ワイキキのファーストレディが、125年の時を超えて新たなステージへ 積み重なった歴史と現代が溶け合うワイキキで最も特別なホテル

1901年3月11日、ホノルルの実業家ウォルター・ピーコックが15万ドルを投じてオープンした「モアナホテル」。 ワイキキビーチに誕生したこの白亜のリゾートは、ハワイ観光の幕開けを告げる歴史的な一歩でした。 それから125年、「ワイキキのファーストレディ」と呼ばれるこのホテルが、 数十億円規模の全館リニューアルを経て、新たな輝きとともに蘇りました。

今回のリニューアルは単なる内装の刷新ではなく、ハワイの自然・文化・歴史からインスピレーションを受けたデザイン哲学のもと、 タワーウイング・バニヤンウイング・サーフライダーウイングの3棟それぞれが まったく異なる美学と物語を纏い、全791室が生まれ変わりました。 ホノルル在住のデザイナーたちが、波の動き、ハワイに自生していたコウの木、 中庭に聳える樹齢100年超のバニヤンツリーからモチーフを丁寧に拾い上げ、 空間のすみずみに埋め込んでいます。

歴史的建造物として米国国家歴史登録財にも指定されているバニヤンウイングの美しいビクトリア建築を守りながら、 現代の旅行者が心から寛げる空間へと進化させた——その圧倒的な体験を、余すことなくご紹介します。
 

 

到着・外観・ロビー・チェックインの様子

カラカウア大通りとワイキキビーチに面したモアナ・サーフライダーのアプローチ

ダニエル・K・イノウエ国際空港から車で約25分。 ワイキキのメインストリート「カラカウア大通り」を進むと、 通りに面した壮麗なコーニスと白い柱廊が目に飛び込んできます。 124年前に建設されたビクトリア調の建築——当時の建築家オリバー・G・トラファーゲンが設計した ボザール様式の白亜のファサードは、周囲の近代的なビルの中にあってなお圧倒的な存在感を放ちます。
 

車寄せに降り立つと、白い制服に身を包んだスタッフが 温かなアロハの笑顔で出迎えてくれます。 ここに来るたびに感じる「帰ってきた」という安堵感——それが125年間変わらぬ このホテルの最大の魅力かもしれません。
 

天井高く白い柱が印象的な歴史的ロビー

2025年7月3日に先行してリニューアルオープンしたロビーに足を踏み入れると、 まず圧倒されるのはその高い天井と、乳白色の古典的な柱廊です。 1901年の竣工当時と変わらないビクトリア建築の骨格はそのままに、 空間はより明るく、より洗練された佇まいに生まれ変わりました。

床は創業時のオリジナルの木製フローリングが丁寧に磨き上げられ、 往時の艶と温かみを取り戻しています。 ロビー中央の天井からは、中庭のシンボル「バニヤンツリー」の姿をモチーフにした 大型の彫刻照明が静かに光を放ち、空間に詩情を添えています。 これはハワイ在住アーティストの手によるもので、 植物の枝葉を想起させる有機的なフォルムが美しいインスタレーションとなっています。
 

チェックインは、従来の長いカウンターに代わって個別のチェックインカウンターが導入されました。 担当スタッフがマンツーマンで対応してくれるこのスタイルは、 よりパーソナルで温かみのある「到着体験」を実現しています。 「いつものお部屋にご用意しております」「お誕生日おめでとうございます」—— そんなひと言が、この場所の滞在をより特別なものにしてくれます。

歴史あるビクトリア調のオリジナル建築を残しながら、洗練と安らぎの新たな美をたたえたロビーへ。白い柱廊、天井高く輝く光、そしてバニヤンツリーへと続く奥行きのある回廊——ここに来るたびに、ハワイにいる幸福を体全身で感じることができます。

チェックインを終え、ロビーを奥に進むと——視界が一気に開けます。 中庭の大きなバニヤンツリーの向こうに、青く輝くワイキキビーチが広がり、 遠くにはダイヤモンドヘッドのシルエット。 この瞬間、旅の疲れがすべて溶けていくような感覚と癒し—125年変わらぬ、 モアナ・サーフライダーが最初に贈るギフトです。
 

