旅の楽しみ方

城崎温泉で女子旅だからこそしたい!浴衣でそぞろ歩き

古き日本の温泉街の佇まいが残るフォトジェニックな城崎温泉。浴衣に着替えて、外湯とグルメめぐりへ繰り出そう!

古き日本の温泉街の佇まいが残るフォトジェニックな城崎温泉。浴衣に着替えて、外湯とグルメめぐりへ繰り出そう!

街全体が温泉のテーマパークのような城崎温泉

古き日本の温泉街の佇まいを色濃く残す兵庫県の城崎温泉。街を流れる大谿川(おおたにがわ)に架かる石橋や両岸に立ち並ぶしだれ柳が印象的な風景は、都会とは違うフォトジェニックな情緒があふれています。
周辺には食べ歩きができるお店やカフェ、お土産屋さんが軒を連ね、7つの外湯(公衆浴場)が点在して見所も満載。街全体がまるで温泉のテーマパークのような城崎で、女子旅だからこそ可愛い浴衣に着替えて、そぞろ歩きを楽しんでみましょう。

石橋としだれ柳が情緒を醸し出す城崎温泉
石橋としだれ柳が印象的な城崎温泉

1.京都から約2時間半で城崎温泉へ

城崎温泉駅

城崎温泉に向かうには、特急を利用すると便利です。京都駅から「特急きのさき」に乗車、約2時間半でJR山陰本線城崎温泉駅に到着します。大阪駅からは「特急こうのとり」に乗って、約3時間です。

「特急こうのとり」に乗る場合は、JR西日本のインターネット予約サービス「e5489」のみで販売されている「こうのとり指定席きっぷ」を使うとお得。大阪市内からなら片道・普通車指定席が1,100円安い、4,500円(子ども料金は一律1,000円)で城崎温泉駅まで行くことができます。2人以上の利用限定ですので、グループで行く場合はぜひ利用したいですね。

車窓からの風景を楽しんでいると、程なく右手には円山川の流れが見えてきます。パワースポットでもある玄武洞を通り過ぎると、伝統的な温泉街に調和した美しい外観の城崎温泉駅に到着します。

2.静閑の宿「湯楽」にチェックイン、浴衣をレンタルして散策へ

城崎温泉の街並み

城崎温泉駅から、まずは今回宿泊するお宿「城崎温泉 湯楽」へ向かいます。
柳の木沿いの道やレトロな橋、川のせせらぎなど、古き良き日本の温泉街の街並みを歩くこと徒歩約20分(※駅から送迎もあり)。

城崎温泉 湯楽の外観

湯めぐり街道から1本細道を入っていくと、緑に囲まれた静かな空間にたたずむ「湯楽」が見えてきます。建物の三方が山に囲まれているため、温泉街の中心近くにありながら、静けさを満喫できるお宿です。

湯楽のロビーラウンジ

玄関を入ると、リニューアルされたばかりのロビーラウンジがお出迎え。全体が明るい色の壁で、ダウンライトの照明による演出が綺麗です。リニューアルのコンセプトはジャパニーズモダンだそう。正面には庭園が望める大きな窓があり、開放的な空間です。

湯楽で色浴衣をレンタルできる

チェックインを済ませたら、色とりどりのおしゃれな浴衣の中からお気に入りをレンタル(レンタルは有料、着付け無料)。帯や下駄も選べるので、友人とお互いに選び合いっこするのも楽しそうです。

浴衣に着替えたら、外湯めぐりをしに温泉街へ。城崎温泉では浴衣は正装。街を歩く人も季節関係なく浴衣姿なので、気兼ねなく出かけましょう! 湯楽に宿泊すると、城崎温泉にある7つの外湯全てを無料で利用できます。フロントで外湯無料入浴券をもらうことをお忘れなく。また外湯めぐりに必要なタオルなども用意されています。

3.外湯めぐりで温泉美人に

城崎温泉には、さとの湯、地蔵湯、柳湯、一の湯、御所の湯、まんだら湯、鴻の湯という7つの外湯があります。外湯はそれぞれ由来やご利益が異なるので、気になる外湯だけつかるのもよいですし、温泉街を歩きながら全ての外湯をめぐるのもよいでしょう。今回は湯楽から近い「御所の湯」と「一の湯」に行ってみました。

