インスタグラマーが撮るとこうなる!スマホで使える旅の写真テクBefore→After

はじめまして。インスタグラマーのEnaです。

今回は写真を上手に撮りたいと願う女子たちと熱海に行って来ました!
私がいつも写真を撮るときに心がけているちょっとしたテクニックを、熱海の観光地やグルメなど織り交ぜながらご紹介していきたいと思います!

最近は、コンパクトなミラーレスカメラを持って旅行に出かける女子もたくさんいますが、今回はもっと手軽にスマホで写真を撮って来ました。もちろん、スマホだけではなくデジカメでも使えるテクニックですので、ぜひ試してみてくださいね♪

グルメ写真編

熱海グルメはやっぱり海鮮!ということで、地元の方々からも評判のお店に伺いました。注文したのは名物の“豪快漁師丼”と“豪快天丼”。いかにもインスタ映えしそうなネーミングですよね!

下の2枚がAさんが撮ってくれた写真。

■Before写真はこちら

Before写真4-1
Before写真4-2 2枚とも撮影/Aさん

インスタでよく見かける、真上からの写真です。 海鮮丼も天丼もたくさんの種類が盛り付けられているのがわかりますが、1つ残念なことが…。 よくやってしまう失敗なのですが、スマホと手の影が写ってしまっています。

ズーム活用で影映り防止!

海鮮丼は、お花みたいに綺麗な盛り付けなので、確かに上から撮るのに向いているお料理です。 私も上から撮影しました。 手やスマホの影が映ってしまうことを防ぐためのテクニックは、“ズーム”。立ち上がって、少し遠めの距離から撮ると影が写り込むことを簡単に防げます。ただそうすると、お料理が小さくなってしまうので、スマホのズーム機能を使って大きさを調整したのが、下の写真です。

■After写真はこちら

After写真4-1 撮影/Ena

また、海鮮の新鮮さなどを強調するために、アップで近いところから撮るというのも美味しそうに見えるのでオススメです。

After写真4-2 撮影/Ena

高さのあるものは横から撮って迫力UP

こちらの天丼のウリは、縦に盛り付けられた穴子やエビ、海苔の天ぷら。 なので、海鮮丼とは違って、高さが強調される横からの写真がオススメ。 横から撮ることで、大きさや高さが分かりやすくなって、迫力が伝わってきます。

After写真4-3 撮影/Ena

最後に観光の後、一休みに入った熱海駅前のカフェで注文した抹茶ソフトクリームも、高さがあったので同じように横から1枚撮ってみました。

After写真4-4 撮影/Ena

そして食べ物の加工にはいつも「LINEカメラ」というアプリの“デリシャス”というフィルターを使っています。一瞬にして彩度が上がると同時に周りにボカシが入るので、手間暇かけずに美味しそうに見せてくれるお役立ちアプリです!
 

風景写真編

微妙な天候コンディションでも、簡単テクでカバー!

綺麗な風景を撮るためには、太陽が逆光にならないように時間や場所を変えたりすることも必要ですが、特に恋人や友達との旅行中には天気の良い日を待ったり、1枚の写真のために逆光にならない場所を探して歩き回ったりすることは難しいですよね。

実際、私たちが熱海に行ったこの日も春の嵐が近づいていて、どんより雲って風も強く、マリーナや庭園の綺麗な写真を撮るのにあまり相応しくありませんでした。
そんなコンディションの悪い日でも、ちょっと上手に撮影するワザをご紹介します!

まずは、Aさんが撮った写真がこちら。

■Before写真はこちら

before写真1 撮影/Aさん

停泊しているヨットをメインに、海と後ろの山やホテルを撮りたかったそうです。ヨットがたくさん並んでいる風景は撮れていますが、海の広々とした感じが伝わりにくいのと、ヨットがたくさん映りすぎて全体が少しゴチャゴチャした印象になってしまっています。


風景だけではなく、写真を撮るときの基本の構図が、3分割法=人間が美しいと感じる、別名“黄金比”とも呼ばれる方法です。
例えば、空と海をメインに撮るときには空1:海2にしたり、撮りたいものが3つあるときには全部が1:1:1になるように意識して撮影します。
スマホでも設定でグリッドを表示すると、この3分割法に対応した縦と横の線が画面に出るので、簡単に使えるテクニックです。下の写真では、この3分割法を取り入れて、空:ヨット:海が1:1:1となるようにしました。

