
群馬県北部に位置する自然豊かな川場村は、総人口3,066人(2024年1月1日調べ)の小さな農村です。田畑や山に囲まれたのどかなこの場所でひときわにぎわいをみせるのが「道の駅 川場田園プラザ」。グルメやショッピング、アスレチックなど見どころ満載の一日遊べる道の駅です。
今回は、周辺の観光農園や温泉の紹介も含め、「道の駅 川場田園プラザ」の楽しみ方をご紹介します。
「道の駅 川場田園プラザ」へ出かけよう

「道の駅 川場田園プラザ」があるのは、群馬県と新潟県の県境にそびえる武尊山(ほたかやま)の麓です。広大な敷地内には、地元の農産物がそろうファーマーズマーケットをはじめ、地ビールレストランやカフェ、ソフトクリーム専門店、ベーカリー、ピザハウス、ミート工房などの飲食店が充実。
ここでしか食べられないご当地グルメや、地元で採れた秋の味覚を生かした料理やスイーツが味わえます。また、自然の起伏を生かしたアスレチックパークや陶芸体験教室といった遊べる施設なども。大人も子どもも、一日中満喫できる施設です。
「かわばんち」でブランド米「雪ほたか」を堪能

「道の駅 川場田園プラザ」の定番といえば、川場村で生まれたブランド米「雪ほたか」が味わえるおにぎり専門店「かわばんち」。川場スキー場を運営する川場リゾート株式会社の「雪ほたかのおいしさを多くの人に伝えたい」という思いから、2006年にオープンしました。
「雪ほたか」は、武尊山の麓でミネラル豊富な湧き水と昼夜の寒暖差に育まれ、さらに生産者たちの徹底した管理によって丹精込めて作られたコシヒカリ米。「全国米・食味分析鑑定コンクール」で何度も金賞を受賞しているお米です。
食味検査などの厳しい審査基準を通過した上質なものだけが「雪ほたか」として出荷されており、流通量が少ないことから「幻の米」と称されています。
例年、9月中旬から稲刈りが始まり、10月中旬頃に新米が出そろうのだとか。新米を味わいたい場合は時期をねらって行きましょう。

「雪ほたか」は粒立ちが良く、噛むほどに甘みが広がり、冷めてもモチモチしているのが特徴。お米の味を堪能するなら、シンプルな「塩」(260円)がおすすめです。

具材の種類は豊富で、梅・しゃけ・焼きたらこなど17種類から選べます(290円~)。なかでも「ツナ生姜」や「おかかチーズ」、「しゃけ高菜」といった2種類の具材が楽しめるダブル具材が人気です。
「かぐら味噌」は川場村産「かぐら唐辛子」と味噌を煮詰めたピリ辛味がクセになる、オリジナルのメニュー。地元産の旬の素材を使った季節限定の具材もあり、秋冬には川場村産のねぎとかぐら味噌を和えた「ねぎ味噌」も登場するそう。
味噌汁や玉こんにゃく、から揚げなどのサイドメニュー(単品250円)が付くお得なセットもあります。秋にはキノコ汁も頼めますよ。

おにぎりのお供になるドリンクも販売されています。渋谷の日本茶専門店「TEA BUCKS」が手がける「水だし緑茶」(560円※夏季限定)や「グリーンアップルティーソーダ」(800円※夏季限定)は、すっきりとした味わいでおにぎりとも相性抜群です。
かわばんち
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 定休日
- なし
- 詳細
- かわばんち
醸造したてが味わえる「地ビールレストラン武尊」

「地ビールレストラン武尊」は地ビールを醸造するブルワリーを併設したレストラン。できたてのビールをお供に、甘みのある脂身ときめの細かい肉質が自慢の「和豚もちぶた」や、川場村で養殖されたニジマス「武尊サーモン」を中心とした料理がいただけます。