ロビーを抜けると、中庭の樹齢100年超のバニヤンツリー越しにワイキキビーチが広がる
 

モアナ・サーフライダーの歴史を語る空間

1896年、ハワイ王族や上流階級が別荘を構えていたワイキキの地で、 地主ウォルター・ピーコックがホテル建設のための会社を設立。 1901年3月11日、当時15万ドルを投じた全木造のリゾートホテル「モアナホテル」が産声をあげました。 宿泊料金は1泊1.50ドル。ワイキキビーチに直接面した初めてのホテルとして、 ハワイ観光の幕開けを象徴する存在となりました。

その白亜のたたずまいから「ワイキキのファーストレディ」と呼ばれ、 世界中の要人、芸術家、映画スターたちを迎え入れてきました。 1935年から1975年には、中庭のバニヤンツリーの下から ラジオ番組「ハワイ コールズ」の電波が世界中に届けられていました。 波の音とともにハワイ音楽を伝えるこの番組は、ハワイへの憧れを世界中に広め、 旅行ブームの火付け役となったと言われています。

館内2階のヒストリカルルームは、無料で見学できるミニミュージアム。 1901年の開業当時の写真、往時の宿泊者リスト、ラジオ番組のレコード—— ホテルが歩んだ125年が、丁寧に展示されています。 ホテルが辿ってきた歴史を知ることで、滞在がぐっと豊かになります。
 

2階のヒストリカルルームではホテルの125年にわたる歴史を写真や資料で辿ることができる

また宿泊者向けには、月・水・金曜の11時から ホテルスタッフによる無料の「ヒストリカルウォーキングツアー」も開催されています。 建築の細部、バニヤンツリーの来歴、かつての有名ゲストたちの逸話—— 約1時間のツアーを経ると、このホテルへの愛着がいっそう深まることでしょう。

ホテルの象徴であり、魂でもあるバニヤンツリー。 中庭に悠然と広がるその巨木は樹齢100年を超え、 米国の「国家歴史登録樹(National Register of Historic Trees)」にも名を連ねる貴重な存在です。 幾重にも垂れ下がる気根、豊かな緑陰とともに、悠久の時と共に育まれたハワイのマナに満ちた空間を感じることができ、ここが特別な場所であることを気が付かされます。
 

樹齢100年超のバニヤンツリーが守る中庭コートヤード

2025年のリニューアルでは、ロビーの照明設計や廊下のカーペットパターンにまで このバニヤンツリーのモチーフが取り入れられました。 まるで、ホテル全体が、このひとつの木を中心に静かに呼吸しているようです。
 

3つのウイング、それぞれに宿る美学

3つのウイングを統一するのは、モアナ・サーフライダーが建つワイキキの歴史的地名 「ウルコウ(Ulukou)」への深いリスペクト。波の動き、かつて海岸線を彩ったコウの木の葉のモチーフ、 バニヤンツリーの壮大な気根——これらが廊下のカーペット、照明、アートワークを通じて 3つのウイングを静かにつなぎ、ひとつのモアナ・サーフライダーに泊まる体験を構築しています。
 

タワーウイング: モダンラグジュアリールーム

2025年夏にリニューアル完了した新しい客室は、 「モダン・ビーチ・ラグジュアリー」をコンセプトに、 上質なビーチサイドの邸宅のような空間へと生まれ変わりました。
 

ワイキキビーチに向かってそびえる高層タワー棟は、最も眺望に優れた客室を誇るウイング

デザインの要は「リズミカルな清潔感」と「温かみ」の共存。 やわらかなベージュ・グレージュのパレット、ゴールドのメタリックアクセント、 海と空の色彩をそのまま切り取ったような穏やかな色調が、 室内に一歩踏み入れた瞬間から身体の緊張が解かれていくようです。
 

タワーウイングの客室。温かみのあるメタリックアクセントとベージュトーンが美しく調和

特に注目は、床から天井まで続くラナイドアと、 完全新調されたバルコニー家具。開け放てばワイキキビーチの海風が 室内へと運ばれ、屋内と屋外がシームレスにつながる開放的な空間になります。 高層階のオーシャンビューの客室からは、 コバルトブルーの太平洋とダイヤモンドヘッドが眼前に広がる、 まさにワイキキを満喫できる絶景です。
 

タワーウイングのプライベートラナイから広がるオーシャンビュー
 

上質素材で揃えられたタワーウイング バスルームには、ハンドシャワーとウォシュレットを完備
 

タワーウイング オーシャンフロント 1ベッドルームスイートは、 4人掛けのダイニングテーブルを備えた広々としたリビングルーム、 ウェットバー、ワークステーション、そして屋外のプライベートラナイへとつながる 開放的なレイアウトが特徴。特別な記念日や長期滞在にも最適な、 まさに「プライベートヴィラ」のような贅沢な空間です。
 