■After写真はこちら

After写真1-1 撮影/Ena

実は、あと2つ細かいテクニックを取り入れています。1つ目は、対角線構図です。木の枝や道路など直線的に伸びるものを、写真の対角線に配置すると視線の誘導や躍動感が得られたり、バランスのよい写真になります。
今回はヨットを右下から左上の対角線を意識して並べてみました。
また、この日はどんよりとした曇りだったので、まず撮影時のフィルターを“ビビッド”に設定して撮りました。その後、編集のところの“ライト”と“カラー”を20%くらいあげてみました。そうすることで、お天気がイマイチな日でも、色彩豊かな1枚を作り出すことができます。
 

after写真1-2 撮影/Ena

もう1枚、熱海マリーナの写真です。今度は、最近のデジカメやスマホであれば、ほぼ全部についているパノラマモードを使って撮った写真です。
パノラマを使うことで、その場所の広がりや全体の雰囲気を見せることができます。

観光スポット編

額縁効果を利用!文化財を美しく切り取る

次は、NHKの朝ドラの撮影にも利用されたことでも有名な、多くの文豪に愛された邸宅「起雲閣」。 こちらでは、日本庭園に注目してもらうために、窓枠や木の枝などを利用して、目の前の風景を額縁にはめ込んだような額縁効果を使った写真を撮ってみました。

まずは、Aさんの写真。縁側の窓枠に庭園をはめ込んで、庭が綺麗に目立つ写真になっています。

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before写真2 撮影/Aさん

でも、ちょっと惜しいポイントが。こちらの庭園の広さや奥行きを伝えきれていない、平面的な切り取り方になってしまっている所です。
そこで私が使ったのは、三角構図。画面に安定感を出したいときや、奥行きを表現したいときに使われる方法で、高い木や奥に伸びる道などを三角形に配置する方法です。 今回は、窓枠と、その奥の建物を三角を意識した角度で撮影してみました。 こうすると、日本庭園の緑だけではなく、奥行きのある広がりも感じてもらえるかと思います。

■After写真はこちら

After写真2 撮影/Ena

同じ方法で人物を入れて撮る場合はこんな感じになります。

After写真2-2

こちらで使っているアプリが、女子に人気の「BeautyPlus」です。ご存知の方も多いと思いますが、美肌加工やふんわりしたフィルターが何十種類もあって、人物を加工するには欠かせないアプリです。
こちらでは、一番自然なフィルターの“charm”をかけてからビネットをつけています。周りをワントーン暗くすることで、中心が引き立つ写真になるので、普段のコーデ写真にも使用しています♪

建物の水平・垂直を意識すれば本格的に

入口に立派な木造の表門があったので撮ってみました。建物を撮影する時の基本は、建物の水平・垂直のラインを真っ直ぐに撮るのがポイントです。
まずは、Aさんの写真。場所が坂道の途中だったので、体も少し斜めになっていたのか門が斜めになってしまっています。 また、門の奥に通路と植木が少し写っていますが、見せたいというよりも、見えてしまっているという感じです。

■Before写真はこちら

before写真3 撮影/Aさん

そこで、私が撮った写真が次のものです。
門の屋根や、門に続く塀の水平、柱が真っ直ぐになるように気をつけました。 また少し斜めから撮ることで、門の向こうの余計な物が写らないように心がけました。 斜めから撮ったので、立体感も出て真正面から撮るよりも迫力のある一枚になったと思います。

■After写真はこちら

After写真3 撮影/Ena

手軽に雰囲気が変えられる。簡単で意外なテクニックとは?

建物の中に素敵な家具を見つけて、一緒に写真を撮りたいって思うことありますよね。
ダイニングには暖炉もある洋風の“玉姫の間”。そこに併設されたサンルームに可愛いインテリアがあったので1枚。 こちらが、Aさんが撮ってくれた写真。

■Before写真はこちら

before写真3-2 撮影/Aさん

レトロな木製の家具の感じも伝わってきて、ピンクの花も良いアクセントになっています。こちらの写真、簡単なテクニックを使うだけであっという間にオシャレな1枚に変わります。

そのテクニックとは…鏡を利用する!です。

■After写真はこちら

After写真3-2 撮影/Aさん

鏡の反射を使って間接的に私を撮ってもらいました。
上の写真よりも家具や花瓶の全体を撮りつつ、人物も入れました。
また、鏡を利用することで部屋の奥も同時に写すことができて、写真に奥行きも出ました。鏡を使って自撮りをした写真はインスタでもよく見かけると思いますので、ぜひチャレンジしてみて下さい。


いかがでしたでしょうか。 高級なカメラを使わずにスマホでも、ちょっとしたテクニックで、かなりフォトジェニックな写真が撮れると思います! 皆さまのご参考にしていただければ嬉しいです。

写真・文/Ena(https://www.instagram.com/ena_cabin/)

Enaさんが訪れた熱海へ行ってみよう♪

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