武尊山麓の天然水と厳選した麦芽だけで醸造される地ビール。イチオシは小麦麦芽のフルーティーな香りが魅力の「ヴァイツェン」(中グラス680円、大グラス880円)です。醸造所直営の、できたての味と香りが堪能できます。
ほかにも、ホップのほどよい苦みとカラメル麦芽の香りが魅力の「川場エール」(中グラス680円、大グラス880円)や、雪ほたか米を副原料に用いた、ほのかな甘みが特徴の「雪ほたかピルスナー」(中グラス770円、大グラス990円)などの季節限定地ビールも。
お酒があまり得意ではない人には、川場村産のふじりんご100%の「川場シードル」(小瓶780円)などもおすすめです。

ビールと相性の良い料理メニューも豊富。「特選ロースカツ御膳」では、「和豚もちぶた」のやわらかい肉質と脂身まで臭みのないさっぱりとした味わいを堪能できます。赤身と脂身がほどよいバランスのロース肉で、肉本来の旨みが際立ちます。
ジューシーに焼き上げた「和豚もちぶた」のステーキもビールと相性抜群。ガーリックを利かせた「ステーキ ガーリック」(2,050円)や、玉ねぎたっぷりの甘口ソースでいただく「ステーキ オニオン」(2,030円)など、食欲をそそる香りでビールも進みます。

「武尊サーモン御膳」は、冷涼な気候の川場村の豊富な湧き水で育てられた大型のニジマス「武尊サーモン」をお刺身とフライでいただける定食。引き締まって弾力のある身は、ほのかな甘みが感じられ、生で食べても臭みがほとんどありません。低脂肪高タンパクでヘルシーなニジマスは、フライにしてもさっぱりとしていて食べやすく、身がふっくらとしているのが特徴です。
ちなみに、一般的なニジマスは身が白いイメージですが、群馬県で養殖されているニジマスはエビやカニなどの天然色素を含む飼料で育つため、赤身になっています。
地ビールレストラン武尊
- 営業時間
- 11:00~20:30(L.O20:00)
- 定休日
- なし
- 詳細
- 地ビールレストラン武尊
こんにゃくの概念をくつがえすカラフルかわいいスイーツを発見!

実は群馬県は国内のこんにゃく芋の収穫量の9割以上を占める一大産地。「甘味処 菓匠迦葉(かしょうかしょう)」は、名産のこんにゃくの楽しさをもっと知ってほしい!という思いから生まれたお店です。
スイーツに使われる「ぷるぷるちゅるん」な食感のこんにゃくを作っているのは、川場村の迦葉山にある「こんにゃく工房 迦しょう」。群馬県北部に位置する赤城山の畑でこんにゃく芋を自然栽培するところから始め、カラフルでかわいい見た目のこんにゃくスイーツをひとつひとつ手仕事で作っています。

自家製のこんにゃく芋と玉原高原の湧き水、きび糖、自然由来の石灰成分など、体にやさしい自然素材がこだわり。こんにゃくゼリーの着色にも青は海藻、緑はクチナシ、赤とピンクは赤大根と、天然のものを使用しています。

こんにゃくの概念をくつがえすような、ぷるぷるちゅるんとした食感は一度知ったらやみつきになるはず。「ミルクと蒟蒻の手しごとシェイク」は、群馬県産のフレッシュミルクと、自家製無添加ミルクシェイクをベースにした一杯です。
宇治抹茶あずきや、群馬県産いちご(やよいひめ)、群馬県産の完熟南高梅、秋が旬の利根沼田産りんご(ふじ・ぐんま名月)など、季節によってさまざまなフレーバーが登場します。カラフルなこんにゃくゼリーや玄米グラノーラのトッピングを混ぜ合わせると、カリカリ、ちゅるちゅるの豊かな食感が楽しめます。