バニヤンウイング: クラシックエレガントルーム

1901年の創業時からの建物を引き継ぐバニヤンウイングは、 モアナ・サーフライダーの「記憶」そのものです。 建築家オリバー・G・トラファーゲンのオリジナル設計によるボザール様式の建物—— 高い柱廊、精巧なクラウンモールディング、白い漆喰の壁—— これらは米国国家歴史登録財に指定された価値ある遺産として丁寧に保存されています。

2025年冬のリニューアルでは、歴史的な建築の個性を 最大限に際立たせながら、現代の快適さを絶妙なバランスで加えました。 デザインのインスピレーション源となったのは、 かつてハワイの海岸線に豊かに自生していたリム(limu=海藻)。 その優美な曲線を描くラインを家具のシルエットやアートワークに取り入れ、 客室全体に海の記憶と自然の癒しが流れています。

バニヤンウイングの客室。リム(海藻)からインスパイアされたアートワークが静謐な美しさを放つ

当時の建造物の特性上、各部屋は微妙に形や広さが異なり、 それぞれに固有の趣があります。バニヤンツリーの中庭に面した客室では、 朝目覚めると木漏れ日が揺れる緑のカーテンが部屋を包み、 まるで自然の中で眠っていたかのような、得も言われぬ目覚めを体験できます。

バニヤンウイング クラシックインテリア

サーフライダーウイング: ビーチラグジュアリールーム

3棟の中でもっとも遊び心と活気に満ちたサーフライダーウイング。 1952年に「サーフライダーホテル」として独立したホテルとして開業し、 その後モアナホテルと合流した歴史を持ちます。 今回のリニューアルを機に、かつての名称「サーフライダー」が正式に復活しました (旧名称は「ダイヤモンドウイング」)。

デザインコンセプトは、ワイキキが誇る世界的なサーフカルチャーへのオマージュ。 ビーチロフトを思わせるカジュアルで開放的なインテリア、 ターコイズブルーやサンセットオレンジなどの鮮やかな色彩、 そして各ヘッドボードに施されたローカルアーティストによる カスタムアートワーク——部屋の随所にサーフィンと海への愛が溢れています。
 

サーフライダーウイングの客室。鮮やかな色彩とビーチロフトスタイルが爽やかな滞在を約束する

オーシャンフロントの客室は、目の前にワイキキビーチが広がる絶好のロケーション。 窓辺には定番のロッキングチェアが置かれており、 波音を聞きながらゆったりと揺れる時間は、まさにこのホテルならではの体験です。
 

波音とともに過ごす至福のバルコニータイム
 

 

滞在中に様々なシーンで訪れたいレストラン&ダイニング

モアナ・サーフライダーのダイニングは、朝の爽快なブレックファスト・ビュッフェから 午後のエレガントなアフタヌーンティー、夕暮れのサンセットカクテル、 そして至高のオーシャンフロント・ディナーまで、 一日を通じてハワイの空気と食の喜びを届けてくれます。
 

ザ・ベランダ(The Veranda)での朝食ブッフェ

バニヤンツリーの木漏れ日が差し込む中庭テラスで味わう朝食は、 モアナ・サーフライダー滞在の醍醐味のひとつ。 ハワイ産フルーツの鮮やかな色彩、波音が混じるそよ風、 テーブルを運ぶスタッフの温かな笑顔—— 「いつかここで朝食を食べたい」という旅人の夢を叶えてくれる場所が、 「ザ・ベランダ」です。

朝食ビュッフェでは、エッグベネディクト、スモークサーモン、 フレッシュフルーツ、ハワイの焼き菓子が並ぶほか、 目の前でシェフが仕上げるオムレツステーションも人気。 さらに名物のマンゴーパンケーキと もちワッフルはビュッフェ内でも追加料金なしでオーダーできます。 ふわふわ食感のパンケーキに甘酸っぱいマンゴーがとろけるこの一皿は、 素晴らしい景色と相まって、ここでしか味わえない幸福感を味わえます。

ザ・ベランダ(The Veranda)
朝食ビュッフェ:毎日 6:00 AM〜10:30 AM(予約不要、先着順)
 

