札幌旅行をロマンティックに!日本新三大夜景・藻岩山の極上ディナー

夜景が美しい都市として、夜景鑑賞士が選ぶ「日本新三大夜景」に認定された札幌市。その中で格別に素晴らしい夜景を眺められる場所が、藻岩山(もいわやま)です。夜になれば多くの恋人たちが集まる人気デートスポットで、山頂の手すりにカップルが南京錠を取り付けると絶対に別れないという伝説もある、まさに恋人たちの聖地です。
きらめく夜景を望む山頂でのディナーを組み合わせた、カップルにおすすめしたい藻岩山の楽しみ方をご紹介します。

日本新三大夜景に選ばれた札幌の藻岩山

藻岩山 日本新三大夜景

画像提供/札幌もいわ山ロープウェイ

札幌市内には、大通公園のランドマークであるさっぽろテレビ塔や、札幌駅ビルのJRタワー展望室など、夜景を楽しめるスポットがいくつかありますが、藻岩山は標高531mと断トツの高さ。しかも、札幌の街並みを360度のパノラマで一望できるとあって藻岩山の人気は絶大で、国内外から多くのゲストが訪れる人気観光スポットとなっています。

藻岩山は札幌市中心部から車で約20分の場所にあり、観光客の方もアクセスしやすいことも人気の理由のひとつでしょう。

レンタカーで藻岩山山頂まで向かおう

藻岩山山頂に行くには、「もいわ山麓駅」からロープウェイで「もいわ中腹駅」へ向かい、そこからミニケーブルカー「もーりすカー」に乗り換えて向かう方法があります。レンタカーなど車がある場合は、藻岩山観光自動車道を利用して中腹まで車で向かうのもおすすめ。

藻岩山観光自動車道で「もいわ中腹駅」へ

藻岩山観光自動車道

札幌中心部から国道230号線(石山通)を走り北ノ沢方面に向かうと藻岩山観光自動車道の料金所が見えてきます。春〜秋は、ここから藻岩山の中腹にあるもいわ中腹駅まで車で向かうことが可能です。

料金は一般乗用車が660円。ただし、11月中旬〜翌4月上旬の冬期間は通行止めになるのでご注意を。また、路面状況によっては夏でも通行止めになる場合もあります。

夜景を見るといっても、夕暮れ時から少しずつ空がグラデーションを帯び色が変化していくひとときを逃さず眺めるなら、少し明るいうちから山頂へ向かうのがポイント。藻岩山の山麓には国の天然記念物に指定されている原始林が広がっており、青々とした森に囲まれたドライブウェイは、運が良ければエゾリスやキタキツネに出会えることも。まるで郊外のようなたっぷりの自然を満喫しながら、山の中腹まで走ります。

藻岩山観光自動車道

営業時間
10:30〜22:00(上り閉門21:30)
※営業期間は4月下旬〜11月中旬ごろまで、冬期間閉鎖(要問合せ)
通行料金
一般乗用車660円
「もいわ中腹駅」 無料駐車場

車で行けるのは、藻岩山山頂の少し手前にある「もいわ中腹駅」まで。観光道路入口から約3.5km、約9分で到着します。この中腹には約80台分の無料駐車場が完備されています。

もいわ中腹駅の駐車場が満車の場合は、藻岩山観光自動車道の入口で入場を制限されることも。その際はロープウェイ乗り場の「もいわ山麓駅」まで向かい、ここからロープウェイを使ってもいわ中腹駅まで向かいましょう。もいわ山麓駅には約120台分の無料駐車場があります。

もいわ中腹駅で「愛の南京錠」を購入しよう!

もいわ中腹駅駐車場の目の前に、ミニケーブルカー「もーりすカー」乗り場のあるもいわ中腹駅の駅舎があります。

藻岩山のもいわ中腹駅駅舎

カップルで訪れるのなら、ここで忘れてはいけないのが、「愛の南京錠」を購入すること。
「愛の南京錠」を山頂にある「幸せの鐘」の手すりに二人でつけると、そのカップルは別れないという伝説があります。

藻岩山 「愛の南京錠」 もいもいのお店

愛の南京錠は、お土産ショップ「もいもいのお店」にて1,000円で販売されています。

藻岩山 「愛の南京錠」 もいもいのお店

レジでサインペンを貸してくれるので、「好き!」や「ずっと一緒にいようね」など、記念のメッセージを南京錠に書きこんで手すりにつけてみてくださいね。

藻岩山 もいもいのお店 もーりすグッズ

さらに、ここでしか手に入らない藻岩山限定アイテムが豊富に揃います。パッケージもキュートな「もーりすスイートミルク&チョコラングドシャー」(1,080円)や北海道バターをたっぷり使った「もーりすバター飴」(650円)など、藻岩山マスコットキャラクター「もーりす」のお菓子やグッズもいっぱい!

