旅の楽しみ方

紅ズワイガニ水揚げ日本一!鳥取・境港でかにを喰らいつくす

現地だからこその調理法で味わえる、コスパ最高のお食事処が多数。漁港見学ツアーやお土産にぴったりの仲卸直売店など見所も満載!

現地だからこその調理法で味わえる、コスパ最高のお食事処が多数。漁港見学ツアーやお土産にぴったりの仲卸直売店など見所も満載!

日本全国のかに漁獲量のうち、約半数が水揚げされている鳥取県。その中でも、県の西部に位置する境港市は、紅ズワイガニの水揚げ量日本一の港として知られます。紅ズワイガニは水深800m以上の深海に生息しており、茹で上げる前から紅色をしています。禁漁期は7月・8月のみと短く、9月~翌6月までという長期間に渡って大量に水揚げされますので、お得な価格で「かに」を味わうことができるのです。

境港の紅ズワイガニ

紅ズワイガニの身が持つ味の特徴は、みずみずしさと豊かな甘み。境港のお食事処では、水揚げされたばかりの紅ズワイガニを茹で上げて提供されるので、そのおいしさを存分に堪能できるのです。冷凍したものとは違う食感に、驚かれる人も多いはず!
新鮮でおいしい 「紅ズワイガニ」をお得にたっぷりと味わえるのは、日本一の水揚げを誇る境港だからこそ。もちろん、松葉ガニやセコガニなど、他のかにも充実しているのが境港。そこで今回は、境港の中でも選りすぐりの「かにスポット」を現地からご紹介します。

米子鬼太郎空港からバスで直行OK!「大漁市場なかうら」

大漁市場なかうら

境港へのアクセスは時間がかかると思われがちですが、実は東京(羽田)から米子鬼太郎空港まで飛行機で約1時間20分、大阪(伊丹)から出雲縁結び空港まで約50分。大阪からは電車でも境港まで約3時間30分と、意外にも気楽に行けるエリアです。
米子鬼太郎空港や境港駅を周遊する「はまるーぷバス」は、観光にとても便利。 米子鬼太郎空港からメインコース左回りの「はまるーぷバス」を利用すれば約16分で、新鮮な海産物が揃う「大漁市場なかうら」に到着します。

大漁市場なかうら

ここでは、「茹で紅ズワイガニ」をはじめとして、鳥取・山陰の名産などのお土産品も各種販売されています。

大漁市場なかうら

紅ズワイガニ以外にも見逃せないものも。この日は活松葉ガニも販売されていました。
松葉ガニは山陰地方で獲れるズワイガニのオスの名称で、鳥取を代表する冬の味覚の王様と呼ばれています。漁期は11月上旬から3月中旬まで。引き締まった身がぎっしりと詰まっており、濃厚で凝縮された味が特徴。甲羅の黒い粒(カニルビ)は、脱皮した後に十分に身が成長した証です。

大漁市場なかうら

住所
鳥取県境港市竹内団地209
営業時間
8:15~16:30
電話番号
0859-45-1600
定休日
1月1日~1月4日
アクセス
米子鬼太郎空港より「はまるーぷバス」で約16分、JR境港駅よりタクシーで約10分

かにトロ丼は必食!「お食事処 弓ヶ浜」

お食事処 弓ヶ浜

続いてご紹介するのは、大漁市場なかうらの敷地内にある「お食事処 弓ヶ浜」です。

「お食事処 弓ヶ浜」の茹でがに付きかにトロ丼

こちらでのおすすめは「ゆでがに付きかにトロ丼」1,850円。
ズワイガニのほぐし身にとろろを混ぜると、ふわっふわの食感に! かにの身を独自の製法で熟成させており、まるでマグロのトロのよう。かにの旨みと深い味わいを堪能できます。

