んな出店や屋台フードを楽しむこともできました。

南城市役所で開かれた自衛隊イベントでは、災害にあった被災地の避難所などに展開し、被災者への炊き出し時に活躍する野外炊具を使用した自衛隊員による無料のカレーの炊き出しが行われたこともありました。
※野外炊具とは、野外での炊事専用の特殊車両のこと。

甘過ぎず辛くもなく、ゴロゴロと大きめのお野菜が入っていて、大人も子どもも大大大満足のお味とボリュームで、デザートまでつけていただいて。

非常時にこんなにも美味しくて温かいごはんを食べられたら、心にも身体にも沁みるんだろうなぁと有り難く感動したのを覚えています。
イベントをきっかけに災害時のことや備えを家族で考え直してみたり、自衛官のみなさんが日々どのような訓練・活動をされているのかを知れたり、平和や戦争について子どもと考える良い機会になったりもします。
ちなみにですが、すべて入場料は無料のイベントです。
米軍基地で開催されるイベント【宜野湾市ほか】
次にご紹介するのは、米軍基地で開催される多種多様なイベント。

現在沖縄には合計31の米軍専用施設があります。
先程ご紹介した日本の自衛隊基地で開催されるイベントと同じ内容のような航空イベントや、他にも、フリーマーケット、ハロウィン、マンガとポップカルチャーのコンベンションイベント『コミック コン』などがあります。
割と短いスパンで、定期的にどこかしらの基地で何かしら開催されているので、ご興味のある方は是非調べてみてください!

自衛隊基地で開催されるイベントと同じ内容のような航空イベント…と簡単にまとめてしまいましたが、米軍基地でのイベントと自衛隊基地でのイベントの大きな違いはスケール!
スケールが凄い!

展示や体験搭乗できる航空機・戦闘機の数がとにかく多い!
そして「え?!そんなところに乗れるの?!」「えっ?!!こんなところに入っていいの?!!」「え?!!!これ触れるの?!!!」の連続です。
そして航空ショーがダイナミックで、とにかく距離が近い。
航空機や戦闘機に全く興味がなかったわたしが釘付けになってしまうほど楽しいです。
轟音に大興奮してしまいます。
移動遊園地があり、子どもが1日中楽しめる。

有料で年齢制限がありますが、とにかく子どもに至れり尽くせりな環境です。
広大な基地を歩き回ってクタクタになっていたはずなのに、移動遊園地に着いた瞬間疲れを忘れて、毎回アトラクションを永遠リピートして遊んでいます。
恐るべし子どもの体力。
飲食店が沢山出ていて、敷地内で飲食が可能。更にはお酒も飲める。

様々なジャンルのフードトラックや飲食店が出店していて、あれもこれも食べたい状態に陥ります。
ただし割と並んでいることが多いです。アメリカっぽいな〜!と思ったのはアルコールが販売されているところ。ホールのピザに大きなビールで、ちょっとした海外気分が味わえちゃいます。支払いは日本円、米ドルどちらでも可能。
大物アーティストが本国から招かれて、LIVEやショーが観れる。

無料でここまでの内容と太っ腹加減はさすがのひと言!
花火まで上がっちゃって、みんなノリノリで歌って踊って大盛り上がりします。
ちなみにイベントは全て入場料無料です。
※入場者は米軍属、日本国籍限定
入場時に写真付きの身分証明書の提示が必要です。英語が飛び交い、アメリカ人の子どもと触れ合う機会もあるので、子どもたちにとっても良い刺激になること間違いなしです。
少人数制にはなりますが、オール英語で遊びながら学ぶことができるイベントにも参加することができました。この時は米軍基地内にある消防署体験。

この日はお土産までいただいて、子どもたちにとって、とても楽しく印象深いイベントだったようです。
他にも基地内での英会話レッスン、ホームステイなどもあるようなので、そちらにもいつか参加してみたいと思っています!
テーマパーク「おきなわワールド」【南城市】
次にご紹介するのは、沖縄の自然、芸能、文化をまるごと体験できる観光施設 おきなわワールド。

