沖縄旅行は、まとまった日数が必要なイメージもありますが、那覇エリアに絞れば1泊2日でも十分楽しめます!しかも那覇の旅であれば、沖縄都市モノレール“ゆいレール”などの活用で、車移動なしの観光がOK。渋滞の心配がなく、お酒も楽しめるので、メリットいっぱいです。もちろん、那覇には沖縄らしさやリゾートの雰囲気を味わえるスポットも多数あり。今回は、1泊2日で大満喫できるモデルコースをご紹介します。ちょっと予定が空いた週末、気軽に那覇へ行ってみませんか?
趣のある古民家で伝統の木灰そばをいただく
11:30 御殿山(うどぅんやま)
那覇に到着したら、空港から「ゆいレール」に乗り、終点・首里のひとつ手前、儀保駅へ。「御殿山」は、ガジュマルの木を燃やした木灰から作った灰汁を使い、手間ひまかけて昔ながらの手打ちそばを作る首里の名店。豚とカツオをベースに作ったスープと、コシの強い天然灰汁手打ち麺の素朴な味わいが評判で、訪れる人が後を絶たない人気の店です。「沖縄の伝統の味を味わってほしい」と店主の知念ひろしさんは語ります。
- 住所
- 沖縄県那覇市首里石嶺町1-121-2
- 営業時間
- 11:30~16:00(ラストオーダー15:30)
- 定休日
- 月曜日
- 料金
- 沖縄そば(中)760円
- アクセス
- ゆいレール儀保駅より徒歩約15分
- 電話番号
- 098-885-5498
琉球王朝文化の薫り漂う古都・首里を散歩
13:00 沖縄の世界遺産(首里城公園)
2019年10月31日に発生した火災で、首里城「正殿」「北殿」「南殿」など主要な建造物が焼失しました。最新の被害・営業状況や、寄付金の情報は以下よりご確認ください。
約450年にわたり琉球王朝の政治や経済、文化の中心だった首里城をはじめ、グスクや関連施設が「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として、2000年に世界文化遺産に登録されました。首里城周辺には、園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)や玉陵(たまうどぅん)、識名園(しきなえん)などの世界遺産もあり、古都首里の風情を肌で感じながらの散策もおすすめです。
- 電話番号
- 098-886-2020(首里城公園管理センター)
- 住所
- 沖縄県那覇市首里金城町1-2
- 開館時間
- 8:30~18:00(4~6月、10~11月は19:00まで、7~9月は20:00まで)
- 休
- 7月の第一水曜日とその翌日
- 料金
- 大人820円、高校生620円、小・中学生310円、6歳未満無料
- アクセス
- ゆいレール首里駅より徒歩約15分
琉球王朝の伝統を守り伝える首里の銘酒
15:00 瑞泉酒造
琉球王府の泡盛職・喜屋武家を始祖に、首里の城下町で1887年に創業した瑞泉酒造。奇跡的に発見された戦前の黒麹菌を使った「御酒(うさき)」をはじめ、伝統を守り伝え多くの銘酒を世に送り出しています。本格的な泡盛だけでなく、沖縄特産の黒糖やフルーツを使ったリキュールのラインナップも豊富です。また、泡盛の製造工程を見ることができる工場見学も可能。見学後は無料で泡盛やリキュールの試飲が楽しめ、気に入れば購入もできます。
- 住所
- 沖縄県那覇市首里崎山町1-35
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 休
- 日曜日、祝日、第2・4土曜日
- 料金
- 無料(見学は要予約)
- アクセス
- ゆいレール首里駅より徒歩約10分
アジアの薫り漂う市場の路地裏巡り
17:30 栄町市場
栄町市場は戦後の姿そのままに、細い路地を挟んで小さな店が並ぶ、今なお元気な地元の市場です。そこに若き店主達が次々に店を構え、夜の市場を賑やかにしています。今では那覇のディープなはしご酒スポットとして人気のエリアに。市場のシャッターが閉まり始めると赤提灯に灯りが灯り、路地にテーブルとイスが並べられ通りは客でいっぱいに。その熱気はまるでアジアの屋台そのものです。