もいもいのお店 藻岩山限定「北海道ラーメン」

藻岩山限定の「北海道ラーメン 味噌・醤油」(650円)、「北海道ラーメン 塩」(700円)やお菓子など、北海道ならではのお土産も豊富です。

もいもいのお店

営業時間
夏季(4~11月)10:30〜21:30、冬季(12~3月)11:00〜21:30

ミニケーブルカーまたは徒歩で山頂へ

もいわ中腹駅から山頂までは、ミニケーブルカー「もーりすカー」に乗って向かいます。

藻岩山 ミニケーブルカー「もーりすカー」乗り場

「もいもいのお店」の奥に、中腹駅と山頂を往復するミニケーブルカー「もーりすカー」の乗り場が。15分間隔で運行しています。

藻岩山 ミニケーブルカー「もーりすカー」

乗り場で待つとスタッフの方が案内してくれます。スイス製の森林体験型ミニケーブルカー「もーりすカー」は、ロープウェイの駆動方式を利用した世界初の乗り物なのです。

藻岩山 「もーりすカー」

画像提供/札幌もいわ山ロープウェイ

時速は12.6km、約2分で山頂へ到着します。森の中を駆け抜けるような間隔は、もーりすカーならでは。外の緑に見とれていると、あっという間に山頂駅に到着です。

藻岩山の自然遊歩道

なお、夏期の明るい時間帯は中腹駅から山頂まで約600mの自然遊歩道を利用して向かうこともできます。15分程度の距離なので、のんびり自然の中を歩きたいときはぜひ利用してみてくださいね。

藻岩山 中腹駅 「藻岩山神社」

また、中腹駅には「藻岩山神社」という小さな神社が。藻岩山を訪れるスキー客の無病息災と安全を祈願して1987年に建立されたそうです。おみくじ(100円)もあるので、カップルの恋愛運を占ってみてもいいかもしれません!

「恋人の聖地」から広がる360度の大パノラマの夜景

もいわ山頂駅に到着したら、エレベーターで屋上の展望台へ。360度の大パノラマはまさに圧巻。

藻岩山 夕暮れ 夜景

夕暮れになれば街に少しずつあかりが灯り、空は朱色と青色の美しいグラデーションに変化していきます。そんな空と街の色が移り行く様は、言葉にはならない美しさ。きっと二人の旅行の最高の思い出となるはずです。

藻岩山 夏の日没

夕暮れの景色を楽しみたいなら、日没前に山頂に到着できるように訪れましょう。

藻岩山 夜景

画像提供/札幌もいわ山ロープウェイ

日没と夜景が見られる時刻は、札幌もいわ山ロープウェイの公式サイトのトップページに掲載されているので、そちらでチェックできます。

藻岩山の幸せの鐘

また藻岩山は、プロポーズにふさわしいロマンティックなスポットとして2012年に「恋人の聖地」に選定されました。こちらは記念撮影のスポットとしても人気の「幸せの鐘」。カップルで鳴らせば、二人の絆も一層深まるはず。

藻岩山 「愛の南京錠」「幸せの鐘」

鐘のまわりにある手すりには、さきほど「もいもいのお店」で購入した「愛の南京錠」を取り付けることができます。

藻岩山 プラネタリウム「スターホール」

画像提供/札幌もいわ山ロープウェイ

また、山頂にある駅舎2階にはプラネタリウムクリエーター・大平貴之氏によって生み出されたスーパープラネタリウムを観覧できる「スターホール」があります。天井には直径約6mのドームが広がり、夜はプラネタリウムときらめく札幌の夜景を同時に眺めることができるんです!料金は大人700円、子ども(中学生以下)400円で、上映時間は約20分。

従来のプラネタリウムで再現される星の数は6千~3万個に対して、ここで投影される星はおよそ500万個。圧倒的な星空に、さらにロマンティックな気分は高まりそうです。

なお、「愛の南京錠」は、こちらのスターホール入口でも販売しています。

レストランで夜景を眺めながら極上フレンチディナーを

藻岩山 レストラン「THE JEWELS」

ディナーは駅舎2階にあるレストラン「THE JEWELS(ザ・ジュエルズ)」へ。

藻岩山 レストラン「THE JEWELS」 夜景

画像提供/札幌もいわ山ロープウェイ

混雑して入れないこともあるため、利用する際はぜひ予約をしましょう。電話またはホームページから予約できます。来店時間のおすすめは夕暮れごろ。夕暮れとともに食事がはじまり、食べ終わるころには一面に広がる夜景も眺めることができますよ。