「お食事処 弓ヶ浜」のかにトロ丼

単品の「かにトロ丼」はなんと1,150円! 境港で手始めにかにを味わうのにピッタリ。このふわっトロ感をぜひ一度ご体験ください。 リピーター続出の一品です。

御食事処 弓ヶ浜

住所
鳥取県境港市竹内団地209
営業時間
11:00~15:30
電話番号
0859-45-4411
定休日
12月31日~1月4日
アクセス
米子鬼太郎空港より「はまるーぷバス」で約16分、JR境港駅よりタクシーで約10分

運が良ければ松葉ガニ食べ放題も!「お食事処 海心」

お食事処 海心

境港市内から無料送迎してくれる「お食事処 海心」は、昼だけでなく夜も「かに食べ放題」を行っているお店。米子・松江方面からも送迎の相談に乗ってくれます(要事前予約)。こちらは、かに食べ放題で有名な「お食事処かいがん」の系列店です。

お食事処 海心

おすすめは「紅ズワイガニ食べ放題30分+かに鍋食べ放題30分」5,000円(税別)。 紅ズワイガニ漁解禁期間は冷凍かには一切使用せず、地物のかにを提供しています。 昼も夜も同料金! 仕入れの関係もあるので、事前の予約をお忘れなく。

お食事処 海心

紅ズワイガニは、最初に4杯がドーンとテーブルの上に置かれます。食べ終わったら、追加でおかわりのかにを持ってきてくれるシステム。かに味噌もしっかり楽しめますよ。「紅ズワイガニ食べ放題60分」3,000円も人気です。
水揚げ量や仕入れ状況により、「松葉ガニ食べ放題60分」時価(約6,000円〜)が行われる場合も。 訪れた人はラッキーです。開催日についてはお店にお問い合わせください。

お食事処 海心

靴を脱いでゆっくりできる掘りごたつ式の座敷席とテーブル席があり、飲み放題(90分)男性1,800円、女性1,500円をプラスすることもできます。 かに天丼(冬季限定)1,500円、紅ズワイガニのボイル1,000円〜(すべて税別)などの単品メニューも豊富です。

お食事処 海心

住所
鳥取県境港市福定町1802-23
営業時間
(昼)11:00~15:00、(夜)17:00~22:00
※価格は変動することがあります
電話番号
0859-42-3223
定休日
木曜日※祝日の場合は営業
アクセス
JR境港駅よりタクシーで約10分
境港市内 無料送迎あり(要予約)

紅ズワイガニが詰め放題!「丸八水産直営店 かにのまるはち」

かにのまるはち

大正5年に設立された老舗の(有)丸八水産の直営店。本社水産加工工場のすぐ近くにあり、無料駐車場も完備されています。
車以外の交通機関を利用して境港を訪れた方は、先述の「お食事処 海心」の隣にありますので、お食事時の無料送迎と合わせ、こちらでお買い物するのがおすすめです。

かにのまるはち

この直販店では、「紅ズワイガニの詰め放題」を行っています。
「詰め放題とは言っても、小さな袋であまり入らないのでは」と思われるかもしれませんが、写真の左上に写っている大きな白い発泡スチロールの保冷ケースに詰められるだけ詰めて、価格は2,800円〜!(※)
丸八水産は他にも販売店やインターネット販売を展開していますが、紅ズワイガニ詰め放題サービスを行っているのは「かにのまるはち」のみです。 宅配発送や、飛行機の預け荷物用にしっかり梱包もしてくれますので、家族のへのお土産や知人へのプレゼントにもピッタリです。

※仕入れ状況によりかにの大きさや内容が変更する場合があります。

かにのまるはち

他にも、本社で仕入れた「活松葉ガニ」(1枚2,000円〜)や、食べやすく加工したかにもお得な価格で販売しています。
お店の方に、特別にうれしい情報を教えていただきました。「かにのまるはち」閉店後の時間にお買い物をご希望の方は、「お食事処 海心」でのお食事と併せての利用ならば、あらかじめ相談すれば海心のスタッフが「かにのまるはち」でのお買い物も対応してくれる場合もあるとのこと。この2店の関係が深いからこそ実現するサービスです。 ご希望の方は「かにのまるはち」にお問い合わせください。