わたしが住んでいる南城市にあるテーマパークです。


約30万年の年月をかけて造り上げた全長約5kmの鍾乳洞・玉泉洞をはじめ、ハブの知られざる秘密がわかる世界唯一のハブ博物公園、築100年以上の古民家を移築して琉球王朝時代の町並みを再現した琉球王国城下町での工芸体験、ハブ酒や沖縄の地ビールを製造販売する南都酒造所など、沖縄の魅力がすべて堪能できます。
家族や友人を連れて行っても「楽しい〜!!!!」と年齢問わず満足してくれる施設です。

玉泉洞はとても美しく幻想的で、距離はしっかりあるはずなのに、あっという間に歩き終わってしまいます。何度訪れても飽きない場所です!
以下に注意してください。
階段が多くベビーカーの使用は不可。
足元が滑りやすい場所があり、暗くてお子さんが怖がる可能性もあります。
幼児と一緒に行く際は、長距離抱っこを覚悟したほうがいいかもしれません。
実際に我が家で初めて行った時は、ほぼ抱っこで、ただの筋トレでした(笑)
おきなわワールド内で実際に体験できるアクティビティも豊富です。
・幸運の白ヘビと記念撮影
・ 琉装さんぽ
・ 紅型体験
・ しっくいシーサー色付け体験
・ 紙すき体験
・ 機織体験
・ 藍染め体験
・ 革細工体験
・ 陶芸体験
・ 琉球ガラス体験
・ 真珠取り出し体験
・ ゆくい処お魚体験
・ 南の島の洞くつ探検
・ 【ガイドツアー】100年前の沖縄めぐり
などがあります。
飲食店もいくつかありますが、わたしが挑戦してみてほしいのはブクブクー茶屋のブクブクー茶。

諸説ありますが、大きな茶せんで泡をたてて飲むことから、この名がついたと言われている琉球王朝時代の350年前の文献にも記されているほど古くから飲まれていたお茶。

ソフトクリームのように盛り上がった真っ白い泡を飲む沖縄独特のお茶で、昔、船出やお祝いの時に親しい人同士、談話の中で飲まれていたようです。
沖縄ならではの文化に是非触れてみてください。

そして、エイサーやハブとマングースのショーも必見です!
「おきなわワールド」はお土産コーナーも充実しています。
全体の所要時間は最低でも2時間半ほどは見ていたほうがいいです。
それでもかなり急ぎ足だと思います。
ガンガラーの谷もオススメです!【南城市】
要予約でツアー以外での入場はできませんが、おきなわワールドのすぐ横にある、ガンガラーの谷もめちゃくちゃおすすめです。

ガンガラーの谷は鍾乳洞が崩壊してできた自然豊かな谷間で、サンゴ礁由来の石灰岩地帯に広がる亜熱帯の森や洞窟等を、専門ガイドと共に散策することができます。
コース内では命の誕生を祈る洞窟や、崖上から根を伸ばす大木「ウフシュガジュマル」、古代人の居住跡などを巡って行きます。
入口の鍾乳洞カフェ「ケイブカフェ」も他には無い雰囲気でこれがまた素敵なんです!
(先日はケイブカフェで、UAさんの夜のライブが行われていました。)

そしてガンガラーの谷は、子宝運のご利益があるとも言われています。
イナグ洞・イキガ洞という、良縁・安産・生命の誕生・成長を祈る洞窟があり、子宝運に効く御嶽であることでも有名です。
古代からの豊かな自然と神の宿る聖地として、不思議な活力をもらえます。

名観光スポット 美ら海水族館【那覇市】
次にご紹介するのは、言わずと知れた沖縄の名観光スポット 美ら海水族館。

本部町にある沖縄の自然を感じながら、海の神秘と魅力をたっぷり味わえる水族館です。
大きな水槽を悠々と泳ぐジンベイザメの雄大な姿にとても癒されます。
屋外エリアも充実していて、イルカショーは必見!
わたしはまだ参加したことがないのですが、いつかガイドツアーにも参加したいと思っています。

空港からも近い「DMMかりゆし水族館」【豊見城市】
次にご紹介するのは、DMMかりゆし水族館。

先程ご紹介した美ら海水族館までは遠くて行く時間がないという時は、空港からも近いこちらの水族館をおすすめします!

