
提供:沖縄テレビ
沖縄へ旅行に訪れるとき、悩むことのひとつが「服装」ですよね。
気候によって適切な服装は変わるので、冬の沖縄の気象情報も気になるところです。特に冬の場合は「どれくらい寒いのか」「マフラーや手袋は必要なのか」を事前に把握しておきたいでしょう。
そこで今回は、1月・2月・3月の沖縄旅行を思いっきり楽しむためにチェックしておきたい服装についてご紹介します!
観光客の方はもちろん、沖縄移住を考えている方にも参考になると思うので、ぜひ参考にしてみてください。
1月の沖縄を快適に過ごすためにおすすめの服装

1月の沖縄は本土に比べて暖かいものの、平均気温はおよそ17度。風が強い日はしっかり寒さを感じるため、風をとおさない素材のウインドブレーカーやコートがあると安心です。
ただ、風が弱く日差しがしっかりある日は、上着を着ていると暑く感じることもあるので、脱ぎ着できるようにしておくのがおすすめです!
1月は一年のなかで最も降水量が少なく天候が安定していて、お出かけに適したシーズンなので、有名な観光スポットをのんびり楽しんだり、ショッピングを満喫したりするのがおすすめです。
また、この時期は水着で海に入るのは難しいですが、保温性の高いウェットスーツを着用すればダイビングやシュノーケリングなども楽しめます。オフシーズンだからこそ人が少なく、海の透明度も高いため、沖縄のきれいな海をゆっくり堪能できますよ!
さらに、1月の沖縄では桜が咲きはじめます。恒例の「もとぶ八重岳桜まつり」をはじめ、沖縄内各地で桜まつりが開催されます。
日中は桜の鮮やかさとお祭りの賑わいを、日没後にはライトアップされた幻想的な風景をぜひお楽しみください!
ちなみに、沖縄の桜は濃いピンク色が特徴的な「寒緋桜(カンヒザクラ)」。満開になると、本土の桜とは違ったポップでかわいらしい光景を楽しめます。
では、そんな1月の沖縄を快適に過ごすためには、どのような服装がベストなのでしょうか?服装を考えるにあたって、気候や台風情報などもあわせてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1月の沖縄の平均的な気象情報
1月の沖縄の平均的な気象情報は以下のとおりです。
- 平均気温
- 17.3度
- 最高気温
- 19.8度
- 最低気温
- 14.9度
- 降水量
- 101.6ミリメートル
- 湿度
- 66%
- ※参照
- 那覇(沖縄県) 平年値(年・月ごとの値)|国土交通省 気象庁
1月になると、沖縄でもしっかり寒さを感じます。風が強い日も多く、実際の気温よりも体感温度が低くなることもあるので、基本的には厚着がおすすめです。脱ぎ着できる上着だと、もし日差しが強く暑さを感じても調整できますよ。
また、1月は一年のなかで最も降水量が少ない時期です。天候が比較的安定しているため、お出かけ計画が立てやすいでしょう。歩きやすいスニーカーを履いて、桜を見にハイキングなどいかがでしょうか?
1月の沖縄での紫外線対策は?
1月には本格的に寒さを感じるとはいえ、沖縄は緯度の高い場所に位置しているので、紫外線対策は必須です。真夏ほど気をつける必要はありませんが、日焼け止めやサングラスを使って、最低限の紫外線対策はしておきましょう。
そして、1月の沖縄は風が強く乾燥しやすいため保湿も必須です! 保湿クリームやセラムなどを使って、しっかりスキンケアしましょう。
まとめ:1月の沖縄を快適に過ごすにはこんなアイテムがおすすめ!
1月の沖縄を快適に過ごすなら、以下のアイテムを持っておくのがおすすめです。
もし忘れてしまってもどれも沖縄で購入できるので、あまり身構えすぎず1月の沖縄を楽しんでくださいね!
・長袖シャツや長ズボン・スカート
日中は、薄手の長袖シャツ一枚で快適に過ごせることも。特に晴れの日の昼間は、思っているより日差しがしっかり身体を暖めてくれます。
とはいえ、長ズボンやタイツを履くなど、足は出さない方がベスト。上着と合わせて体温調節するイメージで用意するとよいでしょう。
・ウインドブレーカー
1月は冷たい海風がしっかり吹くので、気温はそれほど高くなくても海風の強さでひんやりすることも……。ダウンジャケットまではいらないにしても、風をとおさない素材の上着があると安心です。
・カーディガンやコートなどの羽織もの
南国とはいえ1月は寒い時期なので、カーディガンやコートなどの羽織ものも必須です。厚手すぎないものがちょうどよいかもしれません。
・マフラー
寒さが苦手な方は、マフラーも持参しておくとよいでしょう。
・レインコート
1月は一年のなかで最も降水量が少ない時期ではあるものの、突発的かつ一時的に雨が降る可能性もあるので、持っておくと安心です。
・日傘
紫外線対策に! 突然の雨に備えつつ荷物にならないように、折りたたみの日傘兼雨傘がおすすめです。
・帽子
こちらも紫外線対策に。できれば首の後ろも守れるような、つばの広い帽子がベストです。
・サングラス
紫外線対策に。サングラスがあると日中の過ごしやすさが変わるかも!
