旅の楽しみ方

高千穂峡で家族と一緒に日本の神話と自然を体験しよう!

日本を代表する神話の里・宮崎県の高千穂にまつわる神話を学びながら、大自然で思いっきり遊べるルートを紹介します。

日本を代表する神話の里・宮崎県の高千穂にまつわる神話を学びながら、大自然で思いっきり遊べるルートを紹介します。

「日本を代表する神話の里」と称される高千穂。宮崎県の北に位置し、美しい緑多き街です。天孫降臨の舞台とされ、その神話や伝説について耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。そんな神が宿る・高千穂で、天照大神(アマテラスオオミカミ)にまつわる神話を子どもと学びながら、大自然で思いっきり遊ぶおすすめ1日モデルルートを紹介します。

アーチ橋としては日本一長い「天翔大橋」

日之影町 天翔大橋

高千穂へは車の場合、熊本方面からは、かみましき阿蘇観光サザンルートと国道を経由して約2時間。延岡方面からは、北方延岡道路と国道を経由して約1時間。

1つ目のスポットは、延岡方面から高千穂に向かう途中の日之影町にあります。国道218号線を走り左手に見えてくるのが、日本一のコンクリートアーチ橋である「天翔(てんしょう)大橋」です。日本のコンクリートで造られたアーチ橋の中で最も長いアーチスパン260mの立派な橋です。その長さはもちろん、圧巻の存在感をぜひチェックしてみてください。

天翔大橋 長さも高さも日本一

アーチ橋を歩いて渡ると見えてくる素晴らしい景観と、橋からの高さに驚くことでしょう。真下の水面から橋までの高さは143mもあり、これも日本一というから驚きです。緑あふれる山地と清々しい空気、そして少し足がすくんでしまう感覚を肌で感じてみてはいかがでしょうか。
橋の半ばごろまで歩くと高さを実感できるので、天翔大橋の手前にある駐車場に車を停めて、長さも高さも日本一の天翔大橋をぜひ歩いてみてください。

天翔大橋

住所
宮崎県西臼杵郡日之影町高巣野
アクセス
道の駅青雲橋から車で約10分
駐車場
あり(無料)

高千穂を代表する総社「高千穂神社」

高千穂神社 パワースポット

天翔大橋から国道218号線をさらに高千穂方面へ車で10分ほど進むと、右手に「高千穂神社」があります。こちらが2つ目のスポット。約1900年前に創建され、高千穂郷八十八社の総社であり、高千穂のパワースポット開運三社の1つです。

高千穂神社 本殿 重要文化財

平成16(2004)年に国の重要文化財に指定された格式高い本殿。主祭神は高千穂皇神や十社大明神で、神話に登場する神々を祀る由緒ある神社です。そのため全国各地から参拝者が絶えず訪れ、特に縁結びや厄払いの神として信仰を集めています。

高千穂神社 夫婦杉

本殿の隣には「夫婦杉」があります。この夫婦杉の周りを夫婦やカップルで手を繋いで3度回ると良縁・家内安全・子孫繁栄の願いが叶うと言われています。

高千穂神社

住所
宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井1037 
時間
終日開放・社務所 7:30~17:30
アクセス
高千穂バスセンターから徒歩約15分
駐車場
あり(無料)

高千穂峡のあの絶景が楽しめる高千穂峡貸しボート

天然記念物「高千穂峡」貸ボート

3つ目のスポットは高千穂を訪れたら外せないスポット、国の名勝・天然記念物である「高千穂峡」です。高千穂峡は約30万年もの昔、お隣の熊本県にある阿蘇山の噴火により、今の高千穂峡がある五ヶ瀬川に溶岩が流れ込んだことでできた渓谷です。この高千穂峡の中でも見どころとなっているのが「真名井(まない)の滝」。日本の滝百選にも選ばれている立派な滝です。

「高千穂峡」を訪れたら、高千穂峡の絶景と真名井の滝を間近で見るために、高千穂峡貸しボートに乗ってみましょう。ボートは一隻につき3名(※未就学児を含む場合のみ4名)まで乗ることができ、30分遊覧することができます。合鴨の餌も売っていて、餌をあげながら舟遊びを楽しむこともできます。子どもたちがとても喜びそうですね!

高千穂峡 真名井の滝

静かな水面から広大な自然を眺めながらの遊覧は、まさに神秘的なパワーを感じずにはいられないスポットです。少し先に進むと自然の力を感じる名瀑「真名井の滝」があります。高千穂峡といえば真名井の滝!と言っても過言ではない、まさにシンボル的な存在。高さは約17mもあり、近くまで行くとその自然の力強さと神々しさに心が奪われます。子どもたちにとっても自然のパワーを感じる良い経験になるのではないでしょうか。

真名井の滝と高千穂峡貸しボート

住所
宮崎県西臼杵郡高千穂町向山
営業時間
[通常の営業時間]8:30~17:00(最終受付16:30)
[夏休み期間の営業時間]7:30~18:00(最終受付17:30)
※2019年の情報は未発表
定休日
増水時・点検時は運休
料金
1隻30分/2,000円 定員3人(未就学児は2名で1名に数える)、延長料金10分/300円
アクセス
高千穂バスセンターから車で約10分
駐車場
あり。高千穂峡貸しボート受付隣の御塩井駐車場(500円)