城崎温泉の御所の湯

まずは美人の湯とも呼ばれる「御所の湯」です。ご利益は火伏防災・良縁成就と言われています。京都の御所をイメージした建物の外観が隣の四所神社とマッチしています。

中に入ると休憩所には金箔の屏風絵や天井画! 本当に御所に来たような感覚になります。
温泉は、天井が高く天空風呂とよばれる内湯と、三段滝がある岩造りの露天風呂はつながっていて開放感があります。ミストサウナがあるのもうれしいポイント。温泉だけでなく、建物も楽しめる外湯です。

#御所の湯

住所
兵庫県豊岡市城崎町湯島448-1
営業時間
7:00~23:00
定休日
第1・3木曜日
料金
大人800円、子ども400円
アクセス
JR「城崎温泉」駅から徒歩約10分

城崎温泉の一の湯

御所の湯から駅の方へ向かって歩いて約3分、王橋前にある「一の湯」が2箇所目の外湯です。

「一の湯」のご利益は、合格祈願・交通安全といわれています。江戸時代に活躍した医師、香川修徳が「天下一の湯」と称した外湯です。 広い内湯や自然の岩盤を削って作られた洞窟風呂などがあり、バラエティに富んだお風呂が楽しめます。

伝統的な黄色い壁の建物は、下駄箱や脱衣所のロッカーもレトロ調。昔に戻ったような気持ちになり懐かしくなります。

#一の湯

住所
兵庫県豊岡市城崎町湯島415-1
営業時間
7:00~23:00
定休日
木曜日
料金
大人600円、子ども300円
アクセス
JR「城崎温泉」駅から徒歩約9分

4.外湯のあとは体の中からも健康美人に

外湯めぐりで体が温まったら、城崎の温泉街をのんびり散策。まずは、お風呂の後の水分補給を兼ねて、サッパリとした飲み物をいただきに行きます。

城崎ビネガー

一の湯から徒歩で約2分のところにある「木屋町小路」は、飲食店やお土産屋さん、エステなどが集まる複合施設。その中にあるのが、お酢ドリンクが飲める「城崎ビネガー」です。

城崎ビネガーのお酢ドリンク

アップル、マンゴー、グアバ、レモン酢カッシュ、オーガニックオレンジ、グレープフルーツ酢カッシュの6種類のフルーツ果汁の中から1つと、リンゴ酢、トマト酢、玄米黒酢の3種類のお酢から1つをブレンドしたテイクアウトメニュー(300~450円)があります。

果汁と合わせるお酢ドリンクなので、ジュース感覚で飲みやすく、スッキリ、かつさっぱりしています。外湯めぐりの後に飲むと、果汁の爽快感もあり、一段とおいしく味わえます。

城崎ビネガーのお酢ドリンク

200mlのボトルの他に、50mlのボトルもあるので、自分用に購入するだけでなく、お土産にもよさそう。試飲もできるので、お気に入りのお酢ドリンクを見つけてみては?

#城崎ビネガー

住所
兵庫県豊岡市城崎町湯島391木屋町小路
営業時間
10:00~22:00
定休日
不定休
アクセス
JR「城崎温泉」駅徒歩約10分

5.城崎の街をお散歩がてらグルメめぐり

城崎温泉の木屋町小路

スッキリとしたドリンクの後は、小腹を満たしに行きましょう。木屋町小路から徒歩約6分のところにある「湯あがりチーズタルト」を目指します。城崎温泉駅前通りにあるお店まで、カランコロンと下駄の音を鳴らしながら、歩いて行きます。

湯あがりチーズタルト

「湯あがりチーズタルト」は、かりんとう専門店として有名な円山菓寮の姉妹店。甘い香りとお店のかわいい雰囲気に惹かれて、寄りたくなるお店です。看板商品の「プレーンチーズタルト」や「丹波黒豆付きチーズタルト」(280円)などが販売されています。夏季限定の「ブルーベリーチーズタルト」(300円)、インスタ映え間違いない冬季限定の「カニタルト」(280円)も販売されており、見逃せません。