・日焼け止め
SPF30以上、PA+++以上の日焼け止めがおすすめ。夏ほどではないにしても、本土の1.5〜2倍くらいの紫外線量はあるので油断大敵です!
おまけ
最後に、沖縄生まれ沖縄育ちの筆者と、沖縄県外から移住してきて8年になる筆者の上司から、1月の沖縄の気候についてひとことコメントです。
筆者
沖縄とはいえ、1月は冬真っ只中! 肩をすくめるほど寒さを感じる日も多いので、冬のコーディネートで問題ないと思います。ただ、天気がよい日は少し汗ばむこともあるので、なかに着込むのではなく上から重ね着するのがおすすめです。
1月に沖縄を訪れるのであれば、個人的には桜をお楽しみいただきたいです。本土にはないショッキングピンクの桜は写真映えしますし、場所によっては夜にはライトアップされ、幻想的な光景を楽しめます。
上司
1月は冷たい風が身に染みる時期! 沖縄に住んでいる時間が長くなればなるほど身体が沖縄の気候に慣れていっているので、移住直後はそこまで寒さを感じなかったのに、8年以上経つとあったかグッズが手放せなくなりました……。
寒い日は、温かい泡盛で体の芯から温めなくては!
2月の沖縄を快適に過ごすためにおすすめの服装

2月の沖縄は、一年をとおして最も寒い時期。1月とは異なり月間をとおして小雨がしとしとと降る日が多くなります。そのため、防寒対策を怠らず、1月以上に厚着をしましょう。
とはいえ、そろそろ沖縄に春の足音が聞こえてくる時期でもあります。
晴れると「暑いな」と感じることもあるので、体温調節しやすい服装がおすすめです!
2月の沖縄を語る上で外せないのが、ホエールウォッチングです。
ケラマ諸島周辺の海域でザトウクジラの姿を見られる可能性があり、冬の沖縄の名物となっています。船にのって回遊している様子を楽しむのが一般的ですが、ダイビング中に近距離で出会えることもあります。そのため、ダイビングを楽しむのもよいかもしれません!
また、2月の沖縄ではプロ野球球団の春季キャンプも行われます。
例えば、那覇市では読売ジャイアンツ、浦添市では東京ヤクルトスワローズ、北谷町では中日ドラゴンズといったように、他にも複数の球団が県内各地で練習に励みます。
選手に会える絶好の機会なので、ぜひ会場やスケジュールをチェックして見学してみてください。
では、そんな2月の沖縄を快適に過ごすためには、どのような服装がベストなのでしょうか?
2月の沖縄の気候もあわせて、おすすめの服装をご紹介します。
2月の沖縄の平均的な気象情報
2月の沖縄の平均的な気象情報は以下のとおりです。
- 平均気温
- 17.5度
- 最高気温
- 20.2度
- 最低気温
- 15.1度
- 降水量
- 114.5ミリメートル
- 湿度
- 69%
- ※参照
- 那覇(沖縄県) 平年値(年・月ごとの値)|国土交通省 気象庁
1月に比べて降水量が増えるので気温が下がり、寒く感じることが多くなります。風が強くなれば体感温度がさらに低くなるので、防寒対策は必須です!
特に朝と夜は気温が低くなる傾向があるため、セーターやパーカーの上からカーディガンやコートを羽織って暖かくしましょう。
とはいえ、晴れた日には暑さを感じることもあるので、厚着しすぎると汗をかいて風邪を引いてしまう可能性も。体温調節できるコーディネートを意識しましょう。
2月の沖縄での紫外線対策は?
一年をとおして最も寒い時期とはいえ、晴れている日は紫外線量が多めです。曇りの日でも紫外線は降り注ぐので、帽子や日傘、サングラス、日焼け止めクリームなどで最低限の紫外線対策をしましょう。
まとめ:2月の沖縄を快適に過ごすにはこんなアイテムがおすすめ!
2月の沖縄を快適に過ごすなら、以下のアイテムを持っておくのがおすすめです。
もし忘れてしまってもどれも沖縄で購入できるので、あまり身構えすぎずに2月の沖縄を楽しんでくださいね!