イーアス沖縄豊崎という商業施設にあり、那覇空港からも約20分のところに位置しています。
美ら海水族館と比べるとコンパクトな規模感ではありますが、展示の仕方がとても工夫されていて飽きないし、むしろ小さな子どもにとってはこのくらいがちょうど良い。

また、爬虫類や小動物も間近で観ることができます。
壁を隔てることなく至近距離でナマケモノを観れたのはここが初めてで、子どももわたしも大興奮してしまいました。

それに美ら海水族館と比べるとお客さんの数が少なくて、自分たちのペースでゆっくりと楽しめるという点もお気に入りポイントです。
沖縄にもチームラボの施設が!【那覇市】
次にご紹介するのは、チームラボ 未来の遊園地。

ついに沖縄にもチームラボの施設が!
場所は那覇市おもろまちにあるDFSの3階。
お母さんは免税店でお買い物。
お父さんと子どもはこちらの施設へ…でもいいかもしれません。(笑)

大人も童心に帰って子どもと一緒に全力で楽しめる場所!
色んなエリアがありますが、我が家の子ども達は「こびとが住まうテーブル」が1番のお気に入りでした。
全然帰ってくれる気配がなかったくらい楽しんでいました。
入場料分の元は十分に取れます!
琉球王朝エリアが特徴的な「リトルユニバース オキナワ」【豊見城市】
次にご紹介するのは、リトルユニバース オキナワ。

先程ご紹介したDMMかりゆし水族館と同じイーアス沖縄豊崎にある、デジタル空間演出やミニチュア、ARなどの最新テクノロジーが融合した新感覚のハイブリッド型エンタメ施設です。
わたしが特に印象的だったのは、沖縄県において15世紀から19世紀まで続いた琉球王朝エリアです。
幅8m、奥行き4mの大きなジオラマの中には、首里城の守礼門や、城下町の那覇がリアルに再現されています。
子ども達のお気に入りのエリアは、1980年代の東京都港区麻布十番の様子を再現したエリア!
レトロな東京の街並みを見て、生粋の江戸っ子の夫は「懐かしいなぁ〜」「これまだあるよ!」と興奮していました。

ここのエリアの縁日コーナーも楽しかったです。
「シン・エヴァンゲリオン劇場版」に登場する”第3村”が再現されたミニチュアエリアもあるので、エヴァンゲリオンファンの方にもおすすめの施設です。

こちらは入り口付近の大きさが変わるトンネルの写真です。
沖縄の大型プレイランド
最後にまとめて、大型のプレイランドもいくつかご紹介します。

観光ばかりで遊び足りないお子さんに、フラッと立ち寄って有り余る体力を消費するにもおすすめのスポットです。
ショッピングモールに併設されているところが多いので、お土産などお買い物も楽しめますよ!
波の上 わくわくキッズランド
アクセスが便利な那覇市にあるプレイランドです。
近くに波の上ビーチもあります。
あそびパーク
県内複数のショッピングモール内にあるプレイランドです。
買い物のついでに遊べるので、気軽に楽しめます。
※料金設定やコンテンツは店舗により異なります
サンエー浦添西海岸パルコシティ店
サンエー経塚シティ店
サンエーマチナトシティ店
イオン具志川店
namcoイオンタウン読谷ショッピングセンター店
ちきゅうのにわ イオンモール沖縄ライカム店
「ちきゅうのにわ」はおそらく沖縄最大級のプレイランドだと思います。
地球を学びながら遊べるのも大きなポイント。
室内でお砂遊びや水遊びができたりします。
お値段は少々お高めですが、子ども達はここが1番大好きで、何時間でも遊びたがります。
今回ご紹介したおすすめのスポットは、基地でのイベント以外はお天気や気温に左右されない場所ばかりなので、せっかく沖縄旅行に来たのに雨で遊びに行くところがないよ…という場合にも是非参考にしてみてください!
それでは今回はここまで。後編もお楽しみに!
※この記事は、2024年12月10日に沖縄テレビ「OKITIVE」で公開された記事を転載したものです。
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