こんにゃくとは思えないような、ぷるぷるの「白玉こんにゃく」に利根沼田産あずきのつぶあんとアイスを添えた「クリーム白玉蒟蒻あんみつ」(550円)にも注目。

パリパリの最中の皮をスプーン代わりにして、すくいながら一緒に食べるのがおすすめです。お好みで黒蜜をかけていただきます。

「蒟蒻バブルソーダ」(550円)は、天然の色素で色づけしたカラフルなこんにゃくゼリーにソーダと自家製フルーツシロップを注いだ爽やかなドリンク。シロップには利根沼田産の果物を使っており、りんご、白桃、白加賀うめ、柚子の4種類から選べます。
また、秋限定で、シロップの代わりにりんごの丸しぼり生ジュースを使ったバージョンも。期間中に登場するりんごの種類は、紅玉・シナノゴールド・あかぎ・シナノスイート・ぐんま名月など。好きな品種を選んでその場でまるごと絞ってもらえます。1週間ごとに2種類ずつが入れ替わりとなるため、行く時期によって異なる品種が味わえますよ。

オンラインショップ限定販売の商品もこちらで購入できます。「湧水と蒟蒻のちゅるりん玉」は、職人がひとつひとつ手で丸めて作るぷるぷる食感の玉こんにゃく。クセがないので、だしや醤油で煮て食べたり、黒蜜をかけてそのまま食べたりしてもおいしいです。

丸くてかわいらしい「てんぐの玉手箱」は、フルーツゼリーのような見た目のこんにゃくスイーツ。いちご・りんご・ブルーベリー・みかんの4種類入り。夏場は冷凍庫で凍らせるのもおすすめです。
「ジュレドグンマ」は、みかんやりんごの果汁をふんだんに使った飲むタイプのこんにゃくジュレになっています。利根沼田産の果物をふんだんに使用した見た目もかわいらしいこんにゃくスイーツを、群馬土産にしてみてはいかがでしょうか。
甘味処 菓匠迦葉
- 営業時間
- 10:00~15:00
- 定休日
- 火曜~木曜(祝日の場合は営業)
- 詳細
- 甘味処 菓匠迦葉
おもいっきり体を動かせる!自然に囲まれたアスレチックパーク

川場のグルメでエネルギーチャージしたあとは、空と風が心地よいアスレチック体験へ!
「道の駅 川場田園プラザ」に隣接するアスレチックパークには、美しい自然に囲まれた散策コースや、小さな子どもが大喜びのグリーンを生かした芝滑りなど、体を動かすのに最適なエリアが整備されています。
田園プラザの建物脇の高台に造られた「HANETTA(ハネッタ)」は、2021年にオープンしたネットアスレチックエリア。大人も子どもも一緒になって、飛んだり跳ねたり寝転んだり、体をめいっぱい動かすことができます。


伸縮性のあるネットを張り巡らせたアスレチックは、カラーボールが敷き詰められた「ピグミースペース」や円柱のネットをよじ登って到達する「スカイスペース」、飛び跳ねて遊べる「ホッピンスペース」、美しい眺望が望める「ビュースペース」など、全部で6つのエリアがあります。


一番高い位置にあるのが「ビュースペース」。ここでは、眼下に広がる田園プラザや川場村ののどかな田園風景、遠くにそびえる谷川連峰や武尊山といった雄大な山々を見渡すことができます。川場村の空と風を体いっぱいに感じられる「HANETTA」をぜひ一度体験してみてください。
HANETTA
- 営業期間
- 4月~11月※冬季は閉鎖
- 営業時間
- 8:30〜17:00(最終受付16:00)※繁忙期は9:00〜17:30(最終受付16:30)
- 定休日
- 不定
- 料金
- 高校生以上1,700円、小・中学生1,500円、未就学児1,000円
※2歳以下無料 (18歳以上の保護者の同伴が必須※有料) - 公式サイト
- HANETTA
レンタサイクルで川場村内を散策