約100種類もの淡水魚が集まる水族館

高千穂 淡水魚水族館

4つ目のスポットは、高千穂峡貸しボートから徒歩数分の場所にある「淡水魚水族館」です。こちらの水族館には、高千穂峡を流下する五ヶ瀬川に生息する淡水魚をはじめ、世界の熱帯淡水魚など約100種類もの魚が展示されています。館内の水槽には、高さ約5m、幅が約15mの断崖絶壁から幾筋もの清流が流れ落ちる有名な「玉垂の滝」の湧き水が利用されています。

高千穂 淡水魚水族館

中に入ると淡水魚の水槽が並び、ヤマメやニシキゴイから珍しいウーパールーパーまで豊富な種類の淡水魚を見ることができます。円柱の水槽で泳ぐ淡水魚に子どもたちの目は釘付け!塗り絵コーナーもあるので、小さな子連れでも楽しめます。

淡水魚水族館 ドクターフィッシュ体験

また館内ではドクターフィッシュの無料体験(9:30〜11:00、13:00〜15:30)もできるので、ぜひ家族みんなで試してみてくださいね!

高千穂峡淡水魚水族館

住所
宮崎県西臼杵郡高千穂町向山60-1
営業時間
9:00~17:00
定休日
12月31日・1月1日
料金
大人・高校生 300円、小・中学生 200円、3歳以上 100円
アクセス
高千穂バスセンターから車で約10分、高千穂峡貸しボート受付隣の御塩井駐車場から徒歩約1分

流しそうめんの元祖・千穂の家でランチタイム

流しそうめんの元祖「千穂の家」

5つ目のスポットは、ランチタイムに流しそうめんの元祖「千穂の家」で流しそうめんを!今では全国区となった流しそうめんですが、昔からこの地域では玉垂の滝の清水を使ってそうめんを流しており、その習慣を知った同店の創設者が「流しそうめん」を商売にしたことが始まりと言われています。今も昔も変わらず千穂の家のすぐ側にある断崖の岩肌から流れる清水を利用しています。

淡水魚水族館から橋を渡ってすぐのところに、お土産屋やお食事処が軒を連ねるエリアがあります。その一番奥から1つ手前にあるお店が、「千穂の家」です。流しそうめんといえば夏のイメージですが、こちらでは年間通して提供されています。

「千穂の家」一番人気の「高千穂峡定食」(1,500円)

一番人気のメニュー「高千穂峡定食」(1,500円)。ヤマメの塩焼きやおにぎりやお漬物などが入った田舎盛りと流しそうめんのセットです。流しそうめんは注文後、スタッフの方が清水が流れる竹樋(たけどい)にそうめんを流してくれます。つかめなかったそうめんは、最後にまとめて持ってきてくれるのでご安心を。

「千穂の家」流しそうめん ヤマメの塩焼き

子どもたちは流しそうめんに大喜び!大人はヤマメの塩焼きに舌鼓を打ち、田舎盛りも味わい深く大満足の定食です。高千穂ならではの郷土料理をお楽しみください。

フォトスポット「名勝 高千穂峡」の碑

千穂の家があるエリアの入口付近には「名勝 高千穂峡」の碑があります。訪れた際はぜひ記念に撮影したいフォトスポットですので、こちらもお見逃しなく。

千穂の家 元祖流しそうめん

住所
宮崎県西臼杵郡高千穂町向山62-1
営業時間
9:00~17:00 ※天候により変更あり
定休日
不定休
アクセス
高千穂バスセンターから車で約10分、高千穂峡貸しボート受付隣の御塩井駐車場から徒歩約3分
駐車場
あり(有料)

あまてらす鉄道のスーパーカートから絶景を見よう!

あまてらす鉄道のスーパーカート

食事の後は6つ目のスポット、「あまてらす鉄道のスーパーカート」です。あまてらす鉄道の高千穂駅は、千穂の家がある高千穂峡から車で約7分の場所にあります。元々は高千穂鉄道が運行していましたが、2008年に廃線となり、現在の「あまてらす鉄道」が引き継ぎました。

あまてらす鉄道 スーパーカート

のどかな高千穂駅から高千穂鉄橋までの往復5.1kmを、ピンクのスーパーカートでゆっくりと運行します。1日10便(3月〜11月の土日・GW・夏休み期間中は12便)運行しており、予約は必要ありません。駅の窓口で切符を購入すると乗車できるので、当日のスケジュールに合わせて訪れることができます。

あまてらす鉄道 スーパーカート

スーパーカートは約30分の旅です。ゆっくりと走り出すスーパーカートに心地よさを感じ、さらにトンネルを抜けた後の高千穂鉄橋からの眺めは、想像を超える絶景です。

高千穂鉄橋を渡るあまてらす鉄道のスーパーカート

高千穂鉄橋からの最高地点はなんと105mもあるというから驚きです!

