世界遺産・熊野古道と古都奈良を歩き、聖地のパワーをもらう弾丸1泊2日

聖地への巡礼路・熊野古道、美しき寺社仏閣が点在する奈良。近畿エリアに点在する2つの世界遺産を1度に楽しむ、1泊2日の弾丸プランをご紹介。世界を魅了する日本の神秘に触れる世界遺産めぐりへ。

Day1 熊野古道の聖なる雰囲気を楽しむ

今回の旅では熊野の神域の入口とされる「発心門王子」(ほっしんもんおうじ)から熊野本宮大社へ向う初心者にも人気のコースを歩きます。スタート地点へはJRきのくに線・紀伊田辺駅、もしくは新宮駅から路線バスで向います。

発心門王子~熊野本宮大社を歩く

12:15

熊野本宮大社の神域の入口とされる発心門王子から古道歩きをスタート

神域の入口とされる発心門王子から古道歩きをスタート

見晴台から大斎原を一望。ゴールはすぐそこ。©熊野本宮観光協会  見晴台から大斎原を一望 ©熊野本宮観光協会
山道だけでなく時には集落も歩く 山道だけでなく時には集落も歩く

熊野古道歩きのクライマックスを手軽に楽しめるルート

熊野古道を代表する参詣道「中辺路」。そのクライマックスともいえる区間が、「発心門王子」から「熊野本宮大社」へと至る道。約7kmの行程は、ゆっくりと歩いてもおよそ3時間の道のり。路線バスで「発心門王子」まで行き、そこから杉の木々や石畳の道、山里の風情を楽しみながら「中辺路」のゴールとなる「熊野本宮大社」へ。平安の昔から人々を魅了してやまない聖域歩きの時間を楽しみましょう。

#発心門王子

住所
和歌山県田辺市本宮町三越字上久保
アクセス
JRきのくに線・紀伊田辺駅よりバスで約2時間30分。JRきのくに線・新宮駅よりバスで約1時間30分、「熊野本宮大社」よりバスで約15分

 

徒歩で約3時間

熊野古道を歩いて辿り着く聖地・熊野本宮大社と大斎原へ

15:15

発心門王子から約3時間の古道を歩きを経て辿り着く熊野本宮大社

約3時間の古道を歩きを経て辿り着く熊野本宮大社

熊野本宮大社にお詣り。古道歩きの疲れが癒やされていく 熊野本宮大社にお詣り
かつて社殿が置かれた大斎原の巨大な鳥居も必見 大斎原の巨大な鳥居も必見

凛とした雰囲気が漂う熊野三山のひとつ

「熊野速玉大社」や「熊野那智大社」と並び、熊野三山のひとつに数えられる「熊野本宮大社」。全国に約3000社ある熊野神社の総本宮として崇敬を集めるこの場所は、古くから熊野古道のゴールデンルートとして親しまれた「中辺路」のゴール地点。杉の巨木や重厚な社殿、熊野本宮大社のシンボルとして知られる八咫烏(やたがらす)など、神域ならではのエネルギーを全身で感じましょう。

#熊野本宮大社と大斎原(おおゆのはら)

住所
和歌山県田辺市本宮町本宮
時間
8:00~17:00(参拝のみ6:00~19:00)
アクセス
南紀白浜空港より車で約1時間30分、またはJRきのくに線新宮駅よりバスで約1時間30分
問い合わせ
TEL:0735-42-0009(熊野本宮大社社務所)

 

路線バスで約20分

湯の峰温泉のつぼ湯で熊野古道歩きの疲れを癒やす

17:10

古くから熊野詣での人々が身を清めた「湯の峰温泉」 ©熊野本宮観光協会 

熊野詣の人々が身を清めた湯の峰温泉 ©熊野本宮観光協会

世界遺産にも登録される「つぼ湯」©熊野本宮観光協会 つぼ湯 ©熊野本宮観光協会
1日に7回色が変わるといわれる ©熊野本宮観光協会 1日7回色が変わるという ©熊野本宮観光協会

世界遺産にも登録される日本最古の共同浴場のひとつ

本宮大社前から路線バスで約20分。開湯約1800年と伝えられる「湯の峰温泉」は、古くから熊野への参詣者が身を清め、旅の疲れを癒やした場所です。その温泉街の中心部、川沿いに位置する「つぼ湯」は、日本最古の共同浴場ともいわれ、「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産にも登録されています。天然の岩を利用した湯船を満たすのは「1日に7回色が変わる」といわれる神秘的な温泉。30分交替制なので、2~3人での入浴を楽しめます。

#湯の峰温泉 つぼ湯

住所
和歌山県田辺市本宮町湯峯110
営業時間
6:00~21:30
※定休日:なし(河川増水時は入浴不可)
※入浴は30分交替制の男女混浴風呂
料金
入浴料:大人770円、12歳未満460円
アクセス
南紀白浜空港より車で約1時間25分、またはJRきのくに線新宮駅よりバスで約1時間30分

 

 

Day2 古都奈良の文化財めぐり

湯の峰温泉で1泊した翌早朝、路線バスで紀州田辺駅へ向い、JRきのくに線の特急「くろしお」に乗って約2時間。大阪の天王寺で大和路快速に乗り換えてさらに30分ほどかけて奈良へ向います。

「古都奈良の文化財」めぐりは東大寺からスタート!