また、「道の駅 川場田園プラザ」敷地内にある川場村観光協会では、電動アシスト付き自転車と電動キックボードのレンタルも行っています。

電動アシスト付のキックボードや自転車に乗って、田園風景や紅葉に彩られた町並みなど、川場村の自然の美しい景色を探しに繰り出しましょう。
時間に余裕がある場合は、「道の駅 川場田園プラザ」から10分ほどの場所にある花寺で有名な「青龍山 吉祥寺」にも立ち寄ってみてください。四季折々の花が咲く境内では、秋になると美しい紅葉が見られます。
電動アシスト付き レンタサイクル&キックボード
- 営業時間
- 10:00~16:00(冬期休業)
- 料金
- 【電動キックボード】2時間2,000円 4時間以上4,000円 【電動自転車】2時間1,500円 4時間以上3,000円
- 詳細
- 電動アシスト付き レンタサイクル&キックボード
冷たくて甘いソフトクリームでひとやすみ


体を動かして汗をかいたら、さっぱりとしたソフトクリームでリフレッシュ。
ソフトクリーム専門店の「COWBELL(カウベル)」では、「川場のむヨーグルト」を使ったソフトクリームをはじめ、群馬県産いちごや香り高い抹茶、甘いチョコレートが広がるロイヤルショコラなど、種類豊富なソフトクリームがそろっています。

看板メニューは「川場ヨーグルトソフトクリーム」(450円)。「道の駅 川場田園プラザ」内のミルク工房で作られた「川場のむヨーグルト」が使われています。甘さ控えめで、ほどよい酸味が口の中に広がる爽やかな味わい。コーンは通常タイプとワッフルタイプから選べます。

りんご農家が点在する川場村ならではの「川場産りんごコンポートと川場ヨーグルトソフトクリーム」(550円)もお見逃しなく。リンゴのコンポートをたっぷりトッピングしたソフトは、シャリシャリとした食感が楽しめて、リンゴの甘さがヨーグルトの酸味とよく合います。
ほかにも、季節によってパイナップルソフトやリンゴソフトといった限定商品にもお目にかかれるかもしれません。
ソフトクリームCOWBELL
- 営業時間
- 平日 10:00~16:00、土日祝 10:00~17:00
- 定休日
- 木曜
- 詳細
- ソフトクリームCOWBELL
川場村の恵みが大集結!農産物直売所でお土産ショッピング


川場村を含め利根沼田エリアで栽培された新鮮な旬の野菜や果物、お米などの農産物や農産物加工品が並ぶ「ファーマーズマーケット」。ここは、毎朝400件以上の地元農家から仕入れる採れたての農産物を求めて、午前中から多くの観光客でにぎわいをみせています。
お目当ての品がある場合は、開店時間直後が狙い目です。特に秋のりんごや夏のトウモロコシは人気が高く、売り場に並んでもあっという間に売り切れてしまうのだとか。確実に手に入れたい場合は、早めに行くようにしましょう。

また、川場村のある利根沼田エリアは、数多くの観光農園がりんご栽培を手がける県内随一のりんごの名産地。毎年9月末から11月下旬にかけてさまざまな品種が並びます。
陽光・あかぎ・おぜの紅・新世界・ぐんま名月・スリムレッド・紅鶴といった群馬オリジナルの品種も数多く栽培されており、それぞれ糖度や酸味・香りなどに違いがあるため、いろいろと食べ比べてみたくなりますね。

注目は、糖度が高くたっぷりの蜜を蓄えた黄色い皮が特徴の「ぐんま名月」。蜜の入り具合はその年の気候によって左右されますが、栽培が難しく稀少なためなかなか手に入らない品種です。
例年11月の中旬には収穫を迎えるといわれています。

フルーツだけでなく、旬の野菜も充実のラインナップ。キャベツや白菜などの葉物や、サツマイモ、サトイモなどの根菜類、そしてキノコ類などが所狭しと並んでいます。

日常ではなかなか見かけないような、さまざまな色や形の秋カボチャもずらり。滋味豊かな川場村の旬野菜をゲットしましょう。

「かわばんち」のおにぎりで使われている川場産コシヒカリ「雪ほたか」もこちらで購入可能です。自宅用に買って帰るのも良いですね。

2合のお手頃サイズなら、お土産にも最適。大切な人へ贈れば喜ばれること間違いなしです。
ファーマーズマーケット
- 営業時間
- 9:00~16:00
- 定休日
- なし
- 詳細
- ファーマーズマーケット
川場のプレミアムな一品に出会えるギフトショップ