あまてらす鉄道 スーパーカート 鉄橋からの絶景

鉄橋の上からの眺めは絶景そのもの!高千穂峡が誇る聖なるパワーをひしひしと感じられるでしょう。また、お楽しみは絶景だけではありません。途中にはいくつか仕掛けがされていて、終始楽しい鉄道の旅です。

あまてらす鉄道 イルミネーション

その1つがトンネル内のイルミネーション!まるでどこか違う世界へ飛び出してしまうかのような、ゆっくりとキラキラしたイルミネーションに乗客全員が釘付けにされます。

あまてらす鉄道 シャボン玉

鉄橋の上で運転手さんがシャボン玉を出しながら運行する姿もお楽しみポイントの1つ!運転手さんたちはとても優しい方ばかりで、シャボン玉を出しながら運転する姿はとてもチャーミングでした。ぜひ天候が良い日を狙って訪れてみてください。

あまてらす鉄道 スーパーカート

住所
宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井1425-1
運行時間
9:40~15:40      
※3月1日~11月30日までの土日・祝日、GW・夏休みは、9:00、16:20に臨時便あり。
定休日
毎月第3木曜日
※天候不良で中止になる場合あり。公式サイトまたは電話(0982-72-3216)でご確認ください。
料金
入場料100円
スーパーカート乗車料:高校生以上1,300円、小・中学生800円、未就学児400円
アクセス
高千穂バスセンターから徒歩で約10分
駐車場
15台(無料)

天岩戸神話の舞台「天岩戸神社」

天岩戸神社

7つ目のスポットは、日本神話の舞台となった「天岩戸(あまのいわと)神社」です。天岩戸の神話とはその昔、天界の太陽の神とされた天照大神が、弟神・須佐之男命(スサノオノミコト)の破天荒さに怒り、洞窟に隠れたことで世界が暗黒に閉ざされました。大変困った他の神々が力を合わせて、天照大神を外の世界に連れ戻し平安を取り戻したというお話です。

この神話の中で天照大神が隠れていたとされる天岩戸(洞窟)が、ここ「天岩戸神社」にあり、その場所をお祀りしている由緒ある神社です。洞窟は通常、拝観することができませんが、社務所で申し込むと洞窟・天岩戸を案内してもらえ、無料で拝観することができます。

天岩戸神社

天岩戸(洞窟)の言い伝えがある西本宮から川を挟んだ先には東本宮があります。こちらも同じく御祭神は天照大神です。ルートとしては先に東本宮に行き、次に西本宮に行くと、そのまま天照大御神の神話にまつわる「天安河原(あまのやすがわら)」まで歩いて行くことができます。

天岩戸神社

住所
宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸1073-1
時間
社務所 8:30~17:00
アクセス
高千穂バスセンターから車で約15分
駐車場
あり(無料)

神々が集まったとされる「天安河原」

天安河原 「願いを込めて石を積むと願いが叶う」

天岩戸神社の西本宮を徒歩でさらに奥へ進むこと約10分。8つ目のスポットが、厳かな雰囲気を感じる「天安河原」です。

天安河原

天照大神が弟神である須佐之男命に怒り隠れていた際、世界が闇に閉ざされて困った八百万(ヤオヨロズ)の神々がこの河原に集まって話し合ったとされる場所です。

そこには無数に積まれた石が!幻想的な光景ですが、元々は石を積む慣習はありませんでした。50年ほど前から祈願する人々が石を積むようになり、現在のように「願いを込めて石を積むと願いが叶う」と言われるようになったそうです。

天安河原

住所
宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸

高千穂観光の締めくくりは「高千穂の湯」でリフレッシュ

高千穂の湯

9つ目のスポットは「高千穂の湯」です。大浴場は広々としており、疲れた体をゆっくりと癒すことができます。

高千穂の湯の内風呂
提供:高千穂町観光協会

季節ごとのイベント湯やジェットバス、ドライサウナなどリラックスできる温泉で旅の疲れを癒しましょう。さらに露天風呂からは高千穂の壮大な大自然を望むことができるので、心も体もリフレッシュできます!

館内には広々とした休憩所もあり、温泉にゆっくりと浸かった後は足を伸ばしてリラックスしてみてはいかがでしょうか。また、高千穂特産の品々やお惣菜などを販売している売店もあり、軽食やご飯を食べることもできます。

高千穂の湯

住所
宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井3214-1
営業時間
14:00~21:00
定休日
毎週木曜日(祝日の場合は翌日)
料金
70歳以上400円、高校生以上500円、中学生400円、小学生200円
アクセス
高千穂バスセンターから車で約5分
駐車場
あり(無料)

パワースポットあり、絶景あり、アクティビティありの高千穂はいかがでしたか?ぜひ親子で日本の神話を学びながら、体験に満ちた旅を楽しんでみてください。

取材・写真・文/渡部華奈

※掲載内容は公開時点のものです。ご利用時と異なることがありますのでご了承ください。

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