組み合わせが珍しい「丹波黒豆付きチーズタルト」の味は、チーズタルトのクリーミーさと、少しの塩気とすっきりとした甘さの黒豆が絶妙にマッチしていました。

また、円山菓寮の名物スイーツである「湯あがりぷりん」をこちらで購入することが可能です。甘さ控えめで、濃厚なミルクとバニラの味がするプリンはやみつきになりそう。

#湯あがりチーズタルト

住所
兵庫県豊岡市城崎町湯島233
営業時間
9:30〜17:30
定休日
木曜日(繁忙期の11〜3月は無休)
アクセス
JR「城崎温泉」駅より徒歩約2分

6.大谿川の景色を眺めながら、のんびりカフェタイム

温泉街にあるお店をめぐりながらの食べ歩きもよいですが、カフェでゆっくりと時間を過ごすのもおすすめ。

OFF. KINOSAKI

木屋町小路の裏を流れる大谿川沿いにある「OFF. KINOSAKI」は、2018年4月にオープンしたおしゃれなカフェ。壁面にはワインセラーがディスプレイのように飾られていて、目を惹きます。窓際の席からは大谿川沿いの景色を眺めることができ、落ち着ける空間です。やわらかい曲調のBGMが流れる店内では、のんびり過ごすことができそう。

OFF. KINOSAKIのキャロットケーキ

火~土曜日は、昼がカフェ、夜はビストロとしての営業、日曜日はブランチのみです。
カフェで頼める、「キャロットケーキ」と「オーガニックレモングラスティ」(季節限定・850円)は、白いチーズ入りのバタークリームに鮮やかな花が美しく、まさにフォトジェニック!

OFF. KINOSAKIの但馬牛のステークフリット

夜のビストロは、お昼とはまた違う顔を見せます。ダウンライト照明が、大人の雰囲気を醸し出します。料理は但馬うしのステーキにフライドポテトが付いた「ステークフリット」がおすすめ。お肉の表面はカリカリ、中はしっとりしたレア食感。ボリュームのある一皿です。

昼も夜もどちらも楽しめるカフェで、城崎温泉での時間を過ごしてみてはどうでしょうか。

#OFF. KINOSAKI

住所
兵庫県豊岡市城崎町湯島536
営業時間
【火〜土曜日】11:00〜16:00(11:00〜14:00ランチタイム)、18:00〜22:00(ビストロ営業 ※お子様の入店不可)
【日曜日】10:00〜17:00(ブランチ営業)
定休日
月曜日
アクセス
JR「城崎温泉」駅徒歩約10分

7.みはらしテラスカフェから城崎温泉を一望しよう

城崎温泉ロープウェイ頂上からの眺望

城崎温泉にあるロープウェイの頂上に「みはらしテラスカフェ」があります。

みはらしテラスカフェの展望台

景色を眺めながら飲み物や軽食、スイーツが食べられます。目の前に景色が広がるデッキ席が人気です。

みはらしテラスカフェ

ドリンクのおすすめは、「スペシャルティコーヒー」(ホット420円、アイス450円)。自家焙煎所で焙煎した城崎珈琲が飲めます。こだわりのコーヒーは飲んでみる価値ありです。

みはらしテラスカフェのみはらし団子

スイーツでは「山頂名物みはらし団子」(450円)です。団子には無農薬のあいがも米を使用。やわらかいのに伸びが良いのが特徴です。タレは甘すぎず丁度良いバランスで、団子の風味を引き立てます。
他にも「本わらびもち」、「本わらびもちパフェ」、「玄米ソフトクリーム」などがあります。軽食には「八鹿豚ホットドッグ」があり、小腹を満たすのにぴったりです。

