旅の楽しみ方

仙台 定義山で縁結びと食べ歩きを満喫!名物「三角あぶらあげ」は絶品

仙台市青葉区にある定義山(じょうぎさん)は、仙台の隠れた観光スポットです。縁結びで有名な「定義如来西方寺」、さらに「定義とうふ店の三角あぶらあげ」と「やきめし」は訪れたらはずせない絶品グルメ。そんな定義山の楽しみ方をご紹介します。

定義山ってどんなところ?

定義山ってどんなところ?

定義山は仙台の隠れた観光スポット。定義山にある「定義如来西方寺」は、縁結び・子授・安産などのご利益があると有名で、毎日多くの人たちが訪れています。

また、定義山で有名なご当地グルメ「定義とうふ店の三角あぶらあげ」は定義山に訪れたら必ず食べておきたい逸品。小旅行や、寺院巡り、お腹を満たすのに最適なのが定義山散策なのです。

定義山へのアクセス

定義山へのアクセス

定義山へのアクセスは、仙台市内からは車で約1時間。公共交通機関で行く場合は、JR仙台駅から仙山線の陸前白沢駅でバスに乗り換えるのがおすすめ。

秋保温泉からも作並温泉からも車で約30分の場所にあるので、どちらかに訪れた際に足を運ぶにも最適です。

縁結びと恋愛の願いが叶う「定義如来西方寺」

浄土宗極楽山西方寺

地元では定義山や定義如来と呼ばれていますが、正式名称は「極楽山 西方寺」といいます。お寺自体は、宝永3(1706)年、この地に落ち延びてきた平家の従臣の末裔、早坂源兵衛が出家して開山したことが由来です。

浄土宗極楽山西方寺 マップ

しかし、旧本堂(貞能堂)は以前、平家従臣の平貞能のお墓があった場所なのです。現在の大本堂はもっと奥にありますが、まずはこの左側の山門から旧本堂側に入りましょう。

浄土宗極楽山西方寺 金剛力士
浄土宗極楽山西方寺 金剛力士

山門の左右には、みごとな「阿(あ)」「吽(うん)」に分かれた金剛力士像が立っています。

浄土宗極楽山西方寺 旧本堂

山門をくぐると、奥が「貞能堂」または「御廟」ともいう旧本堂です。この地を開いた平貞能の墓所の上に建っています。貞能堂に向かって左側手前に、各種お守りや縁結びの絵馬を扱う授所があります。

浄土宗極楽山西方寺 縁結び

こちらが授所。様々なお守りがありますが、縁結びを祈願するなら、「ご縁結び」の絵馬とお守りのセット(1,000円)を手に入れましょう。

浄土宗極楽山西方寺 縁結び

外側の大きな三日月みたいな部分が願い事を書く絵馬で、真ん中の小さな輪っかの部分が取り外して持ち歩くお守りになっています。女性に人気なのが納得できるおしゃれなつくりです。

浄土宗極楽山西方寺 絵馬

絵馬に願いを書いたら、授所の裏手にある絵馬掛けにかけます。もちろんお守り部分はかけないで自分で持っていて大丈夫です。

浄土宗極楽山西方寺 縁結び

そのまま裏手を右に回ると、屋根のかかった大きな木の幹が祀られているのが見えてくるはず。こちらがこの場所を縁結びのパワースポットにしている、天皇塚と御神木「連理のケヤキ」です。

浄土宗極楽山西方寺 縁結び

天皇塚は、平家の血筋で幼い命を断たれた安徳天皇の遺品を、この地まで落ち延びたという平貞能が塚に埋め、冥福を祈ったというものです。

浄土宗極楽山西方寺 パワースポット

こちらは天皇塚を降りて下から見上げたところです。上に植えられた2本のケヤキは、成長するにつれて連理(2本の木や枝がくっ付いて一つに成ること)になり、縁結びや子授けの神木として拝まれるようになったのだそうです。

浄土宗極楽山西方寺

天皇塚を降りてそのまままっすぐ行くと、左手奥に大本堂(新本堂)が見えてきます。一生一度の大願が成就するという、霊験あらたかな如来様として阿弥陀如来の掛け軸(本尊)を納めているのだそうです(※普段は非公開になっています)。

