旅の楽しみ方

しまなみ海道サイクリング!初心者でも楽しめる生口島おすすめコース

「しまなみ海道」は美しい景色を楽しみながらサイクリングができる人気観光地。自転車初心者でも安心!気軽にサイクリングを満喫できる生口島周辺コースをご紹介。

「しまなみ海道」は美しい景色を楽しみながらサイクリングができる人気観光地。自転車初心者でも安心!気軽にサイクリングを満喫できる生口島周辺コースをご紹介。

サイクリングコース

「しまなみ海道」ってどんなところ?

しまなみ海道でのサイクリング

「しまなみ海道」とは愛媛県今治市と広島県尾道市を結ぶ全長約60kmの自転車専用道路。この道路は、瀬戸内海に浮かぶ芸予諸島の島々を橋で結んでいるため、美しい島の景色を楽しみながら、おいしいものが味わえるサイクリングコースとして、国内だけでなく海外からもサイクリストたちがやってくる中国・四国地方きっての人気観光地です。

数あるサイクリングコースのうち、レンタサイクルを利用して気軽にしまなみサイクリングが楽しめる、初心者はもちろん女子旅やファミリーサイクリングにおすすめの生口島(いくちじま)周辺コースをご紹介します。

おすすめコースは

「多々羅大橋」を渡って「生口島」へ!

多々羅しまなみ公園

全長約70㎞の「しまなみ海道」を通るサイクリングルートはいくつもありますが、今回紹介するのは「大三島(おおみしま)」の「多々羅(たたら)しまなみ公園」からスタートするコース。多々羅しまなみ公園でレンタサイクルを借りて、しまなみ海道イチ美しいと評される多々羅大橋を渡り、アップダウンの少ない「生口島」内を一周する全長30㎞程度の初心者向けコースです。

また、島内を一周せずに耕三寺(こうさんじ)がある瀬戸田の町あたりで折り返せば、全長約20㎞のコースになります。

多々羅しまなみ公園

多々羅しまなみ公園がある大三島までは、本州方面から高速乗合バスの「しまなみライナー」を利用するのが便利。広島駅新幹線口から高速バス停留所「大三島BS」までは約2時間のバス旅です。大三島BSから多々羅しまなみ公園までは徒歩3分程度。

そして、この公園には、今治市産の大島石で作られた「サイクリストの聖地」記念碑があり、しまなみ海道イチのサイクリスト人気スポットになっています。このモニュメントは瀬戸内の島々を自転車のサドルでつなぎ、未来へと運んでいる姿を表しているのだそう。

多々羅しまなみ公園のサイクルスタンド

ちなみに手前にあるオブジェはサイクルスタンドで、このように自転車を立てかけて利用します。

レンタサイクルを利用して気軽にサイクリング

多々羅しまなみ公園

まずは自転車を借りに多々羅しまなみ公園内にある「上浦レンタサイクルターミナル」へ。しまなみ海道には駐車場完備のレンタサイクルターミナルが13ヶ所もあり、旅のスケジュールや自分の体力に合わせて、気軽にサイクリングが楽しめます。また、借りた場所とは違うターミナルに返却できる「乗り捨て」も可能です。

レンタル自転車の種類も豊富!

上浦ターミナル

ママチャリから電動アシスト自転車、クロスバイク、マウンテンバイクなどいろいろな種類の自転車を借りることができます。ここ、上浦ターミナルにはありませんが、生口島のサンセットビーチターミナルではタンデム自転車も扱っています。

※ レンタル料 大人1日1,000円~

#上浦レンタサイクルターミナル (道の駅「多々羅しまなみ公園」)

住所
今治市上浦町井口9180-2
営業時間
9:00~17:00

出発前は

名物マハタ料理で腹ごしらえ!

サイクリングの前には、しっかり腹ごしらえしておきたいですよね。  道の駅「多々羅しまなみ公園」にあるレストランでは高級魚「マハタ」を使った名物マハタ料理が楽しめます。

マハタにぎりご膳

コリコリしたマハタの食感がたまらない「マハタにぎりご膳」(1,850円) 。こちらはマハタのにぎり寿司と天ぷら、うどん、茶碗蒸し、小鉢が一度に楽しめます。

高級魚マハタを贅沢に使ったラーメンも!