・長袖シャツや長ズボン・スカート
快晴だと日中は暖かくなることもありますし、室内だと暑さを感じることもあるので、長袖シャツや長ズボン・スカートがおすすめです。
ただし、日が落ちると気温がグッと下がることもあるので、パーカーやカーディガン、コートなどの羽織ものは忘れず持参してくださいね。
なお、気温の感じ方には個人差がありますが、目安として「朝晩は15度を下回り、日中は20度近くまで上がる」と思っておくとよいかもしれません。
・セーターやパーカー
本土の冬と同じように、2月の沖縄でもセーターやパーカーがあると安心です。
ただ、上述のとおり日中は暖かくなることもあるので、薄手のものがよいかも。寒いときは上から着て、暖かいときは脱いで調整できるようにしましょう。
・厚手のカーディガンやコート
カーディガンやコートなどの羽織ものもあると便利です。2月は厚手のものでもよいかもしれません。
・ウインドブレーカー
2月は、気温はそれほど高くなくても海風の強さでひんやりすることも多い時期。1月同様にダウンジャケットまではいらないにしても、風をとおさない素材の上着があると安心です。
さらに、防水加工されているような上着であれば、雨が降っても慌てずに済むので、キャンプ用品店などで販売されているウインドブレーカーがあればばっちりでしょう!
・マフラー
寒さが苦手な方は、マフラーも持参しておくとよいでしょう。
・レギンスやタイツ
足元の防寒対策には、レギンスやタイツがおすすめです。タイツは110デニール以上のものを選びましょう。
・雨傘
雨の日でも外出を楽しめるように。荷物になってしまうなら、折りたたみ傘でもOKです。
紫外線対策のことまで考えて、折りたたみ式の日傘兼雨傘を持っているとばっちり!
・サングラス
紫外線対策に。2月とはいえ日差しの眩しさもしっかり感じる時期なので、サングラスがあると日中の過ごしやすさが変わるかも。
・日焼け止め
1月同様に、SPF30以上、PA+++以上の日焼け止めがおすすめです。
おまけ
最後に、沖縄生まれ沖縄育ちの筆者と、沖縄県外から移住してきて8年になる筆者の上司から、2月の沖縄の気候についてひとことコメントです。
筆者
いくら沖縄とはいえ2月は寒い! 気温だけ見ると大したことなさそうに思えますが、沖縄は一年をとおして風が強いので、冷たい風によって体感温度がグッと低くなります。そのため、気温以上に寒くなることを想定してコーディネートを組むとよいかもしれません。
ただし、日中は暖かかったり屋内は過ごしやすい気温だったりすることもあるので、重ね着しやすい服にコートを羽織るなど、調節しやすいコーディネートにすることをおすすめします!
上司
2月は曇りが多くて小雨も降るので、「青い海!青い空!」という南国イメージはあまり感じられない時期かも。とはいえ、少しずつ暖かくなってはくるので、そろそろダウンジャケット(私は寒がりすぎて、毎年12月からダウンジャケットが欠かせません)をクリーニングに出そうかな〜という頃合いです。
雨が続くと桜を楽しめなくなるので、毎年2月初旬くらいを目処に桜を見に行っています!
3月の沖縄を快適に過ごすためにおすすめの服装

3月は、寒さが和らぎ暖かくなりはじめる時期です。引き続きある程度の寒さ対策は必要ですが、晴れた日には気温が20度を超えることもあります。そのため、石垣島や宮古島、沖縄本島の一部地域では3月に海開きが行われます。この時期から海水浴を楽しめるのはきっと沖縄だけです!
ただし、長時間海に入るにはまだ肌寒さが残るため、ウェットスーツを着ることをおすすめします。
また、3月もホエールウォッチングが楽しめます。
この時期は特にクジラとの遭遇率が高いといわれているので、野生のクジラが回遊する様子を楽しみたい場合は3月がぴったりでしょう。
ただし、3月後半は春休みと重なり、家族旅行や卒業旅行が増えてくるので、飛行機やホテルの予約が取りづらくなることも……。なるべく3月前半に計画を立てるのがおすすめです!
では、そんな3月の沖縄を快適に過ごすためには、どのような服装がベストなのでしょうか?3月の沖縄の気候もあわせて、おすすめの服装をご紹介します。
3月の沖縄の平均的な気象情報
3月の沖縄の平均的な気象情報は以下のとおりです。
- 平均気温
- 19.1度
- 最高気温
- 21.9度
- 最低気温
- 16.7度
- 降水量
- 142.8ミリメートル
- 湿度
- 71%
- ※参照
- 那覇(沖縄県) 平年値(年・月ごとの値)|国土交通省 気象庁
冬が終わりを迎え、春の訪れを感じる時期です。晴れた日の日中は気温が20度を超え、強い日差しが照りつけます。そのため、1月・2月よりも紫外線対策が必要になるでしょう。ただし、まだまだ沖縄らしい暑さは感じません。気候によっては肌寒さを感じることもあり、特に朝・夜は寒くなりやすいので、羽織ものはマストです!