中でも特に子宝、安産祈願が有名になっているので、訪れて気になる方は御祈祷(有料、定刻あり)を受けてみるのもいいかもしれません。

浄土宗極楽山西方寺 庭園

また、時間があるなら右手の奥には、散策も楽しい庭園に囲まれた五重塔があり、近くに茶室と展示室があります。

浄土宗 極楽山西方寺

住所
仙台市青葉区大倉字上下1
開門時間
7:00~16:30
祈祷受付
8:00~15:30(日曜・祝日7:30~15:30)※冬期は変更あり
拝観料
無料

「三角定義あぶらあげ」で有名な「定義とうふ店」へ

「三角定義あぶらあげ」で有名な「定義とうふ店」

定義山の「三角定義あぶらあげ」は、縁結びのご利益あるお寺に隣接した参道の名物店。今回は地元の人たちからも人気のグルメ、三角定義あぶらあげを堪能してみたいと思います。

名物サックサクの「三角定義あぶらあげ」

「三角定義あぶらあげ」「定義とうふ店」

仙台の名物グルメを地元の人たちに聞いてみると、一押しで出てきたのが油あげ。定義山の参道入口にある油あげの専門店とのことで、早速取材に行ってきました。

「定義とうふ店」店内

バス停を降りてすぐ、参道の入り口あたりに店を構える、明治23年創業の老舗豆腐店「定義とうふ店」。多い日は一日で約一万枚も売れるという、名物の「三角定議あぶらあげ」(130円)を、早速注文してみることにしました。

「定義とうふ店」店内

名物店らしく有名人、著名人の色紙もいっぱいです。油あげだし「そんなにうまいものなのか」とつぶやきながら口にしてびっくり。地元でもおいしいという評判が確かなものであることを確認しました。

「三角定義あぶらあげ」「定義とうふ店」

店内にはテーブル席もあり、「七味にんにく」と特製の「かけしょうゆ」が用意されています。それを油あげにかけていただきましょう。揚げたては、サックサクの食感で香ばしく、普通のフニャッとした油あげとは全くの別物。結構な厚みとボリュームがあって食べ応えも抜群です!

「三角定義あぶらあげ」「定義とうふ店」

サックサクの油あげのおいしさの秘密について知るべく、店内も取材させていただきました。

「三角定義あぶらあげ」「定義とうふ店」調理

実はこちらのお店、調理過程をガラス越しに見られるようになっています。揚げているところを見ていると、最初は低温、次に高温で二度揚げしていました。だから表面はサックサクでも、中はふわっとしていたんですね。

「三角定義あぶらあげ」「定義とうふ店」調理

こんがりきつね色に揚げられた油あげ。とても食べ応えある一品です。お客さんの中にはネギなどの薬味を持参して食べる人もいるのだそう。

「三角定義あぶらあげ」「定義とうふ店」店内

これだけおいしくて地元民からも絶大な人気を誇る油あげ。

手間ひまかけた二度揚げをしたばかりだからこそ、本当の風味が伝わるので、この店でしか味わえないのも納得です。お店には濃厚な生豆乳や、ホロとうふ、お土産用の袋詰めなども販売されています。

「三角定義あぶらあげ」「定義とうふ店」土産

奥の棚にも色紙がいっぱい。下の棚に置いてあるのが「七味にんにく」と特製の「かけしょうゆ」です。

参道には他にも油あげを扱っているお店がありますが、実際に製造しているのはこちらだけ。揚げたてには及びませんが、ここでお土産用に袋入り5枚セット(600円)を買うのもおすすめ。

縁結びとグルメが有名な定義山

定義山 グルメ

実は参道には他にも、味噌をたっぷり付けた「やきめし」(おにぎり)や、「肉巻きおにぎり」といったグルメもあり、こちらも地元民や観光客からとても人気なのだそうです。

定義山 グルメ

また、お寺というと年配の人向けというイメージもありますが、こちらは若い人にも本当に人気があって、今度はカップルでまた再訪したいと思う場所でした。縁結びの聖地としての定義山と「三角定義あぶらあげ」を楽しみに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

定義とうふ店

住所
仙台市青葉区大倉字下道1-2
定休日
不定期
営業時間
8:00~17:00

写真・取材・文/久保田耕司

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