シンボルの福岡タワーを中心に、砂浜と青い海が広がる福岡の百道浜(ももちはま)。「絶景はプリンスにある」というスローガンを体現するような海辺に、新しいプリンスホテルが誕生しました。
2026年3月に開業した新ホテル「福岡プリンスホテル ももち浜」は、全室オーシャンビューの絶景ホテル。博多湾を180度の大パノラマで見渡すひとときは、まさに極上です。福岡名物や、地元の食材を使った料理も楽しみの一つ。すべてを包み込んでくれるような大海原に癒やされる、都会のリゾート1泊2日滞在記をお届けします。
目次
- ・アクセス・チェックイン
- ・客室
- ・ディナー
- ・朝食
- ・周辺観光
アクセス・チェックイン
到着した瞬間にはじまる、リゾート気分。海を感じる館内へ
「福岡プリンスホテル ももち浜」へは、福岡空港よりタクシーで約20分。博多駅・天神駅・西新駅からバスも利用でき、「福岡タワー南口」または「福岡タワー(TNC放送会館)」で下車します。福岡タワーの近くに立つ、地上20階建ての大きな建物がホテルです。
バス停から海に向かって進むと、ホテルのエントランスがあります。1階は高い天井が特徴。大都市・福岡にいることを忘れるような開放感です。
ロビーで一際目を引くのは、博多人形の老舗「中村人形」四代目の中村弘峰さんが手掛けた作品「Prince of the Ocean」。博多湾に住む海の生き物たちのパネル555枚で、一人の「海の王子」を作り上げています。
近くで見ると、イルカ、マンボウ、タコなどたくさんの海の生き物が。「実は、25種類いるんですよ」とスタッフの方が笑顔で教えてくれました。
客室
デラックス ツイン
客室は全229室で、今回は「デラックス ツイン」に宿泊。5〜15階に位置し、おしゃれなフロアデザインにも心が躍ります。
ホテルのデザインは、アメリカ・サンフランシスコ発の建築設計事務所「ゲンスラー・アンド・アソシエイツ・インターナショナル・リミテッド」が担当。「Beachside Breeze」をコンセプトに掲げ、アーチを随所に施すことで、柔らかで心地よい空間を作り上げています。
エレベーターホールに飾られたアートにも、実はストーリーが隠されています。これは埋立地である百道浜が、海から陸地になるまでの様子を表現しているのです。5階は、まだ整備されていない海そのもの。そして上のフロアに進むごとに、埋め立てる様子をアーティスティックに描いています。
室内はベージュを基調とした、心落ち着く空間です。「デラックス ツイン」は約32平米と余裕のあるつくりで、窓辺にはソファ・テーブルも。大きなスーツケースを広げる時も、ストレスフリーな空間です。
入った瞬間に感動するのは、この景色!「デラックス ツイン」は大きな窓の真正面に海が広がり、心ゆくまで絶景を満喫できます。よく晴れた日には、能古島や志賀島までも一望。
海藻やサンゴを彷彿とさせる色鮮やかなカーペットが、さらにリゾート感を演出してくれます。ソファに座りながら海や行き交う船を眺めているだけで、旅情を感じられます。
絶景だけではなく、充実した設備で快適な滞在をサポートしてくれるのも魅力。全室バスタブ付きで、ゆったりと湯船に浸かって旅の疲れを癒やせます。
シャンプー・コンディショナー・ボディソープは、環境に配慮した「LACHEVERT(ラシュヴェール)」のアイテム。
洗面所・トイレもそれぞれ独立。2~3人で泊まった時も快適に過ごせます。
ナイトウェアも用意。厚みのある生地が身体を包み込み、上質な睡眠をサポートしてくれます。
ももち浜スイート
誕生日や記念日の特別な日には、スイートルームやクラブルームへの宿泊がおすすめです。17〜20階がクラブフロアで、特に「ももち浜スイート」は、最上階に2室のみ用意された客室。50平米以上の広々とした空間となっており、リビングエリアに加えて、書斎も備えています。
最大4人まで宿泊できるため、グループや家族旅行にもうってつけ。海だけではなく、福岡タワーも目の前に。大きなソファに腰を据え、団らんを楽しみながらくつろげます。
リトリートスイート
テラス・ビューバス付きの「リトリートスイート」も人気の客室。ホテルの中で唯一テラスがしつらえられていて、潮風を感じながら癒やしの時間を過ごせる、ぜいたくな一室です。
海が目の前に広がるビューバスも、この客室限定。身体を温めながら海を見ていると、南国にいるかのような気分にさせてくれます。
クラブラウンジ
クラブフロア宿泊者ならではの醍醐味が、20階の「クラブラウンジ」。最上階に位置するガラス張りの空間で、ダイナミックなオーシャンビューを満喫できます。