降水量だけ見ると2月よりも増えていますが、3月の雨は多くの場合、いわゆるスコールです。長時間降り続けることは少ないので、突然雨が降っても少し待てば晴れ間が出るでしょう。
3月の沖縄での紫外線対策は?
真夏ほど日差しは強くないですが、1月・2月と比較すると紫外線量は多めです。その分、汗をかくことも多くなるので、ウォータープルーフの日焼け止めで紫外線対策することをおすすめします。
また、海の反射による紫外線も強くなるので、海に出かける際は特にしっかり対策してください!
まとめ:3月の沖縄を快適に過ごすにはこんなアイテムがおすすめ!
3月の沖縄を快適に過ごすなら、以下のアイテムを持っておくのがおすすめです。
もし忘れてしまってもどれも沖縄で購入できるので、あまり身構えすぎずに3月の沖縄を楽しんでくださいね!
・長袖シャツ・長ズボン(厚手・薄手)
3月前半はまだひんやり寒さを感じることが多いため、厚手の長袖シャツ・長ズボンがおすすめです。一方で3月後半は暖かくなるので、薄手の長袖シャツ・長ズボンでよいでしょう。
・半袖シャツ
3月後半に沖縄旅行を考えているなら半袖シャツもあるとよいでしょう。その日の気温・気候にあわせて調整できるようにしておくと安心です。
お気に入りのシャツでテンションを上げるのもよいですが、あえて持参せずに、沖縄ならではのオリオンビールシャツやブルーシールシャツなどを買って楽しむのも旅行の醍醐味です!
・カーディガンやパーカー
急激な気温や天候の変化に対応できるよう、羽織ものも持っておくと安心です。気温が低いときは防寒対策になり、薄手のものなら日差しが強いときに紫外線対策ができます。
・スニーカー
暖かくなる時期とはいえサンダルだとまだ寒い可能性があるので、スニーカーをおすすめします。
・日傘
紫外線対策に。万が一のスコールに備えて、日傘兼雨傘を持っておくと安心です。
・サングラス
日差しが強い日も増えてくるので、紫外線対策として持っておくとよいでしょう。
おまけ
最後に、沖縄生まれ沖縄育ちの筆者と、沖縄県外から移住してきて8年になる筆者の上司から、3月の沖縄の気候についてひとことコメントです。
筆者
3月前半はまだ冬らしさを感じます。ただ、1月・2月ほど寒くはないので、厚手のニットやコートは不要です。本土でいう秋のコーディネートで十分かもしれません!
3月後半になると、徐々に沖縄らしい気温になってきます。「昨日まで肌寒かったのに今日は暑い」なんてことも沖縄では珍しくないので、気温に合わせて脱ぎ着できるコーディネートにするのがおすすめです。
上司
3月は暑すぎず寒すぎず、過ごしやすい季節! 10月ごろと同様にとても好きな時期です。重たい上着はクローゼットの奥にしまって、身も心も軽く新生活の準備をはじめています。
沖縄移住を考えているなら、この時期もおすすめ。心機一転、沖縄での生活をはじめてみませんか?
1月・2月・3月の沖縄に合った服装で旅行を楽しもう!
「新年早々、沖縄旅行へ!」という観光客の方は多いでしょう。1月・2月・3月の沖縄を快適に楽しむには、どのような気候で、どのような服装がベストなのか知っておくことが大切です。
・1月
寒さをしっかり感じる時期。基本的には長袖に羽織ものといった冬のコーディネートでよいですが、寒さが苦手な方はマフラーを足してもよいかもしれません。
・2月
一年をとおして最も寒い時期。カーディガンやコートは厚手のものを選び、首元はマフラー、足元はレギンスやタイツで防寒対策をしましょう。
・3月
寒さが和らぎ暖かくなる時期。日によっては気温が20度を超えるため、長袖シャツ・長ズボン(厚手・薄手)を用意し、羽織ものを持っておくとよいでしょう。
1月・2月・3月は、基本的に上記のポイントを押さえておけばOKです! この時期に沖縄を訪れる方、そして沖縄移住を考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
※この記事は、2025年1月1日に沖縄テレビ「OKITIVE」で公開された記事を転載したものです。
沖縄県の宿
沖縄県の楽パック(航空券+宿)