マハタラーメン

マハタのうまみたっぷりエキスが入った「マハタラーメン」(1,030円)。

他にもマハタメニューはたくさんあるので、大三島来島記念においしい高級魚マハタを味わってみてはいかがでしょう。

#道の駅 多々羅しまなみ公園 (レストラン)

住所
愛媛県今治市上浦町井口9180-2
営業時間
10:00~16:00(L.O.15:00)
定休日
無休

世界最大級の斜張橋、多々羅大橋をサイクリング!

多々羅大橋

大三島と生口島をつなぐ多々羅大橋は、長さ約1,480mの世界最大級の斜張橋(しゃちょうきょう)。斜張橋とは塔から斜めに張られたケーブルで吊られた橋のことをいいます。

白鳥が羽を広げたような姿が美しい多々羅大橋は、フランスのセーヌ川河口にかかる斜張橋のノルマンディー橋と姉妹橋の縁組をしています。

人気撮影スポット!多々羅大橋の「県境」

愛媛と広島の県境

多々羅大橋の中央部には、愛媛と広島の県境があり、サイクリストたちの人気撮影スポットになっています。

しまなみ海道の県境

しまなみ海道の県境ショットは、ここでしか撮ることができません。多々羅大橋サイクリングをした人だけに許される記念の一枚になりますね。

 龍の鳴き声!?「多々羅 鳴き龍」を体験しよう

多々羅 鳴き龍

塔の下には「多々羅 鳴き龍(たたら なきりゅう)」という看板と、大きな音を出すための「拍子木(ひょうしぎ)」が設置されています。

多々羅鳴き龍

叩いてみます。何が起きるのでしょうか...?

「鳴き龍」のこだま音が響き渡った!

多々羅しまなみ公園

逆Y字型の塔に多重反射音が上に向かって響いていき、まるで龍が鳴きながら天に昇って行くような音が聞こえます。
ここを通ったら、不思議な「多々羅 鳴き龍」現象を体験してみてください。

多々羅大橋を渡りきると…

レモンアイランド「生口島」に到着!

国産レモンの発祥地・生口島

橋を渡れば、広島県尾道市 瀬戸田町の生口島。瀬戸内ならではの穏やかな気候の土地で、豊かな食文化が生まれた地域です。また、生口島は国産レモンの発祥地であり、国内一のレモンの産地として有名です。

レモンに関連した記念碑や看板

 島内には「レモン発祥の地」を記念した記念碑や看板があちこちに立てられています。

多々羅しまなみ公園

多々羅大橋から島へと降りるサイクリングロードはカーブが続く下り坂。スピードが出やすいので、気をつけてゆっくり下りましょう。ここから見える多々羅大橋は、確かに白鳥が羽を広げているかのような美しさです。

レモンがたくさん栽培された「レモン谷」を通過

レモン谷のレモン

サイクリングロード周辺は「レモン谷」と呼ばれるレモンの栽培地。初夏にはレモンの花が咲いて、夏や秋にはこのように緑色のレモンの実が成ります。レモンの実が美しい黄色へ変化するのは、冬から春にかけて。

オブジェ柑橘

また、レモンに限らず柑橘栽培がさかんな生口島には、インスタ映えしそうなオブジェの柑橘とふれあえる場所が町のいろんな場所にあります。

なだらかで走りやすい生口島のサイクリングロード

なだらかな生口島のサイクリングロード

生口島内に入ってしまえば海沿いを巡るなだらかなサイクリングロードが島一周、ぐるりと続いています。ほぼ平坦で走りやすいため、初心者の方でも安心です。

生口島のサイクリングロード

生口島ではさわやかな海風に吹かれながら、美しい景色を眺めてサイクリングを楽しむことができます。

オブジェがいっぱい、アートとふれあえる生口島

島の風景に溶け込むように置かれたアート作品

走りやすいだけでなく、島内の至るところでアートにふれあえるのが生口島の特徴。
島全体を美術館にするコンセプトのもと、島の風景に溶け込むアート作品が島内のあちこちに展示されており、サイクリングをしながら鑑賞できます。

多々羅大橋から走ること約15分のサンセットビーチにある、この黄色のオブジェは「空へ」という作品。

島の自然に溶け込んだアートを鑑賞しよう

波の翼

この作品は風によって形が変わる「波の翼」という作品。近くに立っている人と比較すると分かりますが、とても大きなオブジェです。

ちょっとユニークなオブジェも!?