贈り物や自分へのご褒美を買うなら、厳選された地元の商品だけを集めた「カワバプレミア」へ。敷地内の工房で製造しているオリジナル商品を中心に取り揃えているお店です。
「川場のむヨーグルト」のプレミアム版や、地ビール、ハムソーセージ、チーズなどこだわりの品がそろいます。


店内のショーケースに並ぶのは、川場村産のりんごをふんだんに使用した「アップルパイ」(600円)や「ブルーベリーパイ」(600円)、秋の土日限定の「焼きモンブランパイ」(700円)などの焼き菓子たち。
人気No.1の「アップルパイ」はふじを使用した通年商品ですが、りんごが旬の季節になると、真っ赤な皮が特徴的な品種・紅玉を使った期間限定品も登場します。

「アップルパイ」はりんご本来の酸味や香りを生かすため、甘さ控えめ。パイ生地には生クリームを練り込みさっくりとした食感に仕上げています。ホールでも販売されているので、手土産にも良いですね。

「川場のむヨーグルト」(150ml160円、900ml700円)は、添加物不使用で自然な甘さを引き出したナチュラルな味わいと、とろみ・濃厚さが自慢。「道の駅 川場田園プラザ」の看板商品です。川場村で大切に育てられた乳牛の生乳だけを使用し、生乳本来の栄養素を壊さないよう低温で長時間殺菌して作られています。

また、瓶入りの「プレミアムヨーグルト」(350グラム 1,800円)は、職人が「究極のおいしさ」を追求し約2年かけて開発したさらに高級感のある商品です。
厳選した生クリームと三温糖、はちみつを使った濃厚なヨーグルトは、まるでレアチーズケーキのよう。木箱に入ったパッケージもプレミアム感があり、特別なギフトにしても喜ばれそうです。

園内のチーズ工房で製造している、川場村産の新鮮なミルクを使用したフレッシュチーズ「KAWABA CHEESE」も見逃せません。
定番は、ミルクのまろやかな味わいが誰にでも愛される「モッツァレラ」(125グラム 830円)や、ミルクの甘みを最大限に引き出した「リコッタ」(125グラム 730円)。
ほかにも、絹ごし豆腐のような舌触りが特徴の「トミーノ・フレスコ」(160グラム 680円)や、日本ではなかなか見ることのできないヨーグルトのような酸味とわらび餅のような柔らかさの「ストラッキーノ」(100グラム 830円)など、チーズ好き必見の世界のチーズが並んでいます。
どれも川場村の自然の恵みを生かした個性豊かな味わいが魅力です。

チーズ工房のこだわりチーズは、「ファーマーズマーケット」の向かいに建つキッチンカー「KAWABA CHEESE STAND(カワバチーズスタンド)」で、作りたてのおいしさをお試しサイズで味わうことが可能。10種類以上のチーズから、好みに合ったチーズやおいしい食べ方、保存方法なども紹介してくれます。
高価なストラッキーノやブッラータを少しずつ盛り合わせたリーズナブルなプレートで、いろいろなチーズを試してみてください。
カワバプレミア
- 営業時間
- 平日 10:00~17:00、土日祝 9:30~17:00
- 定休日
- 水曜
- 詳細
- カワバプレミア
道の駅 川場田園プラザ
- 住所
- 群馬県利根郡川場村大字萩室385
- 営業時間
- 9:00~18:00
- 定休日
- なし
- アクセス
- 【電車】JR「沼田」駅から川場循環バスで約30分【車】関越自動車道「沼田」ICより車で約10分
- 公式サイト
- 道の駅 川場田園プラザ
- 備考
- 店舗の営業日・営業時間・価格は取材時の情報です。各店舗の冬季閉鎖、冬季営業時間等の詳細は公式サイトをご確認ください。
旬の味覚をおなかいっぱい味わえるフルーツ狩り!