#みはらしテラスカフェ

住所
兵庫県豊岡市城崎町湯島806-1ロープウェイ山頂
営業時間
10:00~16:00
定休日
第2・第4木曜日
アクセス
城崎温泉ロープウェイで約7分

8.「湯楽」でフルーツとお花の貸切露天風呂を堪能

温泉街の散策を終えたら、宿に戻ってくつろぎの時間を過ごしましょう。

湯楽館内に生けられた花

「湯楽」の館内は、いたるところにお花が生けてあるので、館内を歩いているだけでも癒されます。

湯楽の特別フロア「璃楽」の客室

お部屋は全部で24室、その中でもおすすめは限定5室の特別フロア「璃楽(Riraku)」。

城崎の自然をイメージさせる「空・風・月・水・雪」をテーマに、建築家の土居英夫氏が設計したデザイナーズルームです。広々としたジャパニーズモダンなお部屋は、シンプルで清潔感があります。それぞれのテーマを元に、京からかみの文様がデザインされた行灯(あんどん)が特徴。行灯の薄明かりが、お部屋をムーディで落ち着いた空間にしてくれます。また各部屋で異なる障子のデザインにも注目です。

湯楽のアメニティ「デタイル・ラ・メゾン」

「璃楽」限定のアメニティとして、パリの老舗ブティック「デタイユ」とポーラがコラボレーションして誕生した「デタイル・ラ・メゾン」が用意されているのも、うれしいポイント。

湯楽の貸切露天風呂「ラン・ローズ風呂」

温泉は大浴場と露天風呂、そして貸切露天風呂があります。ラン・ローズ風呂、オレンジ・ライム風呂、りんご風呂の3種類の内1つを選べますが、なんとこちらは無料。
貸切露天風呂は、チェックイン後に予約できるので、早めのチェックインをおすすめします。

9.色とりどりの美しいお料理を楽しみ、味わう

湯楽はお風呂、お部屋と共に、お料理も魅力的です。

湯楽のオープンキッチン「TAJIMA」

2018年8月にオープンキッチン付お食事処「TAJIMA」(イス・テーブル席)がリニューアルオープン!
城崎温泉でオープンキッチンがある宿泊施設は、湯楽だけだそう。お客様からは、実際にお料理しているところが見えて、とても安心できると好評です。迫力もあり、動画を撮ったりと楽しまれています。

湯楽の見た目にも鮮やかなコース料理

女性料理長の感性が活かされた、美しい色彩で盛り付けられたお料理は、見た目にも鮮やかで、視覚からでも楽しめるもの。発色のいい黄色と黄緑色の模様があるガラスの器、しゃぶしゃぶの赤いお肉と緑のお野菜に白いお豆腐、そこに綺麗なグリーンと黄色と紫色のかまぼこが添えてあるなど、バランス良くまとめられた彩りのメニューが目を惹きます。

湯楽の柿の和風グラタン

今回いただいたメニューの中では、特に柿の和風グラタンが印象的。皮まで食べられるほどに柔らかく、嫌みのない柿の甘さが口の中に広がります。

湯楽のコース料理(冬)

冬季にはブランドがにとして人気の高い、地元・津居山港や柴山港から早朝に水揚げされた松葉がにの刺しや、かにと但馬牛のWしゃぶ鍋まで味わえる、贅沢なコース料理を堪能できます。

#城崎温泉 湯楽 Yuraku Kinosaki Spa & Gardens

住所
兵庫県豊岡市城崎町湯島844
総部屋数
24室
駐車場
あり(25台・無料)
宿泊料金
おひとり様 21,980円~(2名1室利用時・税抜)
※宿泊価格は2018年11月7日時点のおひとり様あたりの最低料金です。ご予約時と異なることがありますので予めご了承ください。
アクセス
JR「城崎温泉」駅から徒歩約20分(送迎あり)
女子旅で味わいたい様々な楽しみがある城崎温泉

関西圏から2、3時間で行ける城崎温泉。そこには昔の風情を残しながら、新しいお店も増え、何度訪れても飽きない魅力があります。 1泊したあとは、城崎温泉から約1時間半で行ける、女子旅でも人気のスポット「天橋立」や「伊根の舟屋」を観に行くのもおすすめです。
日常生活ではなかなか着る機会がない浴衣を着たり、レトロな街並みを背景に写真を撮り合ったり、女子旅だからこそできる楽しみ方。ワイワイと食べ歩きしながらお店をめぐるもよし、ゆっくりと外湯をめぐるのもよし、様々な過ごし方が城崎温泉にはあります。友達と素敵な思い出つくりに行きませんか?

取材・写真・文/風花ルル

※掲載内容は公開時点のものです。ご利用時と異なることがありますのでご利用の際は公式ホームページなどでご確認ください。

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