藻岩山 レストラン「THE JEWELS」

画像提供/札幌もいわ山ロープウェイ

店内は全面ガラス張り。約270度の絶景に囲まれた中で、カジュアルフレンチを楽しめます。

藻岩山 レストラン「THE JEWELS」 ルビーディナーコース ルビーディナーコースの魚料理(写真はイメージ)

画像提供/札幌もいわ山ロープウェイ

北海道の食材をたっぷり用いたディナーコースは、「エメラルドディナーコース」(4,800円・税別)、写真の「ルビーディナーコース」(6,800円・税別)、「サファイアディナーコース」(9,800円・税別)の3種類。それぞれ、前菜、スープ、魚料理、肉料理、デザート、コーヒーまたは紅茶、パンを楽しめます。コースの内容は季節ごとに変わりますよ。

藻岩山 レストラン「THE JEWELS」のディナー

画像提供/札幌もいわ山ロープウェイ

まるで宝石を散りばめたようなきらめく夜景と贅沢な料理に舌鼓をうちながら、記念日を一緒に過ごしたり、プロポーズに利用したりするカップルも多いそう。こんな最高のシチュエーションで過ごしたら、2人の仲はさらに深まること間違いありません!

利用する10日前までにお店に相談すれば、別料金でメッセージを書いた「デザートプレート」もオーダーできるそう。札幌旅行の思い出に、大切な方へのメッセージを作って、サプライズしてもいいですね。

レストラン「THE JEWELS」

住所
北海道札幌市南区北ノ沢1956番地先藻岩山山頂
電話
011-513-0531
営業時間
夏季11:30〜21:00(LO20:00)、冬季12:00〜21:00(LO20:00) ※15:30〜17:00はクローズ(テイクアウトは営業)
定休日
施設の営業に準ずる(整備点検による2週間程度の休業日あり)

日中に訪れる藻岩山だって魅力いっぱい!

藻岩山 レストラン「THE JEWELS」 日中

画像提供/札幌もいわ山ロープウェイ

今回は夜景をご紹介しましたが、日中に訪れる藻岩山ももちろんおすすめです。
山頂の展望台や展望レストラン「THE JEWELS」からは、天気が良ければ雄大な石狩平野や石狩湾などを見渡すこともできます。「THE JEWELS」ではランチ営業も行なっています。「北海道名物ザンギ(鶏の唐揚げ)のスープカレー」(1,300円・税別)や、「北海道産帆立貝と鶏肉の和風パスタ」(1,100円・税別)などの洋食メニューを味わえます。日中は夜とはまた違った藻岩山の魅力に出会うことができますよ。

 

 

「日本新三大夜景」にも選ばれた、札幌のロマンティックな夜景を鑑賞できる藻岩山。眼下にはオレンジ色に灯る街灯や繁華街のネオンなど、まるで色とりどりの宝石のように輝く街並みが広がります。プロポーズにふわさしいスポットとして「恋人の聖地」に選定されたこの場所は、プロポーズはもちろん、カップルで記念日を過ごすにもぴったり。

夕暮れや夜などさまざまな表情を見せる札幌の街並みとともに、二人でゆっくりと北海道食材をふんだんに使用したカジュアルフレンチを堪能。そのひとときは忘れられない札幌旅行の1ページとして胸に刻まれるはずです。

札幌 もいわ山ロープウェイ

住所
北海道札幌市中央区伏見5丁目3-7
ロープウェイ運行時間
4月〜11月10:30〜22:00(上り最終21:30)
12月〜3月11:00〜22:00(上り最終21:30)
年末年始は特別営業(要問合せ)
定休日
悪天候時、整備点検のため2週間程度休業あり(要問合せ)
料金
ロープウェイ+もーりすカー(往復)大人1,700円・小学生以下850円、
ロープウェイ(往復)大人1,100円・小学生以下550円
もーりすカー(往復)大人600円・小学生以下300円
チケット
もいわ山ロープウェイ+ミニケーブルカー 乗車Eチケット(引換券)の購入はこちら
アクセス
(車で)
JR札幌駅から約20分
(市電で)
市電停留所「西4丁目」から内回り線で約20分、市電停留所「ロープウェイ入口」下車。無料シャトルバスで約5分
駐車場
無料( もいわ中腹駅に約80台、もいわ山麓駅に約120台)
公式サイト
もいわ山ロープウェイ(別ウインドウで開きます)

取材・撮影・文/佐々木理恵

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