川場村は昼夜の寒暖差が大きく、日照時間が長いことから果樹栽培に適した立地です。
「道の駅 川場田園プラザ」の周辺にも果樹園が点在しており、特にりんご栽培が盛ん。直売所を併設した観光農園も多いため、直接生産者のもとを訪ねることができます。
りんごの実り具合によっては、その場でもぎたてを味わえるりんご狩りを実施している農園も。
2024年度の取材時は、夏場の暑さや長雨などの天候の影響でりんごの収穫量が少なく、実施している農園は限られていました。ただ、年によって状況が異なるので、川場村観光協会HP の「フルーツ狩り情報」を参照の上、農園に直接問い合わせてから出かけましょう。

「道の駅 川場田園プラザ」から車で5分ほどの場所にある「関リンゴ農園」は、有機質肥料を活用しながら品質にこだわった栽培に取り組んでおり、気さくなご主人が愛情を込めてりんごを栽培しています。

栽培品種はつがる・あかぎ・涼香の季節・陽光・王林・ぐんま名月・ふじなどで、直売所は9月から11月にかけてオープン。りんごジュースやジャムなど、オリジナルの加工品も販売しています。
※ぐんま名月とふじは予約販売のみ。

りんご狩りでは、甘い香りに包まれたりんご畑の景色を見ながら、もぎたてをその場で食べることができます。直売所で購入するのもいいですが、木から自分で選び抜いたりんごを持ち帰り用に購入することも可能(持ち帰り料金は品種により異なる/1キロ 500円~)です。
※不作の年には実施していない場合があります。詳しくは電話(0278-50-1033)にてお問い合わせください。
関リンゴ農園
- 住所
- 群馬県利根郡川場村大字谷地315
- 営業時間
- 9:00~18:00
- 料金
- 入園300円、持ち帰りは1キロ 500円~
- 駐車場
- 川場田園プラザから車で約5分
日本の原風景と出会えるかやぶき屋根の温泉宿へ


グルメと自然体験で川場村の恵みを満喫したら、温泉で疲れた体を癒しましょう。
雄大な山々や田畑に囲まれたのどかな風景の中にたたずむ、源泉湯宿「悠湯里庵(ゆとりあん)」。ここでは都会の喧騒から離れた川場村で、日本の伝統に触れながら心安らぐぜいたくなひと時が過ごせます。

広大な敷地に7棟のかやぶき屋根の建物が建つこの湯宿は、全国各地の由緒あるかやぶき屋根の屋敷や民家を、時間をかけて移築して建てられました。

木の温もりに包まれた館内は、歴史を感じる風情あるたたずまいが魅力。囲炉裏や時代箪笥といった古民具や江戸時代から明治・大正時代の古美術品を展示した時代物展示処などもあり、古き良き日本を感じることができます。


湯屋は日帰り入浴も可能で、四季折々に変化する景色を眺めながら源泉かけ流しの湯に浸かることができます。pH値9.2のアルカリ性単純温泉で、筋肉痛、冷え性、疲労回復、美肌効果などが期待できる効能豊かな温泉です。
有料でフェイスタオルの販売(385円)、バスタオルのレンタル(495円)や、化粧水などのアメニティも充実しているため、手ぶらで行けるのもうれしいポイント。

「悠湯里庵」には、地産地消をコンセプトにした夜の会席料理が付いた宿泊プランもあります。群馬県産の季節の食材を惜しみなく使用した創作料理の会席を夕食にするのも良いですね。
川場温泉 かやぶきの源泉湯宿 悠湯里庵(ゆとりあん)
- 住所
- 群馬県利根郡川場村川場湯原451-1
- 営業時間
- 10:30~20:00
- 定休日
- 水曜(月によって変動あり。HPにて要確認)
- 料金
- 【日帰り入浴料】大人1,100円 子ども660円

グルメあり、自然体験あり、名湯ありの川場村。実り多き旬の味覚との出会いを求めて、次の旅は川場村へ出かけてみませんか。
取材・文/鎌田 貴恵子 撮影/三原 久明