ザ・ベランダ(The Veranda)のアフタヌーンティー

ザ・ベランダのアフタヌーンティーは、世界中から訪れるゲストを魅了しつづけています。バニヤンツリーの緑陰の下、太平洋の青を眺めながら 楽しむティーセッションは、夢のように美しい特別な体験となるでしょう。「モアナ クラシック」アフタヌーンティーでは、 ハワイを感じるフルーティーなセレクションティーとともに、 繊細なフィンガーサンドイッチ、ハワイアンテイストを添えたスコーン、 色とりどりのプティ・フールが3段のスタンドに美しく並びます。バニヤンツリーの下から流れてくる穏やかなハワイアンミュージックは、波の音と重なり合い、まさに楽園の調べです。五感のすべてが満たされる、贅沢な午後のひと時を過ごすことができます。

ザ・ベランダ(The Veranda)
アフタヌーンティー:水曜日〜日曜日 11:30 AM〜2:30 PM
予約:+1-808-931-8646(事前予約推奨)
 

ビーチハウス・アット・ザ・モアナでのディナー

ワイキキビーチを眼前に臨むオーシャンフロントの空間で楽しむ、 特別なディナーひとときを提供するのが「ビーチハウス・アット・ザ・モアナ」。 ハワイ産の新鮮な食材を活かしたモダン・アイランドキュイジーヌと、 サーフ&ターフのプレミアムカットが揃う、贅沢なオーシャンフロント・ダイニングです。

3品のコースまたは4品のコースで構成され、各コースから好みのひと皿を選ぶスタイル。 ハワイ産の旬魚介、マウイ島の牧場で育てられた和牛、そして地元農家から届く フレッシュな野菜が、一皿一皿に物語を紡ぎます。 ソムリエによるワインペアリングも評判が高く、 選び抜かれたボトルが料理の魅力をさらに引き立てます。 記念日、誕生日、プロポーズ——人生の大切な夜に選んでほしいレストランです。

また、著名シェフを招いたインタラクティブ・クッキングクラスや ワインペアリングディナーイベントも定期的に開催。 公式サイトのカレンダーをチェックしてみてください。

ビーチハウス・アット・ザ・モアナ
ディナー:水曜日〜日曜日 5:30 PM〜9:30 PM
予約:+1-808-931-8649(要予約)
 

ヴィンテージ 1901(Vintage 1901)

ホテルの開業年にちなんだ名を持つ「ヴィンテージ 1901」は、 歴史的なロビーの一角に佇むワインバー&ラウンジ。 リニューアルで新しいインテリアを纏いながらも、 開業以来変わらぬ「社交の場」としての役割を担い続けています。
世界各地から厳選された100種以上のワインリストと ハワイのクラフトスピリッツを使ったアルチザン カクテルが揃います。 夕刻になるとピアノの生演奏が始まり、 甘く切ないメロディーとともにワイキキの夜が深まっていきます。

ヴィンテージ 1901(Vintage 1901)
営業時間:水曜日~日曜日の 5:30PM ~ 10:00PM
ライブピアノ:毎晩(詳細はフロントにてご確認ください)
 

ビーチフロントに位置するモアナプール

滞在中は、忙しい日々の喧騒を忘れて、プールサイドのチェアーでゆったりと。太平洋が一望できるビーチフロントに位置するリゾートプールは、贅沢な屋外空間。一日を通じてリゾートの解放感を堪能できます。
 

今回のリニューアルで新たに誕生したプールサイド&オーシャンフロント カバナは、ワイキキビーチの目の前に設けられたプライベート空間です。ご予約にはスパセットとシグネチャーカクテル2杯が付き、ワイキキビーチの特等席で贅沢な一日をお楽しみいただけます。

一日の締めくくりは、プールサイドのビーチバーで夕暮れを眺めながらのカクテルタイム。黄金色に染まるワイキキビーチの美しい風景は、この場所が特別であることを、再認識するはずです。

 

歴史を纏いながら、現代の旅人が心から寛げる場所へ

モアナ・サーフライダーは、創業以来125年もの間そこに滞在した人々のすべての物語を丁寧に紡ぎ続け、改装を終えた今、これまでで最も輝かしい姿でゲストを迎えています。
ワイキキへの旅を計画しているなら、是非、モアナ・サーフライダーを選んでみてください。きっと、「ここを選んで良かった」と思える特別な滞在になるはずです。

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