かにのまるはち

住所
鳥取県境港市福定町1802-23
営業時間
9:00~15:30
電話番号
0859-21-5896
定休日
毎週木曜日
アクセス
JR境港駅よりタクシーで約10分

かにのセリは迫力満点!「境漁港見学ツアー」

境漁港

続いては、港町らしい迫力ある体験をどうぞ。境漁港では「お魚ガイド」が同行し、かにのセリや漁港・卸売市場内を間近で見られる「境漁港見学ツアー」を行っています。

境漁港見学ツアー

紅ズワイガニの水揚げを見ることができるのは、早朝見学の7:00からの回。身入りが判別できるように、透けたかにの腹を上にしています。また、これにはかに味噌が流れ出ないようにするという意味もあるそうです。

境漁港見学ツアー

迫力あるかにセリも、こんなに間近で観られます。
ただし、市場内は卸人・仲買人の真剣な取引の場です。セリや入札時に入り込むなどの邪魔はしないようにしましょう。

境漁港見学ツアー

熱気あふれる市場内は、かにや魚を運ぶリフトやトラックなどが往き交います。

境漁港見学ツアー

せり落とされた「活松葉ガニ」は専用の生簀に入れられます。 活きが良いので、逃げ出そうとしているかにも。

境漁港見学ツアー

漁港だからこそ、珍しい「黄金ガニ」を見ることができる場合も。
黄金ガニとは、松葉ガニと紅ズワイガニとが自然交配して生まれたかにのこと。本来この2種類は生息水深が異なるためほとんど観られませんが、1000匹〜10000匹に1匹くらいの割合で水揚げされることがあるのです。ファンの間では珍重されています。

境漁港見学ツアー

境漁港見学ツアーでは、かにや漁法についてのビデオ説明などがあり、かにについて深く知ることできます。
松葉ガニは「沖合底引き網漁業」、紅ズワイガニは「かにかご漁業」という漁法で漁が行われます。 紅ズワイガニは資源保護のために、9センチ以下のものは水揚げできません。そのため、漁を行うかごには小さなかにを逃がすための穴が開けられています。

境漁港見学ツアー

もちろん、この漁港ではかに以外の他の魚も数多く水揚げされています。

境漁港見学ツアー

2019年3月からは高度衛生管理型漁港・市場整備の改築工事の関係で、今までのようなかにのセリや水揚げを見ることができなくなってしまいます。 かにのセリや水揚げを見学したい方は、ぜひ2019年3月までに境漁港へいらしてくださいね。

境漁港見学ツアー

住所
鳥取県境港市昭和町9番地33 流通会館1階
電話番号
0859-44-6668
見学時間
早朝見学:7:00〜7:50(7月・8月を除く)最少催行4名、最大催行10名
通常見学:9:00〜9:50 or 10:00〜10:50 最少催行2名、最大催行30名
料金
一人300円(高校生以下 無料)
予約
ツアー実施2日前まで
定休日
日曜・祝日、8/10〜8/17、12/21〜1/10
アクセス
JR境港駅からはまるーぷバスで約10分、タクシーで約5分

境漁港隣接で便利「境港水産物直売センター」

境港水産物直売センター

境漁港のすぐそばにあるのが、12もの鮮魚店舗が集まっている「境港水産物直売センター」です。

境港水産物直売センター

境港で水揚げされた新鮮な紅ズワイガニや松葉ガニなど、海の幸がとにかく安く手に入ると人気のスポットです。

境港水産物直売センター

水揚げされたかにがどこよりも早く揃います。 「活松葉ガニ」や「茹で紅ズワイガニ」など、大きさや身入り具合の異なるさまざまなタイプのかにが並びます。きっと、希望に合うものがみつかるはず。