- 住所
- 沖縄県那覇市安里
- アクセス
- ゆいレール安里駅より徒歩約3分
沖縄の個性豊かな歴史と 文化・芸術にふれる
9:00 沖縄県立博物館・美術館
沖縄の自然・歴史・文化・美術工芸・民俗などを紹介する博物館と、沖縄県出身作家や沖縄とゆかりのある作家の絵画や彫刻、写真などを中心に展示する美術館が一緒になった、県内初の博物館と美術館の複合施設。実際に見て、触れて、遊べる「ふれあい体験室」では琉装の着衣体験や、三線の体験が無料でできます。情報センターでは図書資料等を自由に閲覧でき、観覧5ヶ国語を備えた博物館常設展・美術館コレクション展の音声ガイダンスの貸し出しも行っています。
- 住所
- 沖縄県那覇市おもろまち3-1-1
- 開館時間
- 9:00~18:00(入館は17:30まで)、金・土曜日は~20:00(入館は19:30まで)
- 休
- 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末 ※臨時休館あり
- 観覧料
- 一般/博物館410円、美術館310円(企画展は別途)
- アクセス
- ゆいレールおもろまち駅より徒歩約10分
琉球王朝時代から続く 風情ある焼物の町
11:30 壺屋やちむん通り
壺屋は琉球王朝時代、沖縄県内各地にあった窯場をこの地に統合したのが始まりです。330年余りの歴史ある町には、県指定有形文化財の登り窯「南窯(ふぇーぬかま)」や沖縄の焼物の歴史や壺屋焼の技法・制作工程、特徴的な作品や道具を展示する「壺屋焼物博物館」をはじめ、今でも石畳の小径の両側にいくつもの陶芸店が並び、蔓草の絡まる石垣が続く風情ある路地を奥へと進むと、やちむん(焼物)づくりに励む陶工達の姿を目にすることもできます。
- 住所
- 沖縄県那覇市壺屋
- アクセス
- ゆいレール牧志駅より徒歩約10分
熱気あふれる庶民の台所で那覇を体感
12:30 那覇市第一牧志公設市場
戦後の闇市から発展した、アジア的熱気にあふれる沖縄最大の市場です。その周辺には、迷路のように広がる路地に何百もの店が軒を並べ、散歩してるだけで楽しい気分に。独特の雰囲気を体感するだけでもおもしろい場所です。市場内には色あざやかな魚やお肉など、沖縄ならではの食材が所狭しと並び、2階の食堂エリアでは、1階で買った食材を料理(有料)してもらうこともできます。
- 住所
- 沖縄県那覇市松尾2-10-1
- 時間
- 8:00~21:00(各店舗により異なる)
- 休
- 毎月第4日曜日 (12月は除く)、正月、旧正月、旧盆
- アクセス
- ゆいレール牧志駅より徒歩約9分
※那覇市第一牧志公設市場は2019年6月16日に、老朽化による建替えのため閉場しました。
2019年7月1日より仮設市場(旧にぎわい広場 住所:沖縄県那覇市松尾2-7-10 現市場から徒歩約3分)が移転オープンします。
ロケーションを楽しむ ショッピングスポット
15:00 瀬長島 ウミカジテラス
2015年夏に、那覇空港近くの瀬長島にオープンしたリゾート型のショッピングモールです。沖縄ならではの食材を使ったグルメやスイーツショップ、Made in OKINAWAのジュエリーやクラフトショップ、リラクゼーションサロンなど、約30の個性豊かなショップが集まっています。青く美しい海を目の前に、真っ白な建物が並ぶ姿はまるで地中海のような雰囲気。空港に近いので到着後でも、出発前でも気軽に立ち寄れる、おすすめのスポットです。
- 住所
- 沖縄県豊見城市瀬長174-6
- 営業時間
- 10:00~21:00(店舗により異なります)
- 休
- 年中無休(店舗により異なります)
- アクセス
- ゆいレール赤嶺駅よりシャトルバスで約12分
※この記事は、「楽天トラベル」で過去に公開した以下の記事を一部再構成したものです。
1泊2日で沖縄を満喫!那覇初級編&上級編モデルコース
運転なしで楽しむ よくばり沖縄
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