飲んだくれの純夫(すみお)ちゃん

こちらのオブジェは、「飲んだくれの純夫(すみお)ちゃん」プロフィールによると年齢は64歳、AB型、趣味は登山とのこと。サンセットビーチでは新しい名物おじさん(?)です。 このようなユニークなものも見られるので、自転車を置いてゆっくりビーチを散策するのもおすすめです。

サイクリング途中のパワーチャージに

「しまなみドルチェ」で絶品ジェラートを味わおう

しまなみドルチェ

生口島に来たら、必ず立ち寄るべきお店がジェラート専門店の「しまなみドルチェ」。生口島の中心、耕三寺あたりから約3km、自転車で約10分ほどの場所にあります。(耕三寺前にも耕三寺店がありますが、こちら本店はサイクルオアシスにもなっています。)
地元の柑橘を中心に、瀬戸田町ならではの果物をベースに使ったジェラートを提供する人気店です。

ショーケースのジェラート

季節ごとで変わるジェラートの種類は全部で14種類。こちらのショーケースは「愛媛の栗」「尾道のイチジク」「カボチャ」など、秋の果物をベースに作ったジェラートが並んでいます。

秋のジェラート「愛媛の栗」

こちらは秋のジェラート「愛媛の栗」(380円)。贅沢に栗のチップがゴロゴロ入っています。サイクリングしながら食べるジェラートは格別なおいしさです。

#しまなみドルチェ 本店

住所
広島県尾道市瀬戸田町林20-8
営業時間
10:00~日没
定休日
無休

レモンケーキや饅頭、レモンジャムなど…

瀬戸田レモンがいっぱい!「島ごころ SETODA」 本店

「島ごころ SETODA」本店

「島ごころ SETODA」本店は、サイクリストや観光で訪れた人のために、限定スイーツを種類豊富に揃えるお店です。イートインスペースには、無料のコーヒーやレモン水があり、サイクリングの休憩スポットにもぴったり。

レモンケーキやシュークリームの他にも、レモンジャムやレモンシロップ、レモンハンドクリームにレモンエッセンシャルオイルなどの雑貨類まで、広い店内は一面レモンづくし!

家族で楽しい記念撮影スポットも

レモンまみれで記念撮影

 お店の奥にはレモンのグッズに囲まれて楽しく記念撮影ができるコーナーもあります。かわいいレモングッズに囲まれて、一枚記念にいかがでしょうか?

レモンケーキ

そして、 レモンの島の生口島に来たらやっぱり買って帰りたいのが、レモンケーキ。「島ごころ」はここ瀬戸田産のレモンを使った香り高いレモンケーキ。1個250円からバラ売りもしていますが、一番人気はこの10個入り(2,500円)です。

#島ごころSETODA(瀬戸田本店)

住所
広島県尾道市瀬戸田町沢209-32
営業時間
10:00~17:00
定休日
無休(1月1日を除く)

島一番の観光名所「耕三寺」

耕三寺

「耕三寺(こうざんじ)」は元実業家の耕三寺耕三氏が母親の菩提寺として、約30年をかけて建立した浄土真宗本願寺派の寺院。日本を代表する古建築を手本にして建てられおり、堂塔の内の15棟が国登録有形文化財の指定を受けている生口島一番の観光名所です。

耕三寺

境内には日光東照宮・陽明門(ようめいもん)を模したきらびやかな孝明門や、宇治の平等院鳳凰堂(びょうどういん・ほうおうどう)を模した本堂などが所狭しと並んでいます。
境内を含めて耕三寺博物館として公開されており、見どころが多いので、時間をかけてゆっくり見学するのがおすすめのスポットです。

#耕三寺

住所
広島県尾道市瀬戸田町553-2 耕三寺博物館
参拝時間
9:00~17:00

幻想的な風景と出会える「未来心の丘」

耕三寺境内奥の丘に位置する未来心の丘

中でも必見なのが、敷地奥の丘に位置するイタリア産の大理石約3,000トンを用いた約5,000平方メートルの庭園「未来心の丘(みらいしんのおか)」。彫刻家の杭谷一東(くえたに いっとう)氏が手掛けた、まるでエーゲ海の神殿を思わせる幻想的な空間です。

瀬戸内の海を見下ろす「カフェクオーレ」

未来心の丘にあるカフェクオーレ

未来心の丘の散策に疲れたら、庭園内にあるカフェクオーレでひとやすみ。大理石の美しい佇まいに圧巻されます。

カフェクオーレの店内

落ち着いた雰囲気漂う店内。窓からは、瀬戸内の海が見下ろせます。

カフェクオーレのフォンダンショコラとブラッドオレンジジュースのセット

あたたかいフォンダンショコラと爽やかなブラッドオレンジジュースのセット(650円)。美しい景色を楽しみながら、カフェタイムを満喫しましょう。

#カフェクオーレ(Caffe Cuore)

住所
広島県尾道市瀬戸田町553-2 耕三寺博物館・未来心の丘内
営業時間
10:00~16:30
定休日
無休

昔なつかしいお店が並ぶ「しおまち商店街」

しおまち商店街

耕三寺から西へ自転車で約5分、徒歩で10分ほどのところにあるのが、昭和感漂うレトロな街並みが残る「しおまち商店街」。

岡哲商店の「ビーフコロッケ」

ここで食べてみたいのは岡哲商店の「ビーフコロッケ」(90円)。子供時代を思い出すような甘くて懐かしい味がする、外はサクッで中はしっとり!の生口島名物の人気コロッケです。

#岡哲商店

住所
広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田517-4
営業時間
8:30~18:30頃(売り切れ次第終了)
定休日
不定休
「フェリーチェディツッカ」の絞りたてフルーツジュース

また、「フェリーチェディツッカ」の絞りたて各種フルーツジュースも人気です。右は瀬戸田産レモンを丸ごと使用したレモンスカッシュ(500円)、左は瀬戸田産イチゴを使用したイチゴスムージー(500円)。

#フェリーチェディツッカ(felice di tucca)

住所
広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田574-1
営業時間
10:00~17:00
定休日
水曜日・木曜日

1日の締めくくりは瀬戸内の夕日

瀬戸内の夕焼け

そして、しまなみ海道を訪れたなら必ず見て帰りたいのは、空と海を金色と茜色の美しいグラデーションに染めあげていく瀬戸内の夕焼け。日没頃にはなるべく西に海が臨めるところにいるのがおすすめ。生口島から因島へと渡る生口橋を下りてすぐの海岸からは、こんなに美しい夕焼けを眺められます。

宿泊にはおとなり因島の「ホテルいんのしま」がおすすめ

ホテルいんのしま

ホテル いんのしま」は国立公園特別地域に指定されている景勝地、因島国立公園内にあります。部屋からも、しまなみ海道が一望できるこのような素晴らしい眺めが楽しめます。

ホテルいんのしま見える景色

絶景が楽しめる分、山の上にあるホテルまで自転車で登るのはなかなかハードなもの。おすすめは因島土生港レンタサイクルターミナルまでのサイクリング。そしてそこで自転車を乗り捨てましょう。土生港からはホテルの送迎バスが出ていますし、連絡しておけば自転車を2台まで同時に運んでもらうことも可能です。

ホテルいんのしまのカキフライ定食

因島出身のロックバンド、ポルノグラフィティのピアノ曲が流れるレストランでは「カキフライ定食」(1,404円)などの定食メニューも食べられます。

旅の疲れを癒しに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

住所
広島県尾道市因島土生町平木288
総部屋数
15室
宿泊料金
おひとり様 6,800円~(税抜)

※宿泊価格は楽天トラベルでの、2018年11月26日時点のおひとり様あたりの最低料金です。ご予約時と異なることがありますので予めご了承ください。


翌日行ってみたい因島の名所

しまなみ海道の自転車神社「大山神社」

大山神社

因島にある大山神社は交通の守り神、和多志(わたし)大神をお祀りしている全国でも珍しい自転車神社があります。サイクリング旅ならぜひお参りして交通安全をお願いしておきたいですね。

住所
広島県尾道市因島土生町1424-2
参拝時間
9:00~17:00

 足湯もあってくつろげる「HAKKO パーク」

HAKKOパーク

2018年8月にオープンしたばかりの万田発酵本社敷地内「HAKKO パーク」。園内には四季折々の草花が楽しめるガーデンやリゾート気分に浸れるウッドデッキ、子供と遊べるアスレチックなどがあります。カフェも併設されており、のんびりくつろげる因島の新名所となっています。無料の足湯もあるので、サイクリングの立ち寄りスポットとしても最適。

住所
広島県尾道市因島市重井町5800-95
営業時間
10:00~17:00
定休日
無休

走りやすい道が続き、美しい島景色が堪能できる生口島周辺サイクリング。女子旅や家族旅行にぜひおすすめしたいコースです。お天気がよい週末に計画してはいかがでしょう。

取材・撮影・文/林ぶんこ

※掲載内容は公開時点のものです。ご利用時と異なることがありますのでご利用の際は公式ホームページなどでご確認ください。
※表示価格はすべて税込価格です。

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