ラウンジの営業時間は7:00〜21:00。ティータイム・カクテルタイム・ナイトキャップ・モーニングライトミールと、時間帯ごとにさまざまなフードプレゼンテーションが行われます。常にビールやソフトドリンクを自由に飲むことができ、10:00以降はワインも登場。スパークリングワイン片手に、海を眺める時間はとてもぜいたくですね。
ディナー
豊かな九州の食材の魅力を知る。フレンチをベースにした料理の数々
ディナーは4階「YOCATERRACE(ヨカテラス)」で、フレンチをベースに九州の食材を使った料理を満喫。料理長を務めるのは、数々のホテルのレストランで経験を重ねてきた鹿谷智治シェフです。鹿谷シェフは直接、生産地へ足を運び、九州の食材の可能性を切り開いているといいます。
風が心地よい季節におすすめの席が、水盤に囲まれた美しい「テラス席」(テーブルチャージ 1テーブルにつき2,000円)。ここは夕日が美しいスポットでもあり、サンセットの時間からディナーを楽しむのもよいですね。
メニューは季節によって変わり、2026年8月31日(月)まではシーフード、厚切り肉、夏の九州野菜を使った「南国の風を感じる、サンセットディナー」を提供中。3種のブルスケッタとボリューミーなコブサラダからはじまるディナーは、開始早々に南国気分へと誘ってくれます。
そしてガーリックシュリンプとブロッコリー、夏野菜のブロシェットと続き、最後は焼きカレーで締め。「ブロシェット」とはフランス語で串焼きの意味で、牛肉・豚肉・鶏肉・夏野菜を一本で楽しめます。丁寧に仕込まれたお肉は、香ばしさの中にも奥行きがあり、上質なおいしさ。
締めの焼きカレーは、同じ福岡の門司港の名物から発想を得た一品。甘みのあるフルーツチャツネやスパイスが効いたプリンス伝統のカレーに、ピリ辛ソーセージ「チョリソー」を加え、夏にぴったりの刺激的な味わいに。
「南国の風を感じる、サンセットディナー」はビールもしくはソフトドリンク1杯が含まれているのもうれしいポイント。濃いめに味付けされたガーリックシュリンプにビールを合わせ、テラスで夜風に吹かれながら味わうのも格別です。
考え抜かれた料理に心もお腹も満たされ、テラスから外を眺めると「福岡タワー」のイルミネーションが輝いていました!
福岡タワーのイルミネーションは日によってデザインが変わり、「展望室を備えた電波塔がピクセルアニメイルミネーションを点灯した最多日数」として、ギネス世界記録に認定されています。この日は百道浜の波と風をイメージしたイルミネーション「Momochihama」。宿泊する際はどんなイルミネーションなのか、お楽しみに。
朝食
福岡名物も。海とヤシの木を眺めながら、ホテルオリジナル料理を
翌朝は、百道浜で朝散歩。ホテルからは横断歩道を渡ってすぐが浜辺になっていて、気持ちよく波打ち際をお散歩できます。波の音に耳を傾け、深呼吸するだけで、心が洗われるような気持ちになりました。
軽く運動をしてお腹を空かせたら、「YOCATERRACE」で朝食。メインを選べるハーフブッフェで、パン、サラダ、スープ、カレー、ドリンクなどは自由に楽しめます。
ブッフェには福岡の郷土料理が並んでいるのもうれしいポイントです。鶏肉と根菜を煮込んだ「筑前煮」、ぷりっとした牛もつ入りの「もつ鍋」、新鮮なサバに胡麻だれをかけた「ゴマサバ」など、福岡らしい味わいも楽しめました。
メインは「エッグベネディクト 明太子風味」や「フレンチトースト オレンジ風味」などから選ぶことができ、人気は「シェフズエッグプレート」。トリュフ香るスクランブルエッグ&ポーチドエッグに、明太バゲットを添えた一品です。こちらもフランス×福岡を掛け合わせた、鹿谷シェフらしい料理。筑前ハムのベーコンやあらびきソーセージとともに、優雅でおいしいひとときを過ごせました。
周辺観光
船で約20分。海と自然を楽しめる「海の中道」へ
チェックアウト後は、福岡タワー観光のほか、ホテルから徒歩約5分の場所にある「マリゾン」から船に乗り、「海の中道」に行くのもおすすめです。海の中道は九州本土と志賀島をつないでいる砂州。季節の花々が美しい「国営海の中道海浜公園」や、水族館「マリンワールド海の中道」で遊べますよ。
都市だけではない、福岡の新たな魅力を体験できる「福岡プリンスホテル ももち浜」。オーシャンビューの客室や浜辺での散歩を楽しむと、まるで南国のリゾートにいるかのような気分になります。フランスのエッセンスをさりげなく取り入れた料理も、旅の思い出に。「みずほPayPayドーム福岡」まではバスもしくは徒歩でアクセスできるので、野球観戦やコンサートの時に利用するのもよいですね。福岡の新しいホテルで、絶景に癒やされる旅を楽しんでみては。
取材・撮影・文/小浜みゆ