11:30

世界最大級の木造建築として知られる大仏殿 ©奈良県ビジターズビューロー

世界最大級の木造建築の大仏殿 ©奈良県ビジターズビューロー

さまざまな表情を楽しめる ©奈良県ビジターズビューロー ©奈良県ビジターズビューロー
大仏殿など見どころは多彩 ©奈良県ビジターズビューロー ©奈良県ビジターズビューロー

奈良時代に創建された美しき寺院で “奈良の大仏様”にお参り

「興福寺」や「春日大社」など、8つの寺社や史跡などで構成される「古都奈良の文化財」。なかでも、「奈良の大仏様」として知られる盧舎那仏坐像(るしゃなぶつざぞう)を本尊とする「東大寺」は、奈良の歴史遺産を象徴する場所のひとつ。奈良時代の創建から2度にわたって焼失し、鎌倉時代と江戸時代に再建された大仏殿と、その中に鎮座する高さ14.98mの大仏様は、まさに息を呑むほどのスケール感!

#東大寺

住所
奈良県奈良市雑司町406-1
時間
【4~10月】7:30~17:30 【11~3月】8:00~17:00
料金
入堂料大人(中学生以上)600円
アクセス
JR奈良駅よりバスで約8分「東大寺大仏殿・春日大社前」下車・徒歩5分
問い合わせ
TEL:0742-22-5511(東大寺寺務所)

 

徒歩で約20分

近畿を代表するクラシックホテル「奈良ホテル」でランチを楽しむ

13:00

「ビーフシチュー奈良ホテル風」をはじめ名門ならではの贅沢な味わいが楽しめる

「ビーフシチュー奈良ホテル風」など名門ならではの味わい

「奈良ホテル」のメインダイニングルーム「三笠」でランチ 奈良ホテルの三笠でランチ
創業以来、メインダイニングルームとして利用される重厚な空間 格式を感じる重厚な空間

1世紀以上にわたり愛され続ける奈良の名門ホテル

1909年の創業以来、100年以上にわたって数々のゲストを迎えてきた「奈良ホテル」。お昼には、そのメインダイニングルームとして愛される「三笠」でとびっきりのランチを味わおう。アラカルトで注文できる名物メニュー「ビーフシチュー奈良ホテル風」をはじめ、一品一品が名門ホテルならではの洗練された味わい。クラシックで優美な空間のなか、ちょっと贅沢なランチタイムを楽しめるはず。

#奈良ホテル メインダイニングルーム「三笠」

住所
奈良県奈良市高畑町1096
営業時間
朝食7:00~9:30、ランチ11:30~15:00、ディナー17:30~21:00
※年中無休
料金
ビーフシチュー奈良ホテル風(4,752円)、ランチコース(4,514円~)
アクセス
JR奈良駅よりバスで約15分「奈良ホテル」下車・徒歩約1分
問い合わせ
TEL:0742-26-3300(代表)

 

徒歩で約15分

世界遺産や国宝が点在する「奈良公園」をのんびり散策

15:00

奈良の街並みを見渡す若草山 写真出典/今日の奈良公園

奈良の街並みを見渡す若草山 写真出典/今日の奈良公園

猿沢池(左)と浮見堂(右) 写真出典/今日の奈良公園 猿沢池と浮見堂 写真出典/今日の奈良公園
世界遺産の一部「春日山原始林」 写真出典/今日の奈良公園 春日山原始林 写真出典/今日の奈良公園

美しい緑に包まれた公園を歩き、鹿や世界遺産との出合いを楽しむ

660へクタールもの広大な園内に「東大寺」や「興福寺」、「春日山原始林」などの世界遺産が点在する「奈良公園」は、奈良観光に欠かせないスポット。約1100頭もの鹿たちが暮らす美しい園内を歩けば、そこここで古都ならではの自然や文化、歴史のエッセンスが垣間見えるはず。美しい緑の芝に覆われた園内をゆったりと散策し、奈良の世界遺産の奥深い魅力を感じてみては?

#奈良公園

住所
奈良県奈良市登大路町、春日野町、雑司町、高畑町
アクセス
JR奈良駅、近鉄奈良駅より徒歩約5分
問い合わせ
TEL:0742-22-0375(奈良公園事務所)

 


熊野・奈良の観光スポットMAP


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