せこがに

こちらは、「赤いダイヤ」と言われるほどおいしい内子を持つ「セコガニ」。漁期が11月上旬から12月末までと限定されている上に、安価なので地元でほとんど消費されてしまうという、東京ではなかなか味わえない珍味です。ここ境港ではセコガニも豊富に扱われています。この日は、センター内ですぐに食べられる「茹でセコガニ」も同料金で販売されていました。
こちらの「活セコ」も、宅配発送や飛行機の預け荷物用に梱包してもらうことができます。希少な珍味もこの価格ならば、大人買いできますね。(価格は時価により変動します)

境港水産物直売センター

住所
鳥取県境港市昭和町9-5
営業時間
8:00~16:00
電話番号
0859-30-3857
定休日
火曜日(一部店舗は火曜日も営業)
アクセス
JR境港駅からはまるーぷバスで約10分、タクシーで約5分

うれしい紅ズワイガニ食べ放題!「境港のさかな塾」

境港のさかな塾

境港水産物直売センター敷地内にあるのが「境港のさかな塾」。 買い物の前後に立ち寄りたいスポットです。

境港のさかな塾

紅ズワイガニの食べ放題(45分)は男性3,000円、女性2,500円、小学生は1,500円。 おかわりはセルフサービスで、お好きなかにを選べます。

境港のさかな塾

店内の座席は約60席。 旬の魚を使った日替わり定食屋や海鮮丼も人気です。

境港のさかな塾

住所
鳥取県境港市昭和町9−5
営業時間
10:00 ~15:00
電話番号
0859-44-0311
定休日
木曜日
アクセス
JR境港駅からはまるーぷバスで約10分、タクシーで約5分

花咲きかに刺しが見事!「お食事処 日本海」

お食事処 日本海

境港・かに旅の最後におすすめなのが「お食事処 日本海」。米子鬼太郎空港までタクシーで1メーターの距離で、無料駐車場も完備されています。松葉ガニの花咲き「かに刺し」(時価、11月初旬〜3月中旬)で豪華に締めてみましょう。

お食事処 日本海

鳥取県内の沖合底引き網漁船が水揚げした、甲羅幅11cm以上で高品質の松葉ガニのみに取り付けられる「白地に赤いタグ」付きの一品が味わえます。

「お食事処 日本海」の「松葉がに御膳」

「松葉がに御膳」は、さまざまな調理法で松葉ガニを食べ尽くせる豪華なメニュー。 かに刺し、焼きがに、茹でがに、かに味噌、かにのほぐし身のレタスあえ、かに汁、ご飯、香の物、フルーツが全て味わえて、7,800円。 単品で「かに刺し」を注文するよりもお得なセットです。

お食事処 日本海

素材を新鮮に管理する石造のいけすや水槽があり、洗練された印象の店内。 個室や座敷、テーブル席なども用意されています。 メディアに取り上げられ、芸能人が訪れることも。もちろん、観光客にも人気があるお食事処です。

お食事処 日本海

住所
鳥取県境港市小篠津町257-2
営業時間
11:00〜15:00(O.S.14:30)/17:00〜21:00(O.S.20:00)
電話番号
0859-45-5560
定休日
水曜日
アクセス
米子鬼太郎空港より徒歩約15分


紅ズワイガニ水揚げ量日本一だけあり、様々な形で手軽にかにを楽しめるスポットが充実しているのが境港。 境港の魅力はかにだけに留まらず、「ゲゲゲの鬼太郎」の作者で、境港育ちの水木しげる先生にちなんだスポットが多数存在するほか、周囲には温泉地や寺社もあり、誰が訪れても楽しめる充実ぶりです。 あなたも境港で、思い切り「かに」を食べ尽くす旅をしてみませんか?

取材・写真・文/北川りさ

※掲載内容は公開時点のものです。ご利用時と異なることがありますのでご利用の際は公式ホームページなどでご確認ください。
※(税別)表記のない表示価